布団の効果的な干し方と注意点、時短お手入れグッズまとめ
目次
布団干しが必要な理由とは
毎日使う布団は、寝ている間にコップ1杯(約200cc)の汗をかいています。その汗は布団に吸収されダニやカビの温床に。布団が湿った状態は不衛生なので、定期的に布団を干して乾燥させる必要があるのです。特に子供は寝汗をかきやすいので、布団の衛生管理は家事や育児には欠かせないリストのひとつに。でも、布団干しって意外と重労働で大変ですよね。
布団の種類によって干し方が違う
布団干しは大変というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、実は布団の種類によっても干し方が違うのをご存知ですか? 布団干しについての正しい情報が分かれば、想像より簡単にできるかもしれません。あなたが使っている布団の種類に応じて適切な干し方について見ていきましょう。
布団の種類別干し方
布団干し=布団を運んで天日に干すというイメージがありますが、実は種類によって干し方に違いがあります。自宅にある布団の種類を確認した上で、種類に応じた干し方を見ていきましょう。
綿布団の干し方
綿の布団は、長時間日にあてると綿が傷んでしまうので、夏場なら午前中の1~2時間程度、冬場でも2~3時間程度干せばOKです。この時間を目安に太陽にあてて布団を雑菌消毒しましょう。
羊毛布団の干し方
羊毛布団はふわふわの羽が特徴なので、太陽にあてず日陰に干して布団の中に風を入れる程度でOKです。寝室の窓をあけて汗をかいた部分に風をあてるだけで無駄な湿気を取ることができます。
羽毛布団の干し方
羽毛布団も羊毛と同様、布団に風をあてて風通しを良くするだけで布団の中にある湿気を取ることができます。
布団干しに適した時間帯とは
布団を干す場合、綿素材の布団は外に干しますが、羊毛や羽毛は室内で充分可能!綿素材の布団を外に干す時間帯は夏場なら午前中に干すのがおすすめです。あまり長時間干し過ぎると布団の中が高温になってしまい、睡眠に支障をきたしてしまうためです。
干す時間帯は季節によって変える必要がありますが、夏場なら午前中の10時からお昼くらいまで、冬場は夕方にかかると気温が下がり布団が湿ってしまうので、午後3時までには取り込むようにしましょう。
布団を干す時の注意点
布団の素材によって、布団干しも手軽にできることが分かりました。外に干す綿布団の場合には干す時に注意して欲しいポイントがあるので、ひとつずつ見ていきましょう。
ベランダで布団干しが禁止のケースも
布団を太陽にあてる場合、ベランダに干すのが一番楽ですが、マンションの場合ベランダで布団干しを禁止しているケースもあるので規約を確認する必要があります。「他の人が干しているから、OKなのでは?」と思うかもしれませんが、マンションでは落下物のトラブルなどもあるので、一度確認してみることをおすすめします。
布団をたたくのはNG
ベランダに干すのがOKの場合、太陽にあてた後、布団をたたきたくなるものですが、布団が傷んでしまいますし、生地にむらができてしまうのでたたくのはNGです。気になる場合は、布団の表面を手で払い、滑らせるようにしてほこりを払うようにしましょう。
季節によって干し方を変える
雨が続いた後に太陽が見えると布団を干すと気持ちがいいものですが、季節によって日照時間が違うので、干し方を変える必要があります。夏場は干し過ぎると中の素材が高温になってしまい、暑くて寝られなくなってしまうので、干すのは午前中のみ。
冬は気温が下がるのが早いので、15時前に取り込まないと気温の低下と共に、湿気を増やしてしまうことになります。さらに花粉の時期には、室内に花粉を入れないためにも、カバーをかけて干すなど季節ごとに干し方を変える必要があるのです。
シーツやカバーはこまめに洗濯
布団干しと一緒に定期的にお手入れしたいのが、シーツやカバーです。いくら布団を干していても、シーツやカバーが汚れていたら意味がありません。布団が干せない梅雨の時期にはこまめに交換して洗濯すると、清潔さをキープすることができるので、洗い替えを用意して洗濯するアイテムに加えましょう。
おすすめの布団お手入れグッズ5選
布団干しは、素材に合わせて干し方が違いますが、日中は家にいないという人や、手間をかけずお手入れしたいという人も多いのではないでしょうか。そんな人におすすめの布団お手入れグッズをご紹介していきましょう。
収納場所はすのこで除湿対策
布団干しは、布団の溜まってしまった湿気を取ることが最大の目的なので、収納する場所に除湿対策をすることも大事なポイントになってきます。そこでおすすめなのが、押入れにすのこを引いて除湿対策をするということ。除湿剤も一緒に置いておけば、じめじめとした梅雨の時期でも安心です。
押入れ桐すのこ4枚セット
桐すのこは、押入れの通気性を高める効果があります。押入れに湿気がこもりにくくなり、けつろ・カビの防止対策にもなります。押入れの底面だけでなく、布団などが密着する壁面にも敷くとより効果があるようです。
室内で布団が干せるスタンド
季節や時間を気にせず布団を干したい人におすすめなのが、室内で布団が干せるスタンドタイプです。折り畳み可能なので使わない時には隙間に入れることができて場所を取りません。家族が多いなら何枚も干せる布団スタンドを活用してみてはいかがでしょうか。
アイリスオーヤマ SFW-40R 洗濯物干し 布団干し ベランダ 物干し 4枚干し
布団を1度に4枚干せるアイリスオーヤマの布団干しです。こちらの布団干しは倒れにくい形状になっているので、安定して布団を干すことができます。角が丸く布団が干しやすいデザインも特徴です。布団干しを使わない時は畳んで閉まっておけるので、かさばらないのも嬉しいポイントですね。
布団乾燥機
子供の寝汗がひどい夏場や、じめじめとした梅雨でも布団を乾燥させたい時におすすめなのが、布団を敷いたままで使える布団乾燥機です。布団を乾燥させてくれる他、冬場は布団を温めてくれるので、温かい布団で寝ることができます。
アイリスオーヤマ 布団乾燥機 カラリエ 温風機能付
アイリスオーヤマの布団乾燥機は、ホースを布団の中に入れるだけで布団を乾燥させることができます。布団乾燥機のノズルの出っ張りを立てることで布団に空間を作り、布団乾燥機から出る温風を広範囲に届けてくれます。15分、30分、45分、60分、75分、分、90分、120分、180分とタイマーをセットできるので便利ですね。モードを選ぶと、靴乾燥や衣類乾燥にも使うことができます。軽くて小さいので持ち運びや収納にも便利なのも嬉しいポイントです。
アイリスオーヤマ 布団乾燥機 カラリエ ツインノズル
子供のおねしょで布団が濡れてしまった時のために、布団乾燥機が1つあると役立ちます。夫婦共働きの家では外に布団を干して出かけるのが難しいこともあるでしょうし、天気を気にせず布団を乾かすことができるのは嬉しいですね。おすすめの布団乾燥機は2組の布団を同時に乾かすことができるアイリスオーヤマの布団乾燥機、カラリエです。小さな子供がいる家庭は2組の布団を並べて寝ていることが多く、2組の布団を同時に乾かすことができるのは非常に便利です。筆者の家は1組ずつ乾かすタイプの布団乾燥機を利用していますが、この布団乾燥機を買わなかったのを後悔しています。この布団乾燥機、靴を乾かすのにも使えるのも非常にポイントが高いですよ。
布団クリーナー
布団のお手入れグッズを使うと、外に干さなくてもきれいに乾燥させることができますが、中にダニやホコリがあることを考えると、布団の中もきれいにしたいものですよね。そんな布団の中のゴミを吸い取ってくれるのが、布団クリーナーです。実際に吸い取ったゴミを見てみると、意外と布団が汚れていることが分かります。
URHARBOR 布団クリーナー ハンディクリーナー
こちらの布団クリーナーは、1分に8,500回布団を叩くことができ、強力な吸引力、ハウスダスト除去率は3分間に99%以上、UV照射で99.9%除菌し、55度の暖風が出る機能性の高さがポイントです。布団クリーナーのデザインもスタイリッシュでおしゃれなのも嬉しいですね。布団クリーナーを使えば、埃やダニ、花粉まで取り除くことができ、清潔な布団で気持ちよく寝ることができますよ。
花粉対策に布団カバー
最後は、布団を干すのは好きだけど、花粉がつくから干すに干せないという人におすすめの、布団カバーです。花粉や汚れをブロックしてくれるので、安心して使用できます。
東和産業 花粉ガード 布団干し袋
花粉の季節でも外に布団を干したい時におすすめなのが、布団干し袋です。布団干し袋を布団にかけてから干すだけで、花粉が布団に付着するのを防いでくれます。3方向にファスナーが付いているので、布団を出し入れしやすく使い勝手も良いのも嬉しいポイントですね。
まとめ:布団干しは時短家事に役立つおすすめグッズ!
「布団干しなんて必要なの?」人も、布団干しを使えばもっと家事や育児を時短することもできます。ママが布団干しをする姿を見せるのも大事ですし、布団のお手入れを子供に伝えるのも大事な子育てのひとつです。ぜひ参考にしてみてくださいね。