生後8ヶ月の離乳食の進め方は? スケジュールやレシピ、嫌がる時の対策などを紹介
目次
生後8ヶ月の離乳食おすすめレシピ5選
生後8ヶ月頃のモグモグ期におすすめのレシピをご紹介します。赤ちゃんが口ですりつぶす練習ができるよう、食材のかたさや粒が少し残るように調理しましょう。
卵黄と鮭と小松菜の3色がゆ
色どりも美しいお粥レシピです。7倍粥に鮭、卵黄、小松菜をトッピングするだけで、いつものお粥に味の変化が生まれ、色とりどりで見た目も楽しめますね。
バナナミルクパン粥
バナナを合わせたパン粥レシピです。パンの耳はかたくてにがみがあるため、切り落として白い部分だけを使いましょう。パンもバナナも、赤ちゃんが口でつぶせるくらいの大きさを残すよう意識して作りましょう。作ったパン粥は冷凍保存も可能です。
トマト豆腐
豆腐とトマトを和えるだけのシンプルな和え物レシピです。豆腐はくせのない味となめらかな食感なので、嫌がらずに食べてくれる赤ちゃんが多いですね。トマトを加えることで、彩りとビタミンなどの栄養をプラスすることができます。
高野豆腐の煮物
高野豆腐を使った煮物レシピです。高野豆腐は、たんぱく質やカルシウム、鉄分などがたくさん含まれていて、ぜひ赤ちゃんに食べさせたい食材です。高野豆腐をすりおろして使うことで、簡単に煮物ができあがります。
レタススープ
レタスと人参を使ったスープレシピです。味付けはだしだけで優しい風味なので、まだ調味料に慣れていなかったり、調味料が苦手だったりする赤ちゃんにぴったりのレシピです。レタスや人参を他の野菜に代えて作ってもいいでしょう。
手づかみ食べを意識したレシピ2選
手づかみ食べは基本的に9ヶ月頃から開始しますが、中には自分で食べる意欲が高く、離乳食中期の生後8ヶ月頃でも自分で手づかみ食べしたがる赤ちゃんもいます。離乳中期でも無理なく手づかみ食べできるおすすめレシピをご紹介します。
手づかみ食べレシピ1:かぼちゃと豆腐のお焼き
かぼちゃのおやきレシピです。豆腐も加えて作るので、柔らかな食感に仕上がりますね。調味料は使わず、かぼちゃの自然な甘みが際立つレシピです。冷凍保存もできるので、作り置きしておいてもいいですね。
手づかみ食べレシピ2:ツナと青のりのいももち
ツナと青のりを合わせたいももちレシピです。離乳中期の後半から試してみましょう。塩分が赤ちゃんの胃腸の負担になってしまうので、ツナ水煮缶は食塩が無添加のものを使います。食塩が含まれたツナ水煮缶の場合は、湯通しして塩分を抜く必要があるので注意してくださいね。
離乳食を食べてくれない赤ちゃんへの対策
離乳中期になり、赤ちゃんが離乳食を食べてくれなくなってしまった場合、どのような原因があるのでしょうか。考えられる原因と、対策法をご説明します。
離乳食をあげるタイミングを見直す
離乳食を赤ちゃんに与えているタイミングが、赤ちゃんのお腹がいっぱいな時でないか、またはお腹が空きすぎている時でないかを考えてみましょう。
授乳から時間があまり経っていない場合など、お腹がいっぱいな状態では赤ちゃんは離乳食を食べたがりません。この場合は、授乳と離乳食の間隔を今よりも空けてみて、赤ちゃんが食べてくれるかどうか試してみます。また、赤ちゃんのお腹がしっかり空くように、日中活動的にたくさん遊ばせてあげましょう。
お腹が空きすぎて赤ちゃんの機嫌が悪かったり、泣いてしまったりしていても離乳食は食べてくれません。この場合は、まずは少しだけ授乳して赤ちゃんを落ち着かせて、その後で離乳食を与えてみましょう。
食材のかたさや大きさを見直す
離乳中期では、あごや舌でつぶせる程度のかたさに食材を下ごしらえしますが、少し前までなめらかなペースト状の離乳食を食べていた赤ちゃんにとっては、今までにないかたさや食感に抵抗を感じ離乳食を食べたがらないこともあります。
離乳中期に入って離乳食を食べてくれなくなった場合は、今よりももっと食材を柔らかくしてみたり、かたまりを減らしてみたりして赤ちゃんの様子を確認しましょう。どうしても離乳食を食べてくれないようであれば、思い切って一度裏ごしした状態に戻してみてみるのも一つの手です。赤ちゃんの成長には個人差があり、離乳食の進み具合も赤ちゃんによってそれぞれなので、規定通りに離乳食が進まなくてもあまり心配する必要はありません。
離乳食を温めなおす
赤ちゃんは口に入ってくるものの温度に敏感なので、赤ちゃんにとって離乳食が冷たいと感じると食べてくれなくなる場合があります。離乳食を温め直し与えてみると、思いのほか離乳食を食べてくれることもあるので、試してみるといいでしょう。
味付けを変えてみる
2回食になって以降、毎回同じ味付けだと、マンネリ化して赤ちゃんの食が進まなくなってしまう場合もあります。午前と午後で味付けを変えるなど、赤ちゃんが飽きてしまわないように味付けに変化をつけてみることも大切です。
また調味料を使い濃い味付けにすると、味覚が敏感な赤ちゃんは食べたがらないこともあります。調味料を使わずに調理してもいいですし、調味料を使う場合は薄味に仕上げることを意識するといいですよ。
食事の環境を見直す
離乳食椅子の高さや角度を調整する
生後8ヶ月になると、赤ちゃんの体は成長していますよね。離乳食を食べている椅子の高さや角度を見直し、赤ちゃんが離乳食を食べやすい姿勢になっているかを確認しましょう。背を伸ばして座ることができ、足も床や足置きにつくのがベストです。
食器を変えてみる
離乳食用のスプーンが大きすぎたり、舌触りが苦手だったりすることが原因で、離乳食を食べたがらないことも考えられるため、別の離乳食スプーンを使って離乳食を食べさせてみることも試してみましょう。赤ちゃんが好きなキャラクターが描かれたデザインの食器を使ってみる方法もありますよ。
食事中にテレビはつけない
また、食事中にテレビがついていたり、そばにおもちゃが置いてあったりするなど他に気を取られるものがあると、赤ちゃんの気がそれて離乳食を食べなくなってしまう場合もあります。 食事中はテレビを消し、おもちゃも片付けて、赤ちゃんの目の前には離乳食だけがある状態にしましょう。
パパママが食べている姿を見せる
パパママが赤ちゃんと一緒に食事していない場合は、一緒に食事してみるのも一つの方法です。パパママは赤ちゃんに離乳食を食べさせながら自分も食事するのは大変ですが、パパママが食べている姿を赤ちゃんに見せてあげることで、赤ちゃんの食の意欲が増し、食事をするのは楽しいことだと感じて、離乳食を積極的に食べてくれるようになることもあります。
まとめ
赤ちゃんが離乳初期から生後8ヶ月頃の離乳中期に移行すると、2回食となり、使える食材や調味料も増えてきます。特に肉や魚、卵などのさまざまなたんぱく質を食べさせることができるようになるため、離乳初期に比べてメニューの幅もぐっと広がりますね。赤ちゃんが離乳食を食べたがらない場合は、ささいなことが原因である場合が多いです。味付けや環境などご紹介したポイントを見直して、対策を取ってみてください。ただし、焦りは禁物です。離乳食が規定通り進んでいなくても心配せず、赤ちゃんの食べる意欲やペースに合わせて離乳食を進めていきましょう。