離乳食のパスタはいつから? 時期ごとのレシピと調理方法を紹介

離乳食にパスタはいつからOK?

パスタは、離乳中期の後半より食事に取り入れてOKです。麺は米と違って弾力があるため、しっかり噛めるようになる離乳食後期からでも問題ありません。きちんとモグモグできているか、子供の様子を観察しましょう。
ゆで加減によって歯ごたえも変わってくるので、子供がしっかりと噛める固さに加減しましょう。パスタを選ぶ際には、原材料にも注意します。デュラムセモリナ小麦が使われているパスタは硬質小麦であるため、消化に時間がかかります。食べさせても問題はありませんが、心配であれば最初は離乳食用のパスタから挑戦してみるとよいでしょう。

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離乳食にパスタの献立はメリットが多い!

パスタは調理もしやすく、食事のバリエーションが広げやすいのが魅力です。スパゲッティやマカロニ・ペンネと300種類以上もあり、子供がつまみやすいのもポイントですね。マカロニであればお米のようにポロポロとしないため、手づかみ食べにも重宝します。和食中心になりがちな初期~中期の離乳食に、スープパスタやグラタンなど、離乳食メニューのバリエーションが広がるのもパパママは助かりますよね。

パスタの形を変えるだけでも、子供は楽しく食べられるでしょう。うっかりお米を炊き忘れても、パスタがあれば、子供の食事がすぐに準備できますよ。パスタには炭水化物の他、タンパク質や脂質がバランスよく含まれています。米やパンと同様、赤ちゃんの主食にぴったりです。

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離乳食のパスタはアレルギーの心配がある?

パスタを食べさせるにあたり、アレルギーが気になりますよね。パスタの原料は小麦粉ですが、中には卵が含まれていることもあります。そのため小麦・卵アレルギーの子供には注意が必要です。初めてパスタを与える際には、原材料に卵が使われていないものを選びましょう。卵が入っているかどうかは、商品の「原材料」で判断できます。ただし、商品に卵が入っていなくても、「本品製造工場では卵を含む製品を生産しております。」と記載があったら注意しましょう。一度にたくさん与えるのではなく、最初はごく少量ずつ与え、様子を見てくださいね。

万が一の時病院に行けるよう、試しに与えるのは午前中にするのもおすすめです。パスタの種類には、米粉でできたものもあります。アトピー性皮膚炎などアレルギーのリスクが高い子供の場合は、検討してみましょう。しかしアレルギーが怖いからと卵を必要以上に避けるのも問題です。厚労省が定める「授乳・離乳の支援ガイド」では、卵の摂取を遅らせることで、かえってアレルギーの発症を増やしてしまうことがあるとされ、5-6ヶ月で摂取するよう定めています。

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離乳食のパスタの量と大きさはどのぐらい?

パスタはお米と違い、弾力があります。そのため月齢にあった大きさや量を用意しないと、喉にひっかかる可能性があるため、注意が必要です。最初は少量ずつ与えるなどし、子供の様子を見ながら増やしていくといいでしょう。茹でても柔らかくなりずらいので、パスタは離乳初期から食べられるうどんやそうめんに慣れてから与えます。「なかなか適量がわからない!」そんなパパママのために、離乳食段階別にパスタの量を解説します。参考にしてくださいね。

離乳段階別 離乳食のパスタの量

食べられるパスタの量は、茹で上がりを基準として
・離乳中期は50g
・離乳後期は60~80g

です。大人の場合、ロングパスタの一人分(1束)は100グラム程度なので、およそ半分~8割程度の量ですね。もし、「中途半端に茹でるのが大変…」と感じたら、まとめて茹でて冷凍保存もおすすめです。切って茹でたパスタを1食ごとに小分けし、サランラップに包むかジップロックに入れて冷凍庫で保存しましょう。解凍はレンジでチンすればOKなので時短にもなりますよ。

離乳段階別 離乳食のパスタの大きさ

子供は長いパスタを食べづらいと感じます。まだパスタをフォークに巻きつけて食べることができません。そのため離乳食の段階に合わせた大きさにカットしましょう。大きさの目安は、離乳中期は荒く刻みます。スプーンやフォークですくって食べやすくなります。
離乳後期はやわらかくゆでて1cm程度の長さに切りましょう。フォークにうまくひっかかり、口から出ることなくスムーズに食べられます。
離乳完了期は少し長めにしてみましょう。やわらかくゆでて2~3cmの長さに切ります。奥歯も生えてくる時期なので、しっかり噛んで飲み込めるようになっていますよ。パスタは包丁で切ってもいいですし、パスタカッターやキッチンばさみでもOKです。もしパスタ同士がくっ付くのが気になるのであれば、茹でる際に牛乳を少し入れると防げます。

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離乳食で使うパスタの調理方法

離乳食でパスタを使おうにも、「どうやって調理すればいいの…?」と悩みますよね。ここでは、赤ちゃんにパスタを与える際にベストな調理方法をご紹介します。気を付けたいポイントは大きく分けて2つ。塩分とパスタの切り方にあります。特に赤ちゃんは塩分の取りすぎに注意が必要です。また、パスタは長すぎると赤ちゃんが飲み込みずらくなるため、月齢に合わせて調節する必要があります。くわしく見ていきましょう。

離乳食のパスタは塩を使わずにゆでる

赤ちゃんにパスタを与える際は、塩は使わずに茹でましょう。乳幼児の場合、体重1kg当たり0.5gの塩で中毒症状を起こす可能性があります。これは10キロ前後の子供で小さじ1杯程度(5~6グラム)の量。塩は体内に必要な成分ですが、子供にたくさん与えるのは禁物です。

厚生労働省によると子供が塩を摂取する量は生後6~11カ月で1.5グラムとしています。基本的には薄味を心がけ、素材の味やうまみを活かすのが基本です。3回食になる9カ月頃のタイミングでごく少量の塩を加えると、味に変化がついて食欲が増すこともありますよ。使う量は9カ月で0.1グラム、1歳からで0.4グラム程度です。大体指2本でつまんだ量が0.5グラムなので、目安にしてください。

スパゲッティは折ってから茹でるとラク!

茹で上がってからパスタを切る方法もありますが、茹でる前にあらかじめ折ってしまうと楽です。そのまま無理に折ると飛び散る恐れがあるため、ポリ袋等に入れ、上からバキバキと折っていきましょう。長さは月齢に合わせて調節してくださいね。最初は短めにし、ある程度食べたれるようになったら、徐々に長くしていきましょう。
茹で時間は商品の袋にある時間の倍湯がくのがおすすめ。茹で時間が分であれば14分といった具合です。クタクタになるため、慣れない赤ちゃんでも食べやすくなりますよ。早ゆでタイプやサラダ用の小さなマカロニなら時短になるメリットもあります。大人の文と一緒に調理する際は、大人用は早く引き上げ、子供用は長めに茹でましょう。

離乳食のパスタレシピ! 食材別おすすめメニュー6選

パスタの茹で方がわかったら、さっそく離乳食に取り入れてみましょう。ここでは離乳食のパスタレシピを食事からおやつまで月齢別にご紹介します。今回は、フライパン一つや電子レンジのみでできるなど、手間のかからないレシピを中心に集めました。どれも毎日忙しいパパママにぴったりです。簡単にできるものばかりなので、是非作ってみてくださいね。

離乳中期におすすめの離乳食パスタレシピ

パスタは離乳中期の後半から食べられます。そうめんやうどんなど、ほかの麺類が食べられるようになったら様子を見ながら始めましょう。モグモグしやすいよう、やわらかく煮てからあげることが大切です。

離乳食中期おすすめレシピ1:レンジでクリームパスタ

子供も食べやすいクリームパスタです。パスタを茹でるところからソースまで、全てレンジでできるので忙しいパパママにぴったり。ダマになりやすいホワイトソースも、野菜と小麦粉をあらかじめ混ぜておくことで、クリーミーに仕上げます。

離乳食中期におすすめレシピ2:トマトの和風パスタ

1.3mmと細く、初めてのパスタにぴったりなカペッリーニを使ったトマト風味の和風パスタです。だし汁の風味がトマトの酸味と調和し、さわやかな口当たりに。トマトは柔らかく煮ているため、苦手な赤ちゃんも完食ですよ。赤ちゃんはトマトの皮が食べづらいので、湯剥きをして口当たりをよくしてあげましょう。

*離乳食中期*トマトの和風パスタ レシピ・作り方

離乳後期におすすめの離乳食パスタレシピ

離乳後期には、食べ物を奥の歯茎でつぶせるようになってきます。離乳食が1日3回になるので、パスタを使ってレシピのバリエーションを増やしましょう。

離乳後期におすすめレシピ1:取り分け離乳食 ミートソースパスタ

ひとつのお鍋で子供用・大人用のミートパスタが簡単に作れるレシピです。子供用は調味料を加える前に取り分けるだけなので簡単。子供が大人と同じものを食べたくなる時期にぴったりです。親子で初めて一緒に食べるパスタ料理としてもおすすめ。

離乳後期におすすめレシピ2:さつまいもレバーのパスタ

パスタって手づかみしずらいですよね。そんな時はマカロニがおすすめです。マカロニの穴にふかしたさつまいもとレバーペーストを詰め、赤ちゃんがつまみやすく、食べやすい料理に仕上げました。ソースで手がベタベタになりづらいのもポイントです。

離乳食 さつまいもレバーのパスタ レシピ・作り方

離乳完了期におすすめの離乳食パスタレシピ

離乳完了期は、前歯で食べ物をかじり取ることができるようになります。マカロニを使った手づかみメニューもおすすめ。キノコも食べられるようになってくるので、味付けのバリエーションも広がります。

離乳完了期におすすめのレシピ1:マカロニきなこ

マカロニときなこの意外な組み合わせがおいしいおやつです。栄養満点のきなこと手づかみしやすいマカロニにかけるだけで完成します。時間がない時でも簡単に作れるので、「小腹が減った時」や「おやつがない…」などピンチの時に活躍しそうですね。

離乳完了期におすすめのレシピ2:ツナとキノコの和風パスタ

DHAたっぷりのツナを手軽に取りましょう。醤油やバターなど使える調味料も増え、風味豊かに。ツナは水煮を使うのがおすすめです。細く、茹で時間の短いサラダスパゲッティを使っているので、時短になる上、子供も食べやすいパスタに仕上がります。舞茸は弾力が強いので、子供の成長に合わせて細かく刻んでください。

離乳食☆ツナとキノコの和風パスタ(1歳5カ月~) レシピ・作り方

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離乳食にパスタを取り入れる時のレシピのコツ

パスタとおかずの組み合わせはあまり食べませんよね。そのため、離乳食にパスタを取り入れる際には、なるべく具だくさんにして1品で栄養を取れるように工夫しましょう。残り野菜をたっぷりと刻んで、ミートパスタに加えるのもいいですね。朝のスープが余ったら、昼にパスタを加えてスープスパゲッティにしてもおいしそうです。子供は目新しいものが大好き。是非、たくさんのバリエーションを考えて、子供が楽しく食事できる環境を作ってみてください。

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まとめ

パスタにはさまざまな種類・形があり、味付けひとつでいくつものバリエーションが楽しめる素材です。具だくさんな1品料理から、少し変わったおやつまで、パパママのアイデア次第で使い道は自由自在なのです。子供も、毎回違った姿で登場するパスタ料理に、ワクワクすることでしょう。取り分けもしやすいので、離乳食が進んだら、是非取り入れてみてくださいね。麺類が好きな赤ちゃんは多いです。レシピを増やして、いろいろな味にチャレンジさせるとよいでしょう。

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はいチーズ!クリップ編集部

はいチーズ!クリップ編集部員は子育て中のパパママばかり。子育て当事者として、不安なこと、知りたいことを当事者目線で記事にします。Instagram・LINEなどでも情報発信中ですので、ぜひフォローください!