【管理栄養士監修】離乳食の卵はいつから? 進め方は? マヨネーズや生卵は? 与える頻度やレシピも紹介
目次
離乳食初期におすすめの卵黄を使った離乳食レシピ
離乳食初期は卵黄だけを食べる時期です。卵黄だけを使った離乳食レシピを紹介します。
【卵黄少量】卵黄入りおかゆ
初めての卵黄に挑戦するときにおすすめのレシピです。
固ゆで卵の卵黄はパサパサした食感なので、初めては赤ちゃんも食べにくいです。おかゆに混ぜると、いつものおかゆ感覚で赤ちゃんも食べやすくなりますよ。
7倍がゆや固ゆで卵のレシピにもリンクがあるので、基本の作り方を再チェックしてみましょう。
【卵黄半分】はじめてのたまご粥
卵黄入りおかゆから卵黄の量を増やした玉子がゆのレシピです。おかゆの色が卵黄の黄色に染まっておいしそうですね。
中期以降に必要な卵の分量も紹介されているので参考にしてみてください。赤ちゃんが風邪をひいたときや体調不良のときにおすすめです。
【卵黄半分】ジャガっちゃ黄
じゃがいもとかぼちゃといった黄色っぽい野菜に卵黄を合わせたレシピです。ユニークなネーミングとおりの黄色が食欲をそそりますね。
赤ちゃんが食べやすいゆるさになるように牛乳の量を調節しましょう。離乳食の進め方によって調整しやすいレシピです。
【卵黄少量~1個分】ほうれん草と卵黄のとろとろ
卵黄とほうれん草、かつお出汁を合わせたレシピです。固ゆで卵の卵黄はパサパサしてしまいがちですよね。水分を含ませることで赤ちゃんも食べやすくなります。
合わせる野菜の種類や固さを変えれば、離乳食中期以降のレシピとしてもアレンジできますよ。
【卵黄1個分】卵黄かぼちゃプリン
砂糖を使わず、かぼちゃの甘味を生かしたレシピです。赤ちゃんでも食べやすいプリンなので、なかなか離乳食が進まないときのお助けレシピになるでしょう。かぼちゃがあれば簡単に作れる、卵の黄身とかぼちゃの黄色で見た目もかわいいプリンです。
離乳食中期におすすめの卵を使った離乳食レシピ
離乳食中期は、卵白を食べることができるようになり、全卵が使えるようになります。卵にしっかり火が通るように気をつけましょう。
【全卵4分の1】卵とワカメのうどん
大人が食べてもおいしそうなうどんレシピです。卵にしっかり火が通るように注意しましょう。
離乳食中期の段階では出汁だけ、離乳食後期以降はしょうゆを2~3滴足すなどアレンジしてみましょう。うどんを食べさせるときの定番レシピとしてもおすすめです。
【全卵4分の1】さわらと春菊、にんじんの卵とじ煮
魚と野菜をバランス良く食べることができるレシピです。赤ちゃんが食べる楽しさを感じられそうですね。
魚と野菜の組み合わせを変えれば、その時々で必要なものを食べさせることができます。魚のほぐし身は冷凍保存してストックしておくと便利です。
【全卵半分】たまご丼
出汁の風味がおいしい玉子丼のレシピです。丼にすると、忙しくてゆっくり食べさせる時間がないときに便利ですよね。
レシピでは砂糖としょうゆを使っていますが、離乳食中期は調味料を使わなくて大丈夫です。野菜を組み合わせたり鶏肉と合わせて親子丼にしたり、長くアレンジできるレシピです。
【全卵1個】ふわふわいり卵
卵とヨーグルトを合わせたふわふわの炒り卵レシピです。離乳食では全卵1個分を使わないため、卵が少しだけ残って困りますよね。炒り卵は冷凍できるので、まとめて作り置きしておきましょう。
【全卵1個】バナナミルクプリン
しっかり栄養が取れるおいしいデザートレシピです。離乳食としてだけでなく、離乳食を卒業してからのおやつとしてもおすすめです。
プリンは加熱が十分でないこともあるので、何度か食べて全卵にある程度慣れてから与えることをおすすめします。
離乳食後期におすすめの卵を使った離乳食レシピ
離乳食後期になると食べることができる食材や調理法が増えるため、卵を使ったレシピの幅も広がります。卵がメインでないレシピも増えてくるので、いろいろアレンジして参考にしてみてください。
【全卵4分の1】しらすとにんじんの茶碗蒸し
卵色がキレイな茶わん蒸しのレシピです。レシピではしらすとにんじんですが、鶏肉やほうれん草に変えたり好みの野菜を足したり、いろいろアレンジできます。
茶わん蒸しは加熱が不十分になりがちなので、電子レンジでしっかり加熱しましょう。
【全卵半分】フレンチトースト
手づかみ食べにおすすめのレシピです。食パンを卵液に浸して焼くだけなので簡単に作れます。
フレンチトーストは卵を使う定番レシピですよね。野菜をプラスしておかずとして食べたり、さつまいもやかぼちゃで甘みを足しておやつとして食べたり、いろいろアレンジしてみましょう。
【全卵1個】納豆とおかかのココットオムレツ
卵に納豆を加えた栄養たっぷりのレシピです。ココットで作ると、見た目がかわいいだけでなく、ココットごと冷凍保存できるので便利ですよ。冷凍の場合の保存期間は1週間ほどです。全卵1個でココット2つ分なので、ひとつは冷凍しておくといいですね。
【全卵1個】ほうれん草とひき肉卵焼き
ひき肉を入れてボリュームを出した卵焼きのレシピです。「卵焼きだけじゃ少ないかな?」というときに活躍してくれます。
ほうれん草以外の野菜を加えてさらにボリュームアップするのもおすすめです。苦手な野菜も卵焼きにすると食べやすくなりますよ。
【全卵1個】お豆腐バナナケーキ
豆腐とバナナという意外な組み合わせのケーキです。しっかり泡立てたメレンゲでふんわりとした食感を作りましょう。豆腐を使っているのでとてもヘルシーなケーキに仕上がります。多めに作って冷凍しておくと便利ですね。
離乳食完了期におすすめの卵を使った離乳食レシピ
離乳食完了期になると、大人が食べてもおいしそうなレシピが増えてきます。1回で使う卵の量も増えてくるので、パパママと一緒に食べることができるメニューを作ってあげたいですね。
【卵白1個分】手作り魚肉ソーセージ
手づかみで食べる魚肉ソーセージのレシピです。卵白を使うので、卵黄のみを使うレシピとの組み合わせをおすすめします。魚肉ソーセージは市販品だと塩分や添加物が気になるため、手作りできると安心ですね。スパイスで味付けすれば、パパママ用としてもおいしく食べることができますよ。
【全卵半分】さつまいものひよこおにぎり
離乳食完了期になると、見た目の印象もポイントになってきますよね。子供が喜ぶひよこの顔をしたおにぎりのレシピです。並ぶとかわいいおにぎりは、パーティーメニューとしても活躍してくれそうですね。
【全卵半分】ロールパンでパンキッシュ
電子レンジで簡単にできるキッシュのレシピです。火を通したあとで表面に焼き色をつけて、見た目も香りもおいしく仕上げています。見た目が豪華なので、子供も喜んでくれますよ。火を使わずにロールパンをアレンジして、いつもと違う食べ方をしてみましょう。
【全卵1個】栄養素を一気に入れた卵炒飯
赤ちゃんが離乳食をあまり食べてくれないときは、いろいろ混ぜてしまいましょう。冷蔵庫にある野菜をいろいろ混ぜてアレンジするのもおすすめです。豆腐の水気で、炒飯というよりはリゾットのような軟らかい食感になります。その分食べやすくなるので、子どもの食も進みますよ。
【卵1個】ヨーグルト入りの美味しい卵蒸しパン
ヨーグルトのしっとり感がおいしい蒸しパンのレシピです。ふんわり卵蒸しパンは、子供のおやつとしてだけでなく、パパママのおやつとしてもおすすめですよ。
離乳食完了期はパパママも同じものを食べることができるので、食べることを通してのコミュニケーションが楽しくなりますね。
まとめ
アレルギーが心配な卵は、卵黄から段階を踏んで与えることが大切です。アレルギーと食中毒防止のために、卵にはしっかり火を通してください。赤ちゃんの体調が悪い場合、うまく消化できずにアレルギーの症状が出ることもあるので、何度か食べて大丈夫だったからといって油断しないようにしましょう。
卵が使えると離乳食のメニューの幅が一気に広がります。冷凍保存で工夫して、赤ちゃんに栄養たっぷりの卵をおいしく食べさせてあげましょう。