生後10ヶ月の赤ちゃんの成長と育児のポイント! 身長や体重、離乳食の回数や遊び方は?

生後10ヶ月の赤ちゃんの成長目安

生後10ヶ月の赤ちゃんの成長目安
生後10ヶ月を迎えた赤ちゃんの平均的な身長、体重はどのくらいでしょうか? 食事や睡眠、排便の成長目安についてもお伝えします。

平均身長と平均体重

男の子 女の子
身長 68.4〜77.4cm 66.5〜75.6cm
体重 7.3〜10.5kg 6.8〜10kg

生まれたばかりのころよりも体重や身長の成長スピードが落ち着いてきます。成長には個人差があるので、先月より身長・体重が増えていれば問題ないでしょう。

乳幼児身体発育調査|厚生労働省

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授乳・ミルク、離乳食の回数と量

生後10ヶ月の赤ちゃんには、離乳食がメインの食事に少しずつ切り替えていきましょう。離乳食は朝・昼・夜の3回食。主菜・副菜・主食を合わせた全体の量は、お子様用のお茶碗1杯弱くらいを目安にします。

離乳食を食べ終わったタイミングで、母乳を飲みたいだけ与えるか、200mlのミルクを赤ちゃんにあげてください。授乳やミルクを飲みたがらない赤ちゃんには、無理に与えなくても問題ありません。赤ちゃんは離乳に向けて着々と成長しています。個人差はありますが、徐々に夜間や日中の授乳時間が減ってくる子もいます。

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授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)|厚生労働省
厚生労働省「2 乳児・小児」

睡眠の特徴

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これまでは、午前と午後に分けて1日2回お昼寝をしていた赤ちゃんも、生後10ヶ月になると1日1回のお昼寝になる子が増えてきます。動きが活発になる時期で、日中はたくさん遊んで夜になるとぐっすり眠る日も出てきます。赤ちゃんのペースを尊重しながら、だんだんと早寝早起きの生活にも慣れるようにパパママは心がましょう。

未就学児の睡眠指針(厚生労働科学研究費補助金:未就学児の睡眠・情報通信機器使用研究班(編)

排便の特徴

この時期になると、赤ちゃんのうんちが形になって出てくることもあります。離乳食が進むにつれて、においや形もはっきりとしてくるでしょう。排便の回数は個人差があるので、その子なりのリズムで出ていて元気があれば心配はいりません。

健常児の排便回数はどのぐらいか(公益財団法人日本医療機能評価機構)

生後10ヶ月の赤ちゃんの発達と特徴

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ここからは生後10ヶ月の赤ちゃんの発達や特徴をご紹介します。パパママは成長の目安にしてください。

おすわりやハイハイが上手に

生後10ヶ月の赤ちゃんは身体を自由に使い始めるころです。おすわりに安定感が増し、中には高速でハイハイをする赤ちゃんもいるでしょう。ただ身体の動きは個人差が大きいので、まだできないからといって神経質にならなくて大丈夫です。パパママは温かく見守ってくださいね。

乳幼児健康診査 身体診察マニュアル(平成29 年度子ども・子育て支援推進調査研究事業 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター)

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つたい歩きを始める

室内の家具を上手に使い、つたい歩きを始める子もいます。最初は不安定なので、赤ちゃんが怪我をしないようにパパママは後ろでサポートをしてあげましょう。

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手づかみ食べブーム

生後10ヶ月の赤ちゃんには、「離乳食が大好き!」「自分で食べたい!」という手づかみ食べブームが到来します。できるだけ手づかみ食べができる食事を用意して、赤ちゃんが自由に食べられる機会を増やしてみましょう。

好き嫌いや食べムラに悩むことも

「朝は少ししか食べない」「パンやおかゆを嫌がるようになった」と、食事に関する悩みも出てくる時期です。パパママは、赤ちゃんの栄養が足りているか心配になりますよね。そんな時は、1週間単位で栄養バランスが取れてさえいれば特に問題はありません。好き嫌いや食べムラがあってもあまり気にせず、授乳やミルクで栄養を補いましょう。

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人見知り・後追いが激しくなる子も

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生後10ヶ月になると普段見る機会の多い人と知らない人を区別し始めるため、人見知りが激しくなる子が増えてきます。ハイハイが上手な赤ちゃんは、パパママを一日中後追いする子もいます。人見知りや後追いは成長している証です。赤ちゃんが不安そうなときは、抱っこしたりヨシヨシしたりスキンシップを取って安心させてあげましょう。

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バイバイや拍手といったまねっこ

生後10ヶ月の赤ちゃんは、まねっこも上手になる時期です。バイバイや拍手などの簡単な動きができるようになるので、より一層赤ちゃんに愛嬌が出てきますよ。

記憶力がついてくる

物事を覚える力がだんだん身についてきます。おもちゃの音楽がなるボタンをたくさん押し始める、苦手な人やお医者さんの顔を見て大泣きするといった赤ちゃんも増えるでしょう。

生後10ヶ月の赤ちゃんの育児のポイント

生後10ヶ月の赤ちゃんのお世話
次に、生後10ヶ月の赤ちゃんのお世話の仕方をご紹介します。

9~10ヶ月健診を受けよう

まだ9~10ヶ月健診を受けていない場合は、保健センターやかかりつけの小児科に行きましょう。赤ちゃんの身長・体重を測り、発育や発達を診てもらいます。赤ちゃんの成長や発達の確認だけではなく、子育ての悩みを相談するいい機会にもなりますよ。

事故防止対策はしっかりと

赤ちゃんの行動範囲が広がるので、転落や転倒などの危険が増えてきます。階段やキッチンにベビーゲートを設置したり、プレイマットを敷いたりして、安全対策を取りましょう。

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たくさんコミュニケーションとろう

パパママは、赤ちゃんとたくさんコミュニケーションを取ることが大切です。赤ちゃんは触れ合いの中で言葉を理解し、覚え、行動する力を身につけます。パパママからの愛情を感じる時間でもあるので、積極的にコミュニケーションを取りましょう

ハイハイをたくさんさせてあげる

ハイハイをたくさんさせてあげる
ハイハイは腕や足の筋肉を鍛えたり、身体のバランス感覚を身につけたり、赤ちゃんにとってメリットがたくさんあります。この時期は歩行器を使って歩く練習をするよりも、ハイハイがたくさんできる機会を作ってみましょう。

食事の時間を「楽しい時間にする」

赤ちゃんが進んで食べてくれるように、食事の時間を「楽しい時間にする」ことを心がけてください。手づかみ食べは積極的にやり、パパママは「美味しいね」「モグモグ上手だね」と笑顔で声掛けをしましょう。赤ちゃんが食べ物で遊んでしまうときはもう食べないの合図。無理強いせずに食事を切り上げましょう。

歯磨きをしよう

生後10ヶ月の赤ちゃんの中には、下の歯が生えてきたり前歯が見え始めたりする子もいます。歯が生え始めたらいよいよ歯磨きのスタート。はじめはガーゼを使って吹き取り、口を開けたり歯を磨いたりする感覚に慣れてもらいましょう。

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次のページでは、生後10ヶ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃや遊びをご紹介します。

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はいチーズ!クリップ編集部

はいチーズ!クリップ編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Instagram・LINEなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!