エアコン掃除は自分でできる? 手順と業者へ依頼する費用目安

エアコンの掃除をしないとどうなる?

エアコンの掃除をしないとどうなる?

エアコンの掃除は業者へ頼まなくても、自分でできます。しかし、自分で掃除する場合、しっかりお手入れできなかったり時期を逃してあと回しにしたりするケースが多いでしょう。エアコン掃除をしないで使い続けると、故障や健康被害に悪影響を与えるのをご存じですか

  • 室内機にカビが発生
  • カビが原因で鼻炎や咳など健康被害
  • 電気代が上がる
  • 漏電による火災

エアコンは温かい空気を冷やし冷房運転するため、内部は結露して水分が発生します。掃除せず放置しているとカビが発生し、次の運転でエアコンの風と一緒にカビが部屋中に流れてしまうのです。カビはアレルギー性鼻炎の原因となり、悪化すると肺炎になる可能性もあるでしょう。

また、お手入れせず使い続けると、冷房や暖房効率が弱まり温度設定を高くしたことで電気代の高騰、また水漏れが発生し放置したことで漏電による火災の心配があります。

エアコン掃除は手間はかかりますが、コツさえ掴めば自分で簡単にできます。

新知台耳鼻咽喉科「カビのアレルギー」

エアコン掃除に必要な道具を用意しよう!

エアコン掃除に必要な道具を用意しよう!

エアコン掃除をする前に、必要な道具を用意しているとスムーズにお手入れできます。

  • 掃除機
  • 使わなくなった歯ブラシ
  • タオルまたは雑巾
  • 中性洗剤
  • 綿棒や爪楊枝

掃除道具は家庭にあるもので代用できるので、業者が使うような特殊なものを用意する必要はありません。

エアコンの掃除方法

エアコンの掃除方法

お使いのエアコンによって作業の違いがあるので、必ず説明書をご確認ください。エアコン掃除の手順は大きく分けると3つです。

  • エアコンのコンセントを抜く
  • カバーとフィルター取り外す
  • エアコン内部の掃除

手順別に詳しいエアコンの掃除方法をチェックしていきましょう。

エアコン掃除の準備

エアコン掃除をする前に、気をつけて欲しいのが「コンセントを抜く」ことです。コンセントを刺した状態で掃除すると、感電する可能性があります。また、水や専用スプレーを吹きかけることで、エアコンが故障する場合もあるので、必ずコンセントは抜いてからお手入れしましょう。

コンセントを抜いた後、エアコンの下にカビやホコリ、水滴が落ちてもいいように新聞紙やシートを敷いておくと、後片付けを簡単にできます。

パーツを外す

エアコン掃除を自分でやる場合、「カバー、フィルター、ルーバー」の3つのパーツを徹底的にお手入れしましょう。パーツは手で簡単に外せますが、エアコンによってドライバーが必要な場合もあります。パーツは力任せに外さず、必ず取扱説明書を確認しながら取り外してください。

3つのパーツの掃除ポイントは、次の表を参考にしてください。

カバー ・掃除機で全体のホコリを吸う
・雑巾で水拭き→乾拭きする
フィルター ・掃除機でホコリを吸う
・目地は綿棒や爪楊枝、歯ブラシを活用
・水洗い後、しっかり乾燥
ルーバー ・掃除機でホコリを吸う
・綿棒や爪楊枝を使って細部の汚れを取る

汚れが落ちない時は、中性洗剤を含ませたタオルで拭き取る、歯ブラシを左右前後の角度から擦るなど、工夫してみてください。エアコンの部品には外して良いものと外してはいけないものがあるため、自分で掃除するには限界があることを覚えておきましょう。

エアコン内部の掃除

エアコン室内機の心臓部分である「熱交換器」は鋭い刃のような形状をしているため、自分で取り外すことをおすすめしません。フィルターを外し、見える範囲だけ掃除機や雑巾、エアコン掃除用スプレーを使ってお手入れしましょう。

エアコン用の掃除スプレーを使うと簡単に落とすことができますが、やり方を間違えるとエアコンの故障や健康被害につながるので注意が必要です。スプレーを使ったら、きれいに洗い流すようにしましょう。

エアコンの掃除方法を動画でチェック!

エアコンの基本的な掃除の流れは下記の動画をご覧ください。

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エアコン掃除スプレーとは? おすすめ8選

エアコン掃除スプレーとは? おすすめ8選

エアコン掃除スプレーは、手の届かない室内機の内部の汚れを落とすために使用します。使うメリットとデメリットがあるので、利用前にしっかり確認しておきましょう。

メリット ・簡単に内部の掃除ができる
・手の届かない場所を掃除
デメリット ・汚れ防止に養生が必要
・業者のようにキレイに掃除できない
・使い方によって故障や引火の可能性あり

新しいエアコンの場合、ビニールのカバーは不要な場合もあります。なるべく安く定期的にお掃除をしたいなら、エアコン用のお掃除スプレーを活用してみませんか。

おすすめのエアコン掃除スプレー8選

エアコン掃除スプレーはパーツに合わせて種類が分かれているので、目的に合わて選ばなくてはいけません! そこで、自分でのお手入れは難しいフィン(熱交換器)向けのエアコン掃除スプレーを8つ厳選しました。

特殊な泡でお掃除するエアコンファン洗浄剤

こちらの掃除スプレーは、もこもこの泡タイプなので、どこに拭きかけたのか確認できるという特徴があります。しかも、洗浄液を回収するためのビニール袋がついているので、ゴミ袋を別に準備する必要はありません。

カビッシュトレール エアコンファン洗浄剤【使い方】

電源を抜き、ビニール袋をセットしてカバーを外します。洗浄液スプレーをよく振って送風口の奥までノズルを差し込み、4秒から5秒程度噴射します。その後泡がなじむように、割りばしなどを差し込んで奥の送風口を回転させます。その後30分ほど放置し、すすぎ液をかけ洗浄液がビニールに流れるまで5分程度待ちます。最後に残った液を取り除くため、ビニール袋で送風口を覆い、30秒程度送風運転をします。ビニールを取り外して、送粉運転を10分程度したら終了です。

  • セット内容:洗浄液スプレー :1本(180ml)・すすぎ液スプレー :1本(300ml)・洗浄液回収袋(ビニール ):1枚
  • 乾燥時間:30分

超速乾!エアコン洗浄スプレー

エアコン掃除スプレーは、スプレーを噴射してから、洗浄液が汚れを落とすまで時間を置かなければいけません。待っている間を時短したいものですよね。そんな人におすすめなのが、待ち時間0分の超速乾タイプの洗浄スプレーです。

超速乾 エアコン洗浄スプレー【使い方】

電源を抜き、カバーとフィルターを外したら冷却用のフィンに直接スプレーを拭きかけます。その際、上から下、右から左、もしくは左から右へとフィンに沿ってスプレーするのがポイントです。連続して20秒から30秒程度スプレーをしたら終了で、すぐにエアコンを使用することができます。

  • セット内容:エアコン洗浄スプレー:1本(170mL)
  • 乾燥時間:0分

ムースとリンスで仕上げるファン洗浄剤

機能性が高い洗浄スプレーも多数販売されていますが、モコモコ泡で洗浄したいという人におすすめなのが、こちらの洗浄剤です。ムースの泡で洗浄し、仕上げにリンスで泡を洗い流し、エアコン内の臭いや汚れを取り除きます。

くうきれい エアコンファン洗浄剤【使い方】

付属の養生シートを貼り、エアコン本体を開けファンが見える状態にします。最初にムース缶にノズルを付け、ファンの奥に噴射します。ノズルの先を使ってファンを回転させ、ムースが全体に馴染むようにします。次にムースの泡を消すようにリンスを吹きかけ全体にスプレーします。最後に吹き出し口にタオル又は雑巾をあて、10秒ほど送風運転をしたら養生シートを外して完了です。

  • セット内容:ムース:1本(230ml)リンス:1本( 260ml)養生シート:1枚
  • 乾燥時間:約10秒

エアコンクリーナー Ag消臭プラス

こちらのエアコンクリーナーは、除菌と消臭に効果があるAg(銀コロイド)が含まれており、エアコン内部に潜む菌の繁殖を抑えます、さらに、強力な水圧が手の届かないフィンの奥まで洗浄してくれるので、スプレータイプは試したけど、もう少し洗浄力が高いものを求めている人におすすめです。

エアコンクリーナー Ag消臭プラス【使い方】

電源を抜き、本体カバーを外し、フィンを露出させます。フィンの向きに沿って、スプレーを5cmほど離し全体にスプレーします。その後10分程自然乾燥させれば終了です。

  • セット内容:エアコンクリーナー1本(420ml)
  • 乾燥時間:約10分

エアコン洗浄スプレー 防カビプラス

洗浄・消臭・防カビ・除菌が1本でできるのが、こちらのエアコン洗浄スプレー防カビプラスです。こちらの最大の特徴は、リーズナブルな値段で定期的にエアコン掃除ができるということ。しかも香りのバリエーションも豊富で、エアリーフローラル(ピンク缶)・フレッシュフォレスト(グリーン缶)・無香性(ブルー缶)の3つから選ぶことができます。

アースエアコン洗浄スプレー 防カビプラス【使い方】

電源を抜き、フィンを露出させたら缶を5~6回程度強く振ります。フィンから5cm程離してフィンの向きに沿ってスプレーします。その後10分程放置したら終了です。

  • セット内容:フレッシュフォレスト:1本(420ml)
  • 乾燥時間:約10分

有害物質を使っていない、超電水エアコン内部クリーナーシュ!シュ!

エアコンの汚れは落としたいけど、直接スプレーするとその後の空気も気になるものですよね。そんな人におすすめなのが、界面活性剤などの有害物質を含まず、水を電気分解して作られた洗浄水がベースのクリーナーです。無臭で無害の環境に配慮したクリーナーも試してみてはいかがでしょうか。

エアコン内部クリーナーシュ!シュ!【使い方】

電源を落とし、フィンを露出させます。よく振ったスプレーをフィンから5cm程離しスプレーします。中に溜まっていた汚れは排水ホースを通して排出されますが、10分程自然乾燥すれば終了です。

  • セット内容:洗浄液本体:1本(420ml)
  • 乾燥時間:約10分

らくハピ エアコンの防カビスプレー 無香性

「すぐ乾くスプレーで除菌したいし、お掃除は毎月ではなく、2ヶ月に1回位できるものがいい。」という具体的な用途が明確にある人におすすめなのが、こちらの防カビスプレーです。エアコンがすぐに使えて、まわりにシートを貼るなどの手間もかかりません。そして、最長2ヶ月もの間カビの発生を防いでくれるのです。

らくハピ エアコンの防カビスプレー【使い方】

電源を抜き、フィンを露出させたら、スプレーを振らずに5cm程離してフィンに沿ってスプレーしていきます。およそ60秒から70秒程度スプレーが噴射するので効率よく全体にスプレーします。スプレー後は乾燥時間を置かずそのままエアコンを使用することができます。

  • セット内容:スプレー本体:1本(350ml)
  • 乾燥時間:0分

アクアイオンマジック エアコンクリーナー

こちらのエアコンクリーナーは、界面活性剤を使っていないエアコンクリーナーで、Agとお茶、竹乾留エキスを配合し、除菌と抗菌効果が期待できます。強力なジェット噴射で手の届かないフィンの奥まで洗剤が浸透し汚れを落としてくれます。

アクアイオンマジック エアコンクリーナー【使い方】

冷却フィンを出してフィンに沿ってスプレーします。後は、15分程自然乾燥させれば洗浄と除菌+抗菌が完了です。

  • セット内容:エアコンクリーナー:1本(400ml)
  • 乾燥時間:約5分

次のページでは、エアコンの室外機やホースの掃除方法や業者に依頼する時の費用などをご紹介します!

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はいチーズ!クリップ編集部

はいチーズ!クリップ編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Instagram・LINEなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!