子供が野菜などの食べ物を嫌うのはなぜ? 好き嫌いを減らすには? 保育士がアドバイス!

子供はなぜ野菜などの食べ物の好き嫌いがあるのか?

なぜ子供は好き嫌いをするの?
子供が何でも食べてくれたらどんなに嬉しいか…。「そもそもなんで食べてくれないの?」とパパママなら一度は思ったことがあるでしょう。子供のことを思えば、食べて欲しい気持ちは大きくなり焦りや不安に繋がりかねません。この記事では、野菜嫌いの子供に悩むパパママの焦りや不安が少しでもなくなればいいなと思い、保育士の経験から「子供の野菜嫌い」について書いていきたいと思います。

子供はなぜ野菜などの食べ物を嫌うの?

子供はなぜ食べ物の好き嫌いがあるのでしょうか。好き嫌いがある理由としては

  1. 子供が本能的に嫌うもの
  2. 未体験の食材への恐怖
  3. 味や食感が受け付けない
  4. 味や食感が受け付けない
  5. 発達障害

などが言われています。ただ、「うちの子はこの中のどれなの?」と野菜の好き嫌いの理由探しに悩むことはオススメしません。原因があって結果があるのだから、まず原因を知りたい!と思うのは当然ですが、日々の育児の中でそこを突き詰めていくのはとても労力が入ります。そしてパパママの心も疲れてしまいます。

保育園でも食べない子への対応を話し合いますが、食べない理由を明確にしよう!と突き詰めず、いろいろな可能性を日々の食事の中で探っていきます。例外としては、何も口にしない、食べなくて体重が減っていく、拒否の仕方が激しい、かなりの偏食で栄養が心配、などがあります。これらも食事の一面からだけでなく生活全般を見て保育士間や保護者も交えて話し合います。

もちろん、家庭でも乳幼児期に体重の減少や栄養面での心配があれば迷わずかかりつけのお医者さんに相談するといいでしょう。しかし、体重もしっかり増えていて活発に普段と変わらず日常生活が送れているのであれば、野菜嫌いの原因を頭に入れて「これかもしれないなぁ…」程度の意識で改善策を試していくことで足りることがほとんどです。あまり深刻にならないことも楽しい育児のコツです

我が子だけ? みんなの野菜などの食べ物の好き嫌いのリアル

我が子だけ? みんなの野菜の好き嫌いのリアル
子育て中のママは孤独になりがちです。子供が保育園や幼稚園に通っていると保育士や幼稚園の先生と子育ての悩みを共有する機会もありますし、ママ友もできやすいです。しかし、小さな子供を家庭で育児をしているときは孤独を感じてしまいがちです。なかなか友達を作ることも億劫で、公園や子育て支援センターでママが人見知りしてしまうことも多いでしょう。そうなると悩んだ時にどうしてもネット検索やテレビの情報に偏ってしまいがちです。膨大な情報に振り回されそうになります。ここでは筆者の保育士としての経験からみんなのリアルな姿を交えて育児のコツを見ていきたいと思います。

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パパママが子供に食べて欲しい食事

パパママが子供に食べて欲しいもの
子供のことを思い、栄養のあるもの、バランスの良いもの、野菜をたくさん食べて欲しいというのは子供を思う親ならばみな思うことです。特に「野菜を食べてほしい!」というのはどの家庭でも共通でしょう。さらに、手作りの無添加の食事、できれば味の薄いものを…これもパパママの願いかもしれません。もちろん、これらはとても大切なことで目標にして欲しいです。が、「これら以外は悪だ」というのは危険ではないでしょうか。何事もちょうどよい塩梅、その子その子にあったものがあります。子育てに正解はないように、パパママが子供のために一生懸命考えそしてそれぞれ家庭の生活に合った食生活にしていきましょう。

子供が食べたい食事

子供が食べたい食事
パパママが子供に食べて欲しいものを見てきましたが、子供は「なぜそれを食べないとダメなのか」は知りません。「体に良いから食べるんだよ」この言葉がしっかりと伝わり自分で考えられるようになるまでは、嫌だと思うものを積極的に食べるのはなかなか難しいでしょう。乳児のうちは、色、食感、形など味以外にも子供が拒んでしまう理由があります。乳児は舌触りの良いものを好み、色でも選びます。「そんなことが理由なの?」という所に偏食の理由があることがあります。

なので、まずは子供の食べたいもの、食べたくないものの傾向を知ることが大切で、それをもとに「どうしたらよいのか」を考え、時には一旦諦めることも大切です。緑の野菜が嫌いな子に毎日毎食、緑の野菜を出し続けて「一口食べなさい」と躍起になることは必ずしも良いこととは限らないからです。

「では保育園ではどうしているのか?」を次に見ていきたいと思います。

保育園では野菜などの食べ物の好き嫌いをどうしているの?

保育園の食事でも子供の食事の好き嫌いはつきものです。しかも、ちゃんと食べさせなけばという使命感もあり、保育士も悩みます…それも何人分も。「なんで食べてくれないのかなぁ」と思うこともしばしばです。特に野菜が嫌い子供は多いです。全く口を開けない子、促されしぶしぶ口に入れるが出してしまう子。どんなに小さくても緑色を見つけ出す能力を備えている子もいます。そうなると、もう知恵比べのようになります。

嫌いな食べ物を見えないように隠してみることから始めることもあります。これでは根本的な解決になっていないように思えるかもしれませんが、実は大きな一歩です。保育士でさえその一歩一歩毎日積み重ねているので、おうちでパパママが辛くなることは決しておかしいことではありません。ではそんな時私達がどうしているのかを次に見ていきながらパパママがコツを知る機会になればととおもいます。

子供の野菜などの食べ物の好き嫌いを減らしていくコツ

好き嫌いを減らしていくコツ
保育士がオススメする食事のあれこれを紹介します。とにかく楽しく食べる!がポイントです

野菜などの食べ物の好き嫌いを減らすコツ1:食事の出し方

食べ物の好き嫌いを減らすコツ1:食事の出し方
育児書にはこういうレシピが良いとあるから…とそのままを出しても食べないとき、まるで自分と我が子が間違っていると錯覚してしまいがちです。そこで決して自分と我が子を否定しないでください。子供はそれぞれです。育児書1つでみんなが解決するならそんな簡単なことはありません。みんなが悩むということはみんなそれぞれ違うからです。食事の出し方でも、我が子はこっちのほうが向いてると思えばぜひそうしてみてください。

例えば、人参はスティックにして茹でて持たせる…とレシピには書いてあるかもしれませんが、それで食べないのなら刻んだり炒めたりなんでもやってみることです。子供の好きな味付けににしたり、ごはんに混ぜたりすることから始め、その素材を食べることへの恐怖心や嫌悪感をなくしていく方法もあります。さすがに保育園ではそのような一人ひとりに合わせた柔軟な対応は難しいですが、家庭ならば我が子の好みだけに合わせることができます。それぞれの子供の食べ物の好みに合わせるとこができるのも家庭保育の良さです。保育園ではみんな同じ形態で出て来るのでなかな個々に合わせるとこは難しいです。

野菜などの食べ物の好き嫌いを減らすコツ2:言葉掛け

食べ物の好き嫌いを減らすコツ2:言葉掛け
食事の出し方については保育園では難しいとしましたが、ぜひ参考にして欲しいのが「言葉掛け」です。ママの「言葉掛け」で食べられるものが増えることが多々あります。保育士は常に子供に向けて声を掛けています。家では家事をしながら…TVを気にしながら…携帯を合間に…等にパパママもなかなか子供に100%神経研ぎ澄ますことはなかなか難しいかもしれません。筆者も二児の母ですが保育士としての接し方を我が子に出来たことはほとんどない気がします。我が子には感情的になってしまったりと反省しきりです。

言葉掛けのコツはしっかり子供に意識を向けることです。パパママがどこか上の空たっだり他のことを意識していると子供には伝わります。まずは手始めに10分! 真剣に子供の表情を見て言葉を掛けどんな言葉に反応するのか、ちょっとした表情の変化を見つけてみて下さい。例えば、電車が好きな子供ならスプーンを電車に見立てて「がたんごとん野菜電車がトンネルに入ります」と言って口に運んでみるなど。とにかくたくさん楽しくなる言葉を並べて子供の楽しい気持ちを引き出してください。

もう一つの言葉掛けのコツは子供の気をそらしてみることです。子供の時に「あ! UFO!」と空を指差して友達が上を見るのを楽しんで遊んだ記憶ありませんか? その要領で「野菜を食べたくない」が頭の中を占領して頑固になっている子供に食事以外の話をしてみます。大人だって気分転換が大切ですよね。少し余裕(隙)ができ「うっかり食べてしまう」ことがあります。この「うっかり」はとても大事で子供にとって案外嫌じゃないかも…という小さなきっかけになることがあります。そしてそこでたくさん褒めてあげることで食べれたことが喜びに変わります。この「うっかり」からの喜びを積み重ねていくこともコツの一つです。

野菜などの食べ物の好き嫌いを減らすコツ3:雰囲気作り

食べ物の好き嫌いを減らすコツ3:雰囲気作り
食事で大切なことは食事が楽しい時間になることです。食事自体が億劫になってしまっては食べられるものも食べられなくなってしまいます。保育園ではよく食事の前に歌を歌ったり食事に関連する絵本を読んで食事が楽しみになるように心がけています。例えば、野菜の絵本を読んで野菜へ興味が出るようにしていきます。そして食事中も楽しい会話を大切にしています。イライラしていまうこともあるかもしれませんが、パパママが笑顔でいるだけで子供は嬉しくなります。その嬉しさを食べる喜びに繋げられると食事はとても楽しくなります。

野菜などの食べ物の好き嫌いを減らすコツ4:食べたい気持ちを育てる

食べ物の好き嫌いを減らすコツ4:食べたい気持ちを育てる
食事は子供の気持ちを育てることにも一役買います。
「嫌いな食事を食べようとする」→「嫌なことにも立ち向かう心」
に繋がっていきます。子供が嫌がるから野菜は出さない、子供が嫌がるから…で献立を決めると子供は嫌だと言えばなんとかしてくれるんだと思ってしまいます。毎日毎食嫌いな野菜を出すのは避けたほうが良いと前述しましたが、全く避けてしまうというのは逆効果です。ちょっとずつでも、夕食だけでも子供がちょっと頑張るポイントを作っていくことが大切です。年齢によって出すタイミングや頻度は違いますし子供一人ひとりに合わせてひとかけらの野菜でも良いので、少しのハードルを作り、乗り越えた時の喜びを一緒に味わって行きましょう。

野菜などの食べ物の好き嫌いを減らすコツ5:パパママと一緒に食べる

食べ物の好き嫌いを減らすコツ5:パパママと一緒に食べる
オススメなのは、パパママも一緒に食事をすることです。大変だから、ゆっくり食べられないからと子供の食事の後にパパママの食事という家庭も多いのではないでしょうか。しかし、子供は見て学びます。野菜に限らすですがパパママが美味しそうに食べる姿が何よりのお手本になります。それは食事のマナーにも言えることですのでパパママがしっかり楽しく食べる姿を見せていきましょう。保育園では1対1での食事というのはなかなか難しいので、0歳、1歳のうちは保育士は別の時間に食べることが多いですが、2歳くらいになると子供と椅子を並べて一緒に食べます。先生も一緒にというのは子供にとっても嬉しいことです。そして美味しそうに野菜を始め何でも食べます。子供はその姿をしっかりと見ています。

まとめ

まとめ
今回は子供の好き嫌い、特に野菜嫌いについてまとめました。他にも「自分で育てた野菜なら食べる気持ちになる」といったこともありますが、野菜作りのハードルは思ったより高いですしパパママの無理に繋がってイライラが増えてしまうことは子供にとっても良いことではありません。子育てはちょっとしたコツで上手くいくことがあります。無理をせず言葉だったり気持ちだったり…「え?そこなの?」とツッコミを入れたくなるポイントがあったりします。ぜひその我が子のツッコミポイントを探して楽しんでみてください。