離乳食作りの裏ごし器の選び方やおすすめ10選! 茶こしやブレンダーなどの代用方法も紹介
離乳食作りに裏ごし器は必要? いつからいつまで使う?
裏ごし器は離乳初期に役立つ便利グッズの1つです。赤ちゃんが離乳食を始める生後5ヶ月~生後6ヶ月頃はまだ歯が生えていないことが多く、食材を咀嚼することができません。母乳やミルクなどの液体しか口にしていなかった赤ちゃんは口の機能や内臓機能も未発達なので、離乳初期は裏ごし器などで食材を滑らかなペースト状にしなければならないのです。
裏ごし器は代用アイテムでカバーすることもできるため、必ずしも必要ではありませんが、離乳食用に作られた裏ごし器は少量の食材を裏ごしするのに向いているためとても使いやすいですよ。
離乳食用の裏ごし器は、離乳食が進むにつれて食材をペースト状にする必要がなくなりだんだん使わなくなってしまいますが、離乳食用ではない一般的に販売されている裏ごし器は、大人の料理でも活用でき長く使うことができますよ。
裏ごし器の使い方
裏ごし器を使う時は、裏ごし器をお皿の上にセットし、やわらかく煮た食材をのせて木べらやスプーンなどでこしましょう。葉もの野菜など繊維のあるものや芋類など水分量が少ない食材は1度こしただけでは滑らかにならないことも多いですが、何度もこしたり食材の煮汁などをくわえることで滑らかなペースト状になります。裏ごしをした後は裏ごし器の網の裏にくっついている分も忘れずにとってくださいね。
裏ごし器を洗う時のポイント
離乳初期で使う裏ごし器は、食材を滑らかにするために網の目が細かいものが多く、食材が詰まりやすいのが難点です。裏ごし器を使用した後はすぐに水につけて食材が固まらないようにしたり、たわしや歯ブラシなどで洗うと裏ごし器がきれいなまま使い続けることができますよ。もし網に汚れがくっついて取れない場合は、つまようじを使ってとるのも有効です。
離乳食作りに使う裏ごし器の選び方
離乳食で使う裏ごし器を選ぶ時のポイントをご紹介します。「離乳食用の調理器具セットが一式ほしい」や「離乳食づくり以外でも使用したい」などタイプに合わせて選ぶといいですよ。
離乳食作りには調理器具セットがおすすめ
離乳食の調理器具セットは離乳食作りに必要なアイテムが揃っているのでとても便利です。「すりおろし」「すりつぶし」「裏ごし」「ジューサー」など多機能なものが多く、サイズが小さめに作られているため、少量の離乳食を作るのにぴったりです。
しかし、既に離乳食の調理器具セットに含まれているアイテムをいくつか持っている場合は、裏ごし器を単品で買うか、代用アイテムを使う方がお得に済ませることができますよ。調理器具セットを選ぶときは、裏ごし器をセットする器の裏に滑り止めがついているものを選ぶと便利です。
裏ごし器を長く使いたい場合は製菓用など一般的なものを選ぼう
お菓子作りなどで使う裏ごし器を持っていれば、代用することも可能です。製菓用の裏ごし器はサイズが大きいものが多く、滑り止めがついているような専用の器もないため、慣れるまでは少し時間がかかるかもしれませんが、離乳食が終わってからも長く使える点はメリットの1つですね。
茶こし・ザル・すり鉢・ブレンダーなど代用品を使ってもOK
裏ごし器の代用品として使えるアイテムを4つご紹介します。裏ごし器単品で購入したい場合や、離乳食以外に裏ごし器を使う機会がないというママは、代用品を使うのもおすすめですよ。
茶こし
お茶を入れる時に使う茶こしは離乳食の裏ごしにも使えます。茶こしは茶葉が網を通り抜けないように、かなり目の細かい網であることが多いため、裏ごしするのに少し力が必要です。力をくわえても網が破れたり壊れたりしないように、作りが頑丈なものを選ぶのがポイントですよ。茶こしは裏ごし以外にも、しらすの塩抜きやツナの油抜きなどにも使えるので便利なアイテムです。小さいサイズのものであれば100円ショップでも手に入りますよ。
ザル
どの家庭にも1つはあるザルは裏ごし器の代用としても使うことができます。網の目が粗いものだと食材が滑らかなペースト状にはならないため、ほどよい粗さの物を選びましょう。ザルであれば100円ショップでも手に入るのでまずは1つ購入して試してみてもいいですね。
すり鉢
繊維が少ない食材であれば、すり鉢で滑らかにすることができます。すり鉢は小さいものであれば100円ショップでも手に入りますね。繊維がある食材だと、食材をすった後に繊維を取り除くのが難しいためあまりおすすめできません。また、裏ごし器に比べるとどうしても滑らかさが足りないことが多いため、離乳食に少し慣れてきてから使うといいですよ。
ブレンダー
固形の食材をどろどろにしてくれるブレンダーがあれば、裏ごし器がなくても食材を滑らかにすることができます。ただし、ブレンダーは葉もの野菜など繊維があるものをペースト状にするにはあまり向いていません。また、ブレンダーを使う場合は、ある程度の量が無いとうまく撹拌してくれないため、離乳食に慣れてストックを作るようになったら使用するのがいいでしょう。
「つぶす」「まぜる」「きざむ」が可能な1台3役のブレンダーです。刃の部分が金属製ですのでにおい移りの心配が無く、熱にも強いので加熱調理した鍋に入れて使用することもできます。離乳中期~後期に役立つチョッパーもついて3000円台とお手頃価格な点も嬉しいポイントですね。
おすすめの裏ごし器10選
離乳食づくりにおすすめの裏ごし器をご紹介します。セットの充実度や値段などのバランスを考えながら理想の裏ごし器を見つけてみてくださいね!
離乳食作りにおすすめの裏ごし器1:ピジョン はじめての調理セット
大手ベビー用品メーカーのピジョンから出ている離乳食調理用の7点セットです。食材を滑らかなペースト状にできるこし網と、あらごし用のこし網がついているので赤ちゃんの好みや成長に合わせて使い分けられるのが嬉しいポイントです。10倍がゆを電子レンジで簡単に作れるおかゆクッカーもついているので、離乳初期はこれ1つあれば乗り切れそうですね。
セット内容 | こし網(なめらか用)、こし網(あらごし用)、ヘラ、裏ごし容器・おかゆ調理用フタ、スプーン、すり鉢・おかゆ調理容器、離乳食冷凍小分けトレイ |
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離乳食作りにおすすめの裏ごし器2:チェル おかゆが作れる離乳食調理セット
こちらも大手ベビー用品メーカー、リッチェルから出ている離乳食調理用の豪華9点セットです。こし器のほかにおろし器やすり鉢などもついているため、食材に合わせていろいろな調理ができそうですね。「これが無いと離乳食作りができなかった」というママの口コミもあり、使いやすいのがわかります。
セット内容 | 電子レンジ用おかゆクッカー、おろし器、こし器、すり鉢、擦り棒、小分けパック(3個)、レシピ本 |
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離乳食作りにおすすめの裏ごし器3:リッチェル 離乳食らくらく時短調理セット
同じくリッチェルから出ている離乳食の時短調理セットです。離乳初期のごっくん期~離乳後期のもぐもぐ期までこれ1台で時短調理が可能です。コンパクトながら食材の裏ごしやすりつぶし、さいの目カットなど多機能ですので、「離乳後期まで長く使いたい」というママにはぴったりのアイテムですよ。電子レンジ加熱が可能なのも嬉しいポイントですね。
セット内容 | 本体、フタ、押し器用くず取り、すり鉢、こし器(枠)、ブレンダー(フタ・つまみ・軸受け・かくはん部)、育児スプーン |
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離乳食作りにおすすめの裏ごし器4:kidsme フードグラインダー
食材を入れ、上部のハンドルを回すだけで裏ごしされた食材が出てくるフードグラインダーです。少量の食材でも使用できるので、食べる量が少ない離乳初期の赤ちゃんにも問題なく使えそうですね。動作音はほとんどしないので、赤ちゃんが寝ている間に離乳食づくりができちゃいますよ。
離乳食作りにおすすめの裏ごし器5:Combi ベビーレーベル 離乳食ナビゲート調理セット 調理セットC
離乳初期~離乳完了期まで長く使える離乳食セットです。食材を2種類の大きさにカットできるカットプレートは離乳後期~離乳完了期に重宝しそうですね。重ねて収納できるためかさばらないのがポイントですが、サイズがコンパクトな分「1度に大量ストックを作るのは難しい」という口コミも見られました。
セット内容 | すりつぶしボウル、カットプレート(5mm、10mm)、レンジ用フタ、おろしプレート、裏ごしプレート、すり鉢ボウル、ヘラ |
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離乳食作りにおすすめの裏ごし器6:e-EDISON ママごはんつくって 離乳食づくりから長~く使える調理セット
食材を裏ごししたり、切ったり、おろしたりするだけでなく、ゆでる・蒸すにも対応可能な万能タイプの調理セットです。離乳食が始まる生後5ヶ月~生後6ヶ月の赤ちゃんから大人用メニューまでまかなえる大容量サイズですので、離乳食ストックを作りたいママにおすすめです。電子レンジOK・食洗器OK・煮沸消毒OKとママの「これが欲しかった!」をしっかり抑えているのもポイントですね。
セット内容 | フタ、調理用スプーン、カット・おろしプレート、裏ごしプレート、虫プレート、お食事ボウル |
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離乳食作りにおすすめの裏ごし器7:Combi くまのプーさん 離乳食じょ~ずC 離乳食調理セット
プーさんのイラストがかわいいだけでなく、離乳初期~離乳後期と幅広い期間の離乳食作りに対応している離乳食調理セットです。添付されているすりこぎが木製ではないため「においが気にならない」という口コミや「スリスリ計量スプーンが使いやすかった!」という口コミが多く見られました。
セット内容 | ゴックンプレート、モグモグプレート、カミカミプレート、スリスリレンジボウル(すべり止めゴム付き)、スリスリ計量スプーン、レンジキャップ、フィーディングスプーン |
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離乳食作りにおすすめの裏ごし器8:レック ガラスのおかゆカップ
炊飯器で大人のご飯と一緒に10倍・7倍・5倍がゆが作れるおかゆカップです。付属のネットを使えば、裏ごしも楽にできますよ。カップはガラス製なので、プラスチックに比べて衛生的なのもポイントですね。また、電子レンジ加熱OKですので、冷めてしまったおかゆを温めなおすこともできます。シンプルなセットなので「すでにおろし器やブレンダーは持っている」というママにおすすめです。
セット内容 | フタ、カップ、ネット、ツマミ、計量スプーン |
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離乳食作りにおすすめの裏ごし器9:ワンタッチ 裏ごし 24cm
網が取り外しできるタイプの裏ごし器です。裏ごししたい大きさに合わせて網のサイズを変えられるので、離乳食づくりだけでなくお菓子作りにもぴったりですよ。「網を取り外せるので洗いやすい」という声もありました。網と枠は別売りになっているので、購入する時はご注意ください。
離乳食作りにおすすめの裏ごし器10:遠藤商事 18-10シルバーシャインムーラン
離乳食以外に、ジャムやソース、ポタージュ、味噌作りなどにも使える業務用仕様のこし器です。錆に強いステンレス製なのもポイントですね。トマトやピーマンなどの皮がある食材は離乳初期には湯むきをする必要があるのですが、こちらのこし器なら皮付きのままでも手軽に滑らかにすることができます。値段は少し高いですが、フードプロセッサーなどとは違った滑らかな舌触りに大人も大満足の仕上がりであること間違いありません。
まとめ
離乳食を始めてすぐの頃は、食材を滑らかなペースト状にしなければならないため、「思ったより大変」と感じるママは多いのではないでしょうか? また最初は小さじ1杯程度で良かった離乳食も、段階が進むごとに少しずつ量や食材の種類が増えていくので離乳食作りは大変ですよね。ぜひご紹介した便利グッズを活用して、少しでも楽に離乳食作りを楽しんでくださいね!