イヤイヤ期? わがまま? ひっくり返る子供を目の前にどうしたら良いか分からないママに保育士がアドバイス!

イヤイヤ期の子供の気持ちはどうなってるの? どうしてそんなにイヤなの?

子供の気持ちはどうなってるの?どうしてそんなにイヤなの?
イヤイヤ期の子供に対して「もう何を考えているのか分からない!」とお手上げのパパママも多いと思います。うちの子だけ?みんなそうなの?と疑問がたくさんあると思いますのでここでは子供のイヤイヤ期について保育士目線で書きたいと思います。

年齢に応じた心の成長を知り、パパママも少しだけ楽になりましょう

イヤイヤ期の子供はこういう心の発達をするということが分かると、パパママも少し客観的に子供の成長を見ることができます。「保育園ではイヤイヤ期の子供にどう接しているの?」とよく尋ねられますが、保育園では年齢に応じた発達をしっかりと学んだ保育士が保育をしているので、パパママより冷静に子供の成長を見ている面があります

保育士と同じように子供の心の発達を知り、どの家庭もだいたい一緒だと知ると、パパママの気持ちも少し楽になるかもしれません。しかし反対に一般的な子供の心の発達を知ることで、他の家の子供の成長と比べて不安になることもあるかもしれません。こちらの記事で紹介する子供の心の発達はあくまでも目安です。子供によって個人差があるということはしっかり心に留めて置いてください。

イヤイヤ期の子供の気持ちを知ろう

一般的にイヤイヤ期は1歳~3歳頃だと言われています。このくらいの年齢の子供は自我が芽生え始め、「自分でやってみたい!」という気持ちが大きくなってきます。しかし、周囲の状況や相手の気持ちを考える力が伴っていないため、激しいイヤイヤ行動が始まります。この時期は「第一次反抗期」と言われていて、イヤイヤ行動は子供の成長にとって欠かせない、順調な成長の証だと考えられています。

この年齢の子供にイヤイヤ期があるのは当たり前なんだと知った後は、自分の子供をしっかり分析してみてください。分析というと何か難しいイメージになってしまいますが、毎日怒ってばかり…というパパママは少し客観的に子供を見てみて、「こういう時にイヤイヤが多いな」、「うちの子ここは絶対譲れないのか…」、「これについてはそこまでこだわってない?」などと、子供の個性をしっかり知ることが大切です。

保育園や幼稚園では一人ひとりに月の目標を決めたりここをしっかり成長させたいなということを保育計画で決めています。しっかりと子供を客観的に見ることで子供への接し方も明確になります。子供を客観的に見て、接するのは皆さんがイヤイヤ期の子供に接するときにも活かせるでしょう。今の子供の状態を知り、「〇歳になるまでにはもう少し成長して欲しいな…」、「△△については今はまだこのままでも大丈夫!」、「XXだけは今、しっかり教えておきたい」などと、パパママが子供への思いをしっかりと持つことで、何でもかんでもイヤイヤしてしまう子供にも感情的になることが少なくなるかもしれません

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保育園や幼稚園で子供はどうしてるの?

保育園や幼稚園で子供はどうしてるの?
保育園や幼稚園では集団での生活になりますので、パパママが感じているほどのイヤイヤを子供は園では出すことはありません。もちろん、子供によって個人差はありますが、保育園や幼稚園は一日の流れは決まっていますし、子供が多少イヤイヤしたところで大きく生活の流れを変えることはできません。

イヤイヤ期は、子供の自我が芽生えはじめる過程でどの子供でもあることで、決して悪いことではありません。そのため、家庭でパパママにイヤイヤできることは子供にとても大切なことです。しっかりイヤだと意思表示をすることは自我が芽生えた子供にとって重要な成長過程です。そこだけはどんなに子供にイライラしても心にとめておいてあげてください。家庭は子供が安心してイヤイヤな気持ちを出せる場所であって欲しいと思います。

保育士の子供との向き合い方

保育園や幼稚園では家庭程のイヤイヤが出ないことが多いと前述しましたが、もちろん全くないわけではありません。
「トイレには行きたくない」
「着替えをしたくない」
「部屋に入りたくない」
先生に言われたことは全部イヤ!なんてことはよくあります。そこで、保育士はしっかり子供と向き合い子供に声を掛け行動を促し…と一通りの関わり持ちます。それでも子どもがイヤイヤモードの時には一旦見守ります。子供を無視するとか放っておくということではなく「見守り」ます。

子供が自分の気持ちを全身で表現し、ひっくり返ったり暴れたりした時は叱ったりご機嫌をとったりせずにそっと見守って様子を見てあげてください。しっかり気持ちを出せるとちょっとしたきっかけでケロッと機嫌が直ることもあります。イヤイヤしてしまう子供は、パパママに反抗しているのではなく、「自分と戦っている」というイメージを持ってみることも頭ごなしに叱らずにいられるコツです。

イヤイヤする子供を目の前に…実際にどうしたらいいの?

イヤイヤする子供を目の前に…実際にどうしたらいいの?
先ほど保育士の子供との向き合い方を少し紹介しましたが、実際は保育園や幼稚園とは違うし…集団でもない「保育士と子供」ではなく「親と子」では随分違うと思います。家庭での子育てを場面ごとに見ていきイヤイヤした時のどうしたら良いかのコツを紹介したいと思います。

パパママの心の持ち方!

 
まずどの場面でも共通すること、それはパパママの心の持ち方です。まずはぶれないことです。昨日は良かったのに、今日はだめ…これは子供も混乱してしまい、ますますイヤイヤが激しくなります。保育園や幼稚園では、しっかりとルールがありますが、それぞれの家庭でもルールはあるはず。

パパママの考え方はみんな違って当然なので、許せるポイント許せないポイントはそれぞれで良いと思いますが、それをパパママが気分で曖昧にしてしまうと、子供は良いの悪いのか分からず混乱して態度にでてしまうかもしれません。「このイヤイヤは受け入れるけれど、このイヤイヤは譲れない!」ときちんとルールを決め態度に一貫性を持ってみてください。子供がイヤイヤな行動を繰り返していると「ここはイヤイヤしてもダメなんだ…」と少しずつ分かってきます。

そして、もう一つ大事なことは育児でのそういう状況を楽しむことです。子供にイヤイヤされることを楽しむ…なかなか難しいかもしれませんが例えば、子供に何かを言う前に「絶対イヤイヤするだろうな…」と予想できることもあるでしょう。予想通り、イヤイヤしたら「はい! そうくると思ったよ!」、「イヤイヤマンの登場ですね~」そのくらいの明るいツッコミ術を心の中に持っておくと、イヤイヤする子供の姿が可愛く見えてきます。実際そんなイヤイヤ期の子供の姿も可愛いと思っている保育士は多いです。

イヤイヤ期育児を乗り切るコツ

前述した心の持ち方に【ぶれないこと】【楽しむ】と書きましたがこの二つもなかなか余裕がないと…と思っているパパママに、乗り切るコツとして【パパママも一緒に喜怒哀楽をだしてみる】ことをオススメします。喜怒哀楽を出すと言っても、叱って子供に言うことを聞かせようということではありません。感情の起伏が激しい子供に合わせて、大人も一緒に気持ちを出すということでもありません。

子供が泣くから怒る、言うことを聞いてくれたから嬉しい、というのは大人の都合でしかありません。自分の思い通りになったか、ならないかが基準の感情です。そうではなくて【子どもに共感】してみてください。子供が悲しいと思っていたら、一緒にそのことを悲しんであげてください。何か嬉しいことがあれば一緒に喜んでみましょう。そうすると、子供はパパママが感情を出している姿を見て気持ちの出し方を学んでいきます。イヤイヤしかしない子供にも良い手本になりますし、パパママも子供と同じ目線で笑ったり悲しい表情をすることで、気持ちを理解しやすくなります。

また、喜怒哀楽を出すことでパパママも楽しくなります! 一緒に気持ちを表現することはお互いにとって良いことです。さらに大人だって「もう疲れてすべて嫌だ! ビール飲んで寝よう」てことありますよね。子供だってちょっと長いけどそういう時期がある、と思えば「分かる分かる」と思ってパパママの気持ちも少し楽になるのかなと思います。なんでも良いので、イヤイヤする子供と楽しく向き合える方法を探ってみてください。次に細かい場面でのイヤイヤをどうしていくかを見ていきます。

イヤイヤ期の食事

 
イヤイヤ期の食事
せっかく作った食事はイヤイヤされると本当にストレスですよね。「ちゃんと食べないとお腹がすくだろうから、ちゃんと食べて欲しい」と思い、パパママも必死になりがちです。コツとしては、どうしても食べないようでしたら「そんなに嫌ならたべなくていいよ」と一旦食事を下げてみます。

イヤイヤ期の子供は本当に食べたくなくてイヤイヤしているわけではないので、食べなくていいと言われると食べたくなったりします。また、すぐに食べなくても、イヤイヤ期のイヤイヤで拒否しているのであれば、体調が悪いわけでもないので必ずお腹がすいて「食べたい」タイミングがきます。その時に「お腹がすくんだから、ご飯の時間にしっかり食べようね」声を掛け食事を出します。家庭での食事のタイミングはあると思いますが、少し余裕を持たせてイヤイヤと上手く付き合ってみてください。

イヤイヤ期の睡眠

イヤイヤ期睡眠 
睡眠は本当に個人差があります。家庭の環境にもよります。「何時に寝て何時に起きるのが理想!」という話ではなく、寝るのを嫌がる子供にどう対応すれば良いのかをご紹介しますね。

それぞれの家庭で決めている寝る時間になり「よし!布団に入ろう!」からはじまり、毎晩子供と戦っているパパママも多いでしょう。特にイヤイヤ期は子供を寝かしつけるのも一苦労です。保育園のお昼寝でみんながしっかり布団に入り眠るのは、寝ることしか選択肢を作っていないからです

「寝たくないからお外に行く」→部屋の鍵は開きません
「おもちゃを出して遊ぶ」→お昼寝の時に手の届くところにおもちゃはありません
「泣いて叫ぶ…」→お友達は寝ています

保育士も寝かせる体制を崩しません。もちろんここにも個人差があり、気分転換すればすぐに寝ることができる子なら、抱っこで廊下を歩いたり、ということもありますが、基本的に保育園では寝る時間は園全体が寝る環境になります。家庭でもこの環境を作ってみてください。カーテンを閉め、電気を消します。もちろん、テレビも消し、パパママも布団に入ります。

これを繰り返すことで、この環境になれば寝たくなる…ところまでくれば睡眠はとてもスムーズになるでしょう。イヤイヤ期でもこの環境を崩さないようにしてください。しばらくは耐えることになるかもしれませんが、一貫性をもって子供に向き合ってください。我が家では、子供が生まれた時から寝る時間には家中を真っ暗にして寝るモードにすることを続けています。イヤイヤ期でもこれは変えず、子供は自然と寝るようになりました。もちろん、泣き叫ぶ我が子を横に幾度となく寝たふりをして見守ったことか…。最初に書いたように睡眠には個人差、家庭差が大きいのでパパママのそれぞれのルールを作って無理のないように進めてみます。

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イヤイヤ期の遊び

イヤイヤ期の遊び
子供の活動のほとんどは遊びです。楽しいはずの遊びの中にもイヤイヤは潜んでいます。よく分からないスイッチが入りイヤイヤ!と泣くことがあります。遊びは食事や睡眠と違ってある程度子供の気持ちを尊重してしっかり遊んで満足できると良いです

どうしても触って欲しくないもの、今散らかさないで欲しいものはあらかじめ子供の目の届かないところにしまいます。保育園では基本触って良いおもちゃしか出しません。「ここにあるのになんで遊べないんだ!」という子供の欲求不満はイヤイヤを増長させることにも繋がります。パパママにとって触られると困る物にはそもそも触れないようにすることもイヤイヤ期には有効です。そうすることでパパママのイライラを一つ減らすことが出来ます。

イヤイヤ期を乗りきるコツのまとめ

イヤイヤ期を乗りきるコツのまとめ
イヤイヤ期を乗り切るには
「楽しく」
「一緒に喜怒哀楽を出す」
「叱るより認めて見守る」
など、いろいろとご紹介しました。あまりにも子供のイヤイヤが収まらない時はパパママも追い詰められることがあるでしょう。そんな時でも決して怒りを子供に向けず、自分なりの対処方法を見つけるのも大事です。私は一旦子供から目をそらし、コーヒーとチョコレートを一口で落ち着かせていました。子供のイヤイヤ期に大人がイヤイヤならないよう、適度に気を抜けてイヤイヤ期が終わるのを見守りましょう。