赤ちゃんのお風呂に沐浴剤は必要? ベビーソープは使うの? 効果とおすすめ品も紹介
目次
赤ちゃん用の「沐浴剤」って何?
「沐浴剤」とは、生まれたばかりの赤ちゃんの体を洗うときに使うものです。大人と一緒に入浴できるまでの、約1ヶ月の間によく使われています。沐浴剤は、石鹸を使わなくても汚れが落とせる全身洗浄料、入浴剤は香りによるリラックス効果があり保湿もできるもの。沐浴剤は石鹸の役割を持ちながら、保湿効果もあります。入沐浴剤は、ベビーバスのお湯に溶かすだけで赤ちゃんの髪の毛から体まで簡単に洗うことができます。
ベビーバスにお湯を張り、沐浴剤を溶かしてガーゼなどの柔らかい布で赤ちゃんの体を洗います。石鹸ほどの洗浄力はありませんが、デリケートな肌の赤ちゃんを刺激しない優しい洗浄力です。洗い流す必要がないため、まだ育児に慣れていないパパママでも簡単に沐浴をすることができます。
赤ちゃんに沐浴剤は必要?
沐浴剤は、必ず必要なわけではありません。赤ちゃんのお世話に慣れているパパママの中には、初めからしっかり体の汚れを落とせる、石鹸を使う人も多いです。しかし、初めて赤ちゃんを沐浴させるときは、誰でも怖くて緊張するものです。石鹸のように滑ることのない沐浴剤は安心できます。
また、新生児の沐浴以外にも、何かと便利に使うことができるのです。沐浴剤を使用する期間は約1ヶ月程度。沐浴に慣れてきて、途中で石鹸を使うようになった場合に、使わなくなった沐浴剤を余らせてしまいがちという声もあります。出産準備の段階で「本当に必要かどうか」で迷った場合、沐浴に慣れていなければ購入しておくと便利でしょう。赤ちゃんの入浴は毎日のことですから、短時間で安全に手早く洗うことができる沐浴剤はおすすめです。
赤ちゃんに沐浴剤を使うメリットは?
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ体力が十分でないため沐浴に時間をかけることはできません。入浴時間の目安は3分〜5分程度です。その短い時間に、まだ首の座っていない、くぼみの多い赤ちゃんの体をしっかり洗い流すのは、初心者には難しいかもしれません。パパママの慣れと自信が必要になります。
石鹸で洗った場合、すすぎ残しがあるとかぶれやかゆみを引き起こします。入浴は毎日のことですから、短時間で安全に手早く洗うことができる沐浴剤はおすすめです。
また、新生児の育児中は、慣れない生活や睡眠不足で、パパママも疲れやすい時期です。さっと手早く沐浴できるのは、パパママにとっても重要なポイントですね。幼児の時期になってからも、疲れている日にはバスタブに沐浴剤を入れるという使い方もあります。子供の髪の毛から体までを一気にバスタブで洗ってしまえるので、とても楽です。
赤ちゃん用沐浴剤の正しい使い方
- 38℃〜40℃のお湯をベビーバスに張り沐浴剤を溶かします。
- 布を沐浴剤を溶かしたお湯でぬらし、顔をやさしく拭きます。赤ちゃんの服を脱がせたら、もう一枚の布を体にかけ、ゆっくりベビーバスに入れます。
- ガーゼで頭を洗ったら、体は手のひらで撫でるように洗っていきます。この時、赤ちゃんが口に運びやすい手のひらから洗い始め、最後に股・お尻を洗うようにしましょう。
- 首・腕・足・股・脇の下は汚れが溜まりやすいため、念入りに洗います。
赤ちゃんが温まりすぎない程度でベビーバスから出し、タオルでおさえるように拭いてあげれば、沐浴は完了です。
赤ちゃん用沐浴剤を使用するときの注意点
沐浴剤は、デリケートな赤ちゃんの肌にも使える優しい成分できています。しかし、赤ちゃんの肌に合わずに、かぶれや湿疹などができてしまうこともあります。沐浴剤を使用する際の注意点をご紹介します。
沐浴剤が乳児湿疹の原因になることがある
乳児湿疹とは、新生児に多く見られる湿疹のことで、顔・首・頭皮を中心に発症します。症状はひとつではなく、ニキビのようなものや、カサカサしたかさぶたのようなものまで、さまざまです。ママから受け継いだホルモンが関係しているケースが多く、生後2ヶ月を過ぎると改善するのがほとんど。しかし、過剰に分泌されてしまった皮脂が、沐浴剤では落としきれずに湿疹の原因となる場合もあります。
赤ちゃんに肌トラブルがあったら沐浴剤の使用を控える
乳児湿疹は、沐浴剤の成分との相性、皮脂の過剰分泌によるもの、アレルギー・敏感肌などさまざまな原因が考えられます。原因がはっきりとわからないうちは、使用している沐浴剤の使用を控え、かかりつけの小児科または皮膚科へ受診することをおすすめします。早めに受診し、医師の指示を聞くことで治りも早くなり、パパママも安心できます。もし、赤ちゃんの肌に合うかが心配な場合はサンプルを配っているメーカーもありますので、いくつか試してみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんと沐浴剤Q&A
実際に沐浴剤を使ってみると、さまざまな疑問が出てきます。安心して沐浴剤を使うために、経験者のパパママからのアドバイスをご紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね。
沐浴剤と赤ちゃん用石鹸、両方使った方が良い?
- 「週3日ぐらいはきちんとボディソープで洗ってあげてね!」と産院で言われました!
- 両方併用してました。シャンプーは滑るので、慣れないうちや、パパが自信がないときなどは、スキナベーブのほうがいいかもしれないですね。
- 普段はベビー石鹸を使っていますが、ひとりで沐浴しなければいけない日は、沐浴剤を使っています。
沐浴剤を溶かしたお湯に入れながら、石鹸で洗う必要はありません。両方を持っているという人は、普段は沐浴剤を使い、しっかり汚れを落とす日のために石鹸を用意しているとのこと。慣れないパパのために両方用意するというのも、便利な使い方ですね。
赤ちゃん用沐浴剤はいつからいつまで使うものなの?
- 退院後に使っていたけど、石鹸の方がキレイになるので結局少ししか使いませんでした。
- うちは3ヶ月ぐらいまで、沐浴のときに使っていました。その後は顔を拭くのと、あせも対策で入浴剤として使っています。
- 私が大好きだったので、1歳くらいまで普通につかってましたよ。
- 普通のバスタブで使っていたので、減りがかなり早かったですけど(((^^;)。特に新生児だけということもないと思いますよ♪
新生児のときだけ使って、余らせてしまう人も多いようです。新生児の時期を過ぎても、入浴前に子供が眠ってしまったり、体調不良のときは沐浴剤を溶かしたお湯に布をつけ、体を拭くのにも使えます。また、夏場に子供が汗をかき何度もシャワーをする場合、石鹸を使うと肌の油分を洗い流し過ぎてしまうので、そんな時には優しい洗浄力の沐浴剤が活躍します。
「パパママと入浴ができるようになったら使わなくなるのでは?」と思いがちですが、あせも対策や顔を拭くために使っていたというアドバイスは参考になりますね。使い方はたくさんあるようなので、ぜひ活用してみましょう。
赤ちゃんが沐浴剤を飲んだらどうしよう…
沐浴剤を溶かしたお湯を少しだけ飲んでしまった程度であれば、白湯やミルクを飲ませて薄めてあげましょう。原液や、溶かしたお湯を大量に飲んでしまった場合は、白湯を飲ませ、必要に応じて医療機関を受診し、医師に相談しましょう。赤ちゃんが手を口に持っていきやすく心配な場合は、口に入っても安心なオーガニックの沐浴剤を選びましょう。
赤ちゃんに安心して使える!おすすめの沐浴剤5選
沐浴剤にはいろいろな種類があります。成分や原料、香りの違いもさまざまです。ここでは、おすすめの沐浴剤5つをご紹介します。購入前にそれぞれの特徴をチェックし、赤ちゃんとパパママにぴったりのものを見つけてくださいね。
沐浴剤の王道!スキナベーブ
長い間パパママに親しまれてきた、沐浴剤のロングセラー商品です。油分を抑えているため滑りにくく、慣れないパパママにも使いやすい商品です。たくさん使うご家庭には、500mlの大容量タイプがおすすめです。
赤ちゃん用品老舗で安心のピジョンから!ベビー沐浴剤
赤ちゃんの胎脂に近い「ピジョンベビーリピッド」の保湿成分配合。優しいオレンジの香りがさわやかで人気となっています。計量カップが透明で測りやすいのが特徴。乾燥が気になる赤ちゃんには定評があります。
保湿力の高い馬油配合でしっとり!ベビーバーユの沐浴剤
うるおい成分の天然馬油・天然ももの葉エキス・天然びわの葉エキス・オーガニックパルマローザが配合された沐浴剤です。オーガニックで、できるだけ優しい素材のものをお探しのパパママにおすすめです。
敏感体質に優しい!アイクレオの沐浴剤
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリルの保湿成分配合。粉ミルクの「アイクレオ」が赤ちゃんの胎脂に注目して作った沐浴剤です。お湯に溶かしても透明なので、赤ちゃんの体の細部が見やすいと評判です。
100%天然由来の沐浴剤 シュガーリングバス
お砂糖が原料のオーガニック沐浴剤です。100%の食用由来の天然成分。世界で唯一遺伝子組換えをしていない、北海道産のてんさい糖を使用しています。シトラスの香りです。万が一口の中に入っても問題ありません。
まとめ
赤ちゃんを沐浴させることはパパママにとって、とても緊張する上に重労働です。毎日のことですし、1人で沐浴させなければいけないこともあるでしょう。手軽に安心して沐浴ができるように、ぜひ沐浴剤も使ってみてはいかがでしょうか。日々忙しい育児中だからこそ、ぜひ沐浴剤を活用してみてくださいね。