子供の歌で人気なのはどれ? 子供におすすめの童謡や唱歌を紹介!【保育園・幼稚園でも人気】
子供向けの童謡ってどんな歌? 特徴は?
童謡は子供のための歌や詩のことです。歌詞は子供でも覚えやすい、簡単で短いものが多く、テンポも子供が歌いやすいゆったりしたものが多いのが特徴です。昔から現在まで長く歌い継がれたものも多く、親子、おじいちゃんおばあちゃんと世代を超えて一緒に歌を楽しめるのが魅力ですね。
季節の童謡
日本には、日本の四季を楽しむ童謡が多くあります。ひな祭りや七夕など季節の行事をモチーフにした歌や季節の動植物の歌は、歌と共に季節の訪れを感じさせてくれます。
春の童謡
チューリップ
チューリップは秋に植え、春に花が咲く植物です。花を咲かせたチューリップを見て、待ち遠しかった春がやって来た喜びが感じられる曲になっています。「あか しろ きいろ どの花見ても綺麗だな」の歌詞は、みなそれぞれの良さがあると解釈できる優しい一曲です。
おはながわらった
歌っているうちに笑顔になってくる春の曲です。歌詞はほとんどタイトルの「おはながわらった」の繰り返しになります。小さい子供でも覚えやすく歌いやすい歌詞です。
かたつむり(でんでん虫)
ジメジメとした梅雨の時期も、元気な子供達がかたつむりを見つけ喜ぶ様子が表現されています。タイトルのかたつむりよりも「でんでんむし」というフレーズが何度も繰り返し使われていますが、この「でんでん」は、殻に隠れたかたつむりに子供達が、早く頭を出して欲しくて「出よ出よ」と言っていたのが、「でんでん」に変化したという説があります。
夏の童謡
蛙の笛
蛙の童謡というと、輪唱できる「かえるのうた」のイメージが強いですが、もう一つ定番なのが、「蛙の笛」です。昭和21年に作られた曲で、月夜に鳴く蛙の鳴き声と様子が歌詞にされています。歌詞の「コロロ コロロ コロロ コロコロ」と蛙の鳴き声の部分がかわいらしい一曲です。
うみ
「うみ」は夏を代表する童謡の一つです。歌詞には子供の大きく広い海への憧れが表現されています。
歌詞の穏やかさからは想像できませんが、曲が生まれたのは戦時中で、兵隊を志願する男の子に向けて作られ、歌詞にある「行ってみたいな、よその国」は敵国のことを指しているという説があります。童謡の中には、日本の悲しい歴史に関係しているものもあるのですね。
七夕さま
夏の行事の一つが七夕ですね。元は中国の行事だったものが日本に伝わり定着しました。短冊に願いを書いたり、子供の好きな星モチーフのお家ご飯など、子供が楽しい行事です。その七夕の定番曲が「七夕さま」になります。歌い出しは「ささのは さらさら…」で始まり、七夕の日の風景が描かれています。歌詞を通して、日本の昔からの行事が身近に楽しくなるのも童謡の魅力ですね。
秋の童謡
どんぐりころころ
子供が大好きなどんぐりが登場する曲で、大正時代から長く子供達に歌われてきました。歌詞も覚えやすく、パパママも一度は歌ったことのある曲ではないでしょうか。1番の歌詞にある「どんぶりこ」とは、音を立てて水に落ちる意味があり、どんぐりがころころとお池に落ちていく様子をかわいらしい歌詞で表現されています。
こぎつね
こぎつねの秋冬の様子が歌詞に表現された曲です。「こぎつねコンコン」から始まる歌詞で、1番は秋の山ではお化粧したり、紅葉でかんざしをしたりとおしゃれなこぎつねの様子は、女の子が喜びそうな歌詞になっています。
まつぼっくり
子供達にどんぐりと同様に秋に人気なのが松ぼっくりです。このまつぼっくりの歌詞は1番のみで短く小さい子供でも覚えやすい一曲です。「〜があったとさ」が繰り返されリズム感があり、保育園では手遊び歌として子供達に親しまれています。手遊び歌では歌詞の最後、「お猿が拾って食べたとさ」の部分で、お猿の真似をしながらまつぼっくりを食べる、楽しい手遊び歌になっています。
冬の童謡
もちつき
もちつきも冬を感じる風景の一つですね。おもちをつくお家は少なくなってきましたが、もちつきの楽しい様子がこの曲に表現されています。
「ぺったんこ」の繰り返しが軽快で楽しい一曲です。1番ではのし餅、2番では鏡餅が出来上がります。もちつきの童謡は他にも「お正月のもちつき」、「おもちつき」などがあり、そちらも楽しい曲になっています。
お正月
お正月をテーマにした童謡で、明治に幼稚園の子供向けに作られました。子供達がお正月を待ちきれない様子が歌詞に表現されています。お正月の子供の遊びが歌詞に書かれており、1番には凧やコマ、2番はまりと追羽根などお正月の遊びが出てきます。
まめまき
子供が怖いけれど好きな行事の一つ、節分がテーマの童謡です。鬼は怖くても豆を撒くのは好きな子供も多いですよね。歌詞の豆を撒く音、「ぱらっぱらっ ぱらっぱらっ」がかわいらしく楽しい一曲になっています。
手遊びができる童謡
お弁当ばこ
食育におすすめな手遊び童謡です。自分でお弁当箱を作っていく歌詞は、わくわくと楽しい気持ちにしてくれます。おにぎりバージョンだけでなく、最近ではサンドイッチバージョンもあります。にんじんやしいたけが苦手な子供も、この歌を歌えば少し野菜に興味を持ってくれるかもしれません。
キャベツの中から
キャベツの中から青虫がニョキっと出てくる童謡で、子供に人気に手遊び歌です。拳を握り合わせてキャベツを作り、「キャベツの中から、青虫出たぞ、ニョキッ」で、両方の親指を上げ、青虫を表現します。親指、人差し指、中指と1本ずつ上げていき、最後は子供達の好きな蝶々になって飛んでいきます。
あたまかたひざぽん
全身を使って遊べる童謡です。頭、肩、膝の歌詞に合わせて手で体の部位を触り、手を叩くの繰り返しです。最後に目、鼻、口と顔の部位を指さしていきます。小さい子供は体の部位を覚えるのにおすすめです。大きい子供は、リズムを早くして全身運動として楽しめます。
動物が出てくる童謡
こぶたたぬききつねねこ
歌詞はシンプルでタイトルの「こぶたたぬききつねねこ」とそれぞれの動物の鳴き声や擬音を繰り返していく歌です。歌詞に合わせてこぶたやたぬき達の真似をするのも楽しいポイントです。
森のくまさん
森でのお嬢さんとくまさんのやり取りを歌にした曲です。歌詞にストーリー性があり、言葉の理解できる年齢の子供達におすすめの曲です。もちろん赤ちゃんも音楽や歌っているパパママの声で十分楽しめますが、歌詞が分かるとより歌が楽しめます。
かえるのうた
「かえるのうたがきこえてくるよ」で始まり、後はかえるの鳴き声というシンプルな歌詞です。小さい子供でも鳴き声の部分はすぐに覚えやすい、真似しやすい曲です。輪唱できる曲なのでパパママ子供と家族で輪唱するのも楽しいですね。
保育園・幼稚園で人気の童謡
はじまるよ
2歳、3歳の子供が楽しめる手遊びのある童謡です。遊びを終えて他の活動に入る時など、気持ちの切り替えが必要な時におすすめな曲になります。「はじまるよ、はじまるよ、はじまるよったらはじまるよ」で始まり、「いちと いちで」両手の人差し指をたて、「にんじゃだよ」人差し指を重ねて忍者になります。順番に手を開いていき、5本指全部開いて、鳥さんになっておしまいです。
きのこ
「きききのこ きききのこ」の歌い出しがクセになる一曲です。きのこになりきった振り付けは子供達も大喜びですね。45年以上前に発表された曲ですが、最近も保育園で歌われています。「ノコノコ 歩いたりしない」などユーモアたっぷりの歌詞は、大人も思わずクスッときてしまいます。
バスにのって
子供を膝の上に乗せて、パパママや先生がバスになり、ふれあい遊びができる歌です。子供は伸ばした脚の上に乗るだけなので、お座りのできる赤ちゃんにも楽しい一曲です。「バスにのってゆられてる ごーごー」から始まり、「そろそろみぎにまがります」の歌詞で子供を抱っこしながら体を右に傾けるなど、動きがたくさんある曲なので、親子で体を動かして遊べます。
子供に人気の歌
子供に人気の歌には、子供向けのアニメやTV番組で使用されている歌が多くあります。
アンパンマンのマーチ
子供達が大好きなアンパンマン、アンパンマンのアニメ曲で有名なのが「アンパンマンのマーチ」です。アンパンマンのオープニング曲として長く愛されてきました。原作者のやなせたかしが作詞をしており、歌詞全体は子供向けとしては少し難しい部分もあります。一緒に聴いている親がハッとするような熱い歌詞には戦争を体験した作者が、「アンパンマンのマーチ」に込めたさまざまな想いが表現されています。アンパンマンの曲の中には、「アンパンマン体操」や「サンサン体操」など体を思いっきり動かせる歌もあり、親子で踊って楽しめます。
パプリカ
みんなのうたで2018年に人気を博した曲が、パプリカです。作詞作曲は米津玄師、歌って踊るのは小3から中1の男女5人組ユニット「Foorin」です。何回か聴いているうちに、自然と口ずさんでしまうほど、サビの歌詞が覚えやすく印象的な曲になっています。またテンポがかなりゆったりしているので、小さい子供でも見よう見まねで振り付けを真似しやすいのもこの曲の魅力の一つです。
夢をかなえてドラえもん
「夢をかなえてドラえもん」です。2007年にアニメのオープニング曲に採用された新しい曲ですが、シャララララのサビの部分が歌いやすく親子で一緒に歌って楽しめます。
40年近くテレビアニメが放送されている、ドラえもんは子供だけでなく大人にも愛されているキャラクターです。ドラえもんにはアニメ、映画での名曲が数多くあります。パパママ世代のドラえもんの曲や、子供が保育園のお遊戯などで覚えたドラえもんの曲をそれぞれ楽しめるのも魅力です。
ハッピージャムジャム
アップテンポな曲で歌詞の「ハッピージャムジャム、さいこう踊ろうよ」などポジティブな歌詞は大人も思わず口ずさんでしまうような子供に人気の曲です。パラパラを取り入れた踊りもシンプルで、子供が覚えやすいですよ。ハッピージャムジャムはしまじろうコンサートでも定番の曲です。
エビカニクス
エビカニと日本人が好きな甲殻類が歌詞に登場し、歌って踊って楽しい一曲です。幼児教育現場の勤務経験のある2人組、ケロポンズが子供が作詞、作曲を手掛けています。
曲が生まれたのは2001年ですが、2012年のYouTubeでの公開以降、子供達だけでなく大人にも広まりブレークしました。振り付けが4種類しかなく簡単で、サビのエビカニの連呼など子供も大人も簡単に歌詞、振り付けを覚えられるので、親子で歌い踊るのにおすすめです。
子供向けの歌のおすすめCD5選!
家事の間赤ちゃんを待たせる時や車の中、雨の日の室内遊びに童謡CDや子供向けの歌CDがあると助かります。童謡や子供向けの歌が収録された、おすすめCDを紹介していきます。
NHK「おかあさんといっしょ」最新ベスト ミライクルクル CD
NHKの「おかあさんといっしょ」の1年に1度のベスト盤です。最新ベストは2019年に番組で歌われた曲が収録されています。いきものがかりの水野良樹が手掛けた「ぴかぴかすまいる」やカマキリ先生作詞の「はらぺこカマキリ」などの毎月のうたに加え、人気の高い「ようかいしりとり」などの曲が収録されています。
収録曲数 | 18曲 |
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保育園・幼稚園・こども園で人気の なかよしあそびうたベスト
子供が保育園や幼稚園でお気に入りの歌を覚えて帰ってきても、歌詞は分かるけどタイトルが分からず一緒に歌えないを解決してくれるCDです。歌い出しが記載されているので、子供の歌からも曲を探しやすくなっています。また収録曲があいうえお順で歌い出しの歌詞ごとに並んでおり、曲が見つけやすくなっているのも嬉しいポイントです。
収録曲数 | ディスク1 30曲、ディスク2 32曲 |
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Let’s Go! 令和(れいわ)キッズ こどもヒット・ソング
令和に生まれ育つ子供達が歌いたくなる、踊りたくなるアルバムです。子供向けの歌で最近のテレビや幼稚園保育園でよく歌われている曲が選曲されています。パパママ世代のアニメ曲、トトロの「さんぽ」、まんが日本昔ばなしの「にんげんっていいな」など一緒に歌いやすい曲はもちろん、映画リメンバー・ミーの「リメンバー・ミー」など子供達の身近な曲が楽しめます。
収録曲数 | 28曲 |
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ベスト100 こどものうた大全集
童謡や子供向けの歌100曲が聴けるCDです。長時間の車移動の時でも、100曲収録されていれば子供達もドライブが楽しくなりますね。ディスク1、2には子供向けの歌が多く、ディスク3,4にはパパママも知っている昔からの童謡が多く選曲されています。子供の年齢に合わせて聴くディスクを変えてもいいかもしれません。
収録曲数 | 各ディスク25曲、計100曲 |
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赤ちゃんのためのどうよう
0歳から2歳半の子供向けの歌が選曲されており、赤ちゃんの最初の童謡CDにおすすめです。昔ながらの童謡「ちょうちょう」や「ゆりかごのうた」などと、子供向けのアニメ曲「アンパンマンのマーチ」や「崖の上のポニョ」などのどちらも各ディスクに収録されています。2歳までの子供が楽しめる選曲なので、成長に寄り添って楽しめます。
収録曲数 | ディスク1 25曲、ディスク2 25曲 |
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youtubeで人気の童謡集
子供が楽しめるyoutubeで人気の動画を紹介します。
ゆめある童謡/唱歌メドレー 全29曲
それぞれの童謡に合わせた、かわいらしいイラストと共に歌が流れます。全29曲、27分の動画です。
収録曲
桃太郎、かたつむり、どんぐりころころ、証城寺の狸囃子、ゆりかごのうた、しゃぼんだま、浦島太郎、ちょうちょ、あめふり、うさぎとかめ、はと、おたまじゃくしはかえるのこ、ゆき、うさぎのダンス、金太郎、われは海の子、ふるさと、金魚の昼寝、おもちゃのマーチ、茶摘み、虫の声、かもめのすいへいさん、せいくらべ、赤とんぼ、りんごのひとりごと、とんび、紅葉、春が来た、春の小川
こどものうた 全35曲メドレー
こちらの動画は詳細の部分に、それぞれの曲に移動できるURLがあるので、聴きたい曲だけ聴くこともできます。全35曲、56分の動画です。
収録曲
あかとんぼ、せいくらべ、十五夜お月さん、かもめのすいへいさん、とうりゃんせ、むすんでひらいて、いっすんぼうし、いぬのおまわりさん、どんぐりころころ、かくれんぼ、めえめえこやぎ、あかいくつ、うさぎうさぎ、きんたろう、ぞうさん、チューリップ、たきび、こいのぼり、うさぎとかめ、ずいずいずっころばし、うしわかまる、ゆうやけこやけ、ゆりかごのうた、ほたるこい、はと、ちょうちょ、こもりうた、ももたろう、おうま、はるよこい、たなばたさま、ななつのこ、ひらいたひらいた、かごめかごめ、はなさかじいさん
まとめ
パパママと一緒に歌う、一緒に曲に合わせて体を動かすことは、子供にとって楽しい経験の一つです。子供の年齢に合わせて、さまざまな童謡や子供向けの歌を楽しんでみてはいかがでしょうか。