子供への幼児教育はいつからがおすすめ? 自宅でできる教材はあるの? 通信教育&通販で買える人気の教材8選
目次
幼児教育とは?
幼児教育は小学校就学前の幼児を対象に「生きる力」の基礎を育成することです。
文部科学省は「変化が激しく、新しい未知の課題に試行錯誤しながらも対応することが求められる複雑で難しい時代を担う子どもたちにとって、将来の職業や生活を見通して、社会において自立的に生きるために必要とされる力が『生きる力』であるということである」としています。
幼児期は学習の基盤を作るとても大切な時期です。また、幼児教育と早期教育はイコールではありません。早期教育では英語や読み書き、能力の開発などの「教育」をメインと考えるため、幼児教育と早期教育は目的が違うことを理解しておきましょう。
幼児教育が大切な3つの理由
幼児教育は気になるけれど、本当に必要なのか、どのような効果があるのかが気になりますよね。幼児教育が大切なポイントは3つあります。ぜひ幼児教育の本質を理解してみてくださいね。
幼児教育が大切な理由①:地頭を鍛える
幼児教育は、子供の地頭が鍛えられます。「地頭」とは実社会に出た時に必要な能力を指します。勉強がよくできる、知識が豊富な状態ではなく、人とのコミュニケーション能力やとっさの判断能力があるなどです。社会で生き抜く力を身につけることができます。
幼児教育が大切な理由②:IQやEQが高まる
幼児教育を行うことで、子供の「IQ」や心の知能指数である「EQ」が高まります。IQと聞くと、学力の高さを表す数値だけと思ってしまいますが、IQを高めることで思考能力や記憶力なども身につけることが可能です。さらにEQも高まるため、思いやりや自立心の育成にも繋がります。
幼児教育が大切な理由③:忍耐力が高まる
子供の忍耐力を高めることが可能になります。めげない心やすぐに諦めないタフな力を身に付けることは生きていく上でとても大切です。社会に出て子供がどのような状況でも、自分らしく生き抜くために幼児教育は必要だといえるでしょう。
大人になって成功するかは幼児期が影響する?
幼児期に「人間形成の基礎」が培わるといわれています。子供に幼児教育を取り入れることで、小学校に入ってからもスムーズに学習習慣が身につきやすかったり、継続もしやすかったりすることもあります。そのあたりについて触れているおすすめの書籍があるので気になるパパママは、一度読んでみてください。
幼児教育の経済学
「なぜ幼少期に積極的に教育すべきなのか?」について、ノーベル賞学者が40年にわたって調査している。幼児教育がもたらす、子供の将来への影響がとてもよくわかる本のため、参考になります。
幼児教育は何をするの?
子供に幼児教育を行う場所やその内容はさまざまです。たくさんある中からどれを選ぶかはパパママの方針や子供の性格に合わせて決めるといいでしょう。
家庭内での幼児教育は?
子供に生活に必要なしつけやマナーを教える、語学・算数の基礎的な学習をするなどが家庭内でできる幼児教育です。数字を覚えることから始まり、一桁の簡単な足し算、引き算をしたり、絵本を読んだりすることで、文字を少しずつ認識させていきます。適度に遊びを通して行うといいでしょう。
家庭外での幼児教育は?
幼児教育を熱心に行っている幼稚園・保育園や習い事に、子供を通わせることで受けることができます。習い事は水泳・体操・サッカー・ピアノ・語学教室などがおすすめ。体を動かして、基礎体力や身体能力を付ける水泳や体操、英語教室が人気です。
幼児教育は年齢に合わせたものを取り入れる
幼児教育を行う場合は年齢に合う内容を取り入れるのがポイント。年齢別に必要な内容の一例を見てみましょう。
1歳
1歳の子供は幼児教育をするというよりも、たくさんの言葉かけてあげる、絵本を読んであげる、さまざまな食感のものを触らせてあげるなどをしましょう。「見る」「聞く」「触る」感覚を養い、脳にたくさんの刺激を伝えてあげることが大切です。
2~3歳
指先をたくさん動かす遊びを取り入れて、子供の脳を活性化させましょう。パズルや紐通し、ブロック遊びなどがおすすめ。子供が3歳を過ぎて、ひらがなに興味が出てきたら、少しずつ教えていくのもいいでしょう。
4~6歳
4~6歳の子供は、思考力が付いてくる時期です。一桁の足し算や引き算を教えたり、文字を書く練習をしたりしましょう。あやとりや折り紙などの遊びを通しての幼児教育も可能です。
幼児教育はいつから始めたらいいの?
幼児教育は基本的に子供が3~5歳のころに始めることが多いです。しかし、幼児教育を始める時期に決まりはありません。ママの教育方針や子供の成長をみて、柔軟に考えるといいでしょう。
幼児教育の進め方とパパママが意識したいポイント
幼児教育を行う時に、パパママに押さえて欲しいポイントがいくつかあります。子供が幼児教育を楽しく学ぶためにも、ぜひ確認してみてくださいね。
幼児教育の進め方やポイント:学ぶ内容は子供目線で選ぶ
幼児教育は子供の「やりたい」気持ちが最優先です。パパママが子供にさせたい幼児教育があっても、子供が興味を示さなければよい結果には繋がりにくいです。子供が何に興味を持って、どんなことなら自分でやりたいと思えるのかを見極めましょう。
幼児教育の進め方やポイント:パパママが寄り添って見守ってあげる
幼児教育は「子供と一緒に」という気持ちが大切です。寄り添って見守るだけでも子供は安心して取り組めます。また、上達が「早い」「遅い」で一喜一憂しないようにしましょう。うまくできた時は褒めて、うまくできなかった時はフォローしてあげましょう。
幼児教育の進め方やポイント:「教育」にとらわれすぎない
幼児教育と聞くと教育の部分にとらわれてしまいがちですが、幼児教育は遊びや普段のコミュニケーションの中でも活用できます。子供自身が持っている力を最大限伸ばせるようにサポートしてあげることを意識しましょう。
自宅でできる! 幼児教育におすすめのネット通販で買える教材5選
パパママにおすすめしたい幼児教育の教材を見ていきましょう。自宅でも手軽に取り入れることができる幼児教育。ぜひ教材選ぶ時の参考にしてください。
幼児教育におすすめの教材:立体パズル
対象年齢は4歳から。
平面ではなく立体パズルなので、多くの組み合わせが楽しめます。子供の想像力や思考力を高め、指先を使うことで脳の刺激にも繋がります。一緒に遊びながらコミュニケーションを通して学べる教材です。
幼児教育におすすめの教材:くまのひもとおし
対象年齢は3歳頃から。
くまにはそれぞれ1つから5つの穴が空いています。手先の訓練、集中力などが養われます。ひもを通したくまの数を数えるなど、数遊びの教材としても最適です。
幼児教育におすすめの教材:サントイ(SANTOYS) ビー玉積み木転がし
対象年齢は3才から。
ブロックと積み木とスロープを好きなように組み立ててボールを転がします。どんな道を作るか、どこにボールを転がしたいかなど考えるため、想像力、思考力が身につきます。
幼児教育におすすめの教材:ペンがおしゃべり! ベビー&キッズ えいご絵じてん
0歳から小学校低学年まで。
小学校低学年までにマスターしておきたい500語と100フレーズが遊び感覚で身につきます。単語を覚えることで、いろいろなものや動物などを知る機会も増えるためとても学びの多い教材だと言えるでしょう。
幼児教育におすすめの教材:七田式プリントB+夢そだて(情報誌1年分)
ひらがなが読める・10までの数の大きさが理解できる子供向け。
右脳研究第一人者の七田眞さんの理論に沿って作られた教材で、右脳と左脳を鍛えることが可能です。一日たった15分取り組むだけで、「かず」「もじ」「ちえ」それぞれのジャンルでしっかり力がつきます。
自宅に届く! 幼児教育におすすめの通信教材3選
何の教材を選べばいいのか迷っているパパママには、定期的に自宅に送られてくる幼児教育の通信教育がおすすめです。
幼児教育におすすめの教材:すまいるぜみ 幼児コース
年中から年長まで。
タブレットで学ぶ幼児向け通信教育。タブレットなので、学習結果をすべて記録しているため、繰り返し学習することができます。月末までに手続きすると翌月から退会となりますが、6ヶ月未満で退会した場合は専用タブレット代を追加で支払うことになります。入会する前に「スマイルゼミ体験会」や「スマイルゼミレンタル」で、実際に体験してみるのがおすすめです。現在は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、3月末までの「スマイルゼミ体験会」を延期しています。(2020年3月現在)
幼児教育におすすめの教材:こどもちゃれんじ
生後6ヵ月から年長まで。
ベネッセの通信教育講座。子供の発達に合わせた教材が毎月、自宅に届きます。いつでも退会可能ですが、最短2ヶ月からの受講です。
幼児教育におすすめの教材:Z会の通信教育
年少から年長まで。
Z会幼児コースは、ワーク学習と実際に手を動かす実体験学習があります。Z会は1ヶ月から受講可能。教材が子供に合わない場合は、翌月から受講の中止も可能です。
パパママに読んでほしい! 幼児教育におすすめの本5選
幼児教育におすすめの本を見ていきます。幼児教育の本質やどのような効果があるかなど多くのアドバイスやヒントが見つかるため、ぜひ参考にしてくださいね。
パパママにおすすめの幼児教育の本:お母さんの「敏感期」モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる
モンテッソーリ教育の第一人者が解説する、ロングセラー本です。子育てをする時に必要なポイントを、あらゆる視点でユニークに書かれています。習いごと関連についても記載されているため、参考にしてください。
パパママにおすすめの幼児教育の本:「やる気脳」を育てる
バラエティ番組などでも活躍されている脳科学者の澤口俊之先生の本です。早速その日から実践できる項目がたくさんあります。幼児教育を行う時の子供への接し方などとても勉強になる要素が多い本です。
パパママにおすすめの幼児教育の本:子どもが育つ魔法の言葉
日本で120万部を超えるベストセラー本です。子育てで大切なことや親のあり方についてなど、多くの魔法の言葉に思わずハッとさせられることも。大事な幼児期をスムーズに乗り越えていくためのヒントがたくさん詰まった素敵な本です。
パパママにおすすめの幼児教育の本:1万2000人の子どもを見てきた園長が教えます! 失敗しない育児のスゴワザ51
30年間の幼児教育の経験を生かした著者による育児指南書です。さまざまな育児の裏技やスゴワザが惜しみなく書かれています。イラストが豊富なためイメージがしやすく実践しやすいでしょう。
パパママにおすすめの幼児教育の本:頭のいい子にする最高の育て方
国内外のあらゆる教育機関の研究結果を子供に実践させ、その中で97%のママから好評だった内容だけを厳選。研究結果は1000以上もの機関から集めたという自称子育て法オタクの著書が、簡単に実践しやすい方法を紹介しています。
実際に幼児教育をやってみてどうだった? ママたちの口コミ
実際に幼児教育を行なっているパパママはどんな内容を行なっているのか、そして効果はあったのか気になりますよね。いくつかのエピソードを見ていきましょう。
英語を身につけて欲しくて幼児教育を取り入れました
息子が2歳の時に「えいご絵じてん」を購入しました。英会話の塾に通ってみたり、他のDVD教材を買ったりしましたが、飽きっぽくすぐに断念。しかし、この教材は毎日飽きずに遊んでいました。今では発音を真似して、簡単な単語は言えるようになり感謝しています。
水泳で健康な体作りをしたくて
息子が3歳の時に水泳教室に通い始めました。それまではよく風邪を引いて熱を出していましたが、全身をくまなく使うので健康的で心肺機能も活発に。小学校になった今では風邪もほぼ引かず、休むこともほぼなくなりました。
モンテッソーリ教育を行なっている保育園に入園
娘が1歳の時にモンテッソーリの教育を受けさせたいと思い入園しました。一番効果があったと感じたのは、集中力がついたことです。おかげで小学校に入ってからも授業をじっと座って落ち着いて聞けています。
まとめ
幼児教育を取り入れようかと悩むパパママは、家の中で行うのか、外に習いに行くのかなど考えるポイントはたくさんあります。しかし一番大切なのは、子供が楽しんで取り組むことができるかです。パパママの教育方針はもちろん大事ですが、ぜひ子供の性格や特性に寄り添った幼児教育方法を見つけてあげてくださいね。