「母乳が出ない」原因は? 母乳の出をよくする方法と先輩ママ達の乗り越え方

母乳が出ない原因

母乳が出ない原因
母乳が出ない、出にくい理由はたくさんあります。ママのおっぱいや赤ちゃんのお口の形、性格、気分、環境などさまざまです。悩むママと赤ちゃんの数だけ理由があると言えます。その中でも最もよく聞かれる次の2つの原因を探ってみたいと思います。

赤ちゃんが上手に飲めていない

赤ちゃんが上手に飲めていない
生まれて間もない赤ちゃんは、すでに性格や身体の作りに個人差が生じています。大人しい子、よく泣く子、手足をバタバタするのが好きな子、お口が大きい子・小さい子。みんな個性的です。その中には上手におっぱいをくわえるのが苦手な赤ちゃんもいます。

また、上手にくわえても吸う力が弱かったりする赤ちゃんもいますね。実は、母乳は「オキシトシンホルモン」が分泌されて初めて出口に運ばれます。このホルモンは赤ちゃんがおっぱいを吸うことで分泌されますので、ママが十分に母乳を出せる体質でも赤ちゃんが上手に吸えなければ、「母乳不足」という状態になる場合もある訳です。

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不規則な生活によるストレスや疲れ

不規則な生活によるストレスや疲れ
特に新生児のママは寝不足になりがちです。良く眠る赤ちゃんでも夜寝てから朝起きるまでに2、3回は授乳またはミルクで起きます。そしてママの日中は、まだまだ弱々しい赤ちゃんに多くの注意を払いながら家事、育児をしています。一日中気を張った状態が続くため、自分のことが疎かになっているママは多いのです。着る服など見た目に気を使わなくなるだけでなく、ママ自身の食事も疎かになりがちです。ママの栄養不足とママにかかるストレスは母乳を促すホルモンにももちろん影響が出てきます

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母乳が出にくくなる時期

母乳が出にくくなる時期
一般的に母乳が出にくくなる時期があるのをご存知でしょうか。ママそれぞれ個人差はありますが、だいたい生後4ヶ月頃と6ヶ月頃に起こります。何が起こるのでしょう。

母乳が出にくくなる時期1:生後4ヶ月

生後4ヶ月と言えば、赤ちゃんの首が座り始める頃です。たて抱っこができるようになり、赤ちゃんとのちょっとした外出をし始めるママも多いと思います。たて抱っこは赤ちゃんの視界を広げ、真新しいことだらけの外の世界は楽しく、おっぱい以外の情報をたくさん吸収し始める時期です。生後2~3ヶ月までのおっぱいばかりだった生活から外からの刺激を受ける生活が始まるので、もしかしたらおっぱいの時間が減り始めるかもしれません。赤ちゃんが吸わないと母乳を作り送り出すホルモンが生成されませんので、母乳が出にくくなったな、と感じるママも多いようです。

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母乳が出にくくなる時期2:生後6ヶ月

生後6ヶ月にもなると、ほとんどの赤ちゃんは離乳食を始めます。そう、離乳、乳離れの始まりですね。ますますおっぱいの時間が減っていき、その分遊びの時間が増えます。そしてママの方は赤ちゃんのお世話に慣れてくると共に、疲れが身体に表れてくる時期でもあります。寝不足と育児や外からのプレッシャーによるストレスの蓄積、手首の腱鞘炎、頭髪の抜ける量のピークもこの時期にかぶります。おっぱいの時間が減りストレスも加わることで母乳量は減少します。そのきっかけが多く発生するのが生後6ヶ月頃になります。

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母乳の出をよくする方法

母乳の出をよくする方法
では具体的に母乳を出すコツなどはあるのでしょうか。母乳が出ない・出にくい原因があるように、その対処法や解決策もあるのでいくつかご紹介します。自分に合った方法を見つけてみてくださいね。

抱き方を変えてみる

抱き方を変えてみる
赤ちゃんの抱き方には数種類あり、その抱き方ごとに向きを変えて母乳を飲ませる事ができます。スタンダードな抱き方で赤ちゃんの顔を見ながら授乳ができる「横抱き」、赤ちゃんの体をたてにし、手で首を支えて赤ちゃんの足をママの足にまたがらせる「たて抱き」、クッションを使って赤ちゃんをわきに抱えて、抱えた側のお乳を含ませる「フットボール抱き」、赤ちゃんがくわえるおっぱいの反対側の腕で、背中と首を後ろから支える「交差抱き」などがあります。

いずれも赤ちゃんの体とママの体がしっかり密着していることがポイントです。さまざまな抱き方を試してみましょう。これはたくさんの乳腺を刺激することになり、あらゆる乳腺から母乳が排出されるので乳腺炎防止にもつながります。また、赤ちゃんの方も苦しそうにしていないかを確認してください。鼻が密着して呼吸しにくくなっていないか、舌が乳首の下に位置して、口がラッパのような形で母乳をしっかり受け止めているか、顎が乳房に触れて安定しているかどうかがチェックポイントです。そして乳首全体を覆うように深くくわえさせます。浅くくわえると乳首に負荷がかかりすぎてキズになる恐れがあるからです。

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食事メニューを見直す

食事メニューを見直す
体が冷えると母乳の出に影響が出るので、体が温まる食事を心がけましょう。野菜は根菜類を中心に温めていただきます。イモ類、ニンジン、レンコン、大根、ごぼうなどが手に入りやすくお手頃価格でおすすめです。煮物、すいとん、ポトフ、けんちん汁、酢豚、豚汁など根菜たっぷり具だくさん料理が良いですよ。また、貧血にも注意が必要です。母乳は血液を元に作られるからです。

妊娠後期から母体は貧血気味になり、出産時には血液が平均300ml失われます。出産後1ヶ月以上続く悪露(おろ)と呼ばれる血液が出続けることも貧血になる要因です。特に産後直後からは、血液を作る栄養素を意識して摂取してください。栄養素は、鉄分・タンパク質・ビタミンC・ビタミンB12・葉酸です。食事での摂取で不足している場合は、サプリメントで補うこともできます。貧血用、もしくは母乳を与えているママのためのサプリメントもあり簡単に摂取できますよ。

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水分は1日3リットルを目安に摂取

母乳は血液を元に作られ、その最たる成分は水分です。授乳期はとにかく水分が必要になります。目安として毎日3リットル、夏場は5リットルの水分摂取が推奨されています。前述のように体は冷やさない方が母乳の出が良いので、常温もしくはホットでいただきます。ハーブティーはリラックス効果もありくつろいで飲めますよ。

他には青汁や甘酒もおすすめです。コーヒー党のママには、妊婦・授乳中用カフェインレスコーヒーなどもありますので是非試していただきたいところ。通常のコーヒーは1,2杯までなら赤ちゃんへの影響はありませんが、コーヒー含め緑茶や紅茶、ココアなどカフェイン入りの飲料はなるべく避けてみましょう。

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時間があればとにかく休む

ストレスに負けない身体づくりは十分な睡眠から。パパや他のおうちの人に赤ちゃんを頼めるなら、時々でもよいので日中15分、30分でも眠ることをおすすめします。それが難しいママは、日中の赤ちゃんお昼寝タイムにも一緒に寝てしまいましょう。

専門家に相談する

専門家に相談する
授乳にまつわる相談なら何でも受け付けてくれる母乳外来は、病院または助産院で行っています。乳腺炎などによる痛み、母乳が出ない・出にくい、赤ちゃんが上手く吸えないなどなど何でも相談できます。母乳外来では、おっぱいをやわらかくして母乳を出やすくし赤ちゃんが楽にすいつけるように、おっぱいマッサージの仕方も伝授してくれます。赤ちゃんそれぞれの抱き方、おっぱいの含ませ方、搾乳器など器具の使い方やタイミングなどたくさんの情報を持っているのが専門家です。困って前にも後ろにも勧めなくなったら、遠慮なく気軽に行ってみてください。話を聞いてもらってスッキリ悩みが解決しますよ。

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頑張り過ぎなくて良い ミルクに切り替えるのも手

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母乳とミルク。赤ちゃんに同じように栄養と愛情を与える役割をするこのペアを世のママはどのように活用しているのでしょうか。具体的な数字やデータで確認してみたいと思います。

半数以上のママはミルクを取り入れている

あるアンケートでは、母乳とミルクを同時に使用するママの割合が5割以上でした。「母乳のみ」が37.3%、「母乳とミルク」が56.9%、「ミルクのみ」が5.9%という結果です。粉ミルクを使用しているママは「母乳とミルク」「ミルクのみ」を合わせれば、6割を超えています。完全母乳は4割を満たしていませんでした。

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ミルクと母乳で成長に差は出ない

ミルクと母乳で成長に差は出ない
「ミルクで育った子は体が弱くなるの?」長年このような声を少なからず耳にします。現代の粉ミルクは、どのメーカーも母乳と同じ成分になるよう高品質な商品を提供しています。栄養はほぼ同等です。赤ちゃんの成長具合に差が生じる研究結果は出てきていません。離乳食が始まれば、赤ちゃんの栄養補給手段のメインは徐々に食事に移行していきます。母乳には、ミルクでは得られない抗体を赤ちゃんが摂取できるメリットがあります。一方ミルクには、ママの食生活によって影響が出る母乳に比べると安定して栄養補給ができるメリットがあります。

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母乳が出なくて悩んだ先輩ママ達からのアドバイス

母乳が出なくて悩んだ先輩ママ達からのアドバイス
同じ悩みや気持ちを持つ、たくさんのママたちの声をここでご紹介します。どのように悩みと向き合ってきたか、きっと参考になる体験談がありますよ。

何回も吸わせていたらおっぱいが出た

あまりに豊富に出ない私のおっぱい。ひたすら吸わせ続けました。泣くたびに吸わせ、もちろんしょっちゅう泣きます。20分毎、30分毎でも、一日の大半おっぱいをあげていたような気がします。

そのうち赤ちゃんは、おっぱいに吸い付くのが上手になりました。どれくらい飲んでいるのか分かりませんでしたが、子供の体重が減っていかなかったし少し減る日があっても元気にしていたので大丈夫だと思ったんです。毎日赤ちゃんの様子をしっかり確認しながら、吸わせ続けることが大切だと思いました。

助産師さんに相談したら、「ママの食事内容に悩む時間があったら、一回でも多くおっぱいを吸わせよう!」とアドバイスを受けました。

周りの意見は気にしない

周りの声がストレスの原因となっていたため、母乳で育てているママ友にしばらく会わない、ママ友同士の会話を耳にしないよう早めに席を外すなど、あえて母乳の話を聞かないようにしました。

二人の男の子はどちらも離乳食開始前に完全ミルクに移行。母乳が揉んでも引っ張ってもでなかったからです。あれから十数年、長男は縦にも横にも母より大きく成長しました。色々アドバイスや意見があるけれど、出ないもんは出ないんです! 粉ミルクでもしっかり育ちましたよ。

母乳を諦めてから気持ちが楽に

母乳を諦めてから気持ちが楽に
私の場合、母乳が勢いよく出過ぎるため、赤ちゃんは苦しそうにして飲んでくれませんでした。私も授乳に不慣れだったために強烈な痛みがあり、徐々に授乳がストレスになっていきました。疲れや痛みで疲労困ぱいになり、意を決し完全ミルクに移行。ちゃんと成長してくれることだけ考えてミルクを作っていましたが、赤ちゃんは生後8ヶ月でミルクを嫌がり卒乳し、離乳食をよく食べるようになったんです。母乳についてあれだけ悩んでいたのがとても昔のことのようです。

「母乳でしかあげられない栄養がある。」とのことで出にくい母乳で一人で奮闘していました。そんなときに子育てをしている友人から「ミルクでもちゃんと育つから大丈夫。洋服も好きなものを着られるし、楽だよ。」と言われ、フッと力が抜けたのを覚えています。それから赤ちゃんとの生活を心から楽しめるようになりました。

まとめ

母乳育児では赤ちゃんと見つめあいながら直接愛情を注げます。家族以外も参加できるミルクでの育児は、赤ちゃんが大勢の愛情を受け取れる機会を与えることができます。赤ちゃんの味方である母乳とミルク。それぞれの特長と活用の仕方を把握して、オリジナルな授乳ライフを送りましょう。

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はいチーズ!clip編集部

はいチーズ!clip編集部

はいチーズ!clip編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Facebook、Twiiterなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!