離乳食のいちごはいつからOK? 生のまま食べても問題ない? 冷凍方法も紹介
目次
離乳食でいちごはいつから? 食べさせられる?
いちごは、離乳初期から食べさせられることができます。いちごに含まれるビタミンCは、フルーツのなかでもトップクラス。赤ちゃんの離乳食として、ぜひとも与えたい果物です。とはいえ「いちごはすりつぶすの?」「生のままあげてOK?」「種はどうすればいいの?」と、わからないことも多いかと思います。そんなパパママのために、いちごを離乳食として使う方法をまとめました。
離乳食のいちごはそのまま使っても大丈夫?
離乳食に使うフルーツは、生のままでも問題ありません。生の果物には、身体を元気にする『酵素』がたくさん含まれています。代謝UP、胃腸を整える、便秘解消など、酵素は身体のために無くてはならないものですが、まれにアレルギーを起こす原因になることもあります。もし心配であれば、離乳初期はいちごを加熱して与えましょう。加熱方法は後の章で詳しく説明します。食べ慣れてきたら、少しずつ生のいちごに挑戦していきましょう。
離乳食のいちごはアレルギーの心配がない?
いちごには花粉症に似た構造のアレルゲンがあります。食べると口の中がイガイガするのも症状のうちの1つです。そのような症状を抑えるためには、いちごを加熱する方法があります。
アレルギーの原因となるタンパク質は、熱に弱いため加熱することで飛ばすことができます。砂糖はひかえめ、または砂糖を使っていないジャムなどにして食べさせてあげると良いでしょう。イチゴはバラ科の作物で、同じ系統の果物にはリンゴ、モモ、ナシ、びわ、さくらんぼなどがあります。
離乳食にいちご! 栄養はある?
いちごはビタミンCがたっぷり含まれており、風邪の予防に効果的です。また、いちごの甘さはキシリトールによるもので、虫歯が心配なママには嬉しい果物です。
いちごの鮮やかな赤色は、ポリフェノールのひとつであるアントシアニン。ほかにも『造血のビタミン』といわれる葉酸、おなかの調子を整えるペクチン、塩分を排出しむくみをとるカリウムといった栄養素が含まれています。
離乳食のいちごの調理方法は? 種も食べられる?
離乳食 | 下ごしらえ方法 |
---|---|
初期 | ・スプーンの背面で潰す ・ペースト状にする ・裏ごしして種を取りのぞく |
中期 | ・フォークの背面で細かく潰す |
後期 | ・フォークの背面で荒く潰す ・小さく角切りにする |
いちごを離乳食に使うには、月齢によって調理方法が異なります。種は食べられますが、離乳初期は裏ごしして種をとってあげると食べやすくなります。また、果肉をしぼって果汁にしてあげるのもおすすめです。
離乳食のいちごの種
離乳初期は種を取り除きましょう。初めて口にいれた時に舌触りが悪いと、赤ちゃんがびっくりして吐き出してしまうこともあります。いちごをつぶしながら、茶こしで裏ごしすると簡単に種を取りのぞけます。離乳中期になると、種も一緒に食べれるように。粒の大きいいちごであれば、種がない内側の部分をスプーンでくり抜くようにすると裏ごしする手間が省けます。
離乳食のいちごを冷凍したい! 加熱や保存方法は?
いちごは冷凍することができます。解凍方法には、ビタミンCを多く残すことができる自然解凍をはじめ、鍋や電子レンジで温める方法があります。
生のいちごは、常温なら1~2日、冷蔵庫に入れておいても3日以内には食べないと傷んでしまいます。日持ちしないのが生のいちごのネックですが、冷凍しておけば使いたいときに使えて便利ですね。次の章からは、上手に冷凍保存がする方法と、おいしく食べるコツを紹介します。
離乳食のいちごの加熱方法
加熱する方法は、ジャム作りの要領で『鍋で煮る』『電子レンジで加熱する』といった方法があります。鍋で加熱する場合は、いちごと一緒に少量の水を加えるとトロミがついて食べやすくなります。いちごは季節や品種によって酸味が強い場合もあるため、水を加えることで食べやすくなるメリットもあります。
離乳食のいちごを冷凍保存
いちごを上手に冷凍するコツは、水で洗った後、しっかり水分を拭き取ることです。水気がダメだからといって、洗わずにパックのまま冷凍するのはおすすめできません。理由は、いちごは解凍すると固さがなくなりシャーベット状になりやすいためです。いちごをまるごと冷凍するならば、先に洗ってからしっかり乾燥させ、タッパーに入れて冷凍しましょう。
時間に余裕があるなら、あらかじめペースト状につぶしたいちごを小分けトレーに入れ冷凍すると、おやつ・デザートとしてサッと用意できます。
離乳食にいちごを使ったおすすめレシピ8選
生でも加熱しても冷凍しておいても便利に使えるいちごは、離乳食にもぴったりな便利食材です。赤ちゃんが食べやすくなるレシピを、月齢に合わせて紹介します。
離乳初期:いちごミルク
味にも慣れている粉ミルクを使った栄養満点レシピ。簡単なのでママの手間も取らせません。とろみ付なのでこぼさず食べさせやすいのがポイントです。冷凍して作り置きもできるので便利ですね。淡いピンク色がきれいで、食欲もそそります。
離乳初期:サツマイモのいちごソースかけ
さつまいもといちごは相性ぴったり。食物繊維たっぷりのレシピです。さつまいもの甘さと、いちごの酸味が絶妙に合わさったおいしい一品です。いちごの甘ずっぱい香りが広がる、パパママも子供と一緒に食べることができる絶品デザートです。
離乳中期:バナナいちご豆乳プリン
お砂糖なしでもほんのり甘くて美味しい、鉄分や大豆イソフラボンも摂ることができる栄養満点のデザートです。もっちり食感なので、子供も飲み込みやすく、パパママも食べさせやすいというメリットがあります。子供が喜んで食べる姿が想像できる美味しいプリンです。
離乳中期:いちごのチーズデザート
まるでチーズケーキのような風味で、記念日のデザートにもおすすめの一品です。ビタミンやカルシウムなどのミネラル、タンパク質も一緒に摂れるのがうれしいですね。まとめて作って冷凍ストックもできる、便利なレシピです。
離乳後期:いちごバナナパンケーキ
手づかみ食べが上手になってくる離乳後期にぴったりのレシピです。食べやすく美味しいので、子供もニコニコ笑顔でパクパク! たくさん食べて完食してくれるとママもうれしいですね。
離乳後期:レンジでいちごのパンプティング
フライパンを使わない・洗い物も少なくてラクちんな時短レシピです。炭水化物、ビタミン、タンパク質も一緒に摂れて栄養バランスも良い一品。スプーンを使う練習にもなります。
離乳完了期:いちごのバースデーケーキ
離乳完了期の1歳頃に、いちごを使った可愛らしいバースデーケーキを手作りしてみてはいかがでしょうか。簡単なのにまるでお店で買ったような仕上がりになる、フォトジェニックな一品です。
離乳完了期:いちご蒸しパン
クックパッドの中でも人気で、離乳食の本にも掲載されているレシピです。材料は、いちご・薄力粉・ベーキングパウダー・牛乳だけでOK。オーブンを使わずボウル1つで作れる手軽さが嬉しいですね。バナナやきなこを混ぜるなど、アレンジもしやすい一品です。
離乳食にいちごを食べさせたい! 冷凍イチゴやベビーフード
いちごがスーパーに並ぶのは12月~5月頃です。一番甘くておいしいのは、ハウス栽培は12~3月、露地栽培ものは4~5月です。夏のいちごは輸入いちごか、国産であっても酸っぱいので離乳食には向いていません。赤ちゃんに食べさせたい時は、季節に関係なく手に入る冷凍いちごやベビーフードを利用しましょう。人気のおすすめベビーフードを紹介します。
和光堂 ミルクデザートいちごとにんじん
生後12カ月頃から与えることができるデザートです。粉ミルクや牛乳と合わせて簡単に調理ができます。果肉入りで食べ応えもGOOD。混ぜ混ぜするのが大好きな子供と一緒に作るのはいかがでしょうか。
キューピー いちごとぶどうのフルーツジュレ
12カ月頃から食べさせることができるベビーフードです。やわらかいジュレと、素材感のある果肉入りで2つの食感が楽しめます。ゼリーとは違い、スプーンからツルっと滑り落ちないジュレは子供でも食べやすく、ママのストレスも軽減されます。外出時にもおすすめです。
カークランド 冷凍オーガニックストロベリー
加工品ではなく、シンプルな冷凍いちごがほしいというパパママにおすすめなのが、オーガニックの有機いちごです。レンジで解凍して砂糖なしのジャムにしたり、牛乳やバナナと混ぜてスムージーにしたりと、バラエティ豊富な使い方ができます。
まとめ
色鮮やかで可愛いいちごは、離乳食にピッタリの便利食材です。ビタミンたっぷりで、虫歯予防にもなるキシリトールも豊富。冷凍もできて、調理のアレンジもしやすいいちごを、ぜひ離乳食に取り入れてみてくださいね。