【管理栄養士監修】離乳食でうどんはいつからOK? 量や冷凍保存の方法、レシピなどを紹介
目次
離乳食でうどんを使ったレシピ8選 離乳初期~完了期まで
うどんを使ったおすすめレシピを、離乳食の段階ごとにご紹介します。
離乳初期におすすめ:うどんペースト
10倍粥に慣れて、初めて赤ちゃんにうどんを試してみる時は、うどんペーストを与えてみましょう。うどんを柔らかく茹で、なめらかにすりつぶし水を加えてトロトロにするだけなので、とても簡単です。水をだし汁に代えてもいいですね。
離乳初期におすすめ:かぼちゃのダシ♪うどん
うどんに自然な甘みのある食材のかぼちゃを合わせたレシピです。うどん自体はとてもシンプルな味わいなので、かぼちゃの素朴な甘みが際立ちますね。かぼちゃにはβ-カロテンが豊富です。うどんに野菜をプラスすることで、うどんにはない栄養を補えますね。
離乳中期におすすめ:ツナと野菜の煮込みうどん
うどんに野菜、ツナを入れたレシピです。離乳中期に入ったら、このようにうどんにいくつかの野菜やタンパク質を加えてみましょう。お野菜は他のものでも代用可能ですね。調理後に食べきれない分は、小分けにして冷凍しておくと便利です。
離乳中期におすすめ:赤ちゃん大好き!納豆うどん
うどんに納豆、しらす、野菜を加えた栄養満点のレシピです。人参とほうれん草を使うので、色合いもきれいな上に、鉄分やβ-カロテンなどの栄養も取れますよ。しらすからはタンパク質やカルシウムを取ることができます。しらすの塩抜きはしっかりとしましょう。
納豆の粘り気が食べやすくしてくれる半面、つるっと入るのでそのまま喉に入ってむせてしまう可能性もあります。うどんの長さに気を付けながら飲み込むまでは注意して見てあげましょう。
離乳後期におすすめ:手づかみお焼きうどん
うどんで作るお焼きレシピです。お焼きは、手づかみ食べの練習にぴったりですよね。人参などの野菜もプラスするので、彩りが良く、栄養もアップしますよ。魚やひき肉などタンパク質を一緒に入れるのもいいですね。
離乳後期におすすめ:焼きうどん
いつものかけうどんや煮込みうどんメニューに飽きてきたら、焼きうどんを作ってみましょう。味付けはほとんどせず、油や野菜の風味を活かすのがコツです。具材もアレンジがきくので、いろいろな野菜で作ってみましょう。
離乳完了期におすすめ:かき玉うどん
彩りがきれいな、かき玉うどんレシピです。離乳完了期になったら、うどんもやや長めの2cm~3cmくらいにカットしましょう。大人用から取り分けて、赤ちゃんの分はスープを薄くしてあげるやり方でもいいですね。
離乳完了期におすすめ:味噌煮込み風うどん
一風変わった味噌風味のうどんレシピです。味噌汁の上澄み液を使ってスープにするので、簡単に作れますね。大人用の味噌汁メニューから取り分けて作ることができます。
離乳食で使えるうどん以外の麺の種類は?
うどん以外で、赤ちゃんに食べさせられる麺をご紹介します。
一覧表
種類 | 初期 | 中期 | 後期 | 完了期 |
---|---|---|---|---|
そうめん | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
冷やむぎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
中華麺 | × | × | △ | 〇 |
スパゲッティ | × | △ | 〇 | 〇 |
マカロニ | × | △ | 〇 | 〇 |
そば | × | × | △ | 〇 |
フォー・春雨・ビーフン・くずきり | × | × | △ | 〇 |
そうめん
そうめんは、離乳初期から赤ちゃんに食べさせることができます。離乳初期はすりつぶしてペースト状に、離乳中期はみじん切りに、離乳後期は1cmの長さに、離乳完了期は2cmの長さにしましょう。
そうめんには塩分が含まれているので、茹でた後にしっかりと水洗いし塩分を落としましょう。そうめんは茹でる前に短く折って茹でると簡単に下ごしらえできますよ。
冷やむぎ
冷やむぎは、そうめんより少し麺が太いものを指すのが一般的ですが、特に区別をつけずそうめんを冷や麦と呼ぶこともありますよね。冷や麦は離乳初期から赤ちゃんに食べさせることができます。離乳初期はすりつぶしてペースト状に、離乳中期はみじん切りに、離乳後期は1cmの長さに、離乳完了期は2cmの長さにしましょう。
冷やむぎにもそうめんと同様に塩分が含まれているので、茹でた後にしっかりと水洗いし塩分を落とします。冷やむぎも茹でる前に短く折って茹でるのがおすすめです。
中華麺
中華麺は、麺に弾力があるため、赤ちゃんが歯茎で噛めるようになる離乳後期から食べさせましょう。離乳後期は1cmの長さに、離乳完了期は2cmの長さにカットします。焼きそば用の蒸し麺の場合は、麺に油がまぶしてあるので、調理前に湯通ししましょう。
スパゲッティ
スパゲッティは、麺に弾力があるため、離乳中期にうどんやそうめんに赤ちゃんが慣れてから赤ちゃんに与えるようにしましょう。離乳中期はみじん切りに、離乳後期は1cmの長さに、離乳完了期は2cmの長さにします。
乾麺の場合は、先に離乳食の段階に合わせ短く折り、塩を加えず、指でつぶせるくらいまで柔らかく茹でます。長めに茹でた後、茹で汁にそのまま漬けておくだけでもふやけて食べやすくなります。早茹でタイプやサラダ用スパゲッティを使うと時短になります。
大人用の市販レトルトパスタソースは味が濃いのでそのままでは使えません。子供用のパスタソースがない時は水分を足して薄めたり、トマトの刻んだものを加えたりして薄めてあげるといいでしょう。ただし既製品は化学調味料も含まれているため赤ちゃんにはあまりおすすめできないものもあります。無添加のソースを販売している信頼のおけるメーカーを探しておくといざという時に便利ですよ。
マカロニ
マカロニは、離乳中期から赤ちゃんに食べさせることができます。離乳中期はみじん切りに、離乳後期は1cmの長さに、離乳完了期は2cmの長さにします。弾力が強いタイプのマカロニは使わず、茹で時間は大人よりも長めにして柔らかく茹でましょう。
そば
そばは、離乳後期から赤ちゃんに食べさせることができます。十割そばは噛みづらいので、離乳後期からにします。離乳後期は1cmの長さに、離乳完了期は2cmの長さにしましょう。
そばはアレルギー表示義務7品目の1つで、さらに卵や小麦粉がつなぎに使われている場合もあるため、赤ちゃんに与える場合は食物アレルギーに十分注意しましょう。
フォー・春雨・ビーフン・くずきり
フォー・春雨・ビーフン・くずきりは、離乳後期から赤ちゃんに食べさせることができます。離乳後期は1cmの長さに、離乳完了期は2cmの長さにカットします。どの麺も、通常大人が食べる際の茹で時間よりも長めに茹でて柔らかくしましょう。
まとめ
赤ちゃんがうどんを食べられるようになると、主食のメニューの幅も広がりますよね。うどんの主な栄養素は炭水化物でとても消化が良いため、うどんは胃腸が未熟な赤ちゃんにも適した食材です。しかし、アレルギー表示義務7品目に指定される小麦を原料としているため、赤ちゃんに初めて与える場合は注意が必要です。うどんは煮込むだけでなく、焼きうどんにしたりお焼きにしたりすることもできます。いろいろなうどんメニューを作ってみてくださいね。