【管理栄養士監修】離乳食のしらすはいつからOK? 注意点・保存方法・レシピも紹介
目次
しらすの保存方法は?
冷凍ストックがおすすめ
しらすは冷凍できる食材なので、下ごしらえをした後に冷凍保存しましょう。塩抜きし水気を切ったしらすを、離乳食の段階に合わせてすり潰したり刻んだりして下ごしらえします。その後、小分けにして製氷皿や離乳食用フリージングトレーなどに入れ、冷凍してください。
冷凍保存期限は約1ヶ月ですが、冷凍保存後しらすの風味や栄養はどんどん損なわれていきます。なるべく早めに使い切りましょう。冷蔵保存の場合は期限が3日程度です。使い切れないと思ったら、早めに冷凍保存するといいですよ。
リッチェル わけわけフリージング ブロックトレーR
入れやすく取り出しやすいを実現した離乳食冷凍保存タッパーです。使いたい分だけブロックごとにスルっと容器から取り出せるので、スムーズに調理ができます。同じシリーズならサイズ違いでも重ねて冷凍庫に保管でき、収納にも便利です。
ピジョン 離乳食 冷凍小分けトレイ
1つのブロックで、15mlと25mlの使い分けが可能な容器です。容器内にメモリがついていて、必要に応じで量が調節できて便利ですよ。薄型で収納スペースをとりません。1つの容器が4つにわかれていて、少量の離乳食を冷凍するときに活躍します。取り出しやすさと容器の洗いやすさも人気の理由です。
しらすを使った離乳食レシピ8選!
しらすを使ったおすすめ離乳食レシピを、離乳食の段階ごとにご紹介します。
離乳初期におすすめ:しらす粥
まずは、赤ちゃんが食べ慣れた10倍がゆにしらすを混ぜて食べさせてあげましょう。しらすをすり潰した後、苦味が出ていないか味見をして確認してくださいね。しらすをなめらかにすり潰してあげると、赤ちゃんが食べやすくなります。
離乳初期におすすめ:シラスとホウレン草のスープ
ほうれん草は、鉄分やβ-カロテン、ビタミンCが豊富に含まれ、離乳初期から食べさせることができます。離乳初期では、ほうれん草の葉先の柔らかい部分を使います。ほうれん草の繊維が残ると赤ちゃんが食べにくいため、茹で時間を長めにして、まな板で潰しながら繊維をやさしく取ってあげましょう。その後なめらかにすり潰し、スープと合わせれば完成です。
離乳中期におすすめ:シラスと人参のにゅうめん
そうめんは最初から短く折って茹でてもいいですし、長いまま茹でて茹で上がってから細かく刻んでも大丈夫です。茹でたそうめんは柔らかいので赤ちゃんも食べやすく、離乳食にぴったりですね。人参はβ-カロテン、食物繊維、カリウムを含み栄養価が高い食材で、彩りも鮮やかにしてくれます。
離乳中期におすすめ:キャベツとしらすあえ
キャベツはくせのない味なのでいろいろな食材と合わせやすく、しらすとの相性もぴったりです。キャベツ自体にほんのりとした甘みがあるので、赤ちゃんも嫌がらずに食べてくれそうですね。キャベツにはカルシウムやビタミンCが含まれていて、しらすとの相乗効果で赤ちゃんのしっかりとした骨づくりに役立つでしょう。
離乳後期におすすめ:じゃがいもとしらすのおやき
おやきは、離乳後期の手づかみ食べの練習にぴったりです。じゃがいもはくせがない味でほんのりと甘みがあるので、赤ちゃんも好んで食べてくれます。じゃがいもに多く含まれるビタミンCは、加熱しても壊れにくいのが特徴です。アレンジでひじきを入れてみるのもいいですね。
離乳後期におすすめ:小松菜としらすのあんかけ
刻んだだけの野菜は赤ちゃんにはまだ食べづらいので、あんかけにしてとろみをつけるといいですね。小松菜は、β-カロテンにカルシウム、ビタミンC、鉄分と栄養が豊富で、赤ちゃんにぜひ食べさせたい食材です。離乳初期・中期では小松菜の葉先だけ使いますが、離乳後期になれば茎の部分も与えることができます。
離乳完了期におすすめ:しらすとブロッコリーの蒸しパン
赤ちゃんも大好きなふわふわ食感の蒸しパンは、手づかみ食べにも最適です。ホットケーキミックスを使い、電子レンジ加熱で調理するのでとても楽です。ブロッコリーはビタミンや鉄分が豊富で、茹でると甘みが増します。中期・後期以降は、ブロッコリーのつぶつぶの花蕾だけでなく茎も食べさせることができます。ブロッコリーをほかの野菜に置き換えるなど、アレンジも楽しめますね。
離乳完了期におすすめ:しらすマカロニサラダ
マカロニとしらすを混ぜた、ちょっと和風なマカロニサラダです。大人用の食事から取り分けて、赤ちゃん用に味つけするのもいいでしょう。ブロッコリーの茎は栄養価が高く甘みもあります。茎に固い筋がある場合は、皮を厚めにむいて柔らかく茹で、食べやすいように細かく切ってサラダに混ぜ込むといいですね。
しらすを使ったベビーフードやふりかけもおすすめ
栄養マルシェ しらすの雑炊(生後7ヶ月ごろ~)
生後7ヶ月ごろから食べることができるしらすを使ったベビーフードです。大人が食べても美味しい味つけですが、赤ちゃんへの塩分も考えてる作られているので安心してあげることができますね。温めてもいいですが、そのままでも美味しく食べられます。お皿に移す必要もなくスプーンもついているので、おでかけにもピッタリですよ。
和光堂 グーグーキッチン 和風しらすチャーハン(生後9ヶ月ごろ~)
かつお昆布だしとごま油の風味がほのかに香る、しらすチャーハンのベビーフードです。生後9ヶ月ごろからあげることができます。離乳後期の赤ちゃんの成長に合わせて、食材のやわらかさや味つけなどが調整されています。卵と小麦が含まれているので、アレルギーがある赤ちゃんには避けてください。
栄養マルシェ 和風ハンバーグランチ(生後12ヶ月ごろ~)
和風ハンバーグランチの1箱には、「しらすとわかめのご飯」と「和風ハンバーグ」が入っています。1箱で生後12ヶ月ごろの赤ちゃんの1食をまかなえ栄養のバランスも良く、おでかけにも便利ですよね。小麦が含まれているので、小麦アレルギーのある赤ちゃんには避けましょう。
ハヤシ食品工業 ひじきちりめん(生後9ヶ月ごろ~)
こちらのふりかけは、国産の片口いわしやひじき、塩、発酵調味料、昆布粉末などを使い添加物不使用で、赤ちゃんにも安心して食べさせることができます。大人も美味しく食べられるので、親子で一緒に楽しめますね。いわしの尖った部分が赤ちゃんの口に当たって食べにくい場合は、ブレンダーなどで細かくすれば口当たりがよくなります。ご飯やチャーハン、パスタに使ってアレンジも楽しめて、使い方の幅が広いふりかけです。
日本海水 すべてが国産原料のふりかけ 小魚(生後12ヶ月頃~)
原材料はすべて国産食材・調味料で、科学調味料や着色料も使われていない無添加のふりかけです。しらす、かつお削り節、えび、のりなどの食材が含まれています。えびはアレルギーを引き起こす可能性のある食材なので、えびを食べさせたことがない場合は注意してください。調味料も含まれているので、1回量は少なめを意識しましょう。近くのスーパーで見かけることもあり、気になった人はぜひチェックしてくださいね。
まとめ
栄養が豊富で調理が簡単なしらすは、離乳食のおすすめ食材です。ただし、赤ちゃんは体が未発達なので十分な塩抜きや、アレルギー発症、食べ過ぎには気をつけましょう。下ごしらえには持ち手つき茶こしが役に立ちます。しらすの離乳食作りでは、ぜひご紹介したレシピを参考にしてみてください。赤ちゃんが魚好きになるきっかけになるといいですね。