生後4ヶ月の赤ちゃんの成長目安は? 特徴や育児のポイント
生後4ヶ月の赤ちゃんの成長目安
生後4ヶ月を迎えた赤ちゃんは、どのくらい成長しているのでしょうか? 平均身長や体重、授乳回数など、生後4ヶ月の成長目安を見てみましょう。
平均身長と平均体重
男の子 | 女の子 | |
---|---|---|
身長 | 59.9~68.5cm | 58.2~66.8cm |
体重 | 5.6~8.7kg | 5.3~8.1kg |
※乳幼児身体発育調査|厚生労働省より抜粋
生後4ヶ月の赤ちゃんの平均身長と平均体重です。身長と体重ともに、赤ちゃんによって大きく差があることがわかりますね。成長の仕方は赤ちゃんによってさまざま。先月よりも身長と体重が確実に増えていれば問題ありません。パパママは焦らずに、赤ちゃんの成長を見守りましょう。
授乳の回数と量
生後4ヶ月の赤ちゃんの授乳回数は、1日に6~8回が目安ですがそれ以上であっても気にする必要はありません。とくに完全母乳で育児をしているママは、赤ちゃんが欲しがるだけ与えて構いません。ミルクの場合、は母乳と違い胃や腸に負担がかかりやすいので、缶に記載されている月齢ごとの量に注意しながら与えてください。
まだまだ授乳で手がかかる時期なので、ママは適度に息抜きをしたり、リラックスできる時間をつくったりすることも大切ですよ。
睡眠の特徴
生後4ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間の平均は13~15時間です。この時期になると、次第に睡眠時間や回数がまとまる赤ちゃんが増え、午前と午後に1回ずつのお昼寝になる子もいます。寝る時間を21時と決めて寝かしつけたり、朝の7時にカーテンを開けたりと、メリハリをつけてみましょう。朝と夜の時間帯を身体に覚えさせることで、自然に生活リズムが整っていきます。
睡眠時間や昼寝の回数には個人差や成長の過程があるため、赤ちゃんのお昼寝が長かったり、夜遅くまで起きている日があっても、おおらかに構えましょう。
未就学児の
睡眠指針(厚生労働科学研究費補助金:未就学児の睡眠・情報通信機器使用研究班(編)
排便の特徴
生後4ヶ月の赤ちゃんの排泄のデータを見てみるとおしっこは1日に15~20回、うんちは1日に0~4回くらいと個性が大きいです。硬さは水分を少し含んだ泥状がほとんどでしょう。うんちの色やにおいによって赤ちゃんの健康状態がわかるので、パパママは普段から観察しておくと、異変を察知できるようになります。もしも赤ちゃんの便秘が続いたり、お腹が張ったりしている場合には、一度かかりつけの小児科へ相談してみましょう。
健常児の排便回数はどのぐらいか(公益財団法人日本医療機能評価機構)
生後4ヶ月の赤ちゃんの発達の特徴
ここからは、生後4ヶ月の発達の特徴を見ていきましょう。パパママは赤ちゃんの身体の動かし方、仕草などをよく観察してみてくださいね。
首がすわる
約9割の赤ちゃんは生後4ヶ月で首がすわります。首すわりの見極めポイントは2つ。
- 赤ちゃんがうつ伏せの状態から、自分の力で首を持ち上げられるか
- 赤ちゃんをあお向けの状態にして、両手を引いたときに首がついてくるか
見極めポイントを参考に、赤ちゃんの首がすわっているかどうか確認してみましょう。赤ちゃんをうつ伏せの状態にしてあげると、首を持ち上げたり、力を入れたりしてトレーニングになります。パパママは隣で見守り、首すわり練習のサポートをしてくださいね。
乳幼児身体発育調査(平成22年)
乳幼児健康診査 身体診察マニュアル(平成29 年度子ども・子育て支援推進調査研究事業 国立研究開発法人 国立成育医療研究センター)
いないいないばあ! に反応する
生後4ヶ月は、赤ちゃんの視野が広がり、パパママの表情がわかってくる時期です。「いないいないばあ」をすると、声に出して笑うようになるでしょう。「いないいないばあ」は楽しいだけでなく、脳の発達に役立ち、赤ちゃんにいい影響をもたらすと言われています。「いないいないばあ」を赤ちゃんとの遊びに積極的に取り入れて、たっぷりコミュニケーションをとっていきましょう。
おもちゃを片手でしっかり持つ
生後3ヶ月までは片手でしかおもちゃを持てなかった赤ちゃんも、生後4ヶ月あたりからは片手でしっかりおもちゃを持って遊べるようになり始めます。おもちゃを振り回したり、いじったりしている姿は、パパママにとって成長を実感する瞬間でしょう。おもちゃは赤ちゃんが握りやすく、顔に落としても痛くないものがおすすめです。月齢に合ったおもちゃなら、きっと夢中になって遊んでくれますよ。
オーボール ラトル
対象年齢:0ヶ月~
生後0ヶ月から遊べる、赤ちゃんの初めてのおもちゃにぴったりなオーボール ラトル。振ったり、転がしたりすると音が鳴るので、赤ちゃんも喜びます。
エジソン(EDISON) カミカミBabyバナナ
対象年齢:3ヶ月~
バナナの形をした歯がためです。どこを噛んでもOKなやわらか素材でできていて、赤ちゃんの唇や歯茎に良い刺激を与えます。赤ちゃんがつかみやすい形状で、口の奥深くに入ってしまわないよう工夫されています。
寝返りの練習
生後4ヵ月の赤ちゃんの中には、寝返りの練習をする子がでてきます。最初は同じ方向の足で突っ張ったり、えび反りになったりと、身体を器用に動かし始めます。徐々に顔を下へ向け、勢いがつけば、「ヨイショ」と寝返りが大成功! また、赤ちゃんの中には、パパママが寝返りを手助けするだけでコツを覚えて寝返りができた子や、生後4ヶ月で寝返りをマスターする赤ちゃんもいます。寝返りと寝返りがえり(赤ちゃんがうつ伏せの状態から、仰向けの状態になること)が自分でしっかりできるまでは、窒息の危険性があるので、パパママが見守った状態で行ってくださいね。
次のページでは、生後4ヶ月の赤ちゃんの育児のポイントや遊び方を紹介します