4歳児の平均身長や体重、成長の特徴は? 子育てのポイントも紹介!
4歳児の平均身長と体重
男の子 | 女の子 | |
---|---|---|
平均身長 | 102cm | 102cm |
平均体重 | 15.9Kg | 16.0Kg |
4歳児の平均身長は、男の子が102cm、女の子が102cmと差がありません。この時期の子供は、1年で平均すると6~7cm程度身長が伸び、1ヶ月に0.5mmほど身長が伸びていると考えられます。4歳児の平均体重は、男女で0.1kgしか違いがありません。4歳児は性別で身長や体重に大きな違いがないのがわかりますね。
上でご紹介している4歳児の平均体重、身長はあくまで目安です。この通りに発達しないからといって焦る必要はありません。子供の成長は一人一人違います。その子のペースがありますので、あまり神経質になりすぎず、見守っていきましょう。
4歳児の発達の特徴! 4歳児はどんなことができるの?
子供が4歳になるとどんなことができるのかを説明していきます。0、1、2、3歳と乳児から幼児に成長していく中で、めまぐるしい成長が見られるのが4歳児です。生活面や身体面の成長はもちろんですが、他者とのコミュニケーションなどを通じて心も成長し、大人並みの発言や行動をするようになってきます。
4歳児の運動能力:けんけんぱや鉄棒、ジャングルジムにも挑戦!
4歳児は、体を積極的に動かして遊びのが大好きです。ポピュラーな遊びで言うと「けんけんぱ」、「鉄棒」、「ジャングルジム」、「スキップ」、「マット運動」など、全身を使った大きな動きをする遊びもできるようになってきます。4歳児が好む遊びはただ単に体を動かすだけではなく「頭」を使う必要がある遊びが多いのも特徴です。また、三輪車から自転車やキックボードに乗れるようになる子供もいるでしょう。いつも自転車の後ろに乗せて移動していたパパママにとっては嬉しい成長かもしれません。
4歳児の手先の器用さ:工作や粘土遊びなどの細かい作業ができる
次は4歳児の手先の器用さについて。2、3歳児でも工作で自分の作品を作ることはできますが、4歳児になると工作で作る物のクオリティが上がります。これまではただ絵を書くだけだったのが、はさみやテープ、ノリなどの文房具をつかいこなし、細かいところまでこだわれるようになります。粘土工作で立体的な作品を作ることができたり、お絵描きの時に丸ばかり書いていたのが三角や四角の絵も描けるようになります。このように手先でできることのバリエーションが増えていく時期が4歳児です。
4歳児の生活力:トイレ、着替え、片付けが一人でできる
生活面でもパパママにとって嬉しい成長がみられます。トイレに自分で行きたがるようになり、今まで一人ではできなかったおしっこやうんちを一人でできるようになります。おもらしをしてしまったとしても「ママ、おもらし」と教えてくれるでしょう。
お着替えも自分でしたがるようになります。今までは「ボタンを外し、脱いで、パジャマを着て、またボタンをつけて…」とすべてパパママがしていた着替えでは、ボタンだけをパパママがフォローするなど、4歳児は一人でできることが増えてくるでしょう。初めのうちはうまく着替えられずぐずることもあるかもしれませんが、温かく見守ってあげましょう。
さらに、おもちゃも自分が遊んだ後に自分で片付けるようになります。おもちゃをおもちゃ箱にちゃんと片付けることができたときはたくさん褒めて上げてくださいね。なかなかお片付けをしない場合は、スタンプカードのようなものを作って「すべてスタンプが揃えばご褒美があるよ」と楽しいルールを作ってもいいかもしれません。
4歳児の社会性:集団生活の大変さも学ぶ時期
4歳まではお友達や周りと仲良く遊ぶことができていた子供も、4歳になると「自我」が芽生えてきます。自分が遊びたいおもちゃをお友達に貸すことができず、喧嘩になったり、反対に空気が読めるようになり、何かを友達にを譲ることができたるようになるかもしれません。
このようにこの時期はパパママとはしても周りとの関係性でやきもきすることもあるでしょう。しかし、大人になっていく過程でとても大切なことを学ぶ時期でもあります。基本的に本人を信じ見守っていくスタンスでいましょう。そして、本人が「聞いて聞いて」と言ってきたらしっかりとフォローしてあげること。パパママは子供の心のより所でいるようにしましょう。
4歳児の言葉の成長:予測をして話ができるようになる
言葉の面でも素晴らしい成長柄見られます。それまで今のことだけを考えて話していた子供が過去、現在、未来と3つの時間軸のことを考えて話すようになります。「昨日、こんなことがあったから明日はこうだな」、「明日こうするために今こうしておこう」といった具合に、過去や未来のことを考えて行動できるようになるのです。
また、それまでは怒られると泣いているだけだった子供が言い返してくるようにもなります。大人顔負けの言い訳を子供がしてくることもあり、そういった意味では4歳前後の時期に子供をどうしつけるかはとても大切です。いい事と悪い事、毅然とした態度で本人へ教えていきましょう。
4歳児の心の成長:相手の気持ちを配慮できるようになる
4歳になると、団体生活の場に身を置く子供がほとんどです。保育園や幼稚園だけでなく、ママ友の会や、習い事など自分とパパママ以外の他者とのコミュニケーションをする機会が増えていきます。その中でパパママにとっては、「うちの子、うまくコミュニケーション取れるのかしら?」と悩むこともあるかもしれません。
実は4歳はそれまでの自己中心的な生き方から相手の気持ちを考えられるようになったり、自分の想いを我慢できるようになる年齢です。今までは、自分の思い通りに欲望を出していたのを、お友達におもちゃをわけてあげたり、お友達が泣いているところを励ましてあげたり、他者の心を大切にすることができるようになります。「自分」だけの世界から、自分以外の誰かと深く触れ合うことで少しずつ周囲のことを認知できるようになっていきます。
4歳の壁とは? 4歳児育児のポイント!
4歳の子供は「天使の4歳」と呼ばれることがあります。イヤイヤ期が終わり、パパママの言うことを聞くようになったり、自分のことは自分でできるようになったり、「今までより子育てが楽になった!」と感じることがあるでしょう。反対に、子供の心が成熟してうまく想いを言葉にできないこともあり、悔しい思いをすると泣いてしまうこともあるでしょう。
子供が成長している姿を見るとどうしても「お兄ちゃんでしょ」、「お姉ちゃんでしょ」と声をかけてしまうことがありますが、そう言われると「我慢しないと」と感じてしまい、本当に思っていることを周囲に伝えられず、子供が苦しい想いをするかもしれません。そういった声掛けをして成長を促すことももちろん大切ですがこの子の気持ちを1番大切にしてあげてくださいね。
4歳児におすすめの遊び
4歳児になると体をめいっぱい動かして遊びます。ジャングルジムや鉄棒、さらには自転車に挑戦する子もいます。体を動かして遊ぶのも子供の成長に重要ですから、できるだけたくさん外遊びをさせてあげてください。とはいえ、暑い季節や天気が悪い日には室内遊びとなります。4歳児の室内遊びでおすすめなのは、ハサミやノリなど道具を使っての工作です。手先が器用になっているので、作る作品のクオリティは3歳までとまったく違うでしょう。
また、4歳になると記憶力も良くなってくるので、トランプの神経衰弱もできるようになります。さらには、4歳児は文字や数字にも興味を持つようになります。パパママが文字を書いている時や、電卓を触っている時などじっと覗き込むことがあるでしょう。こういった興味を見せた子供には、文字や数字を学ぶのに最適な知育玩具を与えてあげるといいでしょう。積極的に本人が興味を持ったことをさせてあげましょう。
4歳児は半数が習い事をしている! 人気の習い事は?
4歳児になると習い事を始めるお子さんが多いです。習い事は新しい世界を見ることができ視野が広がります。通っている幼稚園や保育園以外のお友達と接する機会のためコミュニケーション能力も上がります。実際、「幼児の生活アンケート」によると、4歳児は47.9%と約半数の子供が習い事に通っている調査結果も出ています。人気な習い事は英会話、水泳、体操などです。英会話は、これからのグローバル時代に有利です。他言語を操れるようになると未来の可能性が広がります。体操や水泳は体力がつくことはもちろん、「水」と触れ合うことは大切なことなので人気です。
まとめ
以上、4歳児の成長について書いてきました。4歳児は乳児から幼児へ成長していくタイミング。著しい成長が見られます。しかしそ冒頭にも書いた通り、その子によって成長スピードが違ってくるので不安に思わずにその成長を楽しんでください。パパママが焦ってしまうと子供も不安になってしまいますので、焦らないようにしましょう。成長が嬉しい一方で自我が芽生え、はっきり意志を伝えてきて大変なこともあると思います。しかし、それも成長。大きな心で包んで見守ってあげてくださいね。