1歳2ヶ月ってどんな時期? 平均的な成長の目安。離乳食や食事量、歯、遊びのことなどを解説
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1歳2ヶ月ってどんな時期?
1歳2ヶ月の子供の成長は著しく、心も体もぐんぐん育ちます。運動量が増えあんよが上手になるので、ファーストシューズを購入するママが多い時期です。両手でバランスを取りながら一生懸命歩く姿はとても可愛いですよね。初めて見る外の世界は子供の好奇心を刺激し、興味を引き出しますので、よちよち歩きでも安全な公園などに連れて行ってあげましょう。あんよが安定していなければ、室内用の靴を履かせて、靴に慣らしておくことをおすすめします。ただし、一人で歩けるようになると、家の中でも外でも危険が増すので、くれぐれも目を離さないように気を付けてくださいね。
離乳食は『完了期』を迎え、薄味のものであれば大人の食事を取り分けてあげることも可能になります。手づかみで食べたがったり、スプーンやフォークを使いたがったら、どんどんやらせてあげましょう。また、理解力も増し、感情表現も豊かになります。ママの表情や仕草から言ってることをくみ取り理解できる子もいます。ただ、まだお喋りは出来ないので、自分の気持ちが伝わらないことに苛立ち、癇癪を起こす場合も。言うことを聞かず泣きわめかれるとつい怒りたくなりますが、そこはグッと我慢。子供が何をしたいのか、何を伝えたいのか想像して、焦らずに子供の気持ちに寄り添ってあげましょうね。
1歳2ヶ月の平均身長、平均体重
男の子 | 女の子 | |
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身長 | 72.1~81.7cm | 70.2~79.9cm |
体重 | 8.0~11.5kg | 7.5~10.9kg |
厚生労働省が2010年に発表した「乳幼児身体発育調査報告書」によると、生後1歳2か月の子供の身長・体重の平均は上記の通りです。0歳の頃と異なり、身長と体重に急激な変化はみられなくなります。個人差は出てきますが、健康であれば問題ないので、あまり神経質になりすぎないようにしましょう。
1歳2ヶ月の悩みあれこれ! どう受け止める?
1歳2ヶ月になると、0歳の頃とは生活がガラリと変わります。成長に個人差があるのはわかっていても、つい周りの子供と比べたりして不安になるものです。そこで、1歳2ヶ月の子を持つママ達の悩みをピックアップしてみました。こんな時はどのように対処すればよいのか、どのような対策を打てばよいのかなど、悩んでるママは是非参考にしてみてください。
1歳2ヶ月なのに離乳食を食べない
1歳をすぎると、子供は栄養のほとんどを離乳食から摂取するようになります。食べない理由としては、単純にお腹が空いていないか、食事以外の他の事に意識が向いてる可能性が最も考えられます。「食べたい」という意欲を引き出すために、たくさん体を動かし、ダラダラ食べをさせず、生活のリズムを整えることが大切です。せっかく作った離乳食を食べてもらえないと、ママは悲しくて泣きたくなったり、ついイライラしてしまいますよね。そんな時に思い出してほしいのが、「6秒ルール」です。
「6秒ルール」とは、『アンガーマネジメント』という怒りの感情をコントロールするための心理トレーニング法で、何か他の事に意識を向け、ゆっくりと6秒かけて深呼吸することで、気持ちが落ち着くとされています。まずは深呼吸をして、気持ちが落ち着いたなと思ったら、子供の気持ちに寄り添って声を掛けましょう。例えば、感情的に「早く食べなさい! 」と怒るのではなく、「いいな、ママも食べたいな~」などプラスの言葉に変えて、子供の食べる意欲を引き出します。
筆者がよく使っていたのは、息子の好きなぬいぐるみ。ぬいぐるみを持って「〇〇くんが食べないなら、ボクが全部食べちゃおーっと」などとぬいぐるみが喋っているかのように言うと、息子は「だーめー! ボクが食べるのー! 」と言ってパクリ。お茶碗が空になるまでそれを繰り返して食べさせてました。ちなみに「6秒ルール」は、おもちゃを片付けないときや、イヤイヤ期の対策などにも応用できますので、イラッとしたときは是非思い出してくださいね。
1歳2ヶ月での子供の歯の本数が心配
6~8ヶ月頃に下の前歯から生え始め、1歳2ヶ月頃になると上下の前歯が生えてきます。しかし、子供によって歯が生える順番や本数は個人差があります。他の子と比べて歯の生え始めが遅いと不安になるものですが、あまり過剰に心配する必要はありません。ただし、1歳3ヶ月になっても1本も生えてこないようなら、一度小児歯科医に相談してみることをおすすめします。
1歳2ヶ月で言葉が出ない、理解していない
1歳2ヶ月の子供は自分の思いを上手に言葉にすることはできませんが、こちらの話していることが少しずつ理解できるようになっています。自分の名前もわかり、名前を呼ぶと「はーい! 」と笑顔で手をあげる子もいるでしょう。子供にとってはパパママの優しい語りかけが言葉の源になります。どうせまだわからないだろうから…と話しかけるのを諦めるのはダメです。
子供の目に映ったものを教えてあげたり、「おもしろいね」「綺麗だね」「楽しいね」など、どんどん語りかけるようにしましょう。子供のリアクションが薄いと、こちらの言うことをちゃんと理解できているのか不安になると思いますが、例えると、この時期は乾いたスポンジが水を吸うように言葉をぐんぐん吸収している状態です。容量がいっぱいになれば自然と言葉は出てきますので、心配しなくても大丈夫です。
言葉の早い遅いも個人差があるので、とにかくパパママは焦らずに、優しくどんどん話しかけてあげることが大切です。おもちゃを渡すときなどに、「どうぞ」と言葉を添えるよう心掛けていれば、そのうち子供の方から「どうぞ」と言っておもちゃを渡してくれるはずです。子供が上手に言葉を発した時は、成長の第一歩。おもいきり褒めてあげましょう。
1歳2ヶ月でも夜泣きってするの?
1歳2ヶ月で夜泣きをしていても心配することではありません。0歳から2歳を過ぎてもずっと夜泣きが続く子もいますし、0歳の頃は夜泣きしなかったのに1歳を過ぎてから急に夜泣きが始まる子や、まったく夜泣きをしない子など、夜泣きのパターンはさまざまです。しかし、それに付き合うママは、夜泣きも成長の過程だと心ではわかっていても、体力的にも精神的にも疲れてしまいますよね。少しでも長く寝てほしいと願うママ達に、日常生活を見直すことでできる対策をご紹介します。
お昼寝時間を決め、起きてるときは思いきり遊ばせる
夜にぐっすり寝てもらうには、外遊びなどで子供の体力を使わせることをおすすめします。お昼寝も大事な時期ですが、お昼寝の時間はなるべく早めて、遅くても15時半までに切り上げるようにしましょう。そして、お昼寝から起きたら再びたくさん遊びます。夜に熟睡できるように準備することが夜泣き軽減のカギですよ。
子供が落ち着いて眠れる環境づくり
例えば、掛け布団が嫌いな子供にはスリーパーを着せてみる、お気に入りのぬいぐるみやママの匂いがするものなどを子供の横に置いて安心させてみる、子供が好きな肌触りのパジャマやお布団に変えてみる、オルゴール音などリラックスできる音楽を小音で流してみるなど、子供が落ち着いて眠りにつける環境づくりも大切です。日々の生活で子供の好みを観察してみてくださいね。
断乳後の夜泣き対策
断乳によるストレスが夜泣きにつながることも多いです。そんなときは枕元にお茶を置き、夜泣きしたら飲ませると落ち着いてスッと寝てくれる場合もあります。もしくは、夜泣きしても心を鬼にして寝たふりを続けます。抱っこしてあげたい気持ちはわかりますが、そこはグッと我慢。すると、どちらの場合も2~3日繰り返すと自然と夜泣きが治まり、朝まで寝てくれることが多いようです。…なーんて書いていますが、実は筆者の場合は、夜中に泣かせるのがかわいそうで、子供がモゾモゾと動き出したら泣かれる前にすぐに添い乳してました。月齢が上がるにつれ添い乳の回数も減り、1歳6ヶ月くらいで自然と朝まで熟睡するようになりました。なので、子供によっては無理に断乳をする必要はないんだなと実感した次第です(笑)
1歳2ヶ月の子供にはどんな遊びがいい?
あんよが上手になってきた1歳2ヶ月頃は歩きたい欲が高まってます。そんな子供には外遊びがおすすめ。ボール遊びや追いかけっこなどを好みます。公園が近くになければお散歩でも構いません。外を歩くことが重要なのです。初めて見るものが多い外の世界は子供の五感を刺激します。「綺麗なお花が咲いているね」「お空が青いね」など、子供の目に映るものをママが声に出して伝えてあげながら、子供のペースでゆっくり歩きましょう。
雨の日など外遊びが出来ない場合は、おうちの中でママと一緒に遊びます。体を使った遊びは親子のスキンシップもはかれておすすめです。例えば室内用のボールを転がして遊んだり、カーテンを使ってかくれんぼをしてみたり。Eテレの『おかあさんといっしょ』の体操はとても人気があり、子供も喜びますよ。運動系を好まないようであれば、絵本の読み聞かせや、手遊び歌も子供は大好きです。
まとめ:1歳2ヶ月の成長をあたたかくサポートしよう
1歳2ヶ月は子供から幼児に変わるとき。子供は日々成長で、昨日は出来なかったことが急に出来るようになるので、パパママは感動の連続です。初めて歩いたときの感動は、子供がいくつになっても忘れることはないでしょう。成長には個人差があることを念頭において、決して焦らずに、笑顔で育児を楽しんでくださいね。