0歳の赤ちゃんが喜ぶおすすめ絵本 定番から知育にぴったりなしかけ絵本まで
0歳の赤ちゃんも楽しめる絵本の選び方
「絵本はいつから読んであげたらいいの?」「0歳児にはまだ早いかな…」そんな疑問を抱くパパママも多いでしょう。赤ちゃんの聴力はお腹の中にいるときから発達しており、お腹の外に出てきてからはいろいろな言葉や音を吸収し蓄積しています。ですから絵本デビューに早すぎるということはないんです。また、本の読み聞かせは子供の想像力や感受性を育み、言葉の習得にも効果があるといわれています。0歳児はまだ言葉が分かりませんし、視力も未発達な状態ですが五感を使って絵本からさまざまな刺激を受けています。そのため赤ちゃんがお話の内容を理解できなくても、絵本を通して親子で楽しい時間を共有できれば十分です! とはいえどんな絵本を選んだらいいのか迷ってしまいますよね。そこで0歳児にぴったりの絵本の選び方をご紹介していきます。
色や形がはっきりした「見る」絵本
0歳児は視力がまだ完全に発達しておらず、ぼんやりとしかまわりが見えていません。そのため、【赤】【青】【黄】などの色使いがはっきりしたものや、白地に【丸】【三角】【四角】といったシンプルな形が大きく描かれた絵本がおすすめです。特に丸い形は、パパママの顔やママのおっぱいを連想させるため、赤ちゃんに安心感を与えるといわれています。その他にも、同じフレーズが繰り返し出てくるものや音やリズムが楽しめるもの、「ワンワン」「ぐるぐる」などのオノマトペ(擬音語や擬態語)が使われたものもおすすめです。赤ちゃんがより絵本に興味を持ちやすくなりますよ。
厚紙や布でできた絵本
手足よりも口が先に発達する赤ちゃん。0歳児は、何でも口に入れたがる時期でもあります。厚紙で丈夫なつくりの絵本は紙が破れにくいため、誤飲防止に役立ちます。また布でできた絵本もいいでしょう。赤ちゃんが投げたり落としたりしてもケガの心配がありませんし、汚れたら洗うこともできます。その他、角が丸いボードブックと呼ばれるタイプの絵本も、ケガから赤ちゃんを守れるためおすすめです。好奇心旺盛な赤ちゃんが思う存分絵本を楽しめるように、安全性には十分注意したいですね。
0歳は絵本を「読む」より絵本で「遊ぼう」
生後4ヶ月の赤ちゃんの視力は0.02程度、生後6ヶ月になっても0.08程度しかありません。それでも赤ちゃんを膝の上に抱っこして絵本を読んであげると喜びます。なぜなら赤ちゃんはパパママの声を聞こうとしており、絵本を通してコミュニケーションを楽しんでいるからです。
0歳児の赤ちゃんにとって絵本は「遊ぶもの」であり、会話は遊びの延長線上にあるものなんです。ですから無理に絵本を読もうと意気込む必要はありません。遠くがまだはっきり見えないため、絵本を触れられるくらいの近さで、絵本を使って赤ちゃんと遊ぼう、楽しもうというスタンスを大切に読み聞かせをしてあげてくださいね。
赤ちゃんのうちに一度は読みたい人気のおすすめ絵本
時代を超えて愛されるロングセラーの絵本や、読めば赤ちゃんが泣き止む絵本、一緒に遊べる絵本など…0歳児の赤ちゃんにおすすめの絵本をご紹介します! きっとお気に入りの一冊が見つかりますよ。
いないいないばあ
「いないいない、ばあ。にゃあにゃが、くまちゃんが、ほらね、いないいない…」言葉の響きが心地好く、何度でも読みたくなる絵本です。自分と自分以外が区別できるようになる生後6ヶ月くらいからは、手やハンカチで顔を隠して一緒に遊ぶのも楽しいですよ。1967年の発刊以来、多くのパパママに愛され続ける日本で一番読まれている絵本です。
いっしょにあそぼ しましまぐるぐる
【黒】【白】【赤】などのコントラストの強い配色や、【顔】【しましま】【ぐるぐる】など、生後間もない赤ちゃんの目をひくといわれるイラストが特徴。「赤ちゃんが泣き止んだ!」「見せるだけで喜んでくれる!」と、口コミで大ヒットとなっている絵本です。
くっついた
ぞうをはじめとするさまざまな動物たちが、口や鼻をくっつけたり、手をつないだり、いろいろな「くっついた」をしています。そして最後は、赤ちゃんのほっぺをはさんで、パパママも一緒に「くっついた!」それぞれの家庭でオリジナルの「くっついた」を楽しむのもいいですね。
じゃあじゃあびりびり(まついのりこあかちゃんのほん)
「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」「みず じゃあじゃあじゃあ」と、赤ちゃんのまわりにあふれている音が、リズミカルなオノマトペ(擬音語や擬態語)とカラフルな絵で楽しめます。コンパクトサイズ&角が丸いボードブック仕様なので、お出かけのお供にもぴったり。2001年には、全国学校図書館協議会・選定図書を受賞しています。
ぴょーん(はじめてのぼうけん1)
「かえるが…ぴょーん」「こねこが…ぴょーん」「ばったが…」ページをめくるたびに動物や虫などが元気にジャンプする、繰り返しが楽しい絵本。ページを縦に開くユニークなつくりもポイントです。
赤ちゃんが自分から手を伸ばす! おすすめしかけ絵本
視力が十分に発達していない0歳児には、手で触って感触を楽しめたり立体的に楽しめたりする仕掛け絵本がぴったり! おすすめの3冊をご紹介します。
どうぶついろいろかくれんぼ (これなあに?かたぬきえほん)
ページをめくると、隠れていた動物が次々とあらわれるしかけ絵本。型抜きされた穴の形や色を指さしながら「次は何が隠れているんだろう?」と読んであげてください。親子一緒にわくわくしながら楽しめますよ。
くだものさん(PETIT POOKA)
りんごやみかんなどのくだものがユーモアたっぷりに描かれた、折りたたみ式のしかけ絵本。「みかんさん」のぬいぐるみ3個が付いたセットもあり、贈り物としてもぴったりです。
フィッシャープライス めくってモー!おでかけ布えほん
ウシがお散歩をしながらいろいろなお友達に出会うストーリーのしかけ絵本。カラフルな絵や振ると音がなるウシ、「もこもこ」「ザラザラ」といった約7種類の手触りの布など五感を使って楽しめます。絵本にはリングが付いており、ベビーカーに取り付けられる点もポイントです。
まとめ
0歳児の赤ちゃんでも、言葉自体の持つ響きやリズムを楽しむ耳を持っているといわれています。絵本に興味を示していないようにみえても、パパママの声はちゃんと届いているのでたくさん読み聞かせをしてあげてくださいね。また、ぎゅっと抱きしめたり肌と肌をくっつけたり…絵本を通してたくさんスキンシップを図ってあげることも大切。「一緒に遊ぼう」「コミュニケーションを楽しもう」という気持ちが、赤ちゃんの心を豊かにしていきますよ。