知育とは? 0歳~5歳の子供におすすめな知育教育を年齢別に紹介!
目次
年齢別の知育教育の進め方【2歳~3歳】
2歳~3歳には指先を使って遊ぶ方法がおすすめです。2歳~3歳の時期になると自我が芽生え始め「イヤ!」と意思表示が増えてきます。パパママにとってヤイヤ期は大変ですが、これも子供が成長している証です。2歳~3歳の時期には話せる言葉が増えて体も自由に動かせるようになってくるので、指先を細かく使う遊びを通じてたくさん脳に刺激を与えてあげましょう。
簡単なパズルで遊ぶ
2歳~3歳になると指を使ってしっかり掴み、手首をひねって回転させてと複雑な動きができるようになります。パズルを型にはめる作業は、角度調整など細かい動きを必要とするため脳への刺激にあふれています。パズルは平面タイプや立体タイプなど形もさまざまなので、好きなパズルを試してみましょう。
【パズルおすすめ1:Hape(ハペ) 森のどうぶつえん】
「ハペ」はドイツの玩具メーカーで独自の基準で世界最高レベルの品質を誇ります。こちらは初めてのパズルにおすすめで、小さなつまみを持って動物のピースを型にはめていきます。「この動物は何かな?」と声掛けしながら遊ぶと、動物の名前も楽しく覚えられますね。
【パズルおすすめ2:9ピース 子供向けパズル ワンワンとうーたん おそらであそぼ】
ワンワンとうーたんが描かれた9ピースのパズルです。ピースの形がそれぞれ異なり台紙に合わせてはめていきます。万が一ピースを破損したり失くしたりしても1回だけピースを請求できるので、助かりますね。
シールを貼って遊ぶ
「シールを台紙から剥いで貼る」動きも指先を器用に使わないとできません。つまんだり、通したりと細かい動きができそうな物を自宅で探してみてもいいですね。
【おすすめシール1:2歳 シールであそぼう ~どうぶつ・おみせやさん・ひらがな・ちえ~ (学研の幼児ワーク はじめてできたよ)】
教材メーカーの学研のシールブックです。シールは135枚入りで4ジャンルに分かれています。広場の好きな場所にイヌのシールを貼ったり、パン屋のトレイの上にパンのシールを貼ったりと、シール遊びを楽しみながら知的好奇心を刺激します。ほかにも運筆や間違い探しなどのページもあります。
【おすすめシール2:おかあさんといっしょ ガラピコぷ~ キラッ!ピカッ!シールブック (まるごとシールブックDX)
「おかあさんといっしょ」の人形劇「ガラピコプー」のキャラクターたちが、ホログラム加工したキラキラのシールになっています。シールは全部で224枚とたっぷり入っていて、メッセージシール・スケジュールシール・お名前シールなど実用的な物や、パズルシールや着せ替えシールなど遊べる物まで種類も豊富です。本自体のサイズが小さめで貼って剥がせる台紙もあるので、お出かけの時にも重宝するでしょう
叩いて遊ぶ
木の棒など小さな的をめがけて叩く行為は、指先や手首の動き、距離感などさまざまな能力を必要とします。細い物を穴に打ち込む作業はまっすぐ振り下ろさないとうまく打ち込めないこともあり、意外と高度になります。
【叩いて遊べるおすすめ1:Nic/ニック社 大工さん】
カラフルな4本の木の棒を7つの穴に打ち込んで遊べます。黄色い穴に打ち込むと木の棒が本体の横から押し出される仕掛けです。木の棒を上から入れたのに横から出てきたと、赤ちゃんは驚きつつ楽しんでくれるでしょう。
【叩いて遊べるおすすめ2:パウンド ザ ボール】
カラフルな木のボールをハンマーで叩くとボールがレールの上をコロコロ転がります。叩く・落ちる・転がると単純な動きですが、いつまでも夢中になる子もいます。筆者の子供も支援センターの遊戯室にあったこちらのおもちゃが大好きでした。ハンマーでボールを叩いて遊んだり、レールの途中にボールを置いて転がしたりとひたすら繰り返していました。
ビーズの紐通しで遊ぶ
紐などを小さな穴に通す作業は、指や手首、腕をコントロールする力や集中力が身につきます。ビーズをすべて通せた達成感も味わえます。穴の開いた所に紐を通す遊びは大人でも集中しないと難しい作業です。ビーズやストローなど家にあるものでも代用できますよ。
【おもちゃの紐通しおすすめ1:ラーニング リソーシズ 紐通し 数字260ピース入り】
0~9の数字パーツが全10色260ピース、紐が15本入ったセットです。数にある小さな穴に紐を通す作業をしながら、色や形、数字についても学べます。
【おもちゃの紐通しおすすめ2:知育玩具 キュビカ フライングカーズ】
天然の木にレーシングカーが描かれたおもちゃで、紐通しや積み木で楽しめます。紐通しは紐の先端に木の棒がついているので、初めての子にもチャレンジしやすいでしょう。付属のカードに描かれた順に従ったり、自由に通したりすることで、分析力や想像力を養えます。
親子で一緒に料理
子供と一緒に料理しながら本物の食材を触らせて触感を楽しんだり、食べ物の名前を教えたりしてもいいでしょう。食材を型抜きしたり、混ぜたり、握ったりするなど子供でもできる作業はたくさんあります。大人の真似をしたがる時期でもあるので、パパママが見本を見せてあげながら一緒に料理を楽しんでください。
【子供と料理おすすめアイテム1:アンパンマン クッキー型】
クッキーの型抜きなら生地が柔らかく小さな子供にもお手伝いしやすいでしょう。こちらは星やハートの抜き型とアンパンマンたちの顔の押し型が4つずつ入っていて、好きな型を自由に組み合わせて使えます。
【子供と料理おすすめアイテム2:和平フレイズ てまりごはん型】
本体にご飯を多めに詰めて押し器具をかぶせてギュッと押すと、まん丸なおにぎりが9個作れます。子供と一緒に海苔やふりかけなどでトッピングしてお弁当やてまり寿司にすれば、もりもり食べてくれるでしょう。
年齢別の知育教育の進め方【4歳~5歳】
4歳~5歳の子供はさらに思考力が成長してくるので、手と頭どちらも使って「順序立てて考える」「数や形を認識する」遊びがおすすめです。手先の動きもさらに器用になるので、指を使うおもちゃの難易度を少しずつ上げていきましょう。ブロックで複雑な形を作ったり、パズルのピース数を増やして挑戦したりしてもいいでしょう。手や頭を使って「考えるのが楽しい!」と子供が思えることを意識して遊ばせてください。
折り紙で遊ぶ
折り紙は端と端がずれないよう丁寧に折るために集中力が必要で、手先の動きも難しくなります。「次はこうして、ここを折って」と折り紙を順番通りに進めていくために頭を使って考える必要があります。折り紙には1枚の紙から何通りもの物が完成する楽しみがあり、「作ったものが何に見える?」など想像力を働かせる遊びも楽しめます。
【折り紙おすすめ1:トーヨー 折り紙 徳用おりがみ 15cm角 23色 300枚入】
定番の折り紙が23色300枚入っており思う存分に遊べます。「きだいだい」「うすみず」「ふじ」など普段は見慣れない色も入っているので色の学習にもなります。裏にはちょうちょの折り方の解説図がついています。
【折り紙おすすめ2:5回おったらできあがり!! はじめてのおりがみ(おりがみ本シリーズ)
5ステップでできる簡単な折り紙を、動物や食べ物など96作品収録しています。大きな写真とアイコンで解説していて、小さい子もパパママと一緒に挑戦しやすいでしょう。完成したら顔や模様を描いたりしてもいいですね。
ブロックで遊ぶ
小さいころにはただ積み木を積んだり並べたりしていただけですが、4歳~5歳になると完成形をイメージして積み木を積み上げられるようになります。お城や車など子供が興味を持つ物を自由に作るでしょう。複雑な形を作る時には、パパママも一緒になって考えて作り方をアドバイスしてあげるといいですね。
【ブロックおすすめ1:ボーネルンド マグ・フォーマー ベーシックセット62ピース】
三角形・四角形・五角形からなるカラフルなブロック62ピース入っています。ブロック同士が磁石でくっつくので、平面や立体に組み合わせて好きな形を作れます。多角形の概念も学べます。
【ブロックおすすめ2:レゴデュプロ おおきな遊園地】
レゴシリーズも人気の知育玩具です。デュプロシリーズはパーツが大きく4歳~5歳の子供にぴったりです。こちらは遊園地が作れるセットで、観覧車やメリーゴーランド、滑り台などを作って付属の人形を遊ばせられます。
ピースの多いパズルで遊ぶ
4歳~5歳になると50~60ピースくらいのパズルも完成させる能力が身につきます。最初はパパママがお手本を見せながら少しずつ作っていきましょう。できあがった時の達成感を感じられるのもパズルのメリットです。同じパズルで何度繰り返し遊びながら、自分で完成形をイメージしつつ記憶をたどって作り上げていくのもおすすめです。
【ピースが多めのパズルおすすめ1:ショウワノート パズル ドラえもん 55ピース B4サイズ
55ピース入りのドラえもんのパズルです。1つ1つピースの形が違うので、どこに配置するかわかりやすいでしょう。裏面はドラえもんのひみつ道具に関するお楽しみボードになっています。ほかにもトミカやリカちゃんなど10種類の図柄から選べます。
【ピースが多めのパズルおすすめ2:くもんのジグソーパズル STEP4 探検動物の世界】
くもんのジグソーパズルシリーズはステップ1~ステップ8まで段階的に細かく構成されています。こちらのステップ4には54ピース、70ピース、88ピースの3種類入っており、リアルな動物たちの絵も魅力です。「ほんの少し難しい」レベルで無理なく集中力や達成感、自己満足感を得られます。
ままごとなどのごっこ遊び
おもちゃを使って遊びながら子供自身がストーリーを組み立てたり、誰かになったつもりで会話したりすることで想像力や発想力が養われます。「他人の気持ちになって考える」ことのベースになります。人形のお世話をしたり、ブロックで自分の部屋を作ってみたりなど、子供が思いつくままに自由に遊ばせてあげてましょう。
【ごっこ遊びおすすめ1:ずっと ぎゅっと レミン&ソラン ソラン おしゃれきほんセット アリエル】
「レミン&ソラン」は人形を遊びとディズニーの世界観を両方楽しめます。お姉さんのソランにはミニーちゃんやプリンセスなどのセットがあり、ヘアアレンジをしたり、お風呂に入れたり、寝かしつけたりできます。付属の絵本ではレミンやソランがディズニーキャラクターと一緒に遊んだりお世話を学んだりします。人形と遊びながら子供の想像力も広がるでしょう。
【ごっこ遊びおすすめ2:おままごとキッチン】
2口のコンロやつまみ、シンクなど本物のようなキッチンです。木製の温かみのあるデザインで、リビングに置いてもインテリアのように見せられます。食品衛生法規格試験をクリアしていて安全が保障されています。フライパンなど調理器具や調味料、魚など一通り揃っているのですぐに遊べます。
あやとり
あやとりは昔ながらの遊びですが知育教育にとても効果的です。細かい指の動きが必要なうえ、1つ順番を間違えるとまったく違う形になってしまったり、細かく絡み合っていたものが一瞬で解けてしまったりと、あやとりには驚きや発見が詰まっています。「ここを取ったらどうなるかな?」など考えながらパパママやお友達と一緒に楽しめます。
【あやとりおすすめ1:あやとりひも】
120cmの紐が3本入ったセットです。グリーンの紐は凹凸のある質感で好みのタイプを選べます。遊びやすい長さに切って使ってください。
【あやとりおすすめ2:いちばんやさしいはじめてのあやとり あやとりひも2本つき】
初めてあやとりをする子供におすすめの解説本です。1作品ずつイラストと写真で丁寧に解説しているので、4歳~5歳の子供にもチャレンジしやすいでしょう。ピンク色と薄紫色のあやとり紐も2本付属しているので、すぐに始められます。
子供に知育教育を始める時の注意点は?
幼児期に行う知育教育は、子供が好奇心を抱き楽しんで行えることが大切です。そのための注意点を大きく4つにまとめました。
子供を否定しない
考える力を育てるのが目的なので、その結果に正解や不正解はありません。決して子供を否定しないよう心掛けてください。その子なりに頑張って考え出したものをパパママに「違う」と否定されると、子供は自分で考えることをやめてしまい、パパママにとっての正解にしか興味がない子供に成長してしまうかもしれません。
子供を誰かと比較しない
「●●ちゃんはできるのに」という表現は子供が「自分はダメだ」と考えてしまうきっかけになる可能性があります。いつも誰かと比較されていると、人と違うことを恐れて自分の考えを持たなくなってしまいます。「できるようになることが知育教育のゴールではない」とパパママもしっかり肝に銘じておきましょう。
できなくても慌てない、成長を急がない
子供にも得意なものと苦手なものがあるので、パパママはそれをしっかりと見極めてサポートしてあげましょう。できないからといって無理やりやらせても子供は楽しくありません。「上手にできていなくても真剣に取り組んでいるから見守ってみよう」「ほかに興味を持っていることはあるなら、そっちを試してみよう」など急がず慌てず子供を見守る姿勢も大切です。
子供の個性に合わせて進める
「●歳の子供にはこんな遊び方がおすすめ」と言われて子供にやらせてみたものの、我が子がまったく興味を示さないことはよくあります。子供が興味を持たないことを無理やり続けさせても意味がありません。子供自身が興味を示し楽しく進められることが重要です。子供一人ひとりに合った知育教育方法を取り入れていきましょう。
まとめ:子供が楽しみながらできる知育方法を見つけて一緒に楽しもう
解説してきたように知育教育の方法はさまざまです。「この年齢には絶対にこれをやらなくてはならない」教育方法ではありません。この記事で解説した知育教育はあくまでも参考にとどめ、実際に子供が興味を持った遊びを取り入れてみてください。「我が子にこんな発想力があったんだ!」と知ることはパパママにとってこの上ない喜びです。子供の可能性を見守りながら、それぞれに合った知育教育を子供と一緒に楽しんでください。