赤ちゃんに湯冷まし(白湯)は必要? 作り方や温度、注意点を紹介
目次
湯冷ましの保存方法や期間
湯冷ましは赤ちゃんに飲ませるタイミングで毎回新しい湯冷ましを作るのが理想的ですが、それが難しい場合は作った湯冷ましを保温効果のある魔法瓶に保存し、その日のうちに使い切るようにしましょう。
湯冷ましの保存期間は、基本的に1日です。湯冷ましは、水道水に含まれていた殺菌成分である塩素が取り除かれているので、そのまま放置しておくと細菌が繁殖してしまいます。1日を過ぎてしまった湯冷ましは処分して、翌日また新しく湯冷ましを作り直してください。
外出の際におすすめの保存容器
保温効果が高く、湯冷ましの保存にぴったりの魔法瓶です。こちらの魔法瓶は、軽量かつコンパクトなので、外出時の持ち歩きにも便利です。シンプルな作りで丸洗いもでき、お手入れしやすい点も、忙しいママには嬉しいポイントですね。
湯冷ましを粉ミルク作りにも活用!
湯冷ましは、赤ちゃんの粉ミルクの温度調整にも使うことができます。粉ミルクは70度程度のお湯で作る方法が推奨されているので、赤ちゃんが飲める37度程度の適温になるまで冷ますのが手間ですよね。
粉ミルクを溶かす時に、70度のお湯は作りたい量の2/3程度でとどめ、粉ミルクが溶けたらそこに37度程度の湯冷ましを残りの分量まで入れます。湯冷ましを使うことで、粉ミルクの温度が下がり、早く赤ちゃんが飲める適温にすることができます。
麦茶やイオン水など湯冷まし以外の水分補給方法
赤ちゃんの母乳や粉ミルク以外の水分補給方法としては、湯冷まし以外に麦茶やイオン飲料があります。離乳食が始まる前の赤ちゃんの水分補給は母乳や粉ミルクで十分ですが、赤ちゃんが便秘をしている時、発熱時、特別に汗をかいてのどが渇いていそうな時には、補助的に湯冷ましや麦茶、イオン飲料をあげても良いでしょう。
母乳や粉ミルクをしっかりと飲めているなら、基本的には脱水症状になることはないので、赤ちゃんが嫌がるようであれば湯冷ましや麦茶、イオン飲料などを無理に与える必要はありません。離乳食が始まり母乳や粉ミルクの量が減ってきたら、食事の時に一緒に湯冷ましや麦茶を飲む習慣にするなどして、赤ちゃんの水分補給を意識的に行うと良いですね。
赤ちゃん用の麦茶やイオン飲料は、ペットボトルやパック飲料でも販売されています。麦茶を自宅で作る時は、水出しではなくしっかり煮出して、うっすらと味がするくらいに薄めてから赤ちゃんに与えましょう。麦茶を煮出して作る時に麦茶パックも沸騰消毒できるので安心です。
伊藤園 健康ミネラルむぎ茶 こどもむぎ茶
カフェインゼロ、無香料・無着色の麦茶。生後1ヵ月以降から飲むことができます。
ピジョン イオン飲料 すっきりアクア りんご
生後3ヶ月頃からの飲める赤ちゃん用のイオン飲料。病気の時や食欲がない時などの水分補給に最適です。
まとめ
初めての育児では、湯冷ましを飲ませる必要があるのか迷ってしまうと思いますが、離乳食開始前の赤ちゃんには基本的には母乳や粉ミルクで十分です。離乳食開始後は、徐々に減ってくる母乳や粉ミルクの代わりに、湯冷ましで水分補給するようにしていきましょう。赤ちゃんの月齢や発達に合わせて、上手に湯冷ましを取り入れていけると良いですね。