病気の時の離乳食は? 生後7~8ヶ月(離乳中期)のおすすめレシピ
目次
病気の離乳食の注意点は? 生後7~8ヶ月(離乳中期)の食べさせ方
赤ちゃんが病気のときは、ご飯をなかなか食べてくれず不安になるものです。しかし、無理やり食べさせてしまうと、泣いたり不機嫌になったりすることもあります。今後離乳食を嫌がるようになってしまうおそれもあるので気をつけましょう。この記事では、離乳中期の赤ちゃんが病気になった時に注意したい、離乳食の食べさせ方や作り方をチェックしていきます。
離乳食の段階をひとつ戻す
離乳中期の場合、一段階の離乳初期メニューに戻すことで食べやすくなります。大人でも、体調が悪いとき食欲は落ちてしまいます。それは赤ちゃんも一緒なので、無理やり食べさせる必要はありません。しかし、薬を飲ませるために少しでもとる必要がある場合も多いので、調理方法を変えてみましょう。
こまめな水分補給
赤ちゃんは普段から体温が大人より高いです。発熱するとさらに体温が上がり、熱を下げようと汗をかくため体の水分が失われることになります。水分が失われると普段より脱水症状を起こしやすくなるため、しっかり水分補給をさせてください。水を飲めない子供の場合、離乳中期の子供でも飲めるイオン飲料がおすすめです。熱が出た時は糖分の入っている飲み物を与えることで脱水症状を防ぐことができます。味付きのものも販売されているので、赤ちゃんの口に合うものを探してみてください。
赤ちゃんの自然な食欲に任せる
パパママは、赤ちゃんに何か食べさせておかないと……と不安になりますが、無理強いせず自然な食欲に任せることが大切です。赤ちゃんは、ミルクや母乳のみで栄養を補給することができます。既に断乳している場合、一旦断乳をストップしてミルクや母乳で栄養を補給してあげてください。断乳は赤ちゃんが元気になってから再開しても遅くありません。まずは、体調が回復することを最優先に考えましょう。
病気別の離乳食|生後7~8ヶ月(離乳中期)おすすめレシピ
離乳中期の赤ちゃんが病気のときは、どんな離乳食メニューを用意したらよいでしょうか。発熱だけでなくお腹を壊していることもあり、症状別に離乳食のメニューを分けて赤ちゃんが食べやすいものを作ってあげてください。
下痢をしている
赤ちゃんは消化器官が未熟なため、下痢をしやすいです。下痢の症状は胃腸が弱っている状態なため、日常と同じメニューでは悪化することもあります。そんな時は、消化のいい食材で離乳食を作ってあげましょう。
下痢のときの離乳食に! お腹に優しいそうめん
かぼちゃやにんじんには消化に負担をかけにくい野菜です。麺類は喉越しがよく食べやすいので、病気のときの定番食材です。
お腹に優しいにんじんスープ
野菜スープは食欲がない時でも食べやすく、栄養をしっかり摂れておすすめです。にんじんの甘みが美味しいスープです。
嘔吐をしている
嘔吐している場合は、吐き気が落ち着くまでは離乳食は控え、ミルクや母乳だけを与えて様子を見ましょう。寝ている間に嘔吐してしまうと、喉に食べ物を詰まらせ窒息のおそれがあるのでしっかり様子を見てあげてください。吐き気、嘔吐が治ったら離乳食を再開しても大丈夫です。
お腹に優しい 簡単スープ
嘔吐した後食欲がなかなか戻りにくいので、スープで栄養をとるのもおすすめです。味付けを調整すれば、離乳食期から大人まで食べることができます。
レンジで簡単にできる 煮りんご
嘔吐した後は、お米やうどんなどの食事系メニューよりも果物のが食べやすいこともあります。子供の様子を見ながら与えてください。りんごの皮を剥いて切り、ラップをかけて1分半~2分ほどレンジで加熱すれば完成です。
発熱している
発熱している時は、食事よりも水分補給を心がけることが大切です。食事は食欲が回復してから、消化のいい食べ物を与えるようにします。
離乳中期から! 混ぜるだけゼリー
食欲が戻ってもすぐに普段どおりの食事はできないので、まずはゼリー系の喉越しのいいメニューから再開しましょう。紙パックのジュースを使って簡単にできるので、作ってみてくださいね。
風邪に優しい塩昆布のおかゆ
発熱時は体の塩分も失われているため、少量の塩分を加えたおかゆもおすすめです。優しい味わいの塩昆布味は子供の喜びます。
鼻水や咳込みがある
鼻水や咳き込みが激しい時に離乳食を無理に食べさせると、嘔吐することがあります。咳き込みが激しい時は、落ち着くまで様子を見てから離乳食を与えるのがポイントです。
さつまいものトロトロ煮
さつまいもに含まれるビタミンcは、加熱しても崩れにくいので病気のときに摂取したい食材です。茹でたさつまいもをフォークなどでつぶし、水を加えながら煮込めば出来上がり。
離乳初期 時短じゃがいもポタージュ
鼻水が出ているときは体が冷えていることがあるので、温かい汁物で体を保温してあげることも大切です。じゃがいもは小さくカットするのがポイント!
喉が赤い
喉が赤い場合炎症を起こしているので、刺激のある食材は避けて喉越しのいい離乳食にすることをおすすめします。
りんご豆乳寒天
喉が腫れている時は、固形物を飲み込みにくので寒天やゼリーで栄養を取るとよいです。砂糖不使用のりんごの豆乳寒天はつるんとしているので、喉が痛いときにぴったりです。
お麩入り茶碗蒸し
タンパク質やミネラル類、糖質が豊富に含まれたお麩入りの、栄養満点の茶碗蒸しです。喉越しがよいのもおすすめポイント。
病気の離乳食はベビーフードに頼るのもポイント
赤ちゃんが病気になると看病で寝られない夜が続くこともあります。普段は手作りの離乳食を与えているパパママも、看病中は離乳食を作るのが負担になることもあるでしょう。こんな時はベビーフードが便利です。市販のベビーフードは栄養バランスもとれているので安心して使えます。
生後7〜8ヶ月の離乳中期の病気でも食べられるおすすめベビーフード
有機米のおかゆの中に栄養豊富な野菜野菜やお肉、お魚が入っています。病気のときでも食べやすく、栄養もしっかり摂ることができるのでおすすめです。
病気で離乳食の栄養面が心配な時はかかりつけ医に相談しよう
赤ちゃんが離乳食を受け付けないときは、かかりつけの小児科に相談しましょう。パパママは、何も食べてくれないと子供の栄養が心配になるでしょう。不安なことがあるときはネットの情報だけに頼らず、専門医の指示やアドバイスを聞くのがもっとも安心な方法です。
まとめ
赤ちゃんが病気になるとパパママは心配で夜も寝れなくなり、赤ちゃんが元気になるころにパパママがダウン……なんてことにもなりかねません。離乳食はネットでも販売されているので、いざというときのために常備しておくのもひとつの手です。手を抜けるところは抜いて、無理なく看病してあげてください。また、不安なことがあればまずはかかりつけの小児科に相談することも大切です。