生後2ヶ月の赤ちゃんの成長と育児のポイント! 授乳間隔や睡眠、体重、予防接種の予定は?
生後2ヶ月の赤ちゃんの成長目安
赤ちゃんが順調に成長しているのか気になるパパママは多いと思います。生後2ヶ月の平均的な成長目安はどのくらいなのでしょうか?
身長と体重
男の子 | 女の子 | |
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身長 | 54.5~63.2cm | 53.3~61.72cm |
体重 | 4.4~7.1kg | 4.1~6.6kg |
生後2ヶ月の赤ちゃんの身長と体重は生後1ヶ月の頃と同様に個人差の幅が大きくなっています。発育について「ウチの子は体重が軽すぎるのでは?」などと神経質になり過ぎないようにしましょう。
授乳間隔や母乳・ミルクの量
母乳の場合は基本的に赤ちゃんが欲しがった時に欲しがるだけあげましょう。生後2ヶ月になるとママも赤ちゃんも授乳に慣れてくるため、1回の授乳にかかる時間が短くなる場合もあります。1回の授乳時間は、左右各10~30分が目安です。30分以上飲み続ける場合は遊び飲みの可能性がありますので、一旦切り上げてもよいでしょう。
1日の授乳回数は1日7~8回が目安ですが、体重が順調に増えているようであれば、あまり回数にこだわる必要はありません。粉ミルクの場合はパッケージに記載されている量を目安にしましょう。赤ちゃんが欲しがるとつい与えたくなりますが、規定量以上に与えると栄養のとりすぎとなる場合もあるので注意してください。
睡眠時間
生後2ヶ月の赤ちゃんは、一度に飲めるミルクの量が増えるため、睡眠時間が長くなる場合もあります。朝はできるだけ決まった時間に起こし、日中は日差しを浴びて活動させましょう。夜、寝るときは部屋を薄暗くして、静かに眠れる環境を整えてあげることも大切です。夜中に赤ちゃんが泣いてしまったらまずはおむつを確認し、そのあと授乳しましょう。それでも泣き止まない場合は、背中をトントンしたり、子守唄を歌ったり、抱っこをしてあげたりするとよいでしょう。
なかなか泣き止まない場合は、おくるみで包んであげる、バウンサーに乗せてゆっくり揺らすなども効果的です。赤ちゃんが泣き止まなくてパパママが疲れてしまったときは、赤ちゃんを安全なベビーベッドなどに寝かせて、少しの間その場を離れましょう。イライラして赤ちゃんを強く揺さぶってしまうと死亡事故につながる恐れもありますので、疲れたら一旦赤ちゃんから離れ、リフレッシュしたらまた赤ちゃんと向き合いましょう。
未就学児の
睡眠指針(厚生労働科学研究費補助金:未就学児の睡眠・情報通信機器使用研究班(編)
排便の回数や見た目
まだ母乳しか飲んでいない生後2ヶ月の赤ちゃんのうんちは水っぽく、1日に8回程度出ます。粉ミルクの赤ちゃんのうんちは少しかためで、1日3回程度出ます。この時期のゆるいうんちは漏れやすいため、おむつは赤ちゃんの体型に合ったものを選びましょう。筆者はうんち漏れを防ぐため、あらかじめおむつと背中の間におしり拭きを2、3枚挟んでから子供を寝かせておむつ交換していました。また出かける際は多めに着替えを持っていくと安心です。
排便の回数も個人差があり、回数が少ないからといって一概に便秘とは言えません。何日もうんちが出ていない、うんちをする時に痛そうにしている、機嫌が悪く泣いてばかりいる、下腹部が固く張っているなどの症状があれば便秘の可能性があります。その場合は、病院を受診してください。
健常児の排便回数はどのぐらいか(公益財団法人日本医療機能評価機構)
生後2ヶ月の赤ちゃんの発達の特徴
追視をする
生後2ヶ月になると、パパママを見て笑ったり、おもちゃを目で追ったりするようになり、少しずつコミュニケーションが取れるようになってきます。積極的に話しかけて遊んであげましょう。
「あー」「うー」と声を発する
「あー」「うー」など、クーイングという発声ができるようになるのも生後2ヶ月頃です。赤ちゃんが声を発したら、パパママは返事をしてあげましょう。
乳幼児健康診査 身体診察マニュアル(平成29 年度子ども・子育て支援推進調査研究事業 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター)
手足バタバタの動きが活発になる
生後2か月の赤ちゃんは産まれたばかりの頃に比べ体力も付いてくるので、手足をバタバタさせる動きも活発になってきます。
自分の手をじっと見つめたり、しゃぶったりする
自分の手をじっと見つめる「ハンドリガード」が見られるのも生後2ヶ月の赤ちゃんの特徴です。見つめたりおしゃぶりしたりする中で、手が自分の一部だということを認識します。
よだれの量が増える
新生児の頃と比べるとよだれの分泌量が増えてきます。赤ちゃんはよだれを飲み込む力が弱いため、よだれが増えてきて服が汚れる場合はスタイを付けてあげるといいでしょう。
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