母乳の保存には母乳パックがおすすめ! 選び方や先輩ママの口コミ、人気の母乳パックを紹介

母乳の保存に使う母乳パックって?

母乳の保存に使う母乳パックって?
母乳を保存する事によって、ママのおっぱいをいつでも誰でも赤ちゃんに与える事ができるようにした便利グッズが「母乳パック」です。母乳を専用搾乳器で搾り取り、母乳パックに移し封をして冷蔵または冷凍して保存します。赤ちゃんの離乳食や衛生用品を取り扱うメーカーが母乳パックを販売していますよ。

働くママにとって嬉しいのは、赤ちゃんに自分の母乳を与える機会を増やせたり、たくさん出るおっぱいを無駄にしないようにできたりすること。母乳しか飲まない赤ちゃんでも哺乳瓶で母乳が飲めれば、パパにもおっぱいをあげるチャンスが生まれますね。衛生的に保存・持ち運びができ、ママが不在時でも赤ちゃんが母乳を飲めるようにしたのが「母乳パック」です。

母乳の搾乳方法は? 保存期間は? おすすめ商品も手動・電動別に解説!
母乳の搾乳方法は? 保存期間は? おすすめ商品も手動・電動別に解説!
赤ちゃんが産まれて母乳が出始めると、搾乳する機会があります。しかし、初めてのママはどのくらいの間隔で搾乳すればいいのか、母乳の保存方法や搾乳器の選び方にも悩むでしょう。搾乳の基本的な知識からおすすめ搾乳器まで、詳しく解説します。

母乳パックでの母乳の保存期間は?

母乳パックの保存期間は?

冷蔵保存(4℃以下) 冷凍保存(約‐18℃以下)
搾乳直後の母乳 24時間 3ヶ月(推奨)
6ヶ月(使用可能)
解凍した母乳
※冷蔵庫または流水で解凍
24時間
※湯煎した場合は再保存できません
不可

搾乳・解凍直後の母乳は冷蔵庫の中で24時間以内に使います。注意点は解凍する時は冷たいままで行う事です。湯煎で温め解凍した母乳は再保存できないので気を付けましょう。上記は保存期間の目安で、品質を保証したものではありません。解凍する時は細菌の増殖を防ぐため、常温の自然解凍は絶対に行わないでください。また、一度解凍した母乳の再冷凍はできませんので、解凍した母乳パックはすぐに赤ちゃんに含ませましょう

母乳の保存ができる母乳パックのメリットは?

母乳の保存ができる母乳パックのメリットは?
冷凍で母乳の長期保存が可能になりました。しかも衛生的なので安心して赤ちゃんに与える事ができます。

母乳パックのメリット1:ママがいなくても母乳があげられる

ママのおっぱいをママではない人が赤ちゃんにあげられるのが最大のメリットです。特に完全母乳の赤ちゃんなら、母乳を哺乳瓶に入れればパパからでもおっぱいをもらえますね。パパ以外にもおじいちゃんやおばあちゃん、保育園などの保育士、年上の兄弟までみんなとコミュニケーションが取れるのは赤ちゃんにとっても良いことです。ママも仕事を持っていたり、急用があったり、病気になったりで母乳をあげられない状態になっても、保存しておけば母乳を飲ませることが可能です。

赤ちゃんの哺乳瓶の選び方! いつまで使う? 消毒は毎回必要? 人気のピジョンなど、おすすめ5選!
赤ちゃんの哺乳瓶の選び方! いつまで使う? 消毒は毎回必要? 人気のピジョンなど、おすすめ5選!
赤ちゃんの授乳には欠かせない哺乳瓶はピジョンやコンビなどの育児用品メーカーから、いろいろな種類が販売されています。どれを買うべきか迷ってしまいますよね。どのサイズを買えばいいのか? 哺乳瓶の消毒は利用の度に必要なのか? おすすめは? などパパママの疑問にお答えします。

母乳パックのメリット2:災害時の保存食にもなる

被災下にあっても電気が通る状態であれば、赤ちゃんの非常食としても使えます。搾乳する時はいつも多めに取っておき、いざという時にいつでも冷凍母乳を使用できるように事前に準備をしておきましょう。

災害に備える非常食は何を揃えたらいいの? 種類や賞味期限、揃える目安や選び方!
災害に備える非常食は何を揃えたらいいの? 種類や賞味期限、揃える目安や選び方!
災害のニュースは決して他人ごとではありません。防災意識が高まった時にその必要性が改めて考えさせられるのが非常食です。でも何を選んだらいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、非常食の種類や賞味期限、揃える目安などを具体的に紹介したいと思います。

母乳の保存ができる母乳パックのデメリットは?

母乳の保存ができる母乳パックのデメリットは?
頭を悩ませるのは搾乳のタイミングです。搾乳できる時間が昼間家にいる時とは限りません。外で働くママは、もしかしたら勤務先で搾乳しなければならないかもしれません。また、搾乳しすぎると母乳の分泌が良くなり、おっぱいが張りやすくなります。乳腺炎に気を付けながらおっぱいの様子を確認し、自分の搾乳するベストタイミングを見つけるまで試行錯誤するママが多いのです。

母乳の保存ができる母乳パックの選び方は?

母乳の保存ができる母乳パックの選び方は?
量・使い勝手・保存方法などそれぞれのママに合った母乳パックを選びましょう。

母乳パックの選び方1:容量は飲む量に合わせる

赤ちゃんの月齢が若いと飲む量は少ないので小分けにしなければなりません。一方、月齢が進み一度に飲む量が増えれば大容量対応の袋が良いですね。1回ごとの授乳で必要な量に合った袋を使用した方が衛生面でもおすすめです。

母乳パックの選び方2:使う頻度を考える

既に母乳パックの使用が決まっていて、ほぼ毎日必要であれば数枚が多い商品を購入する方がお得です。初めて使う、試しに買ってみる、もう少しで保存量が増えそうなどという場合は、少ない枚数のものを買うのがベストです。

母乳パックの選び方3:機能面を確認

母乳パックの入口がフリーザーパックと同じもの、入口から空気を抜きながらくるくる巻いて密封するタイプのもの、入口ジッパーが二重になったもの、入口付近の強化のためにマチが付いているものなどがあります。解凍した母乳を哺乳瓶に注ぐ方法も、商品により多少異なります。目盛りの表示が見やすいかなども購入前にチェックするのも大切です。

母乳パックの選び方4:衛生的に保存できるか

最終的に母乳パックを真空状態にして冷凍保存するのですが、それまでに母乳を搾乳器で搾り、母乳パックにそそぎ入れるなどの作業があるため空気に触れる機会は少なくありません。空気に触れると雑菌の混入がそのつど増えるので、いかにすばやく簡単に搾乳器から母乳パックへ移し真空にできるかがポイントになります。

先輩ママが選ぶ! おすすめの母乳パック5選

先輩ママが選ぶ! おすすめの母乳パック5選
先輩ママたちが実際に使って評判の良かった母乳パックをご紹介します。

商品名 容量 枚数 ポイント
ピジョン 母乳フリーザーパック 40ml、80ml、160ml 20枚、50枚 手が触れる部分を後から切り取る衛生面に配慮した作り
カネソン 母乳バッグ 50ml、100ml、150ml、200ml 20枚、50枚 ・入口を簡単密閉
・長年に渡り病院、産院で使用されている
SmartAngel 母乳保存バッグ 150ml 30枚 ・安価
・マチ付底で自立
Medela 母乳保存バッグ 180ml 25枚、50枚 世界中の病院で使用されている
Dadadiys 母乳保存バッグ 235ml 112枚 ・大容量で自立する
・漏れない強い作り

ピジョン「母乳フリーザーパック」

入口のヘッダー部は大きく開き注ぎやすく、母乳を入れる際に指が触れる部分は切り取って保存します。上から入れた母乳は下から哺乳瓶に移し替えるので衛生的で使いやすいですよ。チャックを閉じてシールで止める二重構造でしっかり保管できます。

カネソン「母乳バッグ」

入口はつまみがついて指が内側に入らないように作られています。厚みがある入口で母乳を注ぐ時に安定しているのが特長です。バッグ内の空気を抜きながらくるくると入口を4回巻きます。後は日付シールで止めるだけの簡単仕様でとても使いやすく便利です。長年多くの病院、産院で使用されている実績がある商品です。

SmartAngel「母乳保存バッグ」

西松屋ブランドのSmartAngel。一箱30枚入りの安価で母乳パックを使い慣れたママにも好評です。ダブルファスナーで漏れ対策もしっかりされ、底にはマチが付いて自立するなど、初めてのママでも使いやすい設計が嬉しいですね。

Medela「母乳保存バッグ」

世界中の病院で愛用されている母乳パックです。大容量なのにマチが付いた底が安定した自立を実現しています。食品グレードのBPAフリー素材で赤ちゃんに安心して母乳をあげられますね。2重ファスナーとしっかりした作りで漏れ対策が抜群です。

Dadadiys「母乳保存バッグ」

二層ファスナーでつなぎ目は熱癒着の作りは破損しにくく母乳が漏れる心配がありません。大容量の母乳をたくさん保存する必要があるママと赤ちゃんにおすすめ。BPAフリーの素材で滅菌済みの袋はかわいいイラスト付きで毎日の搾乳作業も楽しくなります!

母乳の保存ができる母乳パックを実際に使った感想

母乳の保存ができる母乳パックを実際に使った感想
利用しているママたちがどんな風に役立てているのか実際の声を見てみましょう。

一時おっぱいを休ませたい時にやって良かったと思いました

比較的長い期間、冷蔵保存できるので風邪でダウンした時や薬を飲みたい時、乳首のトラブルがあった時は助かりました。特に冬の風邪を引きそうな時期にたくさんのストックを用意しておきました。

パパに感謝されました

誰でも赤ちゃんに母乳をあげられるようになったので、パパに冷凍の母乳を解凍し哺乳瓶に移し替え、飲ませるまでの一連の作業を覚えてもらいました。特に解凍に手間がかかったようで「おっぱいがいかに楽で助かるか実感した。」と言っていました。

おっぱいが出るのに乳首が赤ちゃんの口に合わない!

ニップルシールドを乳首にかぶせると飲めるのだけど、直飲みできない状態だったので、助産師さんに相談しながら直飲みできるまで試行錯誤しながら頑張りました。乳首に限界がきて搾乳して哺乳瓶であげる事が度々あったのですが、搾乳で出過ぎた母乳は冷凍保存していました。直接おっぱいが吸えるようになるまで、ニップルシールドと搾乳をくり返していました。

母乳実感ちくびはいつから使える? 特徴やサイズ、哺乳びんも紹介
母乳実感ちくびはいつから使える? 特徴やサイズ、哺乳びんも紹介
ママの体調が悪い時やおっぱいトラブルが起きた時など、赤ちゃんに直接母乳をあげられない時もありますよね。そんな時には、ピジョンの「母乳実感ちくび」が役立ちます。特徴やサイズ、どのような時に活用できるのか、一緒に使える哺乳びんについてご紹介します。

まとめ

まとめ
母乳を清潔に冷凍保存できるようになったので、ママが一人で母乳育児をしなくても良くなりました。孤独だった母乳育児は皆が参加できるようになり、ママのおっぱいだけでなく精神面での助けにもなっています。今回ご紹介した母乳パックを参考に、使いやすそうなものを選んで一度試してみてくださいね。

母乳育児の頻回授乳が正直つらい…混合育児にすべき? 授乳間隔をあけるコツは?
母乳育児の頻回授乳が正直つらい…混合育児にすべき? 授乳間隔をあけるコツは?
母乳育児は赤ちゃんとのスキンシップの時間が楽しい一方、昼夜問わずの授乳生活に正直疲れてしまうこともありますよね。中には1日20回の頻回授乳をしているママも。なぜ赤ちゃんの授乳間隔があかないのか、その理由をご紹介します。頻回授乳でよくあるトラブルの対処法も紹介いたします。
【助産師監修】「母乳が出ない」原因は? 母乳の出をよくする方法と先輩ママ達の乗り越え方
【助産師監修】「母乳が出ない」原因は? 母乳の出をよくする方法と先輩ママ達の乗り越え方
母乳が出なくて子供に十分に飲ませてあげられない。そんな悩みで辛い思いをしていませんか。母乳の量はコントロールできるものではなく、出る・出ないはママのせいではないのです。助産師の池田なおみ先生に原因や対処法について聞きました。
母乳パッドはいつからいつまで使う? 布製と紙製の違いを徹底比較
母乳パッドはいつからいつまで使う? 布製と紙製の違いを徹底比較
母乳パッドは素材によって特徴が異なるので、購入前に選ぶポイントを知って、ある程度商品を絞っておいた方が安心です。「母乳パッドは絶対に必要?」「どうやって使えばいいの?」母乳パッドに関するママたちのお悩みも解説します。
どのくらいのママが完全母乳育児で赤ちゃんを育てている? 粉ミルクでの育児にデメリットはあるの?
どのくらいのママが完全母乳育児で赤ちゃんを育てている? 粉ミルクでの育児にデメリットはあるの?
赤ちゃんは母乳で育てた方がいいというのはどのママも聞いたことがあるでしょう。では、どのくらいのママが実際に母乳育児をしているのでしょうか? 母乳に粉ミルクを混ぜて赤ちゃんに飲ませたり、ミルクで育児をするのはダメなのでしょうか? いろいろな事情を持つママのために母乳育児、混合育児、ミルク育児について調べてみました。
おすすめ乳頭保護器6選 使い方からソフト・ハードタイプの違いまで詳しく解説
おすすめ乳頭保護器6選 使い方からソフト・ハードタイプの違いまで詳しく解説
授乳中に赤ちゃんに噛まれて乳首が傷ついた、乳首が合わないのかうまく飲んでくれない、乳首がとにかく痛い…そんな悩みがある時は「乳頭保護器」を使用してみませんか?ママの乳首を保護して、授乳負担を軽くしてくれる便利な乳頭保護器についてご紹介します。
いくつ共感できる? 授乳中のママたちに聞いた「赤ちゃんの授乳あるある」
いくつ共感できる? 授乳中のママたちに聞いた「赤ちゃんの授乳あるある」
授乳中のママたちから聞いた「赤ちゃんの授乳あるある」を集めてみました。「赤ちゃんがおっぱいを手で押してくる」など共感できるエピソードを紹介しています。ママに人気の「お悩みあるある」や「育児あるある漫画」も紹介していますので、息抜きにどうぞ!

はいチーズ!クリップ編集部

はいチーズ!クリップ編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Instagram・LINEなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!