保育園の年齢ごとの定員って? 0歳、1歳、2歳はなぜ受け入れ可能枠数が少ないの?

保育園の定員、保育士の配置基準はどうして年齢ごとに違うのか?

0歳や1歳の子供の保活を始めて「どうして0歳、1歳までの子供は認可保育園の定員がこんなに少ないの?」と思ったことはありませんか? 筆者も同じことを思い、保活が終わるまでやきもきしたのを覚えています。そこで、今回は保育園の定員についてご紹介することにしました。保育園に年齢ごとの定員が設けられている理由、国が決めた最低限の保育士数の基準についても解説しますので、保活の際に参考にしてください。

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保育士1人あたりが担当できる児童数(保育士の配置基準)

年齢区分 保育士数の基準
0歳児 児童3人につき保育士1人
1、2歳児 児童6人につき保育士1人
3歳児 児童20人につき保育士1人
4、5歳児 児童30人につき保育士1人

0歳、1歳、2歳児は保育士1人あたりの担当児童数が少ない

上記表で紹介した年齢ごとの保育士の配置基準はあくまで国が定めた認可保育園での最低限の基準になります。自治体によっては、さらに厳しい基準を定めている場合があります。1、2歳児の保育士1人あたりの担当児童数が5人までだったり、3歳児は保育士1人あたり15人までだったりと独自の保育士配置基準を設定している自治体が多くあります。4、5歳児の受け入れ枠も国の保育士配置基準より少なく設定されている自治体もありますね。

保育士配置基準が定められているのは、子供の安全を守るため

保育士配置基準が定められているのは、子供の安全を守るため
年齢ごとに保育士配置基準が定められ、この基準が厳格に運用されているのは子供の安全を守るためです。年齢が低くなるほど保育士1人あたりが担当できる児童数が少なくなるのは、大人が注意して見守ってあげなければいけない年齢だからです。0歳児についてはおもちゃなどの誤飲事故や、うつぶせ寝でも窒息事故などの危険性が高く、保育士1人あたりが担当できる児童は3人までと決められています。4、5歳児の児童の保育士の配置基準は保育士1人あたり30人ですから、0歳児は4、5歳児の1/10の厳しい配置基準が採用されているわけです。

保育園によっては保育補助の職員が保育士のサポートに入ることもある

保育園によっては保育補助の職員が保育士のサポートに入ることもある
保育園によっては子育て支援員などの保育補助の職員が保育士のサポート役として勤務していることもあります。子育て支援員などの保育補助スタッフは保育士資格こそありませんが、自治体の保育研修を受けていたり、豊富な子育て経験を持っていたりと保育園運営に欠かせない存在になりつつあります。

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企業主導型保育所は保育士の配置基準が一般の保育園と違う

企業主導型保育所は保育士の配置基準が一般の保育園と違う

企業主導型保育所は職員の50%が保育士であればいい

待機児童問題の解消のために国が積極的に開設を支援している企業主導型保育所は認可保育園並みに保育料が安い認可外保育園としてパパママからも注目を集めています。ただ、企業主導型保育所については、一般の認可保育園とは少し違う保育士配置基準で運用されています。職員1人あたりが担当できる児童数は一般の保育園の保育士の配置基準と同じなのですが、子供の保育を担当する職員のすべてが保育士というわけではありません。企業主導型保育所は職員の50%が保育士であればいいという基準で運営されています。しかし、職員に対して50%以上の保育士割合を75%まで高めることが今、検討されています。

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小規模保育や保育ママでの保育士配置基準

小規模保育の種類 対象年齢 保育園定員 職員数 職員基準
A型 0~2歳 6~19名 一般の保育園の基準+1名 全職員が保育士
B型 職員の半数が保育士
C型 6~10名 子供3人につき職員1人(補助者がいれば5人につき2人) 家庭的保育者

また、定員6~19名の乳児保育を行う認可保育園「小規模保育」も一般の認可保育園とは違う配置基準で運用されています。待機児童問題が厳しい0~2歳児を受け入れるために整備された小規模保育は企業主導型保育所と同様、職員に対する保育士の基準がやや緩くなっています。保育士がどのくらいいるのかによってA型、B型、C型に分けられるのですが、B型は企業主導型保育所と同様に職員に対して50%の保育士がいること、C型については保育士と同等の経験を持つ職員と定められており、保育士資格を持っている必要はありません。

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まとめ:年齢ごとの児童1人あたりの職員数はどのタイプの保育園でもほぼ共通

年齢ごとの児童1人あたりの職員数はどのタイプの保育園でもほぼ共通
職員1人あたりが担当する児童数はどのタイプの保育園でもおおむね共通だと考えてください。ただし、職員に占める保育士の割合については保育園の種類によって違います。子供の保育を行ってくれる職員が保育士なのか、そうではないのかは見た目では判断できないので、子供を入園させたい保育園があった場合、あらかじめ運営者に確認するようにしましょう。