赤ちゃんの睡眠時間はどのくらい? 月齢別の平均時間や特徴を見てみよう

赤ちゃんの睡眠に関するお悩みQ&A


赤ちゃんはよく眠るというイメージを持っている人も多いでしょう。しかし、いざ育児をしてみると「眠いはずなのに眠らない」「些細な刺激で起きてしまう」など、赤ちゃんの睡眠時間が不安になりますよね。そこで、赤ちゃんの睡眠に関するよくある悩みごとと対応策を見てみましょう。

赤ちゃんの寝る時間が遅い…早く寝かしつけるコツは?

赤ちゃんの生活リズムを整えるために、「入眠儀式」を取り入れているパパママもいます。入眠儀式とは眠る前に行う習慣のことをいい、毎日同じ習慣を行ってから眠ることで眠りのスイッチが入りやすくなるのです。たとえば、次のような行動があります。

  1. トントンする
  2. リラックできる音楽を流す
  3. 子守唄を歌う
  4. 絵本を読む

人は習慣化された行動をとると、リラックスしやすい傾向にあるといわれています。習慣化された入眠儀式は、心と体に眠る準備を促し、スムーズに眠りつくことを手助けしてくれるのです。眠るときにぐずる、なかなか寝つかないといった場合、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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新生児の睡眠時間が長い。寝すぎは問題ある?


新生児期の赤ちゃんは昼夜の区別がついておらず、また生活リズムも整っていません。お腹が空いたら起きて泣く、眠たくなったら眠ることを本能のまま繰り返しています。そのため、基本的に睡眠時間が長くても心配ありません。赤ちゃんの中には、新生児期でも夜中ほとんど起きずに朝までよく眠る場合もあります。よく眠る子や逆にあまり眠らない子など、睡眠には個人差が大きいものです。そのため新生児期は赤ちゃんの寝不足や寝すぎを神経質に気にしなくても大丈夫でしょう

ただし、暑い時期や乾燥が気になる時期は、水分補給を気にかける必要があります。完全に起きてはいないけれど、手足を少し動かしている場合、母乳やミルクを口に含ませると飲むことがありますよ。基本的には、喉が渇けば自然と起きて母乳やミルクを催促します。しかし、定期的に赤ちゃんの顔色や唇の乾燥、おしっこの量などを確認しておくと安心です。

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赤ちゃんが夜通し寝るようになるのはいつから?

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生後6ヶ月頃から、赤ちゃんの生活スケジュールが少しずつ整ってきます。夜まとまって眠り始めるのも、この時期が目安です。生後6ヶ月あたりになると、朝起きる時間に自然と目覚める赤ちゃんも多いです。また、暗くなると眠るといった生活スタイルが整ってきますが、まだ授乳時期でもあるので夜中に目覚めてしまう赤ちゃんもいます。離乳食がスタートすると、夜間の授乳はなくなるケースが多いのですが、先輩ママの中には「1歳半まで夜間の授乳があった」などの意見もよく聞きます。本格的に夜通しし眠るようになるのは、卒乳が終わってからという赤ちゃんも多いです。

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赤ちゃんが安心して眠るための注意点

眠りやすい環境を整えよう

赤ちゃんの寝つきが悪い、すぐ起きてしまうという場合は、赤ちゃんの眠る環境を見直してみるのもいいでしょう。テレビや明るい照明などがついているところでは、赤ちゃんが落ち着いて眠ることができません。また、部屋が暑かったり寒かったりすると、寝苦しさから頻繁に起きてしまうこともあります。赤ちゃんがゆっくり眠れるように、眠る環境を整えることが大切です。赤ちゃんの寝室は、静かで暗く落ち着きのある場所にします。夏場は、体の熱がこもらないように上手に空調を使用して風の流れを作りましょう。冬場は寒いからといって寝るときに厚着をさせてしまうと、寝ている間に汗びっしょりということもあります。背中を触って汗で湿っていたら着せ過ぎのサインです。大人より1枚薄めぐらいがちょうどいいです。冷房や暖房は、直接赤ちゃんに当たらないように気をつけましょう。

あおむけで寝かせよう

赤ちゃんを寝かせる時は、夜間だけではなくお昼寝の際もあおむけで寝かせるようにしましょう。あおむけ寝にすることで、赤ちゃんの原因不明の突然死「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の発症リスクを減らすことができます。SIDSは生後6ヶ月までの発症が多く、まれに1歳以降でも見られます。SIDSに関しては、はっきりとした原因解明には至っていないものの、「あおむけに寝かせる」ことが発症リスクを下げる理由の一つであることが分かっています。医学上の理由でうつ伏せ寝をすすめらている以外は、あおむけで寝かせるようにしましょう。

また、SIDSは寒い時期に発生しやすい傾向です。寒い季節は赤ちゃんに厚着をさせたり布団をかけすぎたりせず、部屋全体を暖めるようにします。赤ちゃんの身動きがとりやすい寝間着や寝具を使用しましょう。さらに、お昼寝だからといってソファなどのやわらかい上に寝かせるのは危険です。赤ちゃんを寝かす時は固めのマットを使用し、枕は取り除きましょう。ほかにも、紐やビニール、ガーゼなど窒息の原因になりそうなものを周りに置かないこと、赤ちゃんを長時間1人にしないことなど、赤ちゃんが安心して眠れるように気をつけてくださいね。

まとめ:個人差を知り、起きている時間の関りを大切に


赤ちゃんによって「よく眠る子」「あまり眠らない子」がいます。赤ちゃんの睡眠時間やお昼寝の回数は、成長によって少しずつ減ってきますが、今回お伝えした目安と違っていても大きな心配はありません。赤ちゃんが起きている時間帯は、たくさんあやして遊んであげてパパママの愛情をたっぷり注いであげるようにしましょう。

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はいチーズ!クリップ編集部

はいチーズ!クリップ編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Instagram・LINEなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!