赤ちゃんの睡眠時間はどのくらい? 月齢別の平均時間や特徴を見てみよう

赤ちゃんの睡眠時間はどのくらい?


生まれたばかりの赤ちゃんは、1日の大半を眠って過ごすため「眠り過ぎでは?」と不安に感じるパパママもいるでしょう。しかし、赤ちゃんの睡眠時間は成長とともに短くなり、次第に起きている時間が長くなります。参考までに、月齢別の赤ちゃんの平均睡眠時間と睡眠の特徴を表で見てみましょう。

月齢 1日の合計睡眠時間 睡眠の特徴
0ヶ月 16~20時間 1~2時間の覚醒と1~4時間の睡眠を繰り返す
3ヶ月 14~15時間 連続して3~4時間眠るようになる
6ヶ月 13~14時間 連続して6~8時間睡眠をとる
2~4時間の昼寝を1~2回するようになる 
1~3歳 11~12時間 1日の睡眠時間のほとんどを夜間にとるようになる
1.5~3.5時間の昼寝を1回程度

未就学児の睡眠指針(未就学児の睡眠・情報通信機器使用研究班)

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月齢別睡眠の特徴と生活スケジュール

新生児期(生後1ヶ月未満)の赤ちゃんは、日中のほとんどを眠って過ごします。しかし、成長して昼夜の区別がつくころになると、夜眠る時間が長くなってきます。睡眠の変化にともなって、1日の過ごし方も違ってくるでしょう。赤ちゃんの月齢別で睡眠にどんな特徴があるのか、生活スケジュールとあわせてご説明します。

生後0ヶ月(新生児期)ごろの赤ちゃん

新生児期にあたる生後0ヶ月は、1日の大半を眠って過ごします。昼夜の区別がまだなく、睡眠間隔もばらばらです。そのため、眠る時間や起きる時間が日によって違います。眠りが浅く物音ひとつで起きてしまうのも特徴です。人の睡眠には、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠が存在します。大人の場合、レム睡眠が全体の15~20%のため、途中で起きることがあまりありません。しかし、0ヶ月の赤ちゃんは浅い眠りのレム睡眠が全体の50%を占めるとされています。そのため、少しの物音だけでビクッと起きてしまうのです。

0ヶ月の赤ちゃんは起こさなくても基本的にお腹が減ったり、おしっこやうんちが出たりした時に起きます。パパママは昼夜問わず起きる赤ちゃんにあわせてお世話が必要になるので、寝不足になりがちです。パパママが育児疲れで倒れてしまわないように、赤ちゃんが眠っている時は仮眠をしたり休息を取ったりして体を労わりましょう。1ヶ月健診が終わるころになると、だんだん一度に眠る時間や起きている時間がまとまってきますよ。

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生後3月ごろの赤ちゃん


生後3ヶ月を過ぎると、少しずつ昼夜の区別がついてきます。1日平均して14~15時間眠り、一度の睡眠時間も長くなってくるでしょう。お昼寝や夜間のまとまった睡眠など、少しずつ生活リズムもできてきます。夜間のミルクや授乳などがまだ必要ですが、中には夜中1度も起きずに朝を迎える赤ちゃんもいます。ミルクや母乳が1日通して必要量とれていて、体重も増えているようなら無理に起こす必要はないですよ。生活リズムを正しく整えるために「朝はカーテンを開けて部屋を明るくする」「夜は電気を消して眠りやすい環境を作る」など、昼夜の区別がつきやすいように環境を整えるように意識してください。

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生後6ヶ月ごろの赤ちゃん


生後6ヶ月ごろの1日の睡眠時間は、平均13~14時間です。昼夜の区別がはっきりして、日中のほとんどを起きて過ごします。寝返りをマスターし早ければお座りができる赤ちゃんもいて、日々成長を感じられるでしょう。たくさん日中遊んだ日は夜ぐっすり眠ることが増え、パパママの寝不足も少し和らぐ時期です。この月齢になると、離乳食も始まり赤ちゃんの体内時計も整ってきます。昼寝の時間や食事の時間が決まってくるので、1日のスケジュールが立てやすくなるでしょう。

また6ヶ月ごろは、夜泣きが始まることも多い時期です。夜泣きをして夜間の睡眠が減ってしまう分、昼寝が多くなるなど夜泣きの時期ならではの睡眠サイクルの変化が起こる可能性もあります。パパママは夜眠れないといった状態に逆戻りするので、お昼寝にあわせて睡眠をとったり、夫婦で夜間のお世話を交代したりしましょう。

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1歳ごろの赤ちゃん


1歳ごろの1日の睡眠時間は11~12時間。昼寝の時間がお昼ご飯を食べてからなど、赤ちゃんの生活スケジュールも整いはじめます。昼寝は1日1回程度、1.5~3.5時間と短くなり日中は活発に動いて遊ぶことが増えます。夜はまとめて眠りますが、日によっては昼寝時間が長かったり夕方に疲れて眠ってしまったりすると、就寝が遅くなることもあるでしょう。1歳を過ぎると、いろいろな場所にお出かけも楽しくなる時期ですよね。生活リズムが崩れないように、普段のお昼寝時間は移動にあてるなど工夫をしてみましょう。

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はいチーズ!クリップ編集部

はいチーズ!クリップ編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Instagram・LINEなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!