離乳食のおやきはいつから? 冷凍できる? 手づかみ食べにおすすめレシピ10選
離乳食におやきはいつからOK?
離乳食のおやきは、生後7ヶ月(離乳中期)から。ただ、離乳食の進み方は個人差があるので、「赤ちゃんが手づかみ食べに興味を示したら」を目安に食べさせましょう。はじめは一口サイズからスタートし、徐々に噛み取れる大きさへと変えていくと、上手に手づかみ食べができるようになりますよ。
離乳食におやきの献立はメリットが多い!
離乳食のおやきは、栄養や食べやすさなどのメリットがたくさんあります。ここからは離乳食のおやきにおすすめの食材をご紹介するので、献立作りの参考にしてみてくださいね。
栄養豊富な離乳食が作れる
離乳食のおやきは魚や野菜などを、さまざまな食材を組み合わせて作るため、栄養豊富な離乳食作りができます。便秘がちな赤ちゃんには、便秘解消が期待できる食材を取り入れて作ってみるのもおすすめですよ。
食材 | 栄養 | 効果 |
---|---|---|
かぼちゃ | ・βカロテン ・ビタミンE ・食物繊維 ・ルテインなど |
・抗酸化作用 ・便秘解消 |
さつまいも | ・食物繊維 ・ヤラピン ・ガングリオシド ・ビタミンC ・ビタミンB群 ・カリウムなど |
・抗酸化作用 ・便秘解消 ・免疫力向上 |
にんじん | ・βカロテン ・カリウム ・食物繊維 ・酵素など |
・抗酸化作用 ・便秘解消 |
ツナ | ・DHA ・EPA ・タンパク質 ・脂質 ・ビタミンE ・ビタミンB群 ・ミネラル ・リノール酸など |
・血液サラサラ ・記憶力、集中力を高める ・免疫力向上 ・健康維持 |
しらす | ・ビタミンD ・ビタミンB12 ・カルシウム ・リンなど |
・骨の健康維持 ・貧血予防、解消 |
ひじき | ・カルシウム ・食物繊維 ・鉄分 ・タンニン ・ヨウ素など |
・歯や骨の形成向上 ・便秘解消 ・貧血予防、解消 ・発育を促す作用 |
豆腐 | ・タンパク質 ・レシチン ・サポニン ・イソフラボン ・カルシウム ・マグネシウム ・オリゴ糖など ・リノール酸など |
・血液サラサラ ・抗酸化作用 ・免疫力向上 ・記憶力、集中力を高める ・歯や骨の形成向上 ・便秘解消 |
納豆 | ・ナットウキナーゼ ・タンパク質 ・レシチン ・サポニン ・イソフラボン ・ビタミンB2 ・モリブデン ・ポリアミンなど |
・血液サラサラ ・抗酸化作用 ・免疫力向上 ・記憶力、集中力を高める ・貧血予防、解消 |
りんご | ・ペクチン ・ポリフェノール ・カリウム ・ビタミンC ・リンゴ酸 ・クエン酸など |
・便秘解消 ・抗酸化作用 ・免疫力向上 ・疲労回復 |
手づかみ食べで食べ残しを防ぐ
赤ちゃんは離乳食が進むにつれて手を出したり両手で触ってみたりと、だんだん遊んでしまうことも増えてきます。このような傾向が見られたら、手づかみ食べをさせると赤ちゃんは興味津々で食べてくれるので、食べ残し対策が期待できますよ。
好き嫌いを克服する
野菜や栄養バランスを考えて作った離乳食。せっかく作ったのに、「赤ちゃんがなかなか食べてくれない…」と悩みを抱えている方も多いはず。離乳後期から完了期は、少しずつ好き嫌いが出てくる時期なので、苦手な食材をおやきに混ぜ合わせてみましょう。嫌いな食材が見た目で判別できないため、好き嫌いの克服に繋がります。
離乳食のおやきは主食? それともおやつ?
おやきは主食とおやつのどちらもOK。離乳食の主食にするときは、ご飯と同じ量を目安に作りましょう。
離乳食の時期 | 目安量 | 注意点 |
---|---|---|
離乳中期 | 全がゆ50~80g | ・一口サイズに小さく作る ・大きいおやきはちぎる |
離乳後期 | 全がゆ90〜軟飯80g | ・手に持ちやすい大きさで作る |
離乳完了期 | 軟飯80〜ご飯80g | ・手に持ちやすい大きさで作る ・前歯で噛み取り、一口量を覚える |
離乳食のおやきをおやつにするポイント
おやつは食事で取りきれなかった分をカバーするのが目的で、毎日規則正しく必要になるのは1歳〜1歳半が目安です。それまでは、おやつの時間を楽しんで食べること、手づかみ食べやかじり取りの練習に重点を置いて与えるなど、肝心の離乳食の量に影響が出ないよう調節して与えましょう。
離乳食のおやきは冷凍できる?
作り過ぎたおやきは、1つずつラップに包むことで冷凍保存が可能です。冷凍した場合の保存期限は約1週間が目安。期限内に使い切るように心がけてくださいね。
離乳食のおやきの解凍方法
冷凍したおやきを解凍するときは自然解凍、またはフライパンやオーブンで加熱します。加熱し過ぎないように、弱火でゆっくり温めることが美味しく解凍できるコツです。
離乳食のおやきレシピ! 食材別おすすめメニュー10選
ここからは、離乳食のおやきレシピにおすすめのメニューをご紹介します。今ある食材を使い、美味しいおやきを作ってみましょう。
離乳食 おやき:さつまいもを使ったレシピ
さつまいもは炭水化物なので、お米の代わりになる食材です。さつまいもを使ったおやきレシピをご紹介します。
さつまいもとりんごのおやき
さつまいもとりんごの爽やかな酸味が美味しいおやきは主食にもぴったりですね。赤ちゃんの便秘解消にも期待できますよ。
野菜とお肉を使ったさつまいものおやき
野菜嫌いな赤ちゃんも食べやすいおやきです。とりむね肉が入っているので、タンパク質も一緒に取れて栄養抜群!
離乳食 おやき:ご飯を使ったレシピ
ご飯を使っておやきを作ることもできます。余りご飯を使えば食品ロスが防げて経済的にも良いですね。
鮭フレークとひじきを使ったご飯のおやき
鮭フレークは熱湯をかけて塩気を抜くのがポイント。ひじきは鉄分豊富なので、貧血予防にもおすすめです。余りご飯を上手に使い、美味しいおやきを作りましょう。
かぼちゃチーズとご飯のおやき
ご飯とかぼちゃの引き立て役は、子供が大好きなピザ用チーズ。「もっとちょうだい!」と、手を伸ばして欲しがる赤ちゃんも多いはず。離乳後期以降のおやつにも作ってみてはいかがでしょうか?
離乳食 おやき:豆腐を使ったレシピ
豆腐は離乳食作りにぴったりの食材です。調理が簡単なので、おやきにもぜひ取り入れてみましょう。
かぼちゃと豆腐のおやき
離乳中期から与えるときは一口サイズで作りましょう。豆腐はやわらかいので赤ちゃんが噛み取りやすく、手づかみ食べのスタートに良い食材です。
ツナとチーズと豆腐のおやき
ツナ、チーズ、豆腐、野菜など具沢山のおやきです。一度にたくさんの栄養が取れてうま味もしっかり。たくさん作ってストックしておくと、離乳食作りが楽になって便利ですよ。
離乳食 おやき:納豆を使ったレシピ
納豆は栄養がたっぷり! 美味しい納豆を使ったおやきレシピをご紹介します。
納豆ご飯でおやき風
納豆は赤ちゃんが大好きな食材のひとつですが、そのまま手づかみ食べをするには不向きですよね。そんなときはご飯と混ぜておやきにしてみましょう。栄養豊富なおやきが簡単にできますよ。
納豆キャベツのおやき
キャベツと納豆を使ったおやきで、手づかみ食べがしやすく調理も簡単。キャベツは赤ちゃんの離乳食の進み具合によって、大きさを変えていきましょう。
離乳食 おやき:じゃがいもとツナを使ったレシピ
じゃがいもとツナは相性抜群の食材です。形が作りやすいので、丸めたりハートや星型にしたりして、見た目をアレンジすることもできます。
ツナとじゃがいものおやき
ツナとじゃがいも、小麦粉だけで作ったおやきのレシピです。手軽にできるので、離乳食のメニューにどんどん取り入れていきましょう。
ツナコーンおやき
コーンと青のりをプラスするだけで、彩りがパッと明るくなります。青のりは香りも良いので、赤ちゃんの食欲増進に期待できます。さらにコーン缶は下ごしらえいらず。すぐに作れるのでママも助かりますね。
まとめ
今回は離乳食のおやきについてご紹介しました。赤ちゃんが食事に興味を示したら、どんどん手づかみ食べをさせてあげましょう。おやきレシピを参考にして食事の時間を家族で一緒に楽しんでくださいね。