離乳食の鶏肉はいつからOK? ささみから? 進め方やおすすめのレシピも紹介
目次
離乳食の鶏肉はいつからOK?
鶏肉の種類 | 離乳食スタート時期 | 注意点 |
---|---|---|
ささみ | 7〜8ヶ月 | 筋を取り除くこと |
ひき肉 | 7〜8ヶ月(ささみに慣れたら) | 傷まないように購入した当日に使うこと |
もも肉 | 9〜11ヶ月 | 皮を取り除くこと |
胸肉 | 9〜11ヶ月 | 皮を取り除くこと |
鶏肉デビューは約生後7〜8ヶ月の離乳中期からです。鶏肉は豚肉や牛肉と違い、脂肪分が少ないため、内臓への負担が軽く初めて食べるお肉にはピッタリです。鶏肉のなかにはささみやもも肉など、いくつかの種類がありますよね。食べ始めに適した月齢は種類ごとに異なるので、上表を参考にしてみてください。
離乳食に鶏肉! 栄養はあるの?
鶏肉は他の肉と比べ脂肪が少なく淡白ですが、良質なタンパク質、ミネラル、ビタミンAがたくさん含まれています。どの部位も栄養豊富ですが、特に胸肉はタンパク質とビタミンAが他の部位よりも多く含まれています。低脂肪でありながら健康で丈夫な体を作るために必要な栄養が摂れるので、子供にとってはとても大切な食材なのです。
離乳食の鶏肉の量や固さはどれくらい?
固さ | 量 | |
---|---|---|
離乳中期 | 細かくほぐす(ペースト状態がベスト) ・すりおろす ・すりつぶす |
10~15g |
離乳後期 | 少し形が残りつつも歯茎でつぶせる固さ | 15g |
離乳完了期 | ・歯茎で噛める固さ ・肉団子や薄い肉を細かく刻んでも良い |
15〜20g |
上表は、鶏肉を食べさせるときの量や固さの基準を時期ごとにまとめたものです。離乳食の進み具合には個人差があるため、目安として参考にしてください。
離乳食の鶏肉の進め方は?
いざ鶏肉を食べさせるとなると、どのように食べさせたら良いかや注意点などが気になります。初めて食べさせるとき注意点を説明します。
鶏肉のアレルギーに注意
鶏肉は食物アレルギーを引き起こすおそれのある食材です。初めて食べさせるときは、食べている途中や食べ終わった後、子供に異変がないか様子を見ながら、少量ずつ食べさせるようにしてください。鶏肉アレルギーの症状は、皮膚の蕁麻疹やかゆみなどの皮膚症状、吐き気や嘔吐、腹痛や下痢など消化器官の症状です。心配な様子があれば、すぐに食事を中止し小児科を受診しましょう。
初めては平日の午前中に食べさせる
初めて鶏肉を食べさせるのは、平日の午前中がよいです。例えば夜に食べさせた場合、アレルギー反応が出てもかかりつけの病院が閉まっているためすぐに受診できません。平日の午前中であれば、万が一アレルギー反応が出た場合すぐにかかりつけの病院へ行けるので安心です。また、食べさせた後はアレルギー反応が出ていないか、しばらく様子をチェックしてあげましょう。
1日ひと口ずつ量を増やす
子供の体はとても敏感なため、初めての食材を一度にたくさん食べるとアレルギー反応が起きるおそれがあります。初めて食べさせるときはまずは一口から始めて、子供の様子を観察しながら進めます。異常がなければ、次の日から少しずつ量を増やして焦らずゆっくり進めましょう。
離乳食の鶏肉の調理方法は?
子供の場合は調理方法を工夫しなければなりません。大人が鶏肉を食べるときは茹でる・焼く・揚げるなどさまざまな調理方法がありますが、離乳食の場合は皮や筋を取って下処理をしてから、茹でたり蒸したりしましょう。そうすることにより柔らかく仕上がり、子供が食べやすい大きさにほぐしやすくなります。
離乳食の鶏肉の保存方法
鶏肉の保存方法は、便利な冷凍保存がおすすめです。下処理が完了したら加熱し、1回分ずつ、もしくはそのままラップで包み、ジップロックなどに入れて空気を抜いて冷凍保存します。また、下処理をしたあと生のままで冷凍することも可能です。特にささみは、冷凍をするとすりおろしやすくなるので便利です。
離乳中期:離乳食の鶏肉レシピ3選
鶏肉は、ペースト状やすりつぶしなどの食べやすく細かくしなければなりません。そのため離乳食メニューの種類が少なく、パターン化しやすいです。離乳食のマンネリ化を防ぐために、さまざまなレシピを集めました。
離乳中期 鶏とかぼちゃのそぼろ煮のレシピ
鶏のそぼろとかぼちゃは相性のいい食材です。こちらのレシピは3種類の食材のみで、美味しい鶏とかぼちゃのそぼろ煮ができます。離乳食にあともう一品欲しいな、という時に簡単に作れて嬉しいレシピです。
離乳中期 鶏と根菜の煮物のレシピ
野菜とささみの優しい味を感じられるレシピです。鶏肉を細かくするとパサパサして食べにくくなることがありますが、こちらのレシピなら汁も一緒に食べられるので心食が進みます。冷凍でストックしておけるところも嬉しいです。
離乳中期 鶏肉メニュー13種類の作り方
鶏ひき肉を使ったレシピが13種類もあります。リゾットやうどん、パスタなど種類が豊富なので子供も飽きずにおいしく食べられます。野菜や鶏肉を冷凍しておくことですぐに作れるものばかりなので、忙しいパパママに助かるレシピです。
離乳後期:離乳食の鶏肉レシピ3選
歯茎ですりつぶせるようになってくる離乳後期。食べられるものも増えてくるので、たくさんの離乳食を食べてもらいたいですね。
離乳後期・離乳完了期 ガパオ風ライスの作り方
赤ちゃんにガパオライスを食べさせるというのはなかなか思いつきませんね。子供用のガパオ味なので、大人用とは違って優しい味になっています。いつもと違うご飯を食べさせたいときにピッタリです。
離乳後期 鶏肉のハンバーグのレシピ
手で持って食べられるので、手づかみをし始めた時期にピッタリなメニューです。鶏肉だけでなく、豆腐も入っているのでとてもふわふわしています。また、野菜がたくさん入っていて栄養満点なのもポイント。
離乳後期 鶏肉とひじきの炊き込みご飯レシピ
白米が味気なく感じ、飽き始めてきたときに便利な炊き込みご飯です。ひじきや鶏肉で体に嬉しい栄養がたくさん摂れます。とても簡単に作れるのでおすすめです。
離乳完了期:離乳食の鶏肉レシピ3選
歯茎で噛むことができてくるこの時期。しっかり食べて噛む力を養ってほしいですよね。
離乳完了期 チキンナゲットの作り方
子供向けの柔らかいチキンナゲットです。チキンナゲットはお店で買うものというイメージが強い方も多いですが、実は家でも簡単に作れます。パパっと作れて美味しいので、普段の食事はもちろん、お友達を呼んだパーティーなどでも喜ばれます。
離乳完了期 かぼちゃと白菜のシチューのレシピ
かぼちゃの優しい甘みが美味しいシチューです。ほくほくのかぼちゃと温かいシチューで冬の時期にピッタリです。レシピに記載がある野菜の他にも、好きな野菜やキノコ類を入れても美味しく食べられます。
離乳完了期 鶏モモ肉のみそ照り焼きレシピ
パクパク食べられる味付けなので、お肉が好きな子は喜びます。みそやみりん、醤油でしっかりめに味付けされているので、子供だけでなく大人も満足できる一品です。
離乳食の鶏肉に困った時の解決策
鶏肉を食べさせたいけどなかなか時間がなくて調理ができない……。そんなときに便利な、鶏肉が使われているベビーフードを紹介します。
和光堂ベビーフード グーグーキッチン鶏肉の豆乳ドリア
こちらのべビーフードは、ご飯にかけるだけで簡単にドリアが完成する優れものです。ドリアはホワイトソースを作ったり、具材を炒めたりと工程が多く、作る時間や手間がかかりますが、ベビーフードなら簡単に洋食の味を楽しめます。パウチタイプなので、お出かけのときにも持って行けて便利です。
Ofukuro 鶏肉と野菜の炊き込みごはん
お出かけに便利なサイズのベビーフードです。少し値段は高めですが、使われている野菜が有機野菜、鶏肉は国産なので、子供に安心して食べさせることができるのがおすすめポイントです。
まとめ
初めてのお肉デビューは下処理に少々手間がかかりますが、新しい味に赤ちゃんが喜んでくれるといいですね。 初めて食べさせる食材は少し緊張しますが、少しずつ鶏肉に慣れさせ、さまざまなメニューを食べさせてあげてください。