3歳の子供の平均的な成長や発達、身長や体重は? 3歳児とのおすすめの遊び方やおもちゃも紹介
目次
3歳児の平均身長や平均体重を0歳、1歳児、2歳児と比較
男の子 | 女の子 | |||
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身長 | 体重 | 身長 | 体重 | |
出生時 | 48.7cm | 2.98kg | 48.3cm | 2.91kg |
1歳0ヶ月〜1歳1ヶ月未満 | 74.9cm | 9.28kg | 73.3cm | 8.71kg |
2歳0ヶ月〜2歳6ヶ月未満 | 86.7cm | 12.03kg | 85.4cm | 11.39kg |
2歳6ヶ月〜3歳未満 | 91.2cm | 13.10kg | 89.9cm | 12.50kg |
3歳0ヶ月〜3歳6ヶ月未満 | 95.1cm | 14.10kg | 93.9cm | 13.59kg |
3歳6ヶ月〜4歳未満 | 98.7cm | 15.06kg | 97.5cm | 14.64kg |
体重は生まれたときの6〜7倍に
子供の成長はパパママにとって喜ばしいものですよね。3歳の平均身長や体重が気になる方も多いはず。そんなパパママに向けて、出生児から4歳未満の平均身長・体重を表にまとめました。上記の表を見てみると、3歳児の身長は出生児から比べて約1.9倍、体重は6〜7倍に成長しているのがわかります。
けれども、子供の成長には個人差があるので、母子手帳の成長曲線の範囲内であれば特に気にする必要はありません。もし成長具合が気になるなら、一度かかりつけの小児科で相談してみましょう。
3歳児の歯の生え具合
乳歯の本数は上下で20本。個人差はありますが、だいたい3歳ごろまでに全部の乳歯が生えそろいます。大人と同じような食事ができるようになるので、甘い物やお菓子などにも興味がでてくるころでしょう。パパママは我が子が虫歯にならないよう、甘い物の与え方や歯磨きをしっかりするなど注意してあげてくださいね。
3歳児の歯磨きは?
3歳になると次第に「自分でやる!」といった主張をし始めます。自立心を育てるためには、さまざまなことにチャレンジさせてあげることが大切です。まずは子供用の歯ブラシを持たせて、鏡を見ながら歯を磨く習慣をつけさせましょう。
前歯や奥歯、歯の裏側もブラッシングすることを教えてあげてください。子供が歯磨きに意欲や自信を持ってくれるように、磨き残しは気にせず「よくできたね」「上手だね」と褒めるのもポイントです。
最後はパパママが仕上げ磨き。歯の隙間や裏側など、細かなところを丁寧に磨いていきましょう。仕上げ磨き専用のブラシを使うと、ブラッシングがしやすく磨き残しが少なくなりますよ。歯磨きは子供の気分が乗らないこともありますが、虫歯を予防するためにも必ず歯磨きするように心がけてくださいね。
3歳児の言葉の成長
- 自分の名前・年齢が言える
- 簡単な質問に答える(年齢、好きな食べ物など)
- 名前を呼ばれたら、返事ができる
- 相手の目を見て話す・聞くことができる
- 挨拶ができる
- 日常会話ができる
- 違いを比較できる(高い・低い、長い・短いなど)
- 過去の出来事を話す(朝ごはんは〇〇を食べた、今日は〇〇をして遊んだなど)
3歳になるとだいたいの子供は自分の名前をフルネームで言えたり、簡単な日常会話ができたりするようになります。可愛らしい言い間違えや独特な表現などもこの時期ならではのおもしろさですね。ただ言葉の成長具合に関しては、特に個人差が大きい部分です。
普段から言葉のシャワーを浴びせるようにパパママが積極的に話しかけてあげると、言葉の発達を促してくれますよ。絵本を使って読み聞かせをしたり、音楽や歌を歌ったりしてあげるのも、言葉を覚えるのに有効です。
3歳児の運動能力の成長
- 片足立ち・つま先立ち・両足飛びができる
- 足を交互にして階段をのぼる
- 三輪車に乗る
3歳の子供は元気いっぱい! 限界を知らない体力に「もう休憩…」と、パパママが先に音を上げてしまうことも日常茶飯事でしょう。この時期は体幹がしっかりしてくるころなので、片足立ち、つま先立ち、両足飛びなどができるようになります。
バランス感覚がまだイマイチなら、鉄棒やジャングルジムなどの公園の遊具を使ったり、けんけんぱをしたりと、遊びの中で体幹を鍛えてみてはいかがでしょうか? 子供が大好きな三輪車に乗り、散歩に出かけるのもおすすめです。ペダルをこぐので、遊びながら筋力が鍛えられますよ。
3歳児の心の成長
- 感情が芽生える
- 友達に関心を持つ
- 仲良く遊べるようになる
- ルールを理解する
3歳は感情が芽生える大事な時期です。少しずつ我慢ができるようになり、「どうぞ」「貸して」など友達と仲良く遊べるようになります。ケンカをしてしまったときには「ごめんね」「いいよ」が言えるようになり、パパママも心の成長を実感できるでしょう。また、周囲のさまざまなことに対して興味関心を持ち始めるので、「どうして?」「なんで?」と質問することも増えてきます。
子供の知る・学ぶ・理解する力を育てるためにも、ひとつひとつの質問に対して子供と向き合いながら答えるように心がけてください。他にも、簡単なルールを理解できるようになるので、道路の渡り方や歩き方や食べ歩きをしない、順番を待つなど、パパママと一緒に少しずつ社会のルールを学んでいきましょう。
3歳児の手先の成長
- 簡単な絵が描ける
- ハサミが使える(利き手がわかる時期)
- 積み木やブロックで好きなものをつくる
手先が器用になり、より細かい作業ができるようになります。中にはパパママの顔を描いたり、積み木やブロックで武器をつくったりといった3歳児も。このように、自分自身が想像したことをおもちゃや絵を使って実現できることは、子供の成長に必要な経験です。パパママが「よくできたね」と褒めてあげれば、さらに物事へ取り組んでくれるでしょう。子供は褒められることで自信につながり、想像力や実現できる力がどんどん身についてきますよ。
3歳児の食事
食欲が旺盛になり、スムーズに食べ終わる日が徐々に増えてきます。食事の時間は30〜40分を基準にし、集中して食べられる環境を整えましょう。3歳児は挨拶ができるようになる時期なので、食事の前は家族そろって「いただきます」。食べ終わったら「ごちそうさま」と食事の挨拶を習慣付けてください。
また、3歳からは食事のマナーも少しずつ覚えていくようにしましょう。「前を向いて食べる」「食べている途中は歩かない」などの簡単にできそうなことから始めていきます。子供は食事のマナーになかなか慣れなかったり、その日の機嫌によっても守れなかったりする日もあるので、厳しくし過ぎないように注意してください。焦らずに何度も言い聞かせて、自然に身につくのを待ちましょう。
3歳児の食事のポイント
食事はパパママの手を借りず、自分で食べられるように成長しているころです。大きいハンバーグはあらかじめ切り分けたり、熱い味噌汁は少し冷ましておいたりと、大きさや温度に気をつけて一人で食べられるような工夫しましょう。
食べムラや好き嫌いがある子も、1日〜1週間単位で栄養バランスが取れていれば問題ありません。食事量やカロリー摂取が気になる場合は、1週間の間で献立を調整してくださいね。
3歳から食べられるもの
生卵、チョコレート、スナック菓子などは3歳以降から食べられるようになります。甘くて美味しいチョコレートは、大人もついつい病みつきなってしまいますよね。もちろん子供だって「もっとちょーだい!」とねだる子や、お菓子を口に運ぶ手がやめられない子も多いはず。しかし食べ過ぎは禁物です。
子供はなかなか我慢ができないことが多いので、パパママは最初に与える量を調整してあげると食べ過ぎ対策ができますよ。
3歳児との過ごし方
3歳児へと成長した我が子。自立心が育ち、感情や会話がどんどん豊かになります。幼稚園や保育園などに通う子は、今までと過ごし方が変わってくるでしょう。平日と休日で大きく生活リズムが崩れないように注意してくださいね。
幼稚園や保育園に入る
3歳になると多くの子が幼稚園や保育園に通い始める時期です。同じ年齢の子供と過ごす毎日は、たくさんの刺激にあふれています。タイムスケジュール通りに生活をし、自分でトイレに行く、食事をする、友達と遊ぶ、制作をするなど新しい体験や生活、遊び方が目白押しです。
子供は幼稚園や保育園での生活を通して、さまざまなことを学んで吸収します。きっと我が子も大きく成長してくれるはずですよ。
生活リズムを整える
ほとんどの子が幼稚園や保育園に通っているので、自然と生活リズムが整ってきているころでしょう。「朝は7時に起き、夜は21時に寝る」など早寝早起きの生活リズムに慣れさせてあげてください。
朝が苦手な子には、カーテンを開けて太陽の光を浴びさせると身体が起きやすくなります。夜は絵本を読んだりゆっくり過ごしたりと、すぐに眠れるような環境づくりを心がけましょう。
七五三のお参りをする
3歳は子供の成長を祝う七五三の行事があります。11月15日が一般的な参拝日ですが、仕事の関係や都合により、前後の土日に参拝したり、別の時期にずらしたりする方も今では増えています。
七五三は親族が集まり、子供の成長した晴れ姿を見られる一大イベント。着物を着た3歳の我が子を見て、成長を実感し思わず涙してしまうパパママも少なくありません。ぜひ着物を着て、家族全員で神社へお参りし、子供の健やかな成長を祈りましょう。
3歳児健診がある
3歳児健診は全ての自治体で実施されているので、必ず受けるようにしてください。子供の身長と体重の測定、歯科健診、発達具合を確認してもらえます。
子供の成長の様子で何か気になる点や不安なことや育児の心配ごとがあれば、気軽に相談できるのもメリットです。同じ3歳の子供を持つパパママと交流できる良い機会なので、他の子供と遊ばせたり楽しくおしゃべりしたりと、ちょっとした息抜きもできますよ。
視力検査(眼科健診)が受けられる
視力検査は3歳を迎えると受けられるようになります。一次検査は家庭でできる簡単な視力検査です。記載されている内容に基づき、視標からの距離を計って、右目と左目がどの程度見えているのかをチェック。結果を用紙に記録し、アンケートに答えます。
一次検査の内容を確認した後、目に気になることがあったり目を細めたりするなどの様子が確認できれば、保健センター等で二次検査が行われます。二次検査でも病気や何らかの症状や異常が疑われた場合、眼科での精密検査が必要になります。そのため、一次検査からしっかりと視力検査を行うことが大切ですよ。
3歳児とのおすすめの遊び方
運動量が増えるので、駆け回ったり騒いだりとたくさん身体を動かす子供たち。毎日子供と遊んでいると「今日は何をして遊ぼうかな?」と、遊び方に悩んでしまうパパママもいるはずです。ここからは、3歳児とのおすすめの遊び方を屋外遊び、室内遊びに分けてご紹介していきます。
3歳児とのおすすめの遊び方:屋外遊び編
天気が良い日はお外で身体をいっぱい使って動かしましょう。屋外遊びは子供の有り余る体力を発散できるので、個人差はありますが、夜は早くに眠くなり、ぐっすりと寝てくれます。自宅の庭や近くの公園など、パパママが気軽に遊べる場所なら、遊ぶ時間もたっぷり取れますよ。子供とたくさん遊びましょう。
ボール遊び
3歳児にはボールを使った遊びがおすすめです。足で蹴ってサッカーをしたり、ボールを投げ合ってキャッチをしたりしてみましょう。次第に距離感がつかめるようになり、子供の運動能力の成長にも繋がります。
公園を走る
公園を走るだけなら、運動に対して苦手意識を持っている子供でも楽しく遊べます。パパママと一緒に競争を楽しんだり、ルールを覚えて鬼ごっこや「ケイドロ(警察と泥棒ごっこ)」をしたりと、公園を走って身体をたくさん動かしましょう。
どろんこ遊び
どろんこ遊びは子供が夢中になってのびのびと楽しめる遊び方です。服は汚れてもOKなものを着せて、思いっきり遊ばせてあげましょう。バケツやシャベルなどのおもちゃがあると、もっとどろんこ遊びが楽しくなりますよ。
3歳児とのおすすめの遊び方:室内遊び編
雨の日や風が強い天気なら、室内で楽しく遊べる遊び方にシフト。3歳児は手先を器用に動かせる時期なので、細かい作業をして脳へ刺激を与えるような遊び方は子供の成長に繋がります。パパママと一緒に楽しめる遊び方で、たっぷりコミュニケーションを取りましょう。
粘度遊び
粘土遊びは子供の想像力を育て、成長に良い影響を与えてくれるおすすめの遊び方です。子供は粘土を前にすると、触って感触を確かめ、次第に「ヘビをつくりたい!」と、つくりたいものを頭でイメージするようになります。パパママは子供の様子を見守り、時には手助けをして想像力を育みましょう。
ごっこ遊び
3歳に成長した我が子は少しずつおままごとやヒーロごっこなど、ごっこ遊びを楽しめるようになります。ごっこ遊びからは社会性や協調性を学べるので、積極的に遊びに取り入れていきましょう。パパママも子供と一緒に設定の人物になりきって、思いっきり演じて楽しんでください。
おり紙
3歳児も簡単な作り方ならおり紙を使って遊べます。紙飛行機は子供が大喜びするおり紙の王道です。つくった後に飛ばして遊ぶこともできるので、ぜひ紙飛行機づくりにチャレンジしてみてください。おり紙で犬や猫の顔の形をつくり、ペンで目や口を書いてつくるのもおもしろいでしょう。
絵本
絵本の読み聞かせは、子供の成長に良い影響がたくさんあります。感情が豊かになり、いろいろな言葉を知る機会にも繋がります。家にある絵本に興味がない場合は、図書館へ行って子供が気になる絵本を探してみましょう。
手遊び
手遊びは子供が盛り上がり、パパママも一緒にできる遊び方のひとつです。リズム感が養われ、脳の成長を促してくれるといった役割もあります。「パンダうさぎコアラ」「はじまるよ」など、楽しい歌と面白い手遊びで子供を夢中にさせてみませんか?
3歳児におすすめのおもちゃ5選
3歳児に成長すると、扱えるおもちゃの種類がグンと増えてきます。知育系のおもちゃが楽しめるようになるのもこの時期から。3歳児とパパママが一緒に遊べるおもちゃ、一人でも十分に楽しめるもの、子供の成長におすすめのおもちゃなどをご紹介していきます。
ボーネルンド マグ・フォーマー ベーシックセット
三角形、四角形、五角形をくっつけたり離したりして遊べる人気のおもちゃです。遊びながら小学校で習う図形や角度を学べるなんて魅力的ですよね。3歳のうちは自由につなげて遊び、慣れてきたらボールや箱などさまざまな形をつくってみましょう。
カラフルねんどお米 バラエティセット
3歳児の創作意欲を掻き立てる粘土遊びができます。さまざまな色味の粘土を使ってスイーツやご飯など、オリジナリティあふれる作品をつくりましょう。子供が一人でも夢中になって遊べるので、パパママが忙しいときにも楽しい時間を過ごせますよね。
GESTAR (ジスター) 天才のはじまり 知育玩具
子供の発想次第で自由な作品がつくれるおもちゃです。普通のブロックとは違い、斜めにも積み上げられるので、3歳児が思い描いたものを形にできるでしょう。パパママも一緒になってつくって遊べるおもちゃです。
アンパンマン にほんご えいご 二語文も! アンパンマン おしゃべりいっぱい! ことばずかん SuperDX
アンパンマンと一緒に、たくさんの言葉が覚えられるおもちゃです。ペンで本をタッチすると、アンパンマンの人気キャラクターたちがおしゃべり。おもちゃを通して挨拶や季節の行事、数字や英語なども学べますよ。
NEW くみくみスロープ
よく考えながら、パーツを組み立ててボールを転がす楽しさが味わえるおもちゃです。「上手に転がすためにはどうしたらいいのか?」と、3歳児の考える力や集中力を高め成長をサポート。子供だけでなく、パパママもついつい夢中になってしまう魅力がたっぷりのおもちゃですよ。
3歳児のイヤイヤ期はどう対処する?
3歳を迎えると「イヤイヤ期」と呼ばれる反抗期に入る子もいます。反抗期は成長過程と受け入れ、なるべく子供の気持ちに寄り添いましょう。子供の自己主張が強くなるにつれて、時にはパパママが手がつけられないケースもでてきます。
パパママが受け入れられない要求にはきっぱりと断る姿勢も大事ですが、子供が不機嫌であったり癇癪を起こしたりする背景には、何か理由がある場合も。パパママはまず一呼吸置いて冷静になりましょう。そして子供の話に耳を傾けて「痛かったね」「かなしかったね」「これがイヤだったんだね」と、子供の気持ちを理解することも必要ですよ。
3歳児のおねしょ
トイレトレーニングはほとんどの3歳児が完成しているころです。しかし、夜にまだおねしょをしてしまう子も珍しくはありません。おねしょの原因は、膀胱の機能が未熟であること、疲れやストレスによるもの、ホルモンの分泌などいくつかの理由が挙げられます。
おねしょは無意識のうちに起きることなので、決して子供を責めないでください。3歳では毎晩おねしょをしてしまっても成長段階と捉えて、おねしょパッドを敷いたり、夜間はオムツを履かせたりと子供がリラックスして眠れるように対処しましょう。
まとめ
3歳児はたくさんの言葉を覚えて、パパママとの会話がどんどん上達していきます。身体を活発に動かしたり、手先を使って細かい作業をしたりすることも増えてくるでしょう。イヤイヤ期に入り、時にはパパママも「疲れた…」と、ため息をついてしまう日もあるかもしれません。しかし子供の成長はあっという間です。パパママは今だけの3歳児の時期を、温かく見守りながら子育てに励んでくださいね。