生後11ヶ月の赤ちゃんの成長と育児のポイント! 身長や体重は? 離乳食の回数と量は?
生後11ヶ月の赤ちゃんの成長目安
生後11ヶ月を迎えた赤ちゃんは、身長や体重、離乳の進み具合など、どのくらいのペースが目安でしょうか? 平均的な基準をみていきましょう。
平均身長と平均体重
男の子 | 女の子 | |
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身長 | 69.4〜78.5cm | 67.4〜76.7cm |
体重 | 7.5〜10.8kg | 7.0〜10.2kg |
生後11ヶ月の赤ちゃんは運動量が活発です。成長曲線がゆるやかなラインを描き、順調に身長・体重が増えていれば、気にする必要はありません。赤ちゃんによって成長のスピードはそれぞれ違います。パパママは焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて見守っていきましょう。
授乳・ミルク、離乳食の回数と量
生後11ヶ月になると、全体の6割近くがすでに3回食へと進んでいます。口をモグモグと動かせるようになれば、3回食OKの合図です。赤ちゃんの様子を見ながら、次のステップへと進んでいきましょう。
食事は離乳後期になり、歯茎でつぶせる固さが目安です。主食・副菜・主菜を合わせて、栄養バランスのとれた献立を考えましょう。赤ちゃんの機嫌によっては、食べられないこともあるので、無理強いはせずに授乳やミルクを与えてください。離乳食からほとんどの栄養が取れるようになるので、自然に授乳回数やミルクの量が減っていきます。ママはまだまだ大変ですがあと少しの辛抱ですよ。
睡眠の特徴
1日約11〜13時間ほどの睡眠時間が、生後11ヶ月の赤ちゃんの平均です。昼間起きている時間が長くなり、昼寝が1日1回になる子や夜間に起きない子が増えてきます。ママは夜間の授乳が減ってくるので、負担も少なくなってくるでしょう。
排便の特徴
この時期のうんちは、赤ちゃんが出しやすく柔らかいうんちが理想です。うんちと一緒にそのまま食べたものが出てくることもありますが、ほとんどは食物繊維が多い野菜であったり、丸呑みしたりしたものなので、パパママは心配しなくても大丈夫です。また生活リズムが整ってくると、排便の回数や時間帯が大体決まってきます。いいうんちを出せるように日中はたくさん遊び、睡眠をしっかり取ってバランスのいい食事を心がけましょう。
生後11ヶ月の赤ちゃんの発達と特徴
ここからは、生後11ヶ月の赤ちゃんの発達や特徴をご紹介していきます。
言葉を少しずつ理解する
赤ちゃんは生活の中で、パパママの言葉をよく聞いています。生後11ヶ月になると、「バイバイ」「どうぞ」「ちょうだい」などの言葉を理解し、手を振ってみたり、おもちゃを差し出すなどの行動もします。赤ちゃんの聞く耳を育てるために、パパママは日頃からたくさん話しかけてあげましょう。
指先が器用になる
徐々に指先が器用になっていく時期です。小さいものを指でつまんで持ち上げたり、指先を使ってスイッチやボタンを押したり、といったことが上手になっていきます。指先を使うことは脳へのいい刺激になります。行動を実現できる力、集中力、身体能力など、さまざまな力の向上に繋がります。積み木を積み上げたり、つかみ食べをさせたりして、積極的に赤ちゃんの指先を使わせてみてくださいね。
伝い歩きが上手になる
壁やソファ、テレビボードなどを使って、いろいろな場所へ行けるようになります。赤ちゃんは歩く練習をしているので、積極的にやらせてあげましょう。しかし、バランスを崩して頭を打ったり、ケガをしたりするリスクもあるので、パパママは注意深く見守ってください。伝い歩きをする足元付近に、おもちゃや物が落ちていないかもチェックしておきましょう。
たっちしたり、歩きはじめたりする子もいる
生後11ヶ月の赤ちゃんの中にはひとりでたっちができたり、歩きはじめたりする子も現れます。ただ、たっちや歩くことに関しては、個人差が大きい部分です。ママは「うちの子はまだ歩かないの…」と思い悩まず、焦らずに見守ってくださいね。歩く練習をするなら、赤ちゃんが興味を持つように楽しく行うことが大切です。ママの声掛けがあると、赤ちゃんも喜んで歩く練習をしてくれるはずですよ。
自我が芽生え、自己主張が強くなる
生後11ヶ月の赤ちゃんになると、少しずつ自我が芽生えはじめ、自己主張がでてきます。自分の思い通りにならないと泣き叫んだり、モノや食べ物を投げてしまったりと、ママは手を焼いてしまうケースもでてくるでしょう。しかし、このような行動は赤ちゃんが成長するうえでとても大切なことです。パパママは落ち着いて赤ちゃんを見守りましょう。
音楽や絵本に興味を持つ
音楽を聞くと身体を動かしたり、手をたたいたりできるようになります。また絵本を読み聞かせると、指で絵を指したり、じーっと集中したりする子もいます。生後11ヶ月の赤ちゃんは、さまざまなことに興味を示しはじめるので、音楽を流して楽しい雰囲気をつくってあげましょう。絵本は赤ちゃんの興味を引きやすい明るい色彩や、擬音語の多い絵本などを読み聞かせるといいですよ。
生後11ヶ月の赤ちゃんの育児のポイント
それでは生後11ヶ月の赤ちゃんは、どのようにお世話すればいいのでしょうか? 赤ちゃんと一緒に生活するうえで、大切なポイントをお伝えしていきます。
生活リズムを少しずつ整える
昼寝が1回になる子や1回の昼寝時間が短くなる子もいます。体力が付いてくるので、昼間にたっぷり身体を動かし夜は早めに寝るようにしましょう。また、ママの中にはそろそろ育休が終わり、子供を保育園に入れる方もいると思います。朝は7時に起き、お昼寝は12時から15時まで。夜は21時までに就寝。このように、赤ちゃんに規則正しい生活習慣を身につけさせておくと、仕事復帰時にもスムーズに適応してくれるはずです。ママは日中、赤ちゃんと一緒にたっぷり遊び、生活リズムが整うようにサポートしてくださいね。
自己主張を認めてあげる
赤ちゃんの思い通りにならず感情が不安定になってしまったときは、怒鳴ったり叩いたりせず、優しく抱っこをして落ち着かせてあげましょう。もし危ないことをしていたのなら、「やりたいよね。だけど手を挟んじゃうよ」と、なぜダメなのかしっかり理由を説明しましょう。赤ちゃんなりにちゃんと反応することもあります。ママの許容範囲内で、赤ちゃんのやりたいようにやらせてあげることも大切ですよ。
コミュニケーションをたっぷりとる
パパママとのコミュニケーションは、言葉を理解するための鍵となります。赤ちゃんが「アーウー」とおしゃべりをしたら、パパママもマネをして反応を見てみましょう。音楽や絵本に興味を示す子には、読み聞かせをしたり、歌を歌ったりしてたくさんコミュニケーションをとってくださいね。
歯磨きの習慣を
生後11ヶ月になると、前歯が生えてきている子が多くいます。虫歯を予防するために歯磨きの習慣をつけていきましょう。シリコン製の歯ブラシを持たせると、赤ちゃんが歯磨きに対して興味を持つきっかけに。歯の生え具合に合わせて、ガーゼ拭きや歯ブラシを使い、お口のケアを習慣づけていきましょう。
ファーストシューズを用意する
赤ちゃんが歩きはじめたらファーストシューズを準備してください。お外で歩けるようになるので、公園などで自然との触れ合いができるようになります。選び方のポイントは、赤ちゃんの足にぴったり合うサイズ選び。赤ちゃんに試し履きをさせて、つま先部分に5mm程度の隙間があればベストな靴のサイズです。さらに靴底が厚すぎないもので、全体が柔らかいものを選ぶようにしましょう。
生後11ヶ月の赤ちゃんとの遊び方&おすすめのおもちゃ
生後11ヶ月の赤ちゃんが喜ぶ遊び方や、おすすめのおもちゃをご紹介します。
外遊び
外の世界は赤ちゃんにとって刺激がいっぱい。天気がいい日は近所をお散歩し、公園へ出掛けましょう。公園の芝生の上をハイハイしたり、花や虫を観察したりと、自然と触れ合う外遊びをすることで赤ちゃんが心豊かに育ちます。
Tian ベビー用ボール
優しい手触りの柔らかボールが10個セットになっています。生後6か月頃から2歳頃まで、飽きることなく長く遊べるので、初めてのボールにおすすめです。
飛行機ブーン
飛行機ブーンは、パパママが赤ちゃんを手や足で持ち上げて、「ブーン」と飛行機のような雰囲気を楽しめる遊び方です。コミュニケーションをたっぷり取って、赤ちゃんを笑顔にしましょう。
絵本の読み聞かせ
絵本の読み聞かせは、言葉を学んだり、動物や物の名前を覚えたりするのに役立ちます。最初のうちは、「ワンワン」「ビリビリ」「つんつん」など、動物の鳴き声や擬音語が多い絵本を選ぶと、赤ちゃんも絵本をおもしろいと感じてくれますよ。
じゃあじゃあびりびり (まついのりこのあかちゃんのほん)
赤ちゃんがいる家庭に大人気の絵本「じゃあじゃあびりびり」は、初めての絵本におすすめです。水の音や紙の破れる音、猫の鳴き声など、聞きやすい言葉で赤ちゃんの興味を引きつけます。
だあれだ だれだ?
「だあれだ だれだ?」は、いないいないばあの要素が楽しめる絵本です。可愛いネコ、イヌ、ゾウが登場し、好きな食べ物を「あむあむ」と美味しそうに食べる姿が魅力的。赤ちゃんがマネしたくなるような絵本です。
手遊び歌
小さい頃に「おべんとうばこ」「グーチョキパー」など、手遊び歌で遊んだ経験はありませんか? 「こぶたぬきつねこ」の手遊び歌は、動物の鳴き声や姿を手や身体を使って踊ったり歌ったりする遊びです。生後11ヶ月の赤ちゃんはちょうど指先が器用になりはじめるころなので、手遊び歌はぴったりの遊び方。さまざまな曲を歌い遊んでみてくださいね。
まとめ
生後11ヶ月の赤ちゃんは自我が芽生えはじめ、たっちや伝い歩きをして動きが活発になってくる時期です。今回紹介した赤ちゃんが楽しめる遊び方やおすすめのおもちゃを使って、日中はたくさん身体を動かし、夜は早めに寝かせて、生活リズムを整えていきましょう。