胎児のしゃっくりは元気な証拠? 長い・止まらない・多いしゃっくりのワケ

胎児がしゃっくりをする理由

胎児がしゃっくりする理由
まだ目に見ぬ赤ちゃんも、胎動一つでお腹の中の様子をうかがえます。たとえば、強い胎動は赤ちゃんがお腹の中で元気よくキックしたり、左右の向きを変えたり、さまざまな場面を想像できます。中には、ピクッピクッと一定リズムの胎動を感じた経験を持つママも多いのではないでしょうか。この胎動はお腹の中で赤ちゃんがしゃっくりしているといわれています。なぜ赤ちゃんはしゃっくりするのか、その理由を詳しく解説します。

胎児がしゃっくりをする理由1:飲み込んだ異物を吐き出すため

胎児のしゃっくりは、飲み込んでしまった異物を吐き出すために起こるという説が有力です。胎児には、すでに私たちと同じような「あくび」や「くしゃみ」などの生理現象があります。その様子は妊婦健診の超音波検査(経腹エコー)で見られるケースがあるほど。お腹の赤ちゃんは羊水の中で過ごすため、あくびをしたときなどに羊水を飲み込んでしまうこともあります。羊水の中には異物が混ざっていることがあるため、吐き出すときに横隔膜の痙攣にが起こり、しゃっくりが出てしまうのです。

胎児がしゃっくりをする理由2:呼吸の練習

呼吸の練習をするときに、横隔膜が振動することでしゃっくりのような現象が起こるともいわれています。お腹の赤ちゃんは、妊娠後期になるにつれて少しずつ腎臓や肺機能が成長していきます。その間、外で呼吸できるように、横隔膜を上下に動かして呼吸の練習をしているのです。練習の際、羊水を飲み込んで肺機能を高めていくのですが、横隔膜を振動させるときにピクッピクッという胎動を感じるケースがあるともいわれています。

胎児がしゃっくりするのはいつから?

胎児がしゃっくりするのはいつから?
胎児のしゃっくりは呼吸の練習が関係しているといわれているため、肺機能が発達し始める妊娠中期(妊娠5ヶ月~7ヶ月)の間には体感できる人が多いです。多くのママは妊娠4~6ヶ月の間に胎動を感じ始めています。お腹の赤ちゃんのしゃっくりは、胎動を感じはじめてから少ししてからピクッピクと一定のリズムを体感できるため、妊娠6ヶ月を過ぎたころにはしゃっくりをしているのがわかるでしょう。

胎児がしゃっくりしてるってどうしてわかるの?

しゃっくりしてるってどうしてわかるの?
妊婦さんは、お腹の中の様子が見られないのにもかかわらず「今しゃっくりしている!」と様子がわかる場合があります。いつもの胎動としゃっくりの胎動、なにが違うのでしょうか。しゃっくりを感じる場所や、胎動の特徴などを詳しくお伝えします。

胎児のしゃっくりを感じる場所

赤ちゃんはお腹のあちこちで感じますが、赤ちゃんのしゃっくりは恥骨周辺やおしり、おへその方で感じるケースが多いです。赤ちゃんは、羊水で満たされたお腹の中で動き回っているため、しゃっくりを感じる場所がみんな同じとは限りません。

しゃっくりのスピード

私達がしゃっくりをするときのリズムと同じように、お腹の赤ちゃんも「ピクッピクッ」「トクントクン」といった一定のスピードで起こります。その振動はお腹の外まで伝わるため、同じリズムで胎動を感じたらしゃっくりの可能性が高いです。

胎動としゃっくりの違い

普通の胎動は、お腹を内側から蹴られたようなドンッという衝撃やモニョモニョと羊水の中を動き回るような感覚です。胎動の感じ方はママによって異なりますが、お腹の赤ちゃんの動き方によって少しくすぐったいときもあるでしょう。胎児のしゃっくりは、このような胎動とまったく違います。一定のスピードで、ずっとピクッピクといった胎動を感じるため、何度か似たようなリズムがあると「しゃっくりしている!」とわかります

胎児のしゃっくりが長い…いつまで続く?

しゃっくりが長い...いつまで続く?
お腹の赤ちゃんのしゃっくりは、ママが眠ろうとしているときに起こると困ることもあります。妊娠中は普段より眠気が強く、ウトウトしているときにピクッピクッと一定リズムの胎動に眠れないケースもあるでしょう。胎児のしゃっくりは早ければ数分で収まりますが、長ければ30分くらい続くこともあります

胎児のしゃっくりは、これといった明確な理由がありません。生まれた後に肺呼吸ができるように練習をしているというのはあくまでも一説です。眠る前や夜中のしゃっくりは、ママにとって困ることもありますが「お腹の赤ちゃんが元気な証拠」でもあります。また、多くのママたちは分娩の直前まで、胎児のしゃっくりを感じています。この時期しか体験できないことなので、思い出として優しく見守っていきましょう。

しゃっくりが多いのは病気のサイン?

しゃっくりが多いのは病気のサイン?
お腹の赤ちゃんのしゃっくりが頻繁に起こると「なにかの病気?」と心配になるママは多いです。実際に妊婦健診で医師に胎児のしゃっくりの多さを相談する人もいます。しゃっくりは横隔膜の痙攣が関係しているため、しばらくするとほとんど自然に治ります。そのため、しゃっくりが多いから障害や病気があるなどの話は噂に過ぎません。30分くらいの長いしゃっくりやいつもよりピクッピクというしゃっくりの胎動が強くても、深く心配することはないでしょう。

胎児のしゃっくりにカフェインは関係ある?

胎児のしゃっくりにカフェインは関係ある?
胎児のしゃっくりするとき、カフェインを含んだコーヒーやお茶を飲んだ後の場合、「カフェインの摂りすぎかな?」と心配するママが多いです。現在のところ、胎児のしゃっくりとカフェインの関係性は医学的に解明されていません。ただし、内閣府の食品安全委員会によると、カフェインの過剰摂取は血管収縮作用により胎児の成長に大きな影響を与える可能性が高いと注意されています

さらに、カルシウムの摂取量が少ないと、体内からカルシウム排出率を増やし、胎児の骨や歯などの発育にも影響を与える可能性が高いです。カフェインによる影響は個人差があるため、正確な摂取量は定められていません。世界保健機関(WHO)によると、妊婦のカフェイン摂取量は1日コーヒー3~4杯程度までにするべきと報告しています。

先輩ママたちの赤ちゃんしゃっくり体験談

先輩ママたちの赤ちゃんしゃっくり体験談
胎児のしゃっくりは珍しいことではありません。実際に、先輩ママたちも赤ちゃんのしゃっくりを経験しています。どのような状況にお腹の赤ちゃんのしゃっくりを感じ、困りごとを乗り越えてきたのでしょうか。先輩ママたちの体験談を一部ご紹介します。

  • 妊娠8ヶ月あたりから私が眠ろうとするとピクピクピクとしゃっくりが始まります。数分で落ち着くだろうと眠ろうとしても眠れず、しゃっくりが止まるまでお腹をずっとなでていました。不思議と話しかけたりお腹をなでると、ピタッと落ち着くんですよね。
  • 恥骨あたりから胎児のしゃっくりらしき胎動を実感。しばらくするとおへそより上からぴくんぴくんという胎動を感じました。妊婦健診で逆子といわれとても心配でしたが、臨月前にまた恥骨あたりからしゃっくりの胎動を感じ、とても安心したのを覚えています。
  • 妊娠中期の赤ちゃんのしゃっくりはそれほど気にならなかったけど、妊娠9ヶ月ころに感じるしゃっくりに苦しみました。胃を圧迫されるというかとても気持ち悪く、しゃっくりが止まるまで耐えるのに必死。私の場合、起きているよりも横になっている方が気持ち悪さが軽減できました。
  • いつも横たわるとお腹の赤ちゃんがしゃっくりを始めます。もしかして苦しんでいるのでは?と思い、頻繁にしゃっくりが続くときはできるだけ起き上がってお腹を圧迫しないようにしています。妊婦健診のときに医師に相談してみたところ、赤ちゃんがしゃっくりしている間は横になっていても大丈夫といわれました。それから、しゃっくりがあまり気にならなくなりました。

まとめ

まとめ
胎動が一定スピードでピクッピクと感じたら、それは胎児のしゃっくりしている可能性が高いです。胎児がしゃっくりする明確な理由はわかっていませんが、多くの医師や看護師は羊水の中にある汚れを飲み込んだり呼吸の練習などと伝えています。胎児のしゃっくりは元気な証拠でもあるため、長い時間止まらないときや回数が多くても、腹痛などお腹に違和感がなければしばらく様子をみましょう。

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