離乳食の納豆はいつから? おすすめレシピ9選!【中期・後期・完了期別】

納豆は離乳食にいつから使える? 栄養は?

離乳食に納豆はいつからOK?
納豆は離乳中期(生後7~8ヶ月)ごろから赤ちゃんに食べさせることができます。納豆はほかの食材と同様、最初は加熱して少量からスタートしていきます。初めのうちは納豆そのままでは粒が大きいので、潰したり細かく刻んであげましょう。ひきわり納豆を活用すると便利ですよ。離乳完了期ごろから、納豆を粒のまま食べられるようになるでしょう。

厚生労働省の調査では、離乳中期の赤ちゃんを持つ家庭の27.3%、離乳後期の赤ちゃんを持つ家庭の64.4%が「納豆を離乳食に取り入れたことがある」と回答しました。納豆は手軽に良質なタンパク質を摂れるので、離乳食でも非常に重宝します。

2 離乳食の進め方(厚生労働省)

納豆には赤ちゃんに嬉しい栄養がたっぷり

納豆は赤ちゃんに嬉しい栄養たっぷり
納豆は消化吸収がよく赤ちゃんに嬉しい栄養が豊富に含まれるので、離乳食に積極的に加えたい食材です。納豆には私たちが生活するのに不可欠な5大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル)のほか、食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整え免疫力を高めるのに重要な栄養素です。ミルクから離乳食に移行するタイミングで便秘になる赤ちゃんもいるので、赤ちゃんが便秘かなと思った時も納豆で食物繊維をしっかり摂らせて便秘改善を促しましょう。納豆は健康長寿につながる食材としても有名なので、子供が納豆好きになるよう積極的に納豆レシピを取り入れたいですね。

納豆の栄養価(タカノフーズ株式会社)

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離乳食で納豆をあげる時の下ごしらえ

離乳食で納豆をあげるときの下ごしらえ
離乳食として納豆を出す時、初めはパックから出してそのまま与えるのでなく下処理が必要です。離乳食が進んできたら、徐々に粒のサイズを大きくし生のまま与えます。

納豆を加熱するメリット

納豆は生で食べるイメージが強いですが、初めのうちは加熱もしくは湯通ししてから赤ちゃんに与えると安心です。加熱することによって納豆が殺菌され、アレルギーの予防にもなります。加熱すると納豆特有の粘りがなくなり赤ちゃんが抵抗なく食べられるでしょう。離乳食で使う納豆は小さじ1程度と少量なので、加熱処理をする際は茶こしや味噌こし器など家庭にあるものを利用すると手軽に加熱できます。筆者は納豆など離乳食の湯通し用に100均で茶こしを購入しました。電気ケトルでサッとお湯を沸かし、茶こしに子供の分の納豆を取り分けてから熱湯を回しかけて殺菌していました。
納豆に含まれる良質なタンパク質分解酵素「ナットウキナーゼ」は熱に弱いので、離乳食が進み赤ちゃんの様子を見て問題なさそうであれば生のまま納豆を与えます。

離乳食に適した納豆の粒の大きさは? 付属のタレは使える?

離乳中期ではまだ赤ちゃんの歯が生えそろっていないことも多いでしょう。納豆そのままでは粒が大きく食べにくいため、最初は納豆を潰してお湯や出汁で伸ばしてペースト状にしてから赤ちゃんに与えます。

離乳食が進んだら納豆を細かく刻みましょう。納豆を刻む手間を省きたいと考えるパパママにおすすめなのが、ひきわり納豆です。 ひきわり納豆は最初から小さくカットされているので、刻まずにそのまま使えてとても便利です。赤ちゃんが離乳完了期ごろになれば、小粒納豆でもそのまま食べれるようになるでしょう。納豆についているタレは赤ちゃんには味が濃いので使わないようにしましょう。

おはよう納豆 超・細か~い きざみ納豆ミニ3(40g×3)

ひきわり納豆の中でも細かく刻まれているので、離乳食にもぴったりです。スーパーでも購入することができるので、探してみてくださいね。

納豆はアレルギーに注意が必要

納豆はアレルギーに注意が必要
納豆の原料である大豆は食物アレルギーの「特定原材料に準ずる20品目」の1つです。初めて納豆を食べさせる際は、ほかの食品と混ぜず小さじ1杯から始めます。なるべくかかりつけの小児科が診療している午前中に納豆を与え、口の周りに発疹がある、赤くかぶれるなど赤ちゃんにアレルギー反応が出ないかしっかり確認しましょう。

アレルギー物質を含む食品に関する表示指導要領(公益財団法人日本健康・栄養食品協会)

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納豆は冷凍保存も可能

納豆は冷凍保存も可能
離乳食では納豆は少量ずつしか使わないので、使い切れない場合は冷凍保存できます。ただし納豆を冷凍すると風味や品質が落ちる可能性もあるため、冷凍保存を勧めていないメーカーもあります。なるべく冷蔵保存期間内に食べ切ったほうがいいでしょう。先に離乳食用に納豆を少量取り分け、残りはパパママが食べることを習慣にしてもいいですね。

上手な納豆の冷凍保存方法

できるだけ購入したその日の新鮮なうちに納豆を冷凍するよう、納豆メーカーは推奨しています。納豆を加熱処理してからも冷凍できるので、離乳食の進み具合や納豆の使い方に合わせて冷凍しましょう。
納豆を冷凍する時は、納豆をパックから取り出し、ラップに包んでフリーザーパックに入れたり、製氷皿や小分けパックに入れたりして冷凍します。下処理した納豆も同様です。冷凍した納豆は1ヶ月程度保存できます。

エジソンの冷凍小分けパック

離乳食の冷凍におすすめな小分けパックです。特殊加工の柔らかい素材を使っているので、底を軽く押せば1個ずつ簡単に取り出せます。サイズはS (大さじ1/2)、 M(大さじ1)、L(大さじ3)の3サイズがあるので、用途に合わせて使い分けてもいいでしょう。納豆は1パック45gでおよそ大さじ4弱なので、S、Mサイズがおすすめです。

冷凍した納豆の解凍方法

冷凍した納豆を解凍する時は冷蔵室に移して自然解凍します。電子レンジにかけたり常温で解凍したりすると品質が落ちるためおすすめしません。

よく寄せられるご質問「冷凍できますか?」(タカノフーズ株式会社)

次のページでは、納豆の離乳食レシピを離乳中期・後期・完了期の時期別に紹介します!

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はいチーズ!クリップ編集部

はいチーズ!クリップ編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Instagram・LINEなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!