【管理栄養士監修】生後11ヶ月は離乳後期! 赤ちゃんの離乳食のスケジュールや進め方のポイントは?
目次
生後11ヶ月の赤ちゃんにおすすめの離乳食レシピ
生後11ヶ月の離乳食作り、毎日メニューを考えるのは大変ですよね。赤ちゃんが大好きな食べ物や栄養面を考えたアレンジレシピを、食材別に紹介します。
生後11ヶ月の離乳食におすすめな食材、レシピ:納豆
生後11ヶ月の赤ちゃんは、手づかみで離乳食を食べるのが大好き! 粘りの強い納豆は、おやきや少量のひきわり納豆をご飯に混ぜて食べさせてあげるのがポイントです。納豆が苦手な赤ちゃんも「納豆チャーハン」なら食べてくれる場合もあるのでお試しあれ。
生後11ヶ月の離乳食におすすめな食材、レシピ:野菜
野菜は茹でたり、蒸したりと、さまざまなアレンジレシピが作れます。野菜の種類によって離乳食を受け付けない赤ちゃんもいるので、そんな時は見た目や味を変えてみてはいかがでしょうか。手づかみ食べの練習にぴったりな「ツナ大根のもちもちおやき」もおすすめ。
生後11ヶ月の離乳食におすすめな食材、レシピ:肉
肉は食感や固さの問題から、離乳食で食べ残しの多い食材です。赤ちゃんが食べやすいように一口ハンバーグやそぼろにするのがいいですね。また、鶏ひき肉を使った「麻婆豆腐煮」も、赤ちゃんが食べやすいのでおすすめです。とろみをつけることで味も絡み、ぼそぼそしたお肉も食べやすくなりますよ。
生後11ヶ月の離乳食におすすめな食材、レシピ:魚
栄養満点な魚ですが、パサパサ感が強く苦手な赤ちゃんが多い食材のひとつ。魚を離乳食に使う時は、食べやすいようにスープや手づかみ用ハンバーグがおすすめです。「マグロとカブのトマト煮」は、魚も野菜も一緒に食べられるので栄養満点です。
生後11ヶ月の離乳食におすすめな食材、レシピ:ごはん(おかゆ)
離乳食のメインであるおかゆは、マンネリ化しやすく食べ残しが気になりませんか? パクパク離乳食を食べてくれるように、手づかみレシピにアレンジするのがおすすめです。おかゆに飽きた赤ちゃんには、「小松菜ふりかけおにぎり」など、少し味を変えてあげると食べてくれるかもしれませんね。
生後11ヶ月の離乳食におすすめな食材、レシピ:パン
パンは生後11ヶ月の赤ちゃんが自分で食べられるため、大人気の離乳食メニューです。市販のパンもいいですが、自宅で手軽に作れるパングラタンなど、アレンジレシピに挑戦してみては? 電子レンジで簡単にできる「黄色野菜パングラタン」のレシピ。忙しい朝でも栄養が摂れるのがうれしいですね。
生後11ヶ月の離乳食におすすめな食材、レシピ:麺類
つるんと食べやすい麺類は、生後11ヶ月の赤ちゃんの大好物! 麺類に栄養豊富な野菜や魚を混ぜ合わせると、副菜の食べ残す心配がありません。和風だしが美味しい、野菜たっぷりのうどんは赤ちゃんが喜びます。
生後11ヶ月の離乳食におすすめな食材、レシピ:豆腐
どんな食材とも相性バッチリの豆腐は、そのまま離乳食で食べさせるより茶碗蒸しや手づかみ用おやきのアレンジがおすすめです。豆腐はほんのり甘みがあるので、離乳食を食べてくれない赤ちゃんも美味しく完食してくれますよ。「豆腐ハンバーグ」のレシピは手を汚さずに作れるのでおすすめです。
生後11ヶ月の離乳食におすすめな食材、レシピ:たまご
タンパク質が豊富なたまごは、離乳食の栄養が気になる時に取り入れて欲しい食材のひとつ。ゆで卵以外にも、オムレツや親子丼と赤ちゃんが大好きなたまご料理はたくさんあります。お粥に飽きてきたかなと感じたら、レンジで簡単に作れる「手づかみオムライス」をあげてみましょう。
生後11ヶ月の赤ちゃんが離乳食を食べなくなった時の解決策
好奇心旺盛な生後11ヶ月は、離乳食を食べている途中で遊び始めたり一切食べなかったりと、スムーズに食事が進まないことも珍しくありません。食事の時はおもちゃやテレビが見えないように環境を見直したり、食材の固さや味付けなどを調整してみる方法も1つです。
離乳食を急に食べなくなった時は、次の方法も試してみてくださいね。
食事の時間やルールを決める
遊び食べが始まる時期でもある生後11ヶ月の赤ちゃんは、離乳食を完食できない日が増えてきます。しっかり食べてくれないことに、ついイライラしてしまいますが、食事の時間をパパママで決めて家庭のルールを作りましょう。
授乳と食事の時間の間隔が短いと、離乳食を食べる時にお腹が空いていないから食べない可能性もあります。授乳と離乳食の時間を決めて、リズムを整えてあげるといいでしょう。
また赤ちゃんが食事に集中できずに遊び始めてしまう場合は、「食事時間が過ぎたら、離乳食を片付けてダラダラ食べ続けるのを止めさせる」というルールを決めるのも1つの方法です。栄養面は1日の食事の量が生後11ヶ月の目安量に達していれば、大きな心配はありません。
ベビーフードを使う
せっかく作った離乳食を赤ちゃんが食べてくれないと、とても残念な気持ちになりますよね。まだ生後11ヶ月ですが、赤ちゃんにだって好き嫌いはあります。毎日同じメニューや味付けだと離乳食に飽きてしまい、「食べたくない」と感じることでしょう。そんな時は、ベビーフードを組み合わせて、いつもの離乳食をアレンジしてみてはいかがでしょうか。生後11ヶ月用のベビーフードは、レパートリーが豊富なので栄養面の心配もありませんよ。
離乳食でよく食べるものを観察
離乳食の食べムラが増える生後11ヶ月の赤ちゃん、毎日好んで食べている食材や味付けをパパママが観察するのもポイントです。食材の調理方法によって、好みが分かれるケースがあります。例えば、調理方法によって食感が変わる魚は、焼くより茹でたり蒸したりして餡かけにした方が食べやすいです。離乳食を食べてくれない時は、赤ちゃんの好みに合わせて作り方を変えてみてください。
まとめ
生後11ヶ月の離乳食は、少しずつ1回の量が増え、食材の固さ・大きさが大人に近づいてきます。しかし、大人と同じ味付けでそのまま与えないように十分気をつけてください。この時期の赤ちゃんは薄味を中心とした離乳食なので、天然のだし汁や野菜スープ等上手く使って旨味を活かしつつ、さまざまな食材の食感や味を赤ちゃんに経験させてあげたいですね。