胎教はいつから始める? メリット、おすすめの音楽や絵本などの方法を紹介
目次
胎教とは? どんな効果があるの?
胎教とは、妊娠中のママが穏やかに過ごすための教えのことを指します。胎教は、一般的に「赤ちゃんがお腹の中にいる時から赤ちゃんに対しておこなう教育」のように思われがちですが、ママが深くリラックスすることで赤ちゃんにもいい効果があると言われているのです。
科学的に証明されたものではありませんが、胎教による赤ちゃんへのいい効果としては「精神的に安定した子に育つ」「夜泣きや人見知りが少ない」「表情が豊かな子に育つ」などが挙げられています。また、生まれる前から赤ちゃんに対してコミュニケーションをとることで、パパママが早く親になる練習ができたり、家族や親子の絆が強くなったりするとも言われており、胎教はパパママにとってもいいことがたくさんあります。
胎教にはデメリットもあるの?
胎教にはメリットがたくさんありますが、ママが必要以上に胎教に対して神経質になってしまった場合はデメリットにもなりえます。例えば、妊娠中に悲しい気持ちになってしまったり、ついイライラしてしまった時「赤ちゃんに悪い影響があるかも」と考え過ぎてしまうのはよくありません。ママがリラックスした状態がお腹の赤ちゃんにとって1番いい状態ですので、妊娠中はおおらかな気持ちで過ごしてくださいね。
胎教はいつから始めればいい? 行うタイミングは?
胎教は「いつから始めたらいい」というものは明確にありません。ママが「胎教をやってみたい」と思った時に始めるのがいいですよ。ちなみに、お腹の中の赤ちゃんは大体妊娠5ヶ月~6ヶ月頃から耳が聞こえるようになるとされています。ママのお腹が大きくなってくる時期も妊娠5ヶ月~6ヶ月頃ですので、この頃にお腹に話しかけたり、本を読んであげたりし始めるママが多いようです。胎教をするタイミングについても特に決まりはありませんが、例えば赤ちゃんが動いた時にお腹をなでたり、朝起きた時や夜寝る時に、お腹に向かって「おはよう」「おやすみ」とあいさつをするのもいいですね。
胎教って何をすればいいの? 7つの方法を紹介
胎教の方法をいくつかご紹介します。いずれにしても頑張りすぎるのは良くないので、自分に合ったものを無理のない範囲でやってみるといいですよ。
胎児にニックネームをつける
まずは赤ちゃんにニックネームをつけてみましょう。ニックネームがあるとお腹の赤ちゃんに呼びかけやすくなり、コミュニケーションがとりやすくなるためおすすめです。既に出生後の名前が決まっている場合はその名前でもいいですし、胎児の間だけの愛称として「胎児ネーム」をつけてもいいですよ。胎児ネームは「べビちゃん」や「ポコちゃん」「まめちゃん」「チビちゃん」など、パパママが呼びやすい名前を自由につけてみましょう。
音楽を聴く
胎教にいい音楽と言えば、クラシック音楽が有名ですね。特にモーツァルトの曲は「1/fゆらぎ」や「倍音」、脳にいいとされる周波数などいい要素がたくさんあり、リラックスしたときに出るα波が多く分泌されると言われています。クラシック音楽以外でも、ママがリラックスしたり、楽しい気分になるような音楽であればどんなものでも大丈夫ですよ。
絵本の読み聞かせをする
「赤ちゃんに話しかけたいけど、何を話していいかわからない」というママは、絵本の読み聞かせがおすすめです。読み聞かせる本はママが好きな本でもいいですし、赤ちゃんに伝えたい内容の本があればそれでもOKです。赤ちゃんが生まれた後の練習も兼ねて、パパに絵本を読んでもらってもいいですね。
胎児に話かける
ママの優しい声はお腹の赤ちゃんにとって一番安心できる音です。今日の嬉しかったことや、赤ちゃんが生まれてきたら一緒にしたいこと、パパの好きな所など、たくさん話しかけてあげてください。もちろん、ママだけでなくパパが話しかけてあげるのもいいですよ。
お腹をなでる
入浴中や就寝前などのリラックスしている時は、お腹を優しくなでて赤ちゃんの存在を感じてみましょう。赤ちゃんとスキンシップをとることで、「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンがたくさん分泌され、より幸せな気持ちになれますよ。
キックゲームをする
赤ちゃんの胎動を感じるようになったら、赤ちゃんと一緒にキックゲームで遊んでみましょう。赤ちゃんがお腹を蹴ったら、蹴られたところを軽くポンッと叩き、「キック」と声をかけます。初めはなかなか反応が返ってこないこともありますが、これを繰り返しているうちに「キック」と声をかけてお腹をポンッと叩くと赤ちゃんが返してくれるようになりますよ。赤ちゃんからキックが返ってきたら「上手!」や「ありがとう」と声をかけてあげましょう。
ウォーキングやヨガなど適度な運動をする
体を動かすのが好きなママなら、無理のない範囲で運動をするのもいいですね。マタニティヨガやマタニティビクスなどのエクササイズは運動不足の解消やリフレッシュにおすすめです。マタニティヨガなどは助産院や産院などで実施しているところもあるので、ママ友づくりもでき、一石二鳥ですよ!
胎教にいい音楽は? おすすめCD3選!
普段あまり音楽を聴かないママや「胎教にいい音楽を聴きたい」というママは、ぜひ以下の音楽を聴いてみてはいかがでしょうか? おすすめの3曲をご紹介します。
ディズニーマタニティー・ミュージック~昼間の家事タイムに妊娠後期のあなたに
「白雪姫/ハイ・ホー」や「ライオン・キング/サークル・オブ・ライフ」など、テンポのいいディズニーの楽曲がたくさん収録されているオルゴールCDです。誰もが1度は聴いたことがある楽曲ばかりなので、普段あまり音楽を聴かないママも楽しい気持ちになれますよ。また、オルゴールの音色には人を癒す効果があると言われているため、リラックスしたい時に聴いてみるのもいいですね。
赤ちゃんクラシック「胎教のクラシック」
胎教にいいとされるモーツァルトを中心にバッハやヴィヴァルディなど有名音楽家の楽曲がつまったクラシックCDです。お母さんの心臓のリズムに近い曲が選曲されているため、お腹の赤ちゃんもリラックスして聴けるのではないでしょうか? 赤ちゃんが生まれてからも大活躍しそうですね。
眠れるソルフェジオ528Hz・オルゴール ジブリ・セレクション
ジブリの名曲の中から「天空の城ラピュタ/君をのせて」や「もののけ姫/アシタカせっ記」など眠りに最適な10曲がセレクトされたオルゴールCDです。自律神経を整えると言われている「ソルフェジオ周波数528Hz」がたっぷり含まれるように作られた特別なオルゴールの音色を使用しているため、聴いているうちに心地よい眠りに導いてくれますよ。
胎教にいい絵本は? おすすめ3選!
絵本の読み聞かせは親子のコミュニケーションの第一歩です。赤ちゃんが生まれてからも読んであげたい一冊や、大人になったらプレゼントしたい一冊など、おすすめの絵本をご紹介します。
ちいさなあなたへ
母親になることの壮大さや温かさを実感できる1冊です。これから生まれてくる赤ちゃんの一生を通してママになることの喜びや不安、寂しさや赤ちゃんへの想いが描かれており、「すべての年代の人に読んで欲しい本」という口コミが多くありました。作中では赤ちゃんが女の子で描かれているため、女の子の赤ちゃんを授かったママに特におすすめですよ。
みんなであなたをまっていた
パパママだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃん、兄弟やお人形などみんなが出産前から赤ちゃんの誕生を楽しみに過ごす様子を書いた本です。「胎教絵本」とも呼ばれており、「読みながら自分自身が癒された」というママもいました。出産を控えているママへのプレゼントにもいいですね。
おへそのあな
赤ちゃんが生まれてくる前の家族のワクワク感をお腹の中の赤ちゃん目線描かれた愛情たっぷりの絵本です。おへそのあなを通して、おなかの赤ちゃんが外の世界を見ているというストーリーなので、これからお兄ちゃんやお姉ちゃんになる上の子と一緒に読んでもいいですね。「ラストのページできゅんとした」という口コミが多く、ママに大人気の1冊です。
胎教におすすめのアイテム
「胎教」と聞くと音楽や絵本の読み聞かせをイメージするママが多いと思いますが、実は他にもたくさん胎教グッズがあるのです。胎教におすすめのアイテムを2つご紹介します。
オルゴールボール
紀元前、ヨーロッパの古代ケルト民族によってつくられたオルゴールボールは、ヨーロッパではマタニティグッズとして使用されているアイテムです。ボールの中にはオルゴールの弦が並んでおり、ボールが転がることで神秘的な音色を奏でます。前述した通り、オルゴールの音色には人を癒す効果があるため、お腹の上で鳴らしてあげたら赤ちゃんもリラックスできそうですね。オルゴールの音色をいつでも身につけられるよう、ペンダントやキーホルダーとして加工されたものもありますよ。
聴診器
お腹の赤ちゃんの動作音や心音を聞くことができる聴診器「心音ちゃん」は実際に医師が使用する聴診器と同じタイプの聴診器です。聴音部が2セットあるため、パパとママ、ママとお子さんなど2人で同時に聞くことができますよ。家族で赤ちゃんの動作音や心音を聞くことで、パパも赤ちゃんをより身近に感じられそうですね!
本格的な七田式の教材で胎教を行う方法も
「赤ちゃんがお腹の中にいる時から教育をスタートしたい」と考えるなら、英才教育で有名な七田式の教育法を取り入れてみるのもいいかもしれません。と言っても難しいものではなく、赤ちゃんとの会話を楽しむ「語り掛け」や名画や音楽に触れたり、スムーズな出産に向けた「マタニティ体操」など手軽に取り入れられそうなものがたくさんありますよ。七田式の胎教を取り入れたことで「入院中も子供と気持ちが通じ合っているのを感じられた」という口コミもありました。
ママがリラックスできる体操や呼吸法
「手軽に胎教を始めたい」と考えるならまずは呼吸法や妊婦体操を生活の中に取り入れてもいいですね。リラックスできる呼吸法で身につけられれば、出産時にも活かすことができますよ。また、お腹が大きくなって寝苦しいときはシムスのポーズをとってみるのもいいですね。妊婦体操は体重増加の防止、気分転換やストレス発散にも効果的です。
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まとめ
妊娠中のママであれば、1度は胎教について考えたことがあるのではないでしょうか? 胎教はママのリラックスが1番大切ですので、つわりが大変な時や体調が良くないときは胎教のことは考えなくてもOKです。「やりたい時にやりたいことをやる」のが1番の胎教ですよ! ぜひおおらかな気持ちでマタニティライフを楽しんでくださいね。