部屋のほこりをなんとかしたい。ほこりが溜まる場所とおすすめ掃除グッズ、溜めない部屋を作る方法
部屋の中でほこりが溜まりやすい場所
ほこりの成分は半分以上が服などの布製品の繊維で、砂ぼこりや髪の毛などと混ざり合って空気中を漂って積もっていきます。毎日掃除をしてもほこりを完全になくすことは残念ながらできませんが、部屋の中でどこにほこりが溜まりやすいかを把握しておくと効率よく掃除ができますよ。
ほこりが溜まりやすい場所1:棚
おしゃれな雑貨や家族の写真を飾ったりと、棚に物を置いている家庭は多いですよね。ただ、ほこりは物に吸着しやすいのでちょっと掃除を怠ると、飾ってある物にほこりがたまりやすくなります。その上棚に物を置いていると掃除がしにくかったり、物を動かして掃除するのが億劫になってしまい頻度が下がってしまう傾向があります。
棚の上には物をあまり置かず蓋があるケースなどにしまうと、ほこりが溜まりにくく掃除がしやすいですよ。目線より高い位置にある棚もほこりが舞い上がって降り積もっているので、忘れずに掃除しましょう。
ほこりが溜まりやすい場所2:テレビ台
毎日掃除しているのに「テレビ台の上はどうしてすぐほこりが溜まるの?」と疑問に思ったことがある方もいるのではないでしょうか。ほこりは静電気に引き寄せられる性質があるので、テレビなどの静電気が発生しやすい電化製品の周りはすぐにたまってしまいます。
静電気は湿度が低い方が発生しやすいので、湿度を管理して静電気の発生をできるだけ抑えたいですね。また洗濯に使用する柔軟剤は静電気の発生を抑えて、ほこりや花粉の吸着を防ぐ効果があるので拭き掃除に活用することができます。水200mlに小さじ1以下の柔軟剤を入れ、雑巾を浸ししっかり絞ってからテレビ台を拭くといつもよりほこりが溜まりにくくなりますよ。
ほこりが溜まりやすい場所3:床
今は部屋の床はフローリングの家庭が多いですが、掃除しやすい反面ほこりが目立ちやすいですよね。ほこりは目には見えなくても空気中に漂っているもので、人がいなくなり空気の流れが小さくなると下へ落ちてきます。毎日隅から隅まで掃除機をかけるのは大変ですが、ちょっと気になった時にフロアワイパーでササっとほこりを取り除きましょう。
床掃除を始める時にまず行うのは物をどかすことなので、普段から物は収納棚などにしまい床に置かないようにするとスムーズですね。雑巾で水拭きをすると細かなほこりや皮脂汚れなども取れるので、月に1回程度取り入れてみましょう。
ほこりが溜まりやすい場所4:部屋の隅
ほこりは空気の流れで壁や物にぶつかって端へ移動して、部屋の真ん中よりも隅に溜まります。時間がなくてなかなか毎日掃除ができなくても、ほこりが溜まる部屋の隅をフロアワイパーでなぞるだけでもすっきりしますよ。
ベッドやソファーなど大きな家具が置いてあると移動するのが大変で掃除ができず、ほこりが蓄積してしまいます。部屋の隅はほこりが溜まりやすいということを意識して、定期的に大きな家具も移動して掃除しましょう。
ほこりが溜まりやすい場所5:コンセント周り
ほこりが溜まりやすいとお伝えした部屋の隅には、コンセントが設置されてることも多いですよね。定期的にコンセント周りを掃除することが大切で、怠ってしまうとコンセントとプラグの間にほこりが溜まり空気中の水分を含んで発火してしまう危険性があります。
「トラッキング現象」といい、冷蔵庫やテレビなど長年プラグをコンセントに差し込んだままで尚且つ裏側で掃除がしにくい場所で起きやすい現象です。大きな火災になってしまうこともあるため、定期的に掃除することを心がけましょう。掃除が難しい場所はトラッキング防止機能が付いているプラグやタップに変えると安心ですね。
ほこりが溜まりやすい場所6:カーテン
見落としがちですがカーテンは室内のほこりだけではなく、外からのほこりも付いていて目には見えなくても汚れています。白いレースのカーテンが、気づいたら黒ずんでいるのを見つけたことがある方もいるかもしれませんね。週に1回程度はハタキなどでカーテンに付いたほこりを払い落としたり、ブラシのノズルを装着した掃除機で上から下へとほこりを吸い取ります。最近は洗濯ができるカーテンが増えているので、タグを確認してできるものは洗濯機または手洗いで年に1〜2回洗いましょう。
部屋のほこりを放置しておくと?
衣類の繊維や砂ぼこりなどが混ざり合ってできるほこりの中には、たくさんのカビやダニが潜んでいることはご存知ですか?特にダニは鼻炎や喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状の原因のひとつとなっています。
家の中にいるダニは1mm以下なので、肉眼でダニの多さを確認するこはできません。特に免疫力が弱い小さな子供や高齢者がいる家庭は気をつけたいですね。「空気清浄機」は空気中の目に見えないほこりやカビ、ダニなどをフィルターでキャッチして部屋の空気をきれいにしてくれるのでおすすめですよ。
部屋のほこり対策でのおすすめ掃除グッズ
ほこりは部屋の至る所に潜んでいるので、色々な場所や物に適したたくさんの掃除道具があります。ほこりを掃除する時に便利な道具をチェックしてみましょう。
ほこり対策のおすすめ掃除グッズ1:ハンディ掃除機
「UENO-mono SUIRYU(吸龍)」は超軽量810gで家中どこでも持ち運びが簡単で、ここの汚れだけ吸い取りたいというちょっと掃除に大活躍です。掃除する場所に合わせロングやブラシなどノズルを変えて使用できます。
ほこり対策のおすすめ掃除グッズ2:コードレス掃除機
「MooSoo 17000pa サイクロン式2WAY」はコンパクトですが吸引力があり、軽くてコードがないので移動がスムーズにできます。壁掛けスタンドが付いているので収納が簡単なのもうれしいポイントです。
ほこり対策のおすすめ掃除グッズ3:ハンディワイパー
「ウェーブハンディワイパー」は棚の上やテレビの裏など、隙間や凹凸部分の掃除がしにくい場所のほこりを簡単に取り除くことができます。シートが黒くなったら新しいシートと取り替えて使えるので衛生的です。
ほこり対策のおすすめ掃除グッズ4:ハンディモップ
「ウールダスター L」はふわふわの羊毛がほこりを優しくからめ取ってくれます。お手入れは柄を両手で挟み、クルクル回すだけで簡単にほこりを落とすことができます。シンプルなデザインなのでインテリア感覚で壁にかけて収納可能です。
ほこり対策のおすすめ掃除グッズ5:フロアワイパー
「クイックルワイパー」は柔らかいヘッドが床にフィットして、シート前面でほこりをしっかりとキャッチします。わずか3cmの隙間にも入るので、掃除機が入らない場所の掃除にも活躍します。
ほこり対策のおすすめ掃除グッズ6:コロコロ
「マーナ コロコロクリーナー」はグッドデザイン賞受賞の商品で、片手で簡単に出し入れができます。シンプルなデザインでインテリアに溶け込み、衣類・寝具・カーペットなどのほこり取りに欠かせない便利な道具です。
ほこり対策のおすすめ掃除グッズ7:お掃除手袋
「ウルトラ マイクロファイバー手袋」は特殊な織り方をした超極細繊維で、しっかり汚れを吸収してくれます。手袋をはめてそのまま触れるだけでほこりを拭き取り、カーブや細々した場所も簡単に掃除ができます。
ほこり対策のおすすめ掃除グッズ8:モップ
「スプレー一体型モップ」は専用ボトルに水や洗剤を入れ、手元のレバーを引くと先端から霧状に噴射されます。バケツに水を入れたり雑巾を絞る手間がなくなり、立ったまま腰に負担をかけずに拭き掃除が可能です。
部屋のほこりを掃除する時のコツ
ほこりは1度掃除をしてもまたすぐに溜まってしまうので、できるだけ効率的に行いたいですよね。ほこりは下へ落ちていくものなので、掃除は上から下の流れで進めていきます。見落としがちでほこりが意外とくっついている壁も忘れずに掃除をしましょう。
静電気で壁にくっついているほこりは懐中電灯などで光を当ててみてみると、よくわかります。予想以上のほこりの多さにびっくりするかもしれませんよ。壁のほこりは時間が経つと成長して床に落ちてゆくので、フロアワイパーにドライシートをセットして撫でるようにほこりを拭き取ります。
次に棚や家具、家電のほこりを落として、最後に床掃除を行いましょう。床掃除はフロアワイパーで細かなほこりを絡め取り、その後に掃除機で大きなゴミを吸い取ると掃除機の排気で細かなほこりを舞い上げずに済みますよ。
部屋のほこりを溜めにくくするコツ
できるだけほこりが溜まりにくい部屋にして、掃除の頻度を減らすことができたら嬉しいですよね。ちょっとしたコツを取り入れるだけで、今までよりほこりが出にくくなるかもしれませんよ。どんなコツがあるのか確認してみましょう。
ほこりを部屋に溜めないコツ1:部屋の換気
掃除をする時は窓を開けて換気をしましょうと聞いたことがある方が多いと思いますが、風でほこりがあらゆる場所に飛び散ってしまいNGなんです。もちろん換気は大事なのですが、換気の為に窓を開けるタイミングは掃除が終わった15分後位が望ましいとされています。
ほこりを部屋に溜めないコツ2:掃除をする時間帯
ほこりは空中に漂っていて時間をかけて下に落ちていきますが、とても軽いので人が動き回ると舞い上がってしまいます。朝起きてからすぐや、外出先から帰宅したタイミングで掃除をすると、床に落ちたほこりを一掃できるのでおすすめです。
ほこりを部屋に溜めないコツ3:掃除の仕上げは水ぶき
こまめにほこりを取ったり掃除機をかけていても、何かをこぼしてしまった時に床を拭くと黒い汚れが付着して「こんなに汚れてるの!?」と驚いた経験がある方もいますよね。こびりついてしまった汚れや皮脂汚れなど、水拭きでなければ落ちにくい汚れがあります。掃除機が終わったら雑巾をかたく絞って部屋の奥から手前の順に拭きましょう。
ほこりを部屋に溜めないコツ4:カーテンはこまめに洗濯
カーテンは室内のほこりのほか、屋外からの砂ぼこりなどで意外と汚れています。放っておくと黄ばみができたり、カビが発生してしまうことがあるので定期的な掃除が大切です。日頃の掃除で掃除機を使う時に、ノズルをブラシタイプに替えて上から下へほこりを吸い取り、カーテンにほこりが溜まらないようにします。年に1〜2回は洗濯も行いたいですが、洗えないカーテンもあるので洗濯表示を確認して洗濯機か手洗い、もしくはクリーニングに出しましょう。
まとめ
ほこりは生活している以上どうしても出てしまうものですが、溜まりやすい場所を把握して溜めにくくするコツを実践するだけで日頃の掃除が楽になりますよ。便利な掃除道具がたくさんあるので場所に合わせて使い分けて、部屋をきれいに保ち過ごしやすい空間にしましょう。