食物アレルギーがある子供の離乳食はどうする? アレルギー対応のおすすめベビーフードを紹介
目次
食物アレルギーとは?
摂取した食物が原因となり、じんましん・湿疹・下痢・咳・ゼーゼーなどの症状を引き起こす「食物アレルギー」。今や国民の3人に1人は、何かしらのアレルギーを抱えています。特に1歳未満の赤ちゃんが食物アレルギーを発症しやすくなっており、場合によっては重篤な症状を引き起こしてしまうことも。離乳食やベビーフードは、赤ちゃんや子供のペースに合わせて慎重に進めていきましょう。
赤ちゃんや子供が食物アレルギーと診断されたら?
赤ちゃんや子供に食物アレルギーの疑いがある場合には、まず病院で検査を受けてください。食物アレルギーと診断されたら、原因となる食物を食べない「食物除去」を行うのが一般的。医師の指導のもとで、食べられる範囲を確認しつつ、徐々に広げていきます。幼少期に発症した食物アレルギーは、成長とともによくなるケースが多いです。
アレルギー対応のベビーフードがあるの?
ベビーフードは作る手間が省け、そのまま赤ちゃんや子供が食べられるので便利ですよね。食物アレルギー対応のベビーフードは、ほとんどのメーカーから販売されています。
特定原材料7品(7大アレルゲン)の表示が義務付けられている
ベビーフードのパッケージや商品説明の部分を確認してみましょう。食物アレルギーの発症数が多く、症状が重篤になりやすい「えび・かに・卵・牛乳・小麦・そば・落花生(ピーナッツ)」計7つの食品の表示が義務付けられています。これにより食物アレルギーの子供に対して、安心安全な美味しい離乳食を提供できます。
特定原材料に準ずる20品目は推奨表示
特定原材料7品以外の食品にも、食物アレルギーを発症する子供がいます。アワビ・イカ・オレンジ・大豆・鶏肉・牛肉・豚肉など、これらを含めた20品目は、表示を勧められている食品です。
メーカーによっては、しっかりと表示しているものもあるので、パパママも食物アレルギーの赤ちゃんに合ったベビーフードが選べます。
アレルギー対応のベビーフードを発売しているメーカーは?
ここからは、食物アレルギー対応のベビーフードを発売しているメーカーをご紹介します。
アレルギー対応のベビーフード:キユーピー
豊富なラインアップを取りそろえたキユーピーのベビーフード。食物アレルギーが気になるパパママ向けに「特定原材料(アレルゲン)不使用」のベビーフードを展開しています。計27品目のアレルゲン情報を分かりやすく記載。生後5ヶ月頃の離乳食から、1歳4ヶ月頃までの食事をサポートしてくれますよ。
アレルギー対応のベビーフード:和光堂
和光堂のベビーフードは「7大アレルゲン不使用」と、パッと見たときにも分かりやすく表示されています。全ての月齢にアレルギー対応の離乳食があるので、成長に合わせてベビーフードを選べます。和光堂公式サイトでは、アレルゲン不使用商品を簡単に検索できるので、ぜひチェックしてみましょう。
アレルギー対応のベビーフード:森永乳業
森永乳業のベビーフードは、「手作りの離乳食しか安心できない」「食品や添加物が気になる」というママにおすすめ。着色料・香料・保存料・増粘剤といった食品添加物不使用に加え、国産のお肉や野菜などを100%使用しています。さらに、アレルギー対応のベビーフードを月齢ごとに販売しているので、アレルギー持ちの赤ちゃんにもぴったり。
アレルギー対応のベビーフード:Pigeon
ピジョンからは管理栄養士監修の離乳食が人気。原材料に含まれる27品目のアレルギー物質を分かりやすく表示しているので、子供に合ったものが選べます。離乳食以外にも、赤ちゃん向けのせんべい、レンジで蒸しパン、ケーキセットなども販売しているので、アレルギー情報を確認しつつ、赤ちゃんのおやつタイムをママと一緒に楽しみましょう。
アレルギー対応のベビーフード:ビーンスターク
ビーンスタークのベビーフードは、特定原材料7品目、特定原材料に準ずる21品目を表示。公式サイトではアレルギー情報が誰でも分かるように、各商品のアレルギー食品を表にして公開しています。5ヶ月頃から食べられるおかゆのベビーフードは、6種類の野菜をすりつぶしているので、赤ちゃんが喉越しよく食べられます。
7大アレルゲン不使用のおすすめのベビーフード
上記で紹介したメーカーの商品のうち、特定原材料7品目不使用のベビーフードを月齢別にご紹介していきます。
おすすめのベビーフード:生後5ヶ月頃から
離乳食は生後5ヶ月頃からスタート。始めのうちは、1つの食品を1日1さじずつ食べさせながら離乳食を進めていきます。
キユーピー 緑のお野菜とさつまいも(うらごし)
「食物アレルゲン7品目不使用」で、緑の野菜とさつまいものペーストが入っている瓶詰めのベビーフード。持ち運びに便利なだけでなく、フタを開ければそのまますぐに食べられるので外出時にぴったり!
キユーピー トマトとりんご
こちらも瓶詰めのベビーフードで、特定原材料7品目が不使用です。トマトとりんごの優しい酸味で赤ちゃんもご機嫌に。初めてのデザートにもおすすめですよ。
和光堂 初めての離乳食 裏ごしほうれんそう
ほうれん草のペーストがお湯を入れるだけで完成! フリーズドライになったほうれん草のキューブが1袋に3個入っています。原材料はほうれん草だけなので、もちろん特定原材料7品目を含みません。
おすすめのベビーフード:生後7ヶ月頃から
生後7ヶ月からは、1日2回食になります。食べられる食材も増えるので、少しずついろいろな味に慣れさせていきましょう。
和光堂 栄養マルシェ 彩り野菜のベビーランチ
和光堂のベビーフードには、7大アレルゲン不使用のお弁当があります。2種類入っているのでボリューム満点。スプーンはお出かけ時に重宝します。
キユーピー ハッピーレシピ ささみと野菜のリゾット
商品名の上にしっかりと記載された食物アレルゲン7品目不使用の表示。ささみは食べやすく加工してあるので、舌でつぶしながらモグモグして食べられます。
ビーンスターク 完熟トマトとツナのリゾット
ビーンスタークのベビーフードにも、特定原材料7品目を使用していないものがあります。完熟トマトとツナのリゾットは、7大アレルゲン不使用なのに8品目もの食材が使われているので、アレルギーの赤ちゃんも栄養満点です。
おすすめのベビーフード:生後9ヶ月頃から
生後9ヶ月になると1日に3回の離乳食になるので、ベビーフードをうまく利用していきましょう。
キユーピー レバー入りポテトドリア風
瓶詰めのベビーフードはわざわざお皿に取り分けなくても、そのまま赤ちゃんに食べさせられるのがメリット。レバーを調理するのが苦手なママもベビーフードなら簡単です。アレルゲン7品目不使用で、赤ちゃんの鉄不足が気になるときにもおすすめです。
森永乳業 おうちのおかず 豚肉とブロッコリーの豆乳シチュー
7大アレルゲン不使用の森永乳業のベビーフード。国産の豚肉と野菜を使った豆乳シチューは、ママが手作り離乳食をお休みしたいときにぴったり。100gあるのでいっぱい食べる赤ちゃんも大満足。
和光堂 1食分の野菜が摂れるグーグーキッチン ラタトゥイユ
野菜がたっぷりと入ったラタトゥイユ。手作りをしなくても野菜をたくさん摂取でき、さらに7大アレルゲン不使用というママにも嬉しいベビーフードです。歯ぐきで簡単につぶせるので、赤ちゃんがモグモグ食べる練習に役立ちます。
おすすめのベビーフード:生後12ヶ月頃から
離乳食が完了期に入ります。赤ちゃんのペースに合わせて、食材の大きさや柔らかさなどを工夫しながら進めていきましょう。
和光堂 栄養マルシェ 鮭のまぜごはんランチ
外出時の離乳食に大人気! 7大アレルゲン不使用の鮭の混ぜご飯ランチです。混ぜごはんとおかずの2品があるので、赤・黄・緑の栄養素をバランスよく摂取できます。
キユーピー 牛そぼろ野菜あんかけ
キユーピーは特定原材料7品目不使用のベビーフードが多くあります。牛そぼろ野菜あんかけは、かつおだしが効いた優しい味わい。牛肉の旨味もあり、ご飯にかけてパクパクと食べられます。
森永乳業 おうちのおかず 鶏肉と舞茸の豆乳鍋
豆乳を使った7大アレルゲン不使用のベビーフードです。湯煎をしたり、お皿に移し替えて電子レンジで温めたりできるので、時間がないときや非常時にも役立ちます。保存食として購入しておくのもおすすめですよ。
まとめ
今回はアレルギー対応のベビーフードをご紹介しました。簡単で便利なベビーフードを使えば、普段の離乳食作りがグッと楽になります。7大アレルゲン不使用のベビーフードを選んだり、アレルギー情報を確認したりして、安心安全な離乳食を赤ちゃんに食べさせてあげましょう。