赤ちゃんは寝返りをいつできるようになる? 寝返りの練習方法や注意点は?

赤ちゃんの寝返りとは?

赤ちゃんの寝返りとは?
仰向けでねんねするばかりだった赤ちゃんが、自分の力でうつ伏せの体勢になるのが寝返りです。寝返りは、自ら移動できる力を得たという第一歩です。目や首を動かして周囲を見る、手足を屈曲したり持ち上げる、身体を反らせる……というように徐々に発達してきた赤ちゃんの運動機能の成長が、背中や腰にまで達したという表れでもあります。私たち大人は何気なくしている寝返りですが、赤ちゃんの寝返りを観察すると、まず下半身をひねって動きたい方向に腰の重心を移し、ついで上半身を回転させて体勢を変えるという流れでなされていることがわかります。

赤ちゃんが寝返りをするのはいつ? しない場合もあるの?

赤ちゃんが寝返りをするのはいつ? しない場合もあるの?

生後5ヶ月~6ヶ月頃に寝返りをするのが一般的、寝返りをしない赤ちゃんもいる

個人差はありますが、一般的には、首すわりが完了した後の生後5ヶ月~6ヶ月頃で寝返りをし始める赤ちゃんが多いと言われています。その頃の赤ちゃんは、うつ伏せの体勢で顔を安定して上げ、頭を左右に動かせるなど身体がだいぶしっかりしてきています。人の顔を認識できるようになったり、ものとの距離感が発達してきて、興味のある方向に手を伸ばす仕草も多く見られ、そうした動作の流れから寝返りにつながるお子さんも多いようです。

また、この時期は好き嫌いや笑ったり怒ったりといった感情も豊かになってくる時期でもあります。とはいえ、赤ちゃんはひとりひとり発達の違いがあり、寝返りをする時期についても、早ければ生後3ヶ月頃にできたという例もあれば、寝返りをしないまま先にお座りやハイハイができるようになったという赤ちゃんもいます。自治体の6ヶ月健診などで寝返りの有無を確認されることもありますが、誰もが成長段階で必ずするというものではありませんので、この時期に寝返りが見られないというだけで心配しすぎる必要はありません。

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寝返りの練習方法は?

寝返りの練習方法は?
寝返りは必ずしもしなければいけないものではありませんが、首がしっかりすわっているのになかなか寝返りが見られないと、パパママとしては不安な気持ちになることもあるかもしれません。そのような時は、様子を見ながら少しずつ寝返りの練習をさせてみてもよいでしょう。下記に練習方法の一例を挙げますが、くれぐれも無理はせず、赤ちゃんのペースに合わせて行ってみてくださいね。

寝返りの練習方法:ステップ1

仰向けになった赤ちゃんの片足をそっと持ち上げてもう一方の足の上に交差させ、腰から身体を横向きにします。続いて肩や背中に手を添えて優しく押し、上半身の重心を移してうつ伏せにします。初めのうちは腕を身体の下から抜くことができないかもしれませんので、引っ張らないよう気をつけて手伝ってあげます。赤ちゃんによっては右回り左回りのどちらかに寝返りしやすい方向があります。顔を左右どちらかによく向けているなど、普段の様子も観察して好みの方に回転するよう試してみましょう。

寝返りの練習方法:ステップ2

自ら身体をひねって寝返りをしそうな動きが見られる赤ちゃんには、軽く補助してあげる方法もあります。足を横に向けようとする動きに合わせて支えてあげたり、下半身の重心を移せるようになった赤ちゃんには上半身を回転させるのを手伝ってあげる……といったように、赤ちゃんのペースに合わせて少しずつ促してあげましょう。

一方で、寝返りをしそうな様子があまり見られない赤ちゃんは、まだ必要な筋力や運動神経が整っていない段階かもしれず、強引に体勢を変えさせると身体に負担をかけてしまいかねません。また赤ちゃんによってはうつ伏せを嫌がったり視界が変わるのを怖がることもあります。いずれにせよ決して焦らず力を入れずに、赤ちゃんとのスキンシップを楽しむ気持ちで触れてあげるとよいですね。

寝返りをしたら注意すること

寝返りをしたら注意すること
赤ちゃんの寝返りを、待ち遠しく思っていたパパママも多いでしょう。寝返りができたら目に見える形で我が子の成長を感じられ感動を覚えますよね。しかし、前述したとおり、寝返りは意思を持った移動の始まりです。赤ちゃんの行動範囲が広がったということを意味しますので、安全のために気をつけなければいけないことが増えてきます。

赤ちゃんの周りに危険なものを置かない

赤ちゃんの周りに危険なものを置かない
寝返りを身につけた赤ちゃんは、ゴロンゴロンとびっくりするくらいの距離を移動することもしばしばですし、興味を惹かれた方向に自ら向かう手段を獲得しつつあるとも言えます。手の届く範囲がぐっと広がり、あわせて今までと違う視野に好奇心もどんどん膨らんでいくので、これまで以上に誤飲やケガに注意しなければなりません。誤飲を防ぐにはまず何より、清潔を心がけ、小さなものや紐状のものを床や低い場所に置かないことが大事です。

また、直径39mm程度までの大きさのものは、赤ちゃんは口に入れてしまいます。母子健康手帳などに記載されているガイドを参考にするのもよいですし、目安としてトイレットペーパーの芯を通ってしまうものは危険と覚えておくとわかりやすいでしょう。また、赤ちゃんを寝かせる場所を寝返りをしても安全であるように整えましょう。移動しそうな範囲に家具や建具がある場合は、ケガを防ぐため、角の部分にクッション性のあるガードを取り付ける方法もあります。

テーブルなどの家具は、手が届かない高さであっても、ぶつかった拍子に上のものが落ちてくることも考えられますので、硬い・重い・熱いなど、危険なものを載せないようにします。電源ケーブルやコンセントの差し込み口にも赤ちゃんが触れることのないよう配慮する必要があります。その他、柔らかいクッションなどが顔の近くにあると、寝返りをした際に口や鼻が塞がり窒息につながる恐れがありますので、赤ちゃんの周りに置きっ放しにすることは避けましょう。タオルなど顔を覆う大きさの布類、ビニールやナイロン製品、柔らかすぎる寝具などにも注意が必要です。

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ベッドやハイローチェアの使用に注意する

ベッドやハイローチェアの使用に注意する
動き出した赤ちゃんは、落下事故にも十分注意する必要があります。ベビーベッドに赤ちゃんを寝かせている場合、当然ですが、大人が目を離す際は必ずベッドの柵を上げるようにしましょう。ご家庭によってはパパママと一緒に高さのあるベッドで赤ちゃんが寝る環境もあると思いますが、落下防止用のベビーガードを設置するなど、赤ちゃんがベッドから落ちることのないようにしっかり対策しましょう。フラットにできるハイローチェアをベビーベッドとして使用していた場合は、安全のため、赤ちゃんが寝返りをしだしたら寝具として使用することは避けます。ソファーなどに一時的に寝かせるような場合も、短時間だからと油断してそばを離れることのないようにしましょう。

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赤ちゃんが寝返りしてうつ伏せで寝ていても大丈夫?

赤ちゃんが寝返りしてうつ伏せで寝ていても大丈夫?
多くの方が、就寝中の赤ちゃんの窒息事故や、乳幼児突然死症候群(SIDS)の事例について耳にしたことがあるのではないでしょうか。うつ伏せ状態で寝具やクッションに顔を覆われてしまって窒息してしまったというケース、またうつ伏せで寝かせるとSIDSの発症リスクが高まるという厚生労働省の発表もあります。こうしたことから、赤ちゃんのうつ伏せ寝に大きな不安を感じるパパママも多いでしょう。

筆者自身も、自分が寝ているうちに赤ちゃんがうつ伏せになっているのではと心配でたまらず、就寝中も何度も我が子に触って体勢を確認するという気の休まらない日々を過ごしたものでした。とはいえ、自在に寝返りをうてるということは顔の向きを自分で変える力がついているはずですので、あまり思い詰めず、基本的な対処方法を確実に実施することで不安な気持ちを軽減することができるかもしれません。

まず窒息事故については、赤ちゃんの周りから危険なものを取り除くことでかなり防ぐことができるでしょう。前述しましたが周囲にクッションなど柔らかいものを置いておかない、柔らかい寝具が顔にかからないようにするなどです。SIDSについては、赤ちゃんを寝かしつける時に仰向けの体勢で寝かせる、できるだけ母乳で育てる、家族がたばこをやめるという3点を実行することで発症リスクを下げられるという調査結果があります。まずはこれらの方策を心がけましょう。

なお、厚生労働省からは、赤ちゃんが就寝中に自発的な寝返りでうつ伏せになった場合は仰向けに戻してあげる必要はないとの見解も示されています。心配しすぎる必要はありませんが、まだ寝返りがスムーズでないなどパパママが不安に感じる場合は、うつ伏せの間はそばで見守っておく・少し経ったら仰向けにしてあげるなど、無理のない範囲で対処されるとよいでしょう。

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まとめ:

まとめ:
いかがでしたか? 初めての寝返りを待ち遠しく思っている方も、元気に寝返りする様子を毎日見守っている方もいらっしゃるかもしれません。赤ちゃんがひとりひとりのペースで成長の証を見せてくれるのは本当に嬉しいものですね。寝返りをし始めるといろいろと心配なことも増えてきておうちの方は少し大変に感じる部分もあるかもしれませんが、安全な環境を整えてあげた上で、赤ちゃんのぐんぐん育つ力と可愛い姿を一緒に楽しんでくださいね。