【管理栄養士監修】離乳食や幼児食に納豆がおすすめ? いつからOK? 子供が喜ぶ人気の納豆レシピ12選!
目次
目次
監修者紹介
納豆が離乳食期の赤ちゃんや子供におすすめな理由は?
納豆には健康維持に不可欠な5大栄養素がすべて含まれており、食物繊維も豊富です。また、赤ちゃんの体内で作られにくいビタミンK2も摂れるので赤ちゃんや子供におすすめの食品です。
離乳食に納豆をあげていいのはいつから?
納豆は、離乳中期から赤ちゃんに食べさせることができます。初めて与えるときは離乳食スプーン1杯からはじめましょう。平日のかかりつけの病院が診察している時間帯を選ぶと安心です。
離乳食としての「納豆」Q&A
納豆を離乳食にするときは、基本的に湯通ししてから調理しましょう。細かく刻んだり潰したりするのでひきわり納豆が便利です。
一度にあげていい量はどのくらい?
量(g) | 目安 | |
---|---|---|
離乳中期 | 12〜15g | 大さじ1 |
離乳後期 | 15〜18g | 大さじ1と1/3 |
離乳完了期 | 18〜21g | 大さじ1と1/2 |
上の表は、1回の食事で与える量の目安です。肉や魚など、他のタンパク質を一緒にあげるときは量を減らします。目安量なので、子供の発育や食べ具合によって調整しましょう。
付属のタレは入れる? 味付けは?
納豆を離乳食に使うとき基本的に味付けは必要ありません。ほとんどの納豆にタレがついていますが、塩分が多く含まれているため離乳食には使わないようにしましょう。
納豆の保存方法は冷蔵? 冷凍?
納豆は、風味や栄養が落ちにくい冷凍保存がおすすめです。家庭の冷凍庫でも3ヶ月~半年保存できます。一度、凍らせてから1回分ずつに切り分けると、ネバネバせず作業が捗ります。
切り分けた後、ラップで小分けし、ジッパー付きの袋に入れて再度冷凍庫へ入れます。使うときは自然解凍か電子レンジの「解凍」ボタンで加熱してください。解凍後湯通しして調理しますが、刻みたい場合は解凍前に行うのがよいでしょう。
【離乳中期】納豆を使ったおすすめレシピ
離乳中期のモグモグ期は、子供が食べ物を口の中で潰す感触を楽しめるメニューを意識してみるとよいです。納豆をいつものお粥に乗せるだけでも、食感と風味をプラスできます。
とろ~り納豆スープ
【材料】
- ひきわり納豆 5g
- 絹ごし豆腐 10g
- にんじん 10g
- 玉ねぎ 5g
- ピーマン 2g
- だし汁 200ml
【作り方】
①納豆はザルに入れて湯通し、豆腐はみじん切り、にんじん、玉ねぎ、ピーマンは皮をむいて1㎝幅に切っておきます。
②にんじん、玉ねぎ、ピーマンをだし汁で軟らかくなるまで煮たら、一度取り出してみじん切りにして再び鍋に戻します。
③最後に納豆と豆腐を入れて完成。とろみがついて食べやすくなります。野菜は子供の好みや冷蔵庫にある食材でアレンジOK。色々試してみましょう。
納豆初心者におすすめ お芋納豆
【材料】
- じゃがいも 30g
- ひきわり納豆 5g
- だし汁 適量
【作り方】
①じゃがいもを柔らかくなるまで茹でて潰し(必要に応じて裏ごし)、納豆は湯通しして混ぜ合わせたら完成。
パサつく場合はだし汁を入れて調節します。子供の食べ具合をみて納豆の割合を少しずつ増やしましょう。じゃがいもがない時はさつまいも、かぼちゃでも代用可能。冷凍保存できるので、多めに作って1食分ずつストックしておくと便利です。
【離乳後期】納豆をつかったおすすめレシピ
離乳後期は、固くなった歯茎でしっかりカミカミできるようになります。自分で食べ物をつかむようになってくるので手で持って食べられるメニューが活躍します。
アレンジ無限大! 「納豆おやき」
【材料】
- じゃがいも 50g
- ひきわり納豆 5~10g
- 青のり 少々
【作り方】
①じゃがいもはやわらかくなるまで茹でて潰し、納豆は湯通ししておきます。
②潰したじゃがいもに納豆と青のりを混ぜて好みの大きさに形成します。
③フライパンで焼き、両面焼き色が付いたら完成。お芋納豆と同じ手順で作れ、じゃがいもの代わりにさつまいもやかぼちゃも使えます。また、②の時に柔らかく茹でたほうれん草や、キャベツ、すりおろした人参、ひじきなどを加えると、見た目もカラフルで栄養価もアップし、バリエーションが広がります。
納豆うどん
【材料】
- うどん 80g
- ひきわり納豆 10~15g
- キャベツ 5g
- にんじん 10g
- だし汁 200ml
- 醤油 0.8ml
【作り方】
①うどんは下茹でして1~2㎝に切ります。
②1cm幅の千切りにしたキャベツとにんじんを沸騰しただし汁で煮、柔らかくなったらうどんと納豆を加え醤油で風味づけして完成。程よいとろみが付き、フォークのからみが良くなります。
【離乳完了期】納豆を使ったおすすめレシピ
離乳完了期は、1歳~1歳半の好奇心旺盛な時期と重なり、食べ物への関心も高まります。
トマトときゅうりの納豆サラダ
【材料】
- ひきわり納豆 20g
- ミニトマト 3個
- きゅうり 1/3本
- 小ねぎ 2g
- しょう油 1ml
【作り方】
①トマト、きゅうりは食べやすい大きさに切り、ひきわり納豆、小ねぎ、しょう油を加えて混ぜます。
➁30秒ほどレンジで加熱して完成。納豆はレンジで加熱するだけでOKですが、粘りが気になったら湯通ししましょう。
納豆ミートソース
【材料】
- そうめん 20g
- 裏ごししたトマト缶orベビーフードのトマトソース 15g
- ひきわり納豆 5g
- 豚ひき肉 5g
【作り方】
①そうめんは2cm程度に細かく折ってから茹でる。
②豚ひき肉は湯通しして脂を取り除く。
②裏ごししたトマト缶を電子レンジで火が通るまで加熱して納豆と湯通しした豚ひき肉を加え、そうめんに乗せたら完成。
次のページでは、幼児食と幼児食以降のおすすめレシピを紹介します。