1歳3ヶ月ってどんな時期? 平均的な成長の目安。言葉や遊び、食事のことなどを解説
1歳3ヶ月はどんな時期?
1歳3か月になるとよちよち歩き出したり、言葉に対して反応を示すようになったりと、赤ちゃんから幼児に向かって成長を感じる時期です。また、赤ちゃん時期に比べて少しずつ遊びの幅も広がるので、子育てをより一層楽しめる時期と言えるでしょう。一方で、ご飯の食べる量や、言葉の理解レベルなどは、個人差が大きいので、少し不安になることも多いかもしれません。お子さんは着実に成長していきますので、ママは焦らず、我が子の成長をじっくり見守ってあげることが大切です。
1歳3ヶ月の平均身長、平均体重
男の子 | 女の子 | |
---|---|---|
身長 | 73.0〜84.8㎝ | 71.1〜83.2㎝ |
体重 | 8.2〜12.2kg | 7.6〜11.6kg |
厚生労働省が2010年に発表した「乳幼児身体発育調査報告書」によると、1歳3か月の平均身長と体重は上記になります。
1歳3ヶ月の歯の本数は?
1歳3か月の頃の歯の生え方としては、だいたい上下の前歯(4本)と上側の歯4本がはえているくらいです。ただ、個人差が大きいので生え始めが遅くても大丈夫です。1歳3か月の時点で、一本も歯が生えていないという場合は、歯医者さんに相談してみるといいでしょう。
1歳3ヶ月の子の成長をサポートするアイデア7つご提案
普段の生活の中で使えるお子さんの成長や言葉の理解をサポートするアイディア7つをご紹介します。育児が進まなくて悩んでいる解消法の糸口としても是非活用してみましょう! また、遊びの幅がどんどん広がるこの時期におすすめの遊びもご紹介します。
1歳3ヶ月の言葉が出ない:教え方を工夫して
1歳3か月の頃は、言葉を発する子もいれば、まだ全然発話しない子もいたりと、個人差があるので焦らなくても大丈夫です。成長とともに段々発話するようになるので、徐々に言葉の理解を深められるよう、発話しやすい言葉を教えてあげましょう。
「赤ちゃんが早く言える言葉ランキング」(NTT コミュニケーション科学基礎研究所調べ)では、上位10位は下記のようになっています。
順位 | 言葉 |
---|---|
1位 | (いないいない)ばぁ |
2位 | まんま |
3位 | わんわん |
4位 | ママ |
5位 | パパ |
6位 | あっ! |
7位 | はい |
8位 | バイバイ |
9位 | あーあ |
10位 | アンパンマン |
筆者も子育て中ですが、娘が1歳~2歳頃に少しずつ発話した言葉は、上位にはいっているものばかりでした。赤ちゃんでも発しやすい言葉を集めた図鑑を見て教えてあげると効果的でおすすめです。
あかちゃんごおしゃべりずかん (頭のいい子を育てるプチ)[本/雑誌] / かしわらあきお/作・絵
シリーズ累計25万部突破!赤ちゃんが発しやすい言葉トップ500から作った図鑑。筆者も娘に1歳前後から使用していたところ、徐々にこの図鑑の言葉を話すようになっていきました。食べ物や家族、あいさつなどカテゴリーでも分かれており、簡単な絵もわかりやすく使いやすいです。
1歳3ヶ月にいい遊びは?:お絵描き
1歳3か月だと手先が段々器用になってくる時期。おうちで楽しく遊べるお絵描きをしてみてはいかがでしょう? お部屋がクレヨンで汚れてしまうことが不安なママには、万が一フローリングについても水拭きですぐ消せるクレヨンがおすすめです。また、舐めてしまっても大丈夫な素材のものが安心です。
ベビーコロール
ペンやクレヨンを持てなくても握りやすい形状のクレヨン。万が一飲み込んでしまってものどを詰まらせることがないように先端に穴が開いていたり、舐めてしまっても、人体に無害で安全だと認められるAPマークを取得しているので、はじめてのお絵描きでも安心です。また、形状が円錐型なので、持ち方が自然と鉛筆持ちとなり、持ち方を教えなくてもすぐに習得できるのも嬉しいです。将来的にお箸の持ち方も習得しやすいです。
1歳3ヶ月にいい遊びは?:おままごと
この時期とてもおすすめな遊びの一つはおままごとです。言葉を段々と覚えてくる時期なので、おままごとセットの野菜を見て徐々に覚えるようになりますよ。子供が言葉を発しなくても言葉の理解は進んでいることが確認できるので、ママも驚かされると思います。「にんじんどれかな?」「キャベツどれかな?」と、野菜あてっこゲームをして、コミュニケーションを楽しみましょうね。
また、おもちゃの包丁も使えるようになっている時期なので、カットできるタイプのおもちゃ野菜がおすすめですよ。お皿に盛りつけてあげると、「いただきます」ポーズをして食べるごっこ遊びを一人で楽しんでいたりします。さらに、スプーンの練習を遊びの中にいれると食事がスムーズになるのでおすすめです。大きめのスプーン(粉ミルクの軽量スプーンが使いやすくおすすめ)で丸っこい毛糸玉やどんぐりをとる練習をしてみましょう。
1歳3ヶ月にいい遊びは?:シール遊び
シール遊びは手先の発達にとてもいいと言われています。子供も大好きなシール遊びは、ママが困った時の救世主。子供は無我夢中でシールで遊んでくれるので、外出先の待ち時間にも使いやすくて重宝します。最初の頃は、シールをはがして貼る、という動作に慣れていないので、結構時間をかけて楽しめます。
子供がシール貼りに慣れてきた場合は何度も貼ってはがせるタイプで楽しむのもおすすめです。くもんの「1さいだもん」や幼児向けのシール付き雑誌ベビーブックなどは何度も貼ってはがせるページがあるので長く楽しめます。
1歳3ヶ月で離乳食がすすまない:味付けで変化を楽しもう
1歳になると離乳完了期に入り、だし汁で野菜を煮たり風味付けの味付けをし始めるご家庭も多いことでしょう。また、手づかみ食べを練習していたりと赤ちゃんの食事を卒業し、大人のご飯に近づいていく時期です。ただ、個人差があるのでこの時期の食事はママを悩ませることも。そんな時は焦らずに、「食べられるものを楽しく食べることが一番」と考えることが大切です。また、味付けで変化をつけると食べることもありますよ。例えば、大人が食べる煮物やみそ汁を薄めて出してあげるのがおすすめです。「今日はママとパパと一緒のご飯だ! 食べてみよっか?」と楽しく食卓を囲めるといいですね。
1歳3ヶ月にはどんなお弁当がいい?:手づかみで食べやすいものを
1歳3か月の頃は食べやすさを重視してお弁当を作りましょう。この時期はフォークやスプーンを使えない子もいるので、手づかみで食べられるものにしましょう。また、一口サイズで食べられるように切ってあげたり、先端がとがっているつまようじやピックは危ないので控えるのが望ましいです。おかずとしては、ミニハンバーグ、ウィンナー、卵焼き、枝豆、プチトマト、ゆで野菜などは食べやすくおすすめです。
1歳3ヶ月で歩かない:色々なお友達を見て刺激を受けよう
1歳半検診の際に歩けるようになっているかどうかは1つの目安ですが、個人差が大きいのでママが心配しなくても大丈夫ですよ。歩行を促すおもちゃも販売されていますが、使っていた友人ママは「一瞬しか使えなかったからいらなかった」と嘆いていたので、使ってみたい場合は、子育て支援センターなど地域の子育て施設で試すのがおすすめです。子育て支援センターに行くと、同世代の子がよちよち歩いているので、お子さんはいい刺激を受けます。筆者の娘の場合も、初めて立ったのも、初めて1歩を踏み出したのも、同世代の子が沢山遊んでいる場所でした。是非お友達から刺激を受けて、まねっこさせてあげて下さいね。
まとめ:1歳3ヶ月の成長をゆっくり引き出そう
1歳3か月の時期は、赤ちゃんから幼児に成長をしていく時期で、日々の変化がとても楽しい時期です。個人差が大きいのでまわりの子が気になるかもしれませんが、ママは焦らずに、お子さんの少しずつの変化をじっくり見守ってあげて下さいね。ママの温かいまなざしがお子さんの成長をゆっくり引き出すことにつながりますよ。