【管理栄養士監修】離乳食のしらすはいつからOK? 初期の注意点・塩抜き・冷凍保存・レシピも紹介

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管理栄養士 土谷千絵

管理栄養士 土谷千絵

管理栄養士 離乳食アドバイザー。乳アレルギーの我が子がきっかけで食選力を伝授中。子育て経験を活かしながら出張作り置きサービス「シェアダイン」にて離乳食つくりおきプランでママたちのサポートをしている。土谷シェフに出張作り置きを依頼したい方はこちら

離乳食のしらすはいつからOK?

離乳食のしらすはいつからOK?
しらすは、生後6ヶ月頃の離乳初期、離乳食開始後1ヶ月程度経って赤ちゃんが食べ物を飲み込むのが上手になってきた頃から食べさせることができます。ただし、初めてのタンパク質食材としては植物性の豆腐が良いとされているので、赤ちゃんが豆腐を食べるのに慣れた後に、次の動物性のタンパク質食材としてしらすを与えてみましょう。初めてしらすを赤ちゃんに与える場合は、しっかりとしらすの塩抜きをして、なめらかにすり潰し、お湯で伸ばしてスプーン1杯分から与えてみましょう。

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しらすに含まれる栄養素は? 離乳食におすすめ理由

成長に欠かせないタンパク質やカルシウムが豊富

成長に欠かせないタンパク質やカルシウムが豊富
しらすには、栄養素として主に、筋肉や内臓など体を作るタンパク質、丈夫な骨や歯を作るために欠かせないカルシウム、血液を作るために必要となる鉄分、カルシウムの吸収を促進するビタミンDが含まれています。しらすには、記憶力や集中力を向上させ学習能力を高めるDHAも含まれており、しらすは赤ちゃんの成長のためにぜひ食べさせたい食材の1つです。

しらすは調理も簡単で離乳食におすすめ

しらすは調理も簡単で離乳食におすすめ
しらすを離乳食として使う場合、基本的にはしらすをお湯にひたして塩抜きし、すり潰すだけで調理完了なので、さほど手間がかかりません。手早く離乳食の準備ができるので、しらすはママにも嬉しい食材です。栄養が豊富で調理も簡単なしらすは、積極的に離乳食に取り入れていくといいですね。

しらすを食べさせる時の注意点

しらすを食べさせる時の注意点
栄養価が高く調理も簡単なしらすですが、赤ちゃんは体が未熟なため、離乳食としてしらすを食べさせる場合にはいくつかの注意点があります。順番にご説明します。

しらすは塩分が多いので塩抜きが必要

しらすは塩分が多いので塩抜きが必要
しらすは製造過程で塩茹でされていて塩分が多いので、赤ちゃんに離乳食として与える場合には塩抜きが必須です。塩分が多いまましらすを与えてしまうと、赤ちゃんの内臓は未熟なため負担になってしまいます

また、濃い味に慣れてしまうと、赤ちゃんは薄味の食べ物を食べたがらなくなってしまいます。特に離乳初期では、味付けせずに赤ちゃんに素材の味をそのまま味わわせてあげることが基本となりますから、しっかりとしらすの塩抜きを行いましょう。しらすの塩抜きは、離乳食が完了する1歳~1歳半頃までは行う必要があります

しらすはおかゆや野菜に混ぜて食べさせるのがおすすめ

しらすはおかゆや野菜に混ぜて食べさせるのがおすすめ
しらすは、鮮度によってはすり潰すと苦味が出る場合があります。苦味が出てしまうと、たとえお湯やだしで伸ばして薄めても苦味はなくならず、赤ちゃんが嫌がってしらすを受け付けなくなってしまう可能性があります。調理後にパパママが味見してみて、しらすに苦味が出ている場合は、おかゆや野菜のペーストと混ぜたり、すり潰した豆腐と混ぜたりして、他の食材と合わせてから赤ちゃんに与えるのがおすすめです。

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しらすの食べ過ぎは胃に負担がかかる

しらすの食べ過ぎは胃に負担がかかる
栄養価の高いしらすですが、赤ちゃんは胃腸が未熟なため、食べ過ぎると胃腸に負担がかかり消化不良につながるおそれがあります。しらすを離乳食として与える場合は、初期はスプーン1杯程度の少量にとどめ、離乳食の段階に応じて、少しずつ食べさせる量を増やしていきましょう。

アレルギーの発症に注意(魚卵・えび・かになど)

アレルギーの発症に注意(魚卵・えび・かになど)
しらすを赤ちゃんに初めて与える場合は、小さじ1くらい(離乳食スプーン4~5杯程度)の量だけ与え、アレルギー症状が出ないかどうか24時間程度注意深く観察しましょう。しらすには、捕獲された時点で小さなえびやかにが混ざってしまっている場合があり、そのまま販売されているので、意図せず甲殻類アレルギーの原因となるえびやかにを赤ちゃんに与えてしまうおそれがあります。

また、しらすには卵巣があり、魚卵アレルギーの原因となる可能性もあります。万が一アレルギーを発症してもすぐに病院に連れていけるように、初めてしらすを赤ちゃんに与える場合は、かかりつけの病院が開いている午前中にすると安心です。

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どんなしらすを買うべき? ちりめんじゃこでもいいの?

どんなしらすを買うべき? ちりめんじゃこでもいいの?

しらす干しや釜揚げしらすを選ぼう

赤ちゃんにしらすを与える場合、水分量が多くて柔らかい釜揚げしらすか、しらす干しを選びましょう。しらすには種類があり、水分量が80%程度のしらすが「釜揚げしらす」、70%程度のしらすが「しらす干し」、50%程度のしらすが「ちりめんじゃこ」ですが、ちりめんじゃこは赤ちゃんには固く離乳食には向いていないので避けましょう。ただし、水分量が多い種類のしらすは、傷みやすい面もあるので、賞味期限にかかわらず購入後なるべく早めに使い切りましょう。

しらすの調理方法

しらすの調理方法
離乳食としてしらすを赤ちゃんに与える場合の調理方法をご説明します。

しらすを塩抜きする

まずはしらすを塩抜きしますが、塩抜きには3つの方法があります。一番おすすめなのは、しっかりと塩抜きできる熱湯で茹でる方法です。しかし、鍋で茹でるのはやや手間がかかるので、茶こしを使って熱湯にひたす方法や、レンジで加熱する方法で手早く塩抜きしてもいいでしょう。しらすを塩抜きすると風味が損なわれるのではないかと感じるかもしれませんが、むしろ塩気が抜けてお魚本来の味が生き、美味しく感じられるようになりますよ。

熱湯で茹でる

鍋でお湯を沸かし沸騰したらしらすを入れて、1分ほど茹でて、その後ざるや茶こしにあげて水気を切ります。

レンジで加熱する

耐熱容器にしらすと、しらすがかぶるくらいの水を入れ、ラップをしてレンジにかけます。加熱時間の目安は、しらす小さじ1程度で1分くらいです。その後ざるなどにあげて水を切りましょう。

茶こしを使って熱湯にひたす

器に持ち手付きの茶こしをセットして、しらすを入れ熱湯を注ぎます。しらすをお湯に浸した状態で数分置き、水気を切ります。しらすに熱湯を回しかけるだけでは十分に塩抜きできないので注意してくださいね。

しらすの塩抜きをする場合に、持ち手の付いた茶こしが便利で役に立ちます。ざるよりも目が細かいため、しらすが目に詰まったり流れ出てしまったりすることもありません。茶こしは、しらすを入れお湯にひたして塩抜きするのに使えるほか、しらすの水切りにざる代わりに使ったり、しらすを裏ごししたりするのにも使えます。茶こしは100均でも手に入りますよ。

離乳初期:すり潰す・裏ごしする

離乳初期では、塩抜きしたしらすをすり鉢とすりこぎ棒を使ってすり潰すか、裏ごし器を使って裏ごしして、お湯を加えながらなめらかなペースト状にします。裏ごし器の代わりに茶こしを使って裏ごしすることもできますよ。

離乳中期:刻む

離乳中期では、塩抜きしたしらすをみじん切りにして食べやすい大きさにします。

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離乳後期以降:塩抜きだけ! そのままの形でOK

離乳後期以は、塩抜きしたしらすをそのまま与えられます。大きいしらすがあった場合だけ、食べやすい大きさに切ってあげましょう。

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しらすの保存方法は?

しらすの保存方法は?

冷凍ストックがおすすめ

しらすは冷凍できる食材なので、下ごしらえした後に冷凍保存しましょう。方法としては、塩抜きし水気を切った後、離乳食の段階に合わせてすり潰したり刻んだりして下ごしらえします。その後、小分けにして製氷皿や離乳食用フリージングトレーなどに入れ、冷凍します。

冷凍保存期限は約1ヶ月ですが、冷凍保存後しらすの風味や栄養はどんどん損なわれていくので、なるべく早めに使い切りましょう。ちなみに冷蔵保存の場合は、期限が3日ほどなので、使い切れないと思ったら早めに冷凍保存しましょう。

次のページでは、しらすを使ったおすすめレシピとベビーフードやふりかけをご紹介します。

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管理栄養士 土谷千絵

管理栄養士 土谷千絵

管理栄養士 離乳食アドバイザー。乳アレルギーの我が子がきっかけで食選力を伝授中。子育て経験を活かしながら出張作り置きサービス「シェアダイン」にて離乳食つくりおきプランでママたちのサポートをしている。土谷シェフに出張作り置きを依頼したい方はこちら