【管理栄養士監修】離乳食でトマトはいつから食べられる? アレルギーや皮や種の取り除き方、レシピなどを紹介
目次
離乳食作りを簡単にするアイテム
離乳食作りを簡単にするアイテムをご紹介します。夜泣きが続く時やお仕事で忙しい時は、トマトの下ごしらえも大変です。種や皮の処理がいらないトマトアイテムを活用してみてはいかがでしょうか。
カゴメトマトペースト
甘みのある完熟トマトをペースト状にした甘みのあるトマトペーストです。トマトのみで作られているので、離乳初期からも使いやすいですが、生トマトの約6倍濃縮した濃さなので、使用する時は離乳食の進行具合に合わせて濃さや、使用量を調節するようにしましょう。
カゴメホームページでは、離乳初期はペーストは10倍〜12倍に薄めることを推奨しています。濃さの調整が必要なので、お家で離乳食のストックを多めに作る時などに使いやすくおすすめです。
トマトジュース
トマトジュースは食塩無添加の商品であれば基本的に離乳食に使うことができます。こちらもそのまま料理に使うのではなく、濃さを離乳食の進行具合によって調整してあげましょう。
トマトジュースは種や皮を取り除く手間が省けるので、離乳食作りの時短になりますね。薄めて使うので、缶タイプのトマトジュースでも離乳食作りには十分な量になります。防腐剤や保存料を使っていないトマトジュースは開封後は早めに飲み切るようにしてください。離乳食作りで余った時は、ママが飲んだり大人の料理に使ってもいいですね。
離乳食に使えるトマトジュース1:カゴメ トマトジュース
食塩無添加のトマトジュースなので、離乳食に使うことができます。赤ちゃんの成長に合わせて薄める必要があるので、離乳初期は2倍程度に薄めて使うようにしましょう。缶は190ml、紙パックは200mlで販売されています。
離乳食に使えるトマトジュース2:伊藤園 熟トマト
伊藤園の熟トマトも食塩、砂糖などが使用されておらず、離乳食に使うことができます。伊藤園のトマトジュースには「理想のトマト」という商品も販売されていますが、「熟トマト」の方が使用されてるトマトの量が少なく薄味なので離乳食作りに向いています。離乳食に使う際は、2倍に薄めてくださいね。
トマトパウダー
生後5ヶ月頃から使える、化学肥料、農薬未使用の国産トマトパウダーです。原材料はトマトのみのため、離乳初期にトマトを初めて試す時やアレルギーなどで食べれる食材に制限がある場合にもおすすめです。1包2gのパウダーは生トマト20g分になります。
生後7ヶ月の離乳食では、一食の野菜目安量は20gになりますから、このパウダーを使うだけで、生後7ヶ月の赤ちゃんに必要な量の野菜が取れるのは、忙しいママには嬉しいですね。スープや食べ物に混ぜるだけで使えるので、旅行やお出かけの時も手軽に持ち歩けます。
チキントマトソース
生後7ヶ月から使える粉末トマトソースです。一回分が個包装されているので、使いたい時にさっと使え便利です。粉末をお湯に溶かせすと、鶏ひき肉とにんじん、ほうれん草が入ったトマトソースが簡単に作ることができます。大さじ2杯の熱湯でお粥やパスタなどの食材にかけたり、あえたりできるトマトソースが、大さじ3杯の熱湯でトマトスープを作ることができますよ。
着色料、保存料、香料、化学調味料は使われておらず、生後7ヶ月から生後12ヶ月から18ヶ月の離乳完了期まで安心して長く使えるのも嬉しいですね。原材料に含まれるアレルギー物質は、乳、小麦、大豆、鶏肉になります。
離乳食にトマト缶は使える?
離乳食にトマト缶は使えますが、使う時に注意が必要です。トマト缶は離乳食用の食材ではないので、塩分量や味付けが大人向け、幼児期以降の子供向けに作られています。離乳食の始めの時期は、食材そのものの味を知る大切な時期ですから、無塩タイプを選ぶのが安心です。買った、買いたいトマト缶が無塩か分からない場合は、メーカーに問い合わせるのが一番確実です。
ホールトマト缶は、皮があらかじめ取り除かれているので、裏ごしして種を取り除きましょう。トマト缶一つで、大量に離乳食用のトマトが作れますから冷凍保存しておくと、使いたい時に使え便利ですよ。また、無塩タイプのトマト缶でなくても、離乳中期以降であれば、缶に表示されている食塩相当量を確認し、数値が低いものを選んで使ってもいいですが、薄めた方が無難です。玉ねぎ入りの野菜を煮ただけのスープ等で薄めて使用することもおすすめです。玉ねぎの甘みが加わると旨味のある薄味スープが出来上がります。
トマトを使ったおすすめ離乳食レシピ4選
トマトがゆ(離乳初期)
トマトと10倍粥を使ったレシピです。下ごしらえしたトマトを10倍粥にのせるだけの簡単なレシピです。材料はミニトマト1個、10倍粥大さじ2杯になります。赤ちゃんがトマトの酸味で食べない時は、だしや市販の粉ミルクを少量混ぜると食べやすくなります。
白身魚のトマトあん(離乳中期)
淡白な味の白身魚にトマトあんをかけて食べやすくしたレシピです。トマトはだし汁と水溶き片栗粉でとろみが出るので食べやすくなります。白身魚以外でも、じゃがいもなどのパサつきのある食材や、お粥に混ぜても使えますよ。
豆腐とトマトのオーブン焼(離乳後期)
離乳後期は大人の食事の取り分けができる時期になります。豆腐にチーズとトマトをのせたオーブン焼もおすすめです。相性の良いチーズとヘルシーな豆腐を使っているので、大人のダイエットメニューとしても使えます。
豚ひき肉のハヤシライス風(離乳完了期)
電子レンジで作れるハヤシライス風レシピです。この時期は大人の食事を欲しがる時期でもありますから、見た目が同じ様な料理を作るのも大切ですね。大人はカレーライス、子供はハヤシライスなら見た目が似ているので、子供も納得してくれるかもしれません。
トマトを使ったベビーフード
ベビーフードはパパママが忙しい日や外出先でも簡単に離乳食をあげることができるので便利です。トマトを使ったベビーフードを紹介します。
Baby Orgente 鯛とトマトおじや
生後5ヶ月頃から食べさせることができるベビーフードです。有機栽培・無農薬の野菜や国内産の天然だし、鳴門海峡で育った鯛など材料にとことんこだわった優しい味の和風おじやです。パウチ式なのでスプーンにそのままサーブして食べさせることができます。器やレンジがない屋外レジャーなどお出かけ先に携帯するととても便利ですね。
有機まるごとベビーフード
有機食材が使用されたベビーフードです。生後10ヶ月頃から食べさせることができ、トマトと鯛のリゾット、野菜がゆ、鯛がゆ、ミックス野菜などのラインナップがあります。赤ちゃんにも安心して食べさせることができますね。
まとめ
トマトは栄養たっぷりで、離乳初期から使える野菜です。皮や種は赤ちゃんが消化するのに負担が大きいので取り除いて、加熱して使います。まれにトマトでアレルギー症状が出ることもあるので、初めてあげる時は他の食材と同じように少量から進めいきましょう。旨味成分も含まれるトマトは料理を美味しくしてくれる食材です。まとめてストックをつくり、離乳食のアクセントに使っていけるといいですね。