生後7ヶ月の赤ちゃんの成長 身長や体重はどのくらい? 育児のポイントや遊び方も紹介
生後7ヶ月の赤ちゃんの成長目安
生後7ヶ月の赤ちゃんは、離乳食のスタートで身長や体重が少しずつ大きくなり、日々の成長を感じる時期です。生後7ヶ月の赤ちゃんはどのくらい成長するのか、平均身長や体重、母乳回数の目安を確認していきましょう。
平均身長と平均体重
男の子 | 女の子 | |
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身長 | 65.0~73.6cm | 63.1~71.9cm |
体重 | 6.73~9.87kg | 6.32~9.37kg |
中央値を見ると1ヶ月前と比べて身長は約3~5cm、体重は約0.3~0.5kg増えることがわかります。これらは目安であり離乳食の進み具合や授乳量などで個人差がありますが、生後7ヶ月で10kg近い体重の赤ちゃんもいます。抱っこが重くて大変なときは、パパママは無理のない範囲で抱っこ以外のスキンシップを積極的に取り入れてみましょう。
授乳の回数と量
生後7ヶ月の授乳回数と量は「1日3回+離乳食後2回」が基本です。母乳の場合は、赤ちゃんが飲みたいだけ与えても心配ありません。
離乳食後のミルクの量は、食事の量に合わせて140~160ml、ミルクだけの場合は200~220mlが目安です。赤ちゃんがもっとミルクを欲しがる場合は、離乳食の量を増やすなどバランスを見て調整しましょう。
睡眠の特徴
生後7ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間は、お昼寝と夜の睡眠を合わせて1日約13~14時間になってきます。日中は起きて過ごすことが多いですが、夜泣きなどで夜間眠れなかった赤ちゃんは、昼寝時間を長くとることで1日の睡眠リズムを整える傾向があります。日中遊んでばかりで昼寝をほとんどしない子や、夜に何度も目覚めてしまう子など、赤ちゃんによって睡眠のとり方はそれぞれですが、睡眠のリズムを整えるためにもパパママは規則正しい毎日を意識しましょう。
厚生労働科学研究費補助金:未就学児の睡眠・情報通信機器使用研究班(編)
排便の特徴
生後7ヶ月になると膀胱も成長し、1度に出るおしっこの量が増え回数は減ってきます。また、少しずつ離乳食に慣れ食べる量も増えるため、うんちに形ができ始めます。大体1日におしっこを約11~13回、うんちは約1~2回にまとまってくる赤ちゃんが増えますが、大人と同じように個人差も大きいです。おむつを取り替える回数は以前より減りますが、まだ消化器官が未熟なため食べた物によってはお腹が緩くなることもあるでしょう。うんちをした時はすぐにおむつを取り替えて、おしりがかぶれないように気をつけてください。
生後7ヶ月の赤ちゃんの発達の特徴
赤ちゃんが生後7ヶ月になると、少しずつできることが増えるため、育児の楽しみも広がります。生後7ヶ月の赤ちゃんには、どのような発達が見られるのでしょうか。
寝返りをマスター・支えなしで座る
ほとんどの赤ちゃんは、生後7ヶ月には寝返りができるようになります。赤ちゃんのなかには、寝返りをしたものの自分では元に戻れず泣いてママを呼ぶ子もいます。また、寝返りで思いがけない場所まで移動し、ママを驚かせる子もいるでしょう。成長した分、目が離せなくなる時期です。さらに、おすわりも少しずつ上手にできるようになり、パパママの支えなく1人でおすわりできる赤ちゃんもいるでしょう。おすわりができると視界が広がり、たくさんのことに興味を示します。
おもちゃを床などに叩きつける
おもちゃを渡しても握るだけだった赤ちゃんは、生後7ヶ月あたりから自分で欲しいおもちゃに手を伸ばして取れるようになります。さらに、握ったおもちゃを床やテーブルなどにガンガン叩きつけ、キャッキャと笑いながら音を楽しむ姿も見られます。まだハイハイができない子が多いため、遠くにあるおもちゃに手を伸ばす姿はとても微笑ましい光景ですね。
人が遊んでいるおもちゃに興味を示す
誰かがおもちゃで遊んでいると、そのおもちゃを欲しがる姿が度々見られるようになります。例えば、上の子が楽しそうに遊んでいるおもちゃへ手を伸ばす、隣で遊んでいる赤ちゃんが持つおもちゃを一緒に握ったりすることも。声を出して欲しがることもあります。おもちゃだけではなく、テレビの音やパパママの声がする方など、興味のある方向に全身を向けることもできます。
ハイハイの練習「ずりばい」が始める
生後7ヶ月の赤ちゃんは、ハイハイの練習である「ずりばい」を少しずつ覚えます。ズリバイは両足に力を入れず、両手だけで前進や後進することです。まるで、ほふく前進のような形で行き止まりまで前進や後進することもあるため、冬の時期は暖房器具などの危険な物に気をつけましょう。
次のページでは、7ヶ月の赤ちゃんとの遊び方や注意点、育児のポイントを解説します