子供のイヤイヤ期はいつからいつまで? イヤイヤ期の乗り切り方10選!

子供が1歳を迎える頃から、いつはじまるのか不安で仕方がないのがイヤイヤ期です。子供によってはイヤイヤ期が無かった話もあるものの、聞こえてくるのは不安な情報ばかり。イヤイヤ期について正しく知り、パパママが子供にどう接すればいいのか勉強してみましょう。

イヤイヤ期はなぜあるの? イヤイヤ期がない子がいるのはなぜ?

イヤイヤ期はなぜあるの? イヤイヤ期がない子がいるのはなぜ?
イヤイヤ期が始まる2歳から3歳頃の時期は、前頭前野と呼ばれる脳の部分が未発達な状態です。前頭前野は、脳の中でも「理性」を司る場所とされ、衝動的な欲求を抑え、目標に向かって努力する機能を担っています。この前頭前野が成長過程にある3歳頃までの時期は、本能的な欲求を抑えることが難しく、イヤイヤはどの子供でも必ずある行動だと考えてください。

1歳半を過ぎると、それまで母親に甘えっぱなし、任せっぱなしだった子供の心に自我が芽生え始め、「自分一人でやってみたい!」という気持ちがどんどん大きくなってきます。一方で、周囲の状況や相手の気持ちを考える力はまだ伴っていないため、一方的で激しいイヤイヤ行動が始まります。この時期は「第一次反抗期」と言われていて、イヤイヤ行動は子供の成長にとって欠かせない、順調な成長の証だと考えられています。

イヤイヤ行動の現れ方には、男児・女児による差よりも、個性による差が多く見られます。ママが追い詰められてしまうほどに、激しい主張をする子がいる一方で、「イヤイヤ期がなかった」と見過ごされるくらい、とても表現が控えめな子供もいるのです。こうした子供の個性・表現の差によって、ママの疲れ具合は大きく異ってきます。しかし、程度の差はあれ、イヤイヤ期は全ての子供たちが通る大切な成長過程なのは間違いありません。

イヤイヤ期はいつから始まって、いつ終わるの?

イヤイヤ期はいつから始まって、いつ終わるの?
イヤイヤ期はいつからいつまで続くのかは皆さん気になると思います。1歳~3歳頃までにイヤイヤ期が来る子供が多く、いつはじまって、いつ終わるのかは個人差が大きいと考えてください。ただ、イヤイヤ期のピークは2歳半頃とよく言われます。イヤイヤ期は英語でも「terrible two(ひどい2歳)」と呼ばれるので、世界中のママたちが、2歳のイヤイヤ行動に悩まされいるのは間違いないでしょう。

イヤイヤの主張の度合いは男女差より、子供の個性の差が大きいと紹介しました。でも、ママ側の感じ方によっても、イヤイヤ期の捉え方に差があります。例えば、1歳前後の赤ちゃんが、おもちゃを片付けられて泣くのはよくある光景です。実はこれはイヤイヤ期の予兆とも言われています。しかし、これをイヤイヤ期の予兆と捉えるママは少ないため、この時期がイヤイヤ期と認識されることはほとんどありません。

しかし、1歳半を過ぎると、言葉の理解が進み、より自我が芽生えることから、子供の自己主張が本格的になっていきます。そのため、この時期になると「ついに、イヤイヤ期が始まった!」と感じるママが増えるのです。子供の個性だけではなく、ママ側の捉え方・感じ方によっても、イヤイヤ期が始まる時期に差が生じるのはおわかりいただけたでしょうか。

同様にイヤイヤ期が終わる時期についても、子供の個性と、ママ側の捉え方が大きく影響します。5歳を過ぎてもイヤイヤ期があったと認識するママもいます。しかし、多くの子供の場合、3歳から4歳頃になると、子供は周囲への理解や衝動のコントロールが効くようになります。ママ側も子供のイヤイヤ行動に慣れ、上手に対処できるようになり、徐々にイヤイヤ期は終結していきます。イヤイヤの期間は2年程度だったと認識するママが多く、その中でもピークは1年ほどと言うママが多いですね。

次の章で先輩ママがイヤイヤ期を乗り切ったオススメの方法をご紹介します。イヤイヤ期の子育て中には育児ストレスを一人で抱えこんでしまうママもいます。くれぐれも、育児ノイローゼにならないよう注意してくださいね。

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先輩ママがおすすめするイヤイヤ期の乗り切り方10選

先輩ママがおすすめするイヤイヤ期の乗り切り方10選
実際にイヤイヤ期に直面すると、毎日が本当に大変です! 理不尽に思えるわがままを主張してくる子供にイライラしたり、疲れて悲しくなったり、時には子育ての仕方が間違っていたのではないかと自分を責めてしまうママもいます。そこで、この大変な時期を少しでも楽に過ごせるよう、先輩ママたちが実践したイヤイヤの乗り切り方から心の持ちようまで、「イヤイヤ期の乗り切り方10選」をご紹介します!

イヤイヤ期の乗り切り方1:一生続くわけではないと腹をくくる

一生続くわけではないとまず腹をくくる
イヤイヤ期は脳が発達するまでに一時的に訪れる時期です。やがてイヤイヤ期が終わるその日を心待ちにしながら、「順調に成長しているからこそのイヤイヤ期」なのを心に留め、嵐が過ぎ去るのを待ちましょう。「こんなわがままを認めていたら、将来困ることになる!」と我が子を心配し、この時期にしつけや教育をしようとしてもママの方がクタクタになってしまうだけです。脳が育っていないのが原因のイヤイヤ行動ですから、たいていのことには目をつむってやり過ごしましょう。

イヤイヤ期の乗り切り方2:強く怒ったり、突き放したりしない

「もう出発しないと約束に遅れちゃう! 」そんなタイミングでも、子供のイヤイヤ行動は容赦なくやってきます。「今日はお出掛けするから、服を着替えよう」と促しても、「イヤ!! 」の大抵抗! どうにかこうにか着替えを済ませても、今度は「自分で靴を履く!! 」と言って譲らない…など。遅刻必至の自己主張を始めたら、どんなに寛容なママでも焦ったり、イライラするのは自然なことです。

そんなストレスを懸命に抑え、ママが落ち着いて言い聞かせたとしても、イヤイヤ期は子供が素直に従ってくれることはほとんどありません。まして痺れを切らしたママが、強い口調で怒ったり、説き伏せようものなら、火に油を注いだかのようにイヤイヤは見事にエスカレートしてしまいます!

同様に、「もう知らないから! 好きにしなさい! 」など、子供を突き放す行動もイヤイヤ期には効果的ではありません。幼い子供にとって、大好きなママの怖い声や突き放すような言葉を聞いたり、怒った表情を見ると不安になってしまいます。特に「いい加減にしなさい!」、「勝手にしなさい!」などの曖昧な表現は、子供はどうしたらいいのかがわからず、余計に混乱してしまいます。

一見わがままを言っているように見えるこのイヤイヤ期の主張ですが、子供にとっては自分なりの理由や欲求があって表現しています。ですから、強い口調や態度で大人に制限されると、よりイヤイヤ行動が悪化してしまうことを知っておいてください。

イヤイヤ期の乗り切り方3:イヤイヤな気持ちを受け入れてあげる

イヤイヤな気持ちを受け入れてあげる
遠回りに思えるかもしれませんが、子供のイヤイヤ主張が始まった時には、まずは「そっかそっか、イヤだったんだね」、「これが、やりたかったんだね!」と子供の気持ちをくみ取り、声に出して伝えてあげることが大切です。自己主張をし、その気持ちを受け止められる経験を積み重ねることで、子供は徐々に自分の気持ちをコントロールする術を学んでいきます

また、共感される経験や、「悲しい気持ちだったんだね」など、気持ちに言葉を添えてもらう経験を積むことは、将来の自己肯定感の醸成にも繋がります。初めての自己主張。少ない表現手段の中で、子供なりに精一杯に気持ちを伝えているのだと考えれば、「ちょっとずつ成長しているんだなぁ~」とママの気持ちにも少しゆとりが生まれるかもしれません。

イヤイヤ期の乗り切り方4:でも、いけない行動はさせない

ただし、子供の身に危険が及ぶ行動や、他人へ危害を加える行為については、きちんと制限することが大切です。物理的な危険が迫っている場合には、子供の気持ちを汲むよりも前に、行動を制限して安全を確保してください。必要であれば、両腕を掴んで静止したり、抱きかかえて安全な場所へ移動させるなども必要です。

安全が確認できた後には、子供の気持ちに寄り添い、ルールを伝えられると良いですね。イヤイヤ期の子育てルールについては、家庭によって見解が違いますが、「命の危険や大きな怪我に及ぶかどうか」はルールを決める際には基準になります。

イヤイヤ期の乗り切り方5:ダメな理由はダメ元で言い続ける

イヤイヤ期には守って欲しいルールを伝えても、子供がすぐに理解してくれることはまずありません。しかし、脳の理性を司る「前頭前野」の成長と共に、この状況は変化していきます。根気強くルールを伝え続けることが必要です。ただし、ルールを伝える際には、ただ「ダメ! 」と教えるのではなく、なぜダメなのかを一緒に説明することが大切です。

子供がパパママの説明に納得し、我慢する経験を積むことは脳にいい刺激を与え成長が進みます。その結果、ルールを守る(我慢する)力が育まれるのです。例えば、「テレビを見たい」という子供に対し、一緒に時計を見て、「長い針がここまできたら、テレビは終わりにしてご飯を食べよう」などと事前にルールを伝えます。

ポイントはあらかじめルールを伝え、子供に「もうすぐテレビはおわりなんだな」という意識を持たせること。そうすれば、少しずつ「もう! ご飯と何度も言っているでしょう! いい加減にテレビは消しなさい! 」なんて、怒らないで済む状況が増えていきます。よく考えてみれば、大人だって何かを楽しんでいる時に、急に邪魔されたら納得がいきませんよね。

さらに大切なことは、ルールを守れた時には、たくさん褒めてあげること。この褒められる経験、認められる経験こそが、「また褒められるように頑張ろう! 」という肯定的な気持ちを芽生えさせます。

イヤイヤ期の乗り切り方6:イヤイヤと言い続けたら一度あきらめる

そうは言っても、なかなか子供の気持ちがうまく収まらないのがイヤイヤ期です。いろいろ試しても、こちらが投げ出したくなる程イヤイヤがエスカレートしてしまうことも多々あります。特に男の子は、力も強く全力で抵抗してくるため、大人の力であっても静止が難しい時もあるでしょう。

そんなお手上げの時には、一旦諦めて、落ち着くまで様子を見守るのも一つです。ただしその時には、周囲に危険なものがないか忘れずに確認し、子供が疲れて落ち着くのを待ちましょう。また歌ったり、抱っこをしたり、飲み物を与えたりたりして、子供の気持ちを逸らし落ち着くのを待ってみるのも効果的ですよ。

イヤイヤ期の乗り切り方7:周囲にちゃんと愚痴る

周囲にちゃんと愚痴る
一生続くわけではないと分かってはいても、日々繰り返されるイヤイヤ期にママが疲れないはずがありません。それを一人で我慢していては、ママの気持ちがぐったりしてしまいます。そんな時は、辛い状況をじっと我慢するのではなく、周りの人へ吐き出してしまいましょう! 特にお勧めは、イヤイヤの状況を集めて周囲へ共有すること。ママはリポーターになったつもりで、我が子が今日はどんな主張をしたかを、写真に収めたり、詳細にリポート(記録)し周囲の人へシェアしてみましょう。子供のイヤイヤが始まっても、冷静に楽しんで観察できる自分に出会えるかもしれませんよ。イヤイヤ期卒表後に、この記録が懐かしい思い出として残るので、将来子供にイヤイヤ期の自分を見せてあげるのもいいでしょう。

イヤイヤ期の乗り切り方8:周囲に助けてもらう、パパにもイヤイヤ期を味わってもらう

周囲に助けてもらう、パパにもイヤイヤ期を味わってもらう
頑張り屋のママほど、イヤイヤ期を乗り切るのが難しい傾向があります。イヤイヤ期にはママの頑張りだけでは解消できない予測不能な状況が多くあるからです。ですから、この時期は頑張り過ぎる自分をお休みしてみてはいかがでしょう。まだまだ20年近く続く子育てです。何もかも一人で背負うのではなく、少しずつ周囲にサポートをお願いしていきましょう。

特に、パパには子供と二人の時間を作ってもらい、イヤイヤ期の子供との日々がどれほど大変かを体感してもらいましょう。そうすることで、具体的にどんなサポートが必要か、夫婦で話し合うきっかけにも繋がります。また、息詰まった時には、家族だけでなく地域の子育て支援センターの一時保育や託児所などを利用するのもいいですよ。

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イヤイヤ期の乗り切り方9:自分だけの時間を作り、息抜きをする

肉体的にも精神的にも負担の大きいイヤイヤ期。ママにゆとりがなくなってくると、冷静にイヤイヤ行動に対応したり、かわしたりすることが難しくなってしまいます。そうならないためにも、ママがリフレッシュできる時間や環境を意識的に作りましょう。ぐったりと疲れてからではなく、早め早めに息抜きの時間を設けるのがポイントです。

自分の時間を作るためには、積極的にパパやおじいちゃん、おばあちゃんに協力をお願いしましょう。それが難しい時には、一時保育などの地域サポートを利用することも大切です。趣味の時間や、買い物はもちろん、ゆったりと一人でティータイムを過ごすのもおすすめです。自分のペースで過ごせるリフレッシュタイムは、イヤイヤ期を戦うママには必ず取って欲しい時間です。

イヤイヤ期の乗り切り方10:子供への愛情表現は欠かさない

子供への愛情表現は欠かさない
どんなに努力や工夫をしてもうまく対応できず、子供とぶつかってしまうこともあるでしょう。でも、イヤイヤ期は子供が元気に過ごせていればそれだけでOKです! 子供が一日元気に過ごしてくれれば、一日の終わりに子供がママにたっぷり甘えられる時間を作ってあげましょう。いっぱい抱きしめて、大切で大好きな存在であることを伝えてあげてください。そうすることで、どんなに日中喧嘩をしても、子供はママからの愛情を確認でき、子供は安心して成長することができます。

まとめ:息抜きをしながら、助けてもらいながらイヤイヤ期の嵐が過ぎるのを待ちましょう

息抜きをしながら、助けてもらいながら嵐が過ぎるのを待ちましょう
「魔の2歳児」と呼ばれる程に、ママたちをぐったり疲弊させることの多いイヤイヤ期。しかし、イヤイヤ期は、子供だけでなくママにとっても大きく成長できるチャンスの時でもあります! 周囲のサポートを活用しながら、息抜きの時間を上手に作りながら乗り切っていきましょう。イヤイヤ期の嵐が過ぎ去った後は、この時期を懐かしく振り返れるようになっているはずですよ!