【管理栄養士監修】離乳中期にあたる生後7ヶ月 離乳食の量や進め方は?
目次
生後7ヶ月におすすめの離乳食メニュー7選
それでは、生後7ヶ月の赤ちゃんにおすすめの離乳食メニューをご紹介していきます。ママは今日の献立の参考にしてはいかがでしょうか?
生後7ヶ月におすすめの離乳食:7倍がゆの作り方
生後7ヶ月の離乳食には7倍がゆが基本。鍋での調理方法なら、炊飯器を使っている間にできるのでうれしいですよね。米をといだら、水と一緒に鍋の中へ入れて煮込みましょう。おかゆを作っている間は、フタを少しずらして吹きこぼれないようにするのがポイントです。煮込み終わったらしっかりフタをして、十分に蒸らします。おかゆがふっくらとしたら、赤ちゃんが食べやすい7倍がゆの完成です。たくさん作った時は、保存容器に入れて冷凍保存しましょう。
生後7ヶ月におすすめの離乳食:お野菜たっぷりうどんの作り方
人参、玉ねぎ、かぼちゃ、ほうれん草を使った、お野菜たっぷりのうどんを作ってみませんか? 野菜は赤ちゃんがモグモグしやすい大きさに合わせてきざんでください。和風だしで野菜とうどんを柔らかくなるまで煮込み終わればできあがり。野菜は冷蔵庫の余り野菜を使ったり、大人の食事から取り分けたりしたものでアレンジしてみてください。
生後7ヶ月におすすめの離乳食:イチゴのゼリーの作り方
イチゴはよく洗ってから、約5mm角のモグモグしやすい大きさに切っておきます。またイチゴを裏ごしして、ピューレも作っておきましょう。電子レンジで粉ゼラチンを溶かした水を少し温めるのですが、ここで注意! 粉ゼラチンは高い温度にすると固まりにくくなるため、加熱しすぎないようにしましょう。人肌程度のお湯を使って溶かすのもおすすめですよ。
次に、イチゴのピューレを混ぜてから上に切ったイチゴをのせて、冷やし固めて終了です。イチゴのみじん切りとピューレは、さまざまな離乳食のアレンジに最適です。ヨーグルトに入れて混ぜるだけで、朝ごはんにぴったりのイチゴヨーグルトに。甘酸っぱいイチゴのソースも、他の離乳食と組み合わせて使えます。
生後7ヶ月におすすめの離乳食:ベビー麻婆豆腐の作り方
トマトペーストと野菜スープを使えば、赤ちゃんでも食べられる麻婆豆腐が作れます。ポイントは片栗粉の入れ方です。水に溶いた片栗粉を鍋に入れる時は、必ず火を止めてから入れるようにします。片栗粉は加熱すると固まるので、ムラができないようにすばやく混ぜ合わせましょう。
とろみがあると、赤ちゃんがゴックンしやすく、スプーンからこぼれにくくなるのでママが与えやすくなるメリットがあります。生後7ヶ月から食べられるようになった食材を少し加えて、麻婆豆腐を工夫してみるのもおすすめですよ。
生後7ヶ月におすすめの離乳食:ツナとブロッコリーのとろとろ煮
「鍋を使うのが面倒」「もっと時短で作りたい」と感じているママにおすすめなのが、電子レンジでできる調理法です。電子レンジなら鍋で作るよりも洗い物の手間が省けて、煮込む時間が短縮できます。電子レンジで離乳食をうまく作るコツは、材料をよく混ぜる、少量の水を使う、加熱する時間を短くすることです。
食べやすい大きさに切ったブロッコリーとツナ、出汁、水溶き片栗粉をよく混ぜてから電子レンジで加熱します。加熱し終わったらダマがないように再びよく混ぜて完成。とろみがあって食べやすいブロッコリーとツナは、赤ちゃんが喜んで食べられる離乳食ですよ。電子レンジで調理をすると、栄養を逃さずに食べさせてあげられるメリットも。ママはぜひ、電子レンジ調理にもチャレンジしてみましょう。
生後7ヶ月におすすめの離乳食:ポパイエッグの作り方
生後7ヶ月の離乳食では、まず卵黄に慣れてから全卵を使うようにしましょう。また離乳中期からは、少量の油やバターを使ってもOKです。調理方法が広がるので、離乳食もさまざまなものが作れますね。
ポパイエッグの作り方は、最初に卵黄と溶いた粉ミルクを混ぜておくことがポイントです。粉ミルクは栄養たっぷりなので、離乳食メニューにも進んで取り入れていきましょう。熱したフライパンでバターを溶かし、先ほど溶いておいた卵黄とミルクを流し入れます。みじん切りにしたほうれん草も炒めれば、ポパイエッグの完成です。卵の黄色い色味と、ほうれん草の緑色が綺麗なので、赤ちゃんもきっと興味津々で食べてくれますよ。
生後7ヶ月におすすめの離乳食:なすのそぼろ煮の作り方
鶏ひき肉は、きざむ必要がないのでママが扱いやすい食材の一つです。なすの皮は口に残るので、ピーラーを使ってしっかりむきましょう。昆布だしを加えて、なすがクタクタになるまで煮込みます。最後にすりこぎを使って、赤ちゃんがモグモグしやすい大きさにつぶしてください。タンパク質と野菜が入っているので、おかゆと一緒に食べれば栄養バランスもぴったりの離乳食メニューです。
離乳食がうまく進まないときの対処法や工夫は?
「離乳食を食べてくれない…」「2〜3口で飽きてしまう」など、離乳食がうまく進まずに悩んでしまうママも多いと思います。ここからは、離乳食がペースダウンしているときに対処できる方法や工夫の仕方をお伝えします。
食材の固さを離乳初期に戻す
食材が固いと赤ちゃんが食べ物だと思わずに、吐き出してしまうことがあります。またうまく飲み込めない場合もあるので、離乳初期のようなペースト状に戻してみましょう。離乳食の進み方はそれぞれ違います。ママは赤ちゃんのペースに合わせながら、ゆっくり見守りましょう。
ベビーフードをあげてみる
手作りの離乳食をあげている場合には、一度ベビーフードに変えてみてください。普段ベビーフードを与えているなら、手作りの離乳食を与えてみましょう。赤ちゃんは新しい味のものが口に入ると、好奇心で食べてくれることもあります。いつも食べ慣れたもので飽きてしまっているようなら、ベビーフードを利用したり手作りの離乳食にしたりと、発想を変えてみましょう。
和光堂 グーグーキッチン しらすとわかめの煮込みうどん
讃岐うどんと一緒に、海の幸や野菜をかつお昆布だしで仕上げた煮込みうどんです。うどんは短くカット済みで、具材の固さと大きさ、食べやすい食感にこだわったベビーフードです。
和光堂 手作り応援 あんかけ&まぜご飯のもと4種パック
鯛そぼろあんかけのもと、鮭と青菜の和風あんかけのもと、五目まぜご飯のもと、野菜リゾットのもとの詰合せです。手間のかかるあんかけや混ぜご飯も、これを使えば簡単に作れます。
キユーピー 瓶詰 角切り野菜ミックス
だいこん、じゃがいも、たまねぎ、にんじん、かぼちゃ、セロリが入ったベビーフードです。たっぷりの野菜を角切りにして、うす味で柔らかく仕上げています。そのままでも、普段のおかゆやスープに混ぜ込んでアレンジしても美味しく食べられます。食べる環境を変える
赤ちゃんの気分転換を兼ねて、食べる環境を変えてみてはいかがでしょうか? 支援センターや児童館の飲食スペースで食べさせるなど、普段とは違った環境の中で集中して食べてくれるようになることも。お出かけに便利なベビーフードも販売されているので、活用するといいでしょう。赤ちゃんだけでなくママの息抜きにもつながるので、ぜひ一度やってみてくださいね。
和光堂 栄養マルシェ 洋風ベビーランチ
和光堂の栄養マルシェシリーズは、容器がそのまま食器として使用でき、スプーンつきなのでお出かけ先でも食器不要で食べることができます。こちらは「さつまいもとかぼちゃのおかゆ」と「白身魚と野菜の洋風煮込み」の2つセットで、ボリューム満点。容器はそのまま電子レンジで温めも可能です。
キューピー にこにこボックス かれいの和風煮セット
1箱に主食と具だくさんのおかずが入ったベビーフードです。かれいの和風煮セットは、こんぶだしとかつお節で炊きあげたおかゆと、かつおの風味が感じられるかれいと野菜の煮物がセットになっていて、優しい味わいとなっています。
株式会社味千汐路 有機まるごとベビーフード
国産有機米と国産有機野菜を使用し、食品添加物無添加にこだわったオーガニックの離乳食です。瓶詰なので、お出かけ先にも持ち運びがしやすいですよ。こちらは有機米つぶつぶ野菜おじや、小松菜と人参のおかゆ、緑黄色野菜のおじや、ほうれん草がゆの4種類12食がセットになっています。
たくさん遊ばせる
お腹が空いていない状態では、離乳食を食べてくれないこともあります。生後7ヶ月の赤ちゃんに合った遊びで、起きている間にたっぷりと遊ばせましょう。離乳食前に外へお散歩に行ったり、身体を使った遊びをしたりしてから離乳食タイムにしてみてください。たくさん遊んだあとなら積極的に食事へ関心を持ってくれますよ。
食べなかったら次回にする
赤ちゃんの気分がのらないときは、無理に食べさせる必要はありません。食べなければ割り切って食事タイムを終わらせましょう。生後7ヶ月の赤ちゃんは、まだ栄養の半分以上を母乳やミルクからとっているので、離乳食を食べなくても問題ありません。ママは前向きに次の食事へと切り替えていきましょう。
まとめ
今回は生後7ヶ月の離乳食についてお伝えしました。離乳中期に入り、少しずつ食べられる食材や量が増えてきます。ママはアレルギーや排便に注意して、赤ちゃんのペースで離乳食を進めていきましょう。生後7ヶ月の赤ちゃんにおすすめの離乳食メニューを参考にして、日々の献立に役立ててくださいね。