赤ちゃんが三輪車に乗れるのはいつから? 失敗しない三輪車の選び方
そもそも赤ちゃんに三輪車は必要?
三輪車と聞くと「昔の乗り物」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。今はストライダーなど他にも子供用の乗り物がたくさんあるので、わざわざ三輪車を買わなくてもいいのでは? と考えているパパママもいるでしょう。ですが、昔から愛されている三輪車には、さまざまな面から赤ちゃんの成長をサポートしてくれる良い効果があるのです。
三輪車は心身の成長に効果あり!
三輪車は子供「体幹」の発達に効果があると言われています。体幹がしっかりしていると姿勢やバランス感覚が良くなるだけではなく、代謝が活発になるので、丈夫な身体を作ることができます。また、体幹を鍛えることは身体の発達だけではなく、精神面でもプラスの効果が期待できるのです。
子供は三輪車にすぐに乗れるようになると思いがちですが、ペダルを漕ぐのは小さい子供には想像以上に難しいことです。一般的には2歳半~3歳、早い子供で2歳頃からひとりでペダルを漕げるようになります。そのため、子供の発達の目安を診断出来る「乳幼児精神発達質問紙」では、三輪車が子供の発達度合をチェックする基準として採用されています。それによると、30ヶ月で三輪車を押せるようになり、36ヶ月で1人で三輪車に乗ることができるようになるのが子供の成長の目安になっています。
子供が歩けるようになったら三輪車を始めてみよう
では、三輪車はいつから乗れるようになるのでしょうか。三輪車の対象年齢は早くて9ヶ月から1歳で、大抵のものは1歳半からというものが多いです。もちろん、1歳過ぎの赤ちゃんは漕ぐ事が出来ないのでまたぐだけになり、パパママが後ろから押してあげる必要があります。腰回りのガードや手押し棒付きなど、小さな子供でも安心して乗れるような三輪車を選んであげると良いですね。また、三輪車はベビーカーとは違う目線を体験する事が出来るので、ベビーカーを嫌がる赤ちゃんや動き回る子供にもおすすめです。三輪車を長く使用する為にもパパママが「少し早いかな?」と感じる頃に買ってあげると良いかもしれませんね。
買ってよかった! 失敗しない三輪車の選び方
今はさまざまな三輪車があるので、どのような基準で選んだら良いのか悩んでしまいますよね。せっかく買うなら子供に気に入ってもらえるものを選んで、長く使ってもらいましょう。選び方のポイントをいくつかお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんの発達に合った三輪車の形状
手押し棒付きの三輪車
パパママが後ろから押して操縦する為の手押し棒が付いている三輪車は、まだペダルを漕げない子供を乗せるのにぴったりです。手押し棒付きの三輪車は、ベビーカーの代わりとしても使えるので使いやすいですよ。ベビーカーとして代用する時は、カゴ付きのものを選ぶと公園道具や買い物袋を入れることが出来るので便利です。また、手押し棒は子供が1人で漕げるようになると、三輪車が重くなるので無い方がいいでしょう。手押し棒が取り外し可能かどうかも確認しておくといいですね。
腰回りのガード、足を置くステップ付きの三輪車
よちよち歩きの赤ちゃんは、まだ身体がしっかりしていないので三輪車に乗せてもバランスを取れずに落下してしまう事があります。腰回りのガードが付いていれば、落下を防止する事が出来ますし、子供が勝手に降りてしまうのも回避出来ます。また、小さい子供はまだペダルに足を乗せることが出来ません。子供がバランスを取るためにも、足を乗せる事が出来るステップ付きがおすすめです。
成長に合わせて形状が変化する三輪車
手押し棒付三輪車、普通の三輪車、ランニングバイクと1台で3役に変身する三輪車もあります。子供の成長に合わせて付属品を付け替える事が出来るので、長く使えますよ。
三輪車が収納スペースに合ったサイズか
三輪車は他の乗り物と比べて横幅があるので意外とかさばってしまいます。子供の遊び道具は場所をとるものが多いので、収納スペースが限られている場合は折りたためる三輪車がおすすめです。折りたたんだ時のサイズも忘れずにチェックして、収納スペースに収まるかどうか確認してください。
子供が気に入った三輪車を選ぶ
パパママが実用的でおしゃれなものが良いと思っていても、実際に子供が乗ってくれなければ買った意味がなくなってしまいますよね。三輪車には子供が喜ぶキャラクターものや、ボタンが付いていて押すと音が鳴るものなどもあります。店頭で実際に試乗して、子供が興味を示した三輪車を選んであげると良いですよ。
赤ちゃん、子供におすすめの三輪車7選
三輪車の選び方についてお伝えしてきましたが、では実際にはどのような三輪車があるのででようか。赤ちゃんにおすすめの三輪車をご紹介しますね。
アイデス「折りたたみコンポ タウン」
ベビーカーのように小さく折りたためる三輪車なので、収納場所が限られている場合や持ち運びしたい場合などにぴったりです。三輪車の機能としては、舵取り式手押し棒に腰回りのガード、ステップ、荷物を乗せられるリアバッグが付いています。その上、後輪をロック出来るブレーキや前輪のロック&フリー機能も搭載されているので、コンパクトに収納出来て普通の三輪車と変わらない機能が搭載されているのも魅力です。
エム・アンド・エム「それいけ!アンパンマンデラックスⅡ」
ハンドルやサドル、ホイールなどいろいろな所にアンパンマンがちりばめられている三輪車です。ブザーを押すと2種類のメロディが流れたり、アンパンマンやバイキンマンがおしゃべりしたりと楽しいしかけが付いています。舵取り式手押し棒、腰回りのガード、ステップ、カゴの他にUVカット率99%以上の大きなサンシェードも付いているので、安心してお散歩を楽しむ事ができますね。
トイザらス「ハマー トライサイクルⅡ」
他のものに比べて見た目がカッコイイ「HUMMER」の三輪車です。車好きな子どもやパパが喜んでくれそうなデザインですね。舵取り式手押し棒、折り畳み可動のステップ、カゴが付いています。腰回りのガードが付いていないので、適正年齢は2歳~となっています。
スマートトライク「Smart Trike GLOW」
3点式の安心ベルトと腰回りのガードが付いているので、10ヶ月の赤ちゃんから乗ることが出来る三輪車です。手押し棒にはタッチステアリング機能が搭載されているので、ベビーカーのように方向転換が軽々出来ます。ハンドルにはON/OFF機能が付いているので、子供のハンドル操作に邪魔される心配もなく道路でも安心して乗る事が出来ますよ。
エム・アンド・エム「iimo tricycle #02」
スタイリッシュなデザインでお部屋に馴染みやすく、コンパクトに折りたたむことが出来るので、玄関に収納するにはぴったりの三輪車です。折りたたんだ時に自立するのもポイントですね。舵取り式手押し棒、腰回りのガード、ステップ、フリーペダル機能が付いているので小さな子供でも安心して乗ることが出来ます。
JTC「3in1 tricycle」
9ヶ月頃から4歳まで長く使える三輪車です。腰回りのガードと股下ベルトが付いており、背もたれがしっかりしているので乗り心地が良いのがポイント。舵取り式手押し棒、ステップ、サンシェード、リアボックス、後輪ブレーキが付いているのでベビーカーの代わりとして使用したい方におすすめです。
野中製作所「へんしん!サンライダーFC」
舵取り式手押し棒付三輪車、普通の三輪車、ランニングバイクと1台で3つの楽しみ方が出来ます。ペダルと後輪をひとつ外すだけでランニングバイクに変身するので、成長に合わせて長く使えますね。三輪車にするかランニングバイクにするか迷っているパパママも多いと思いますが、これならいろいろ楽しめるのでおすすめです。
まとめ
赤ちゃんが喜んでくれる失敗しない三輪車の選び方をご紹介してきましたが、いかがでしたか? 三輪車はお散歩に使ったり、自分で漕ぐことの楽しさを知れたりといろいろな経験ができるおもちゃです。三輪車には特徴がいろいろあるので、それぞれの子供に合ったお気に入りの三輪車を見つけてくださいね。