吐き戻し防止枕って何? 選び方やおすすめ、授乳クッションやタオルで代用する方法も紹介

赤ちゃんの吐き戻しはどうして起こるの?

赤ちゃんの吐き戻しはどうして起こるの?

赤ちゃんの消化器官は未発達なので吐き戻しが起きやすい

消化器官が未発達な赤ちゃんは、授乳後に吐き戻してしまうことが良くあります。赤ちゃんが母乳やミルクを吐き戻したあと元気そうであれば、そこまで心配する必要はありません。

赤ちゃんの吐き戻しで注意が必要なのは、赤ちゃんが噴水のように吐いた後にぐったりしているなどの異変がみられる場合です。赤ちゃんが頻繁に吐き戻していて、赤ちゃんの体重が増えない、授乳後の呼吸がおかしい、顔色が悪いといった様子が見受けられる場合は、すぐに病院に連れて行きましょう。

【助産師監修】赤ちゃんの授乳時間が知りたい! 長い時や短い時、切り上げるタイミングは?
【助産師監修】赤ちゃんの授乳時間が知りたい! 長い時や短い時、切り上げるタイミングは?
母乳は粉ミルクと違い、赤ちゃんがどのくらいの量を飲んでいるのかを目で確認することが難しいですよね。授乳時間が長いと飲みすぎではないか、授乳時間が短いと十分な量が飲めていないのではないか心配しているママはいませんか? 授乳時間の目安や長い時、短い時の対処法をご紹介します。
母乳育児の頻回授乳が正直つらい…混合育児にすべき? 授乳間隔をあけるコツは?
母乳育児の頻回授乳が正直つらい…混合育児にすべき? 授乳間隔をあけるコツは?
母乳育児は赤ちゃんとのスキンシップの時間が楽しい一方、昼夜問わずの授乳生活に正直疲れてしまうこともありますよね。中には1日20回の頻回授乳をしているママも。なぜ赤ちゃんの授乳間隔があかないのか、その理由をご紹介します。頻回授乳でよくあるトラブルの対処法も紹介いたします。
母乳とミルクを併用する混合育児のメリット・デメリットは? 授乳の量とタイミングは?
母乳とミルクを併用する混合育児のメリット・デメリットは? 授乳の量とタイミングは?
赤ちゃんの授乳に母乳とミルクを併用する混合育児(混合栄養)は、母乳とミルクのいいとこ取りができる方法といえますね。実際はどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか? 授乳の量とタイミングについても解説します。

赤ちゃんの吐き戻しには溢乳と吐乳がある

赤ちゃんの吐き戻しには溢乳と吐乳がある
授乳後に赤ちゃんの口の端からミルクがこぼれるような吐き戻しのことを溢乳(いつにゅう)と言い、溢乳は赤ちゃんの生理的な現象で1歳前後には治まるとされています。赤ちゃんが腹ばいになることが増えると、お腹が圧迫されて吐き戻しが増えることもあります。

赤ちゃんが勢いよく母乳やミルクを吐くことを吐乳(とにゅう)と言い、赤ちゃんが噴水のように吐き戻すこともあります。赤ちゃんの吐く量や回数が多かったとしても、体重が増加しおしっこが出ていれば、きちんと母乳やミルクを飲めているので心配しなくても大丈夫です。

赤ちゃんは1歳までにどのくらい成長するの? 月齢ごとの平均体重と身長、発育ペースは?
赤ちゃんは1歳までにどのくらい成長するの? 月齢ごとの平均体重と身長、発育ペースは?
赤ちゃんが生まれたばかりの新生児から1歳ごろまでは、人生で一番成長する時期です。この時期の赤ちゃんの成長はパパママにとっても心配なはず。そこで赤ちゃんの月齢ごとの平均身長や平均体重、月齢ごとにどのように発育していくのかを見通せるように、まとめて解説します!
0歳~6歳の赤ちゃん、幼児の平均身長と体重は? 小学校に上がるまでの子供の成長の目安を紹介!
0歳~6歳の赤ちゃん、幼児の平均身長と体重は? 小学校に上がるまでの子供の成長の目安を紹介!
赤ちゃんや小学校に上がる前の子供は短期間でグーンと成長します。では、月齢・年齢で赤ちゃん、子供はどのくらい成長するのでしょうか。厚生労働省がまとめた0歳~6歳までの子供の平均的な身長、体重のデータをまとめたので参考までにご覧ください。

吐き戻し防止枕ってどんなもの?

吐き戻し防止枕ってどんなもの?

吐き戻し枕の傾斜で赤ちゃんの吐き戻しを防止する効果が期待できる

未発達な赤ちゃんの胃はとっくり状になっています。とっくりが横向きになっていると、少しの刺激でこぼれてしまいますよね。授乳後は赤ちゃんのとっくり状の胃に母乳やミルクが入っている状態なので、中身を戻さないようにするために、授乳後は赤ちゃんの頭を高くすることが有効です

吐き戻し防止枕は、傾斜のある枕で、赤ちゃんの腰あたりから徐々に赤ちゃんの頭の位置が高くなる作りになっているのが特徴です。吐き戻し枕は、赤ちゃんの吐き戻しや鼻詰まりを防止する効果もあります。

赤ちゃんの絶壁や吐き戻し防止に使える枕はある? タオル枕は危ないの?
赤ちゃんの絶壁や吐き戻し防止に使える枕はある? タオル枕は危ないの?
赤ちゃんの頭の形をきれいに丸くしたい、授乳後の吐き戻しが心配…というパパママは赤ちゃん用の枕を使うという方法があります。赤ちゃん用の枕の選び方や赤ちゃんに枕を使用する時の注意点も合わせて知っておきましょう。
ドーナツ枕で赤ちゃんの絶壁頭や寝はげを予防できる? ドーナツ枕の選び方やおすすめ5選を紹介
ドーナツ枕で赤ちゃんの絶壁頭や寝はげを予防できる? ドーナツ枕の選び方やおすすめ5選を紹介
ドーナツ枕は赤ちゃんの頭の形の歪んで絶壁になったり、寝はげになったりする予防に効果的なのをご存知でしょうか? 赤ちゃんはずっと同じ向き寝ていると頭の形が歪んでしまうことがありますが、こういったパパママの不安解消にドーナツ枕が役立ちます。

吐き戻し防止枕はいつからいつまで使えるの?

吐き戻し防止枕はいつからいつまで使えるの?
傾斜が付いた吐き戻し防止枕は、頭から背中あたりを支える形状で赤ちゃんの首に負担を与えないため、新生児から使うことができます。一方、赤ちゃんの頭だけをのせるタイプで高さのある枕は首や気管の負担となることがあるため、ある程度首がすわった生後3ヶ月頃からの使用が目安です。

生後5ヶ月~生後6ヶ月頃になり赤ちゃんが寝返りを始めると、ころころと移動して枕から離れてしまうこともあります。吐き戻し枕から赤ちゃんがずれてしまうと、吐き戻し防止の効果は発揮できません。吐き戻しは赤ちゃんの成長に伴って治まってくるので、吐き戻し防止という役割では、吐き戻し防止枕の活用期間は短いでしょう。吐き戻し枕を通常の枕として使う場合は、長く使っても良いですね。

生後3ヶ月の赤ちゃんの成長や発達のポイント! 身長や体重、睡眠時間は?
生後3ヶ月の赤ちゃんの成長や発達のポイント! 身長や体重、睡眠時間は?
生後3ヶ月の赤ちゃんはどのくらい身長・体重が増えるのでしょうか? 授乳回数や睡眠・排便の特徴などを見てみましょう。生後3ヶ月の赤ちゃんのお世話のポイントや遊び方も解説します。
赤ちゃんの寝返り返りとは? いつから? 寝返り時期の注意点は?
赤ちゃんの寝返り返りとは? いつから? 寝返り時期の注意点は?
赤ちゃんが「寝返り返り」できるようになる時期は、いつごろなのでしょう。寝返りができたらすぐにできるの? 練習は必要なの? などの疑問点について解説します。また寝返り時期に赤ちゃんがうつ伏せになる時の注意点も見ていきましょう。
生後1ヶ月の赤ちゃんの成長と育児のポイントは? 育児の悩みと対応方法も紹介
生後1ヶ月の赤ちゃんの成長と育児のポイントは? 育児の悩みと対応方法も紹介
生後1ヶ月の赤ちゃんは、新生児の赤ちゃんと比べてどれほど成長し、どのような違いがあるのでしょうか? 新生児期を経て、育児の悩みや不安が増えてくるころでもあります。生後1ヶ月の赤ちゃんの成長や育児のポイント、母乳不足や発熱などの対応方法などもご紹介します。
生後2ヶ月の赤ちゃんの成長と育児のポイント! 授乳間隔や睡眠、体重、予防接種の予定は?
生後2ヶ月の赤ちゃんの成長と育児のポイント! 授乳間隔や睡眠、体重、予防接種の予定は?
生後2ヶ月の赤ちゃんは、ふっくらした体型になり、泣いたり、笑ったりといろいろな表情を見せてくれるようになります。赤ちゃんの成長が嬉しい一方、予防接種がスタートするためパパママは初めてのことに戸惑うこともあるでしょう。生後2ヶ月の赤ちゃんの育児について解説します。

吐き戻し防止枕は絶対に必要?

吐き戻し防止枕は絶対に必要?
吐き戻し対策のために赤ちゃんをずっと抱っこしているのは、パパママにとって体力的にも精神的にも負担になってしまいます。吐き戻し枕があれば、傾斜のある枕の上に赤ちゃんを安心して寝かせておけるので、パパママの負担を軽減してくれるでしょう。吐き戻し防止枕は絶対に必要というわけではありませんが、赤ちゃんの吐き戻しを防止したり、赤ちゃんの吐き戻しに悩むパパママの負担を和らげてくれるというメリットがあります

吐き戻し防止枕で劇的に赤ちゃんの吐き戻しが改善されたというパパママもいれば、吐き戻し防止枕を使っても効果が見られなかったというパパママもいるようです。吐き戻し防止枕を使っても、必ず赤ちゃんの吐き戻しを防止できるわけではない点は覚えておきましょう。

ひょっとして育児ノイローゼ? 症状と原因、予防法や対処法を解説!
ひょっとして育児ノイローゼ? 症状と原因、予防法や対処法を解説!
子供が泣き止まない、ミルクを飲まない、ご飯を食べない、夜寝てくれない…。そんな子育ての不安や孤独、イライラから育児ノイローゼにかかる人は少なくありません。育児ノイローゼの症状や対処法などについて、筆者の実体験も踏まえて解説します。
子供のまくらはいつから必要? 選び方のポイント 人気の子供のまくら7選
子供のまくらはいつから必要? 選び方のポイント 人気の子供のまくら7選
「子供のまくらっていつから使うの?」「必要なものなの?」「役割って?」と、子供にまくらを使った方がいいのか悩んでしまうパパママも多いのではないでしょうか。子供のまくらの必要性や役割、選び方のポイントを紹介します。

吐き戻し防止枕の選び方

吐き戻し防止枕の選び方
吐き戻し枕を購入する前に、吐き戻し枕の選び方のポイントをおさえておくと良いでしょう。

枕タイプ、クッションタイプで選ぶ

枕タイプ、クッションタイプで選ぶ
吐き戻し防止枕には、枕タイプの吐き戻し防止枕とクッションタイプの吐き戻し防止クッションがあります。赤ちゃんの頭の下に敷く枕タイプはなだらかな傾斜になっており、赤ちゃんの姿勢を崩すことなく頭を支えられます。枕タイプの吐き戻し防止枕は、呼吸を妨げないので安心して使うことができますが、吐き戻し防止枕の傾斜でどうしても吐き戻し防止枕から赤ちゃんが滑り落ちてしまうこともあります。

クッションタイプの吐き戻し防止クッションは、枕のように頭の下に敷くのではなく、クッションの上に赤ちゃんを寝かせます。中央がくぼんでいる吐き戻し防止クッションは、自然と赤ちゃんの頭の位置が高くなるため吐き戻しが防止できます。赤ちゃんの居場所としても優れている吐き戻し防止クッションですが、赤ちゃんを寝かせられるだけの大きさがあるのでどうしてもかさばります。吐き戻し防止クッションは、吐き戻し防止枕のような手軽さがないのがデメリットだといえるでしょう。

丸洗いできると衛生的

丸洗いできると衛生的
赤ちゃんの枕は、汗や吐き戻しでどうしても汚れてしまいがちです。吐き戻し枕を清潔に保つために、こまめに吐き戻し防止枕や枕カバーを洗濯したり、吐き戻し防止枕にタオルを敷いたりして対策をしましょう

赤ちゃんが睡眠中ずっと使用する枕は、どうしても赤ちゃんの大量の汗が染み込みやすいため、吐き戻し防止枕のカバーだけでなく中身も洗えるとより衛生的に使えますよ。吐き戻し防止枕が洗濯機で丸洗いできるタイプだと、手間が掛からずお手入れも簡単なのでおすすめです。

おすすめの乾燥機付き洗濯機5選! 共働き家庭に人気の時短家電の選び方とは?
おすすめの乾燥機付き洗濯機5選! 共働き家庭に人気の時短家電の選び方とは?
共働き家庭は、仕事が終わって帰ってからも家事や育児に大忙し。特に雨が続く時期は洗濯ものが乾かず悩むものですよね。そんな家事を少しでも軽減させるべく、ここでは共働き家庭におすすめの乾燥機付き洗濯機についてご紹介したいと思います。
ドーナツ枕で赤ちゃんの絶壁頭や寝はげを予防できる? ドーナツ枕の選び方やおすすめ5選を紹介
ドーナツ枕で赤ちゃんの絶壁頭や寝はげを予防できる? ドーナツ枕の選び方やおすすめ5選を紹介
ドーナツ枕は赤ちゃんの頭の形の歪んで絶壁になったり、寝はげになったりする予防に効果的なのをご存知でしょうか? 赤ちゃんはずっと同じ向き寝ていると頭の形が歪んでしまうことがありますが、こういったパパママの不安解消にドーナツ枕が役立ちます。

次のページでは吐き戻し枕を使う時の注意点と、おすすめの吐き戻し枕をご紹介します。

続きを読む

はいチーズ!クリップ編集部

はいチーズ!クリップ編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Instagram・LINEなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!