妊娠中の胎教にいい絵本おすすめ14選! 選び方や読み方のコツなどを紹介
目次
胎教に絵本の読み聞かせは効果的? 読み方のコツは?
胎教で絵本の読み聞かせをすることは、赤ちゃんへいい刺激となり脳や感受性の発達を促すと言われています。お腹の中でママの声をたくさん聞いていた赤ちゃんは、生まれてからも情緒が安定し、夜泣きや人見知りが少なくなるなどの効果があるという説もありますよ。
胎教を行うママの中には、英才教育の1つとして英語の絵本を読んであげるママもいるようです。お腹の赤ちゃんは、聞こえてくる言葉の意味まではまだ理解できませんが、ママの声はしっかりと認識できています。
読み聞かせのポイントとして、ママがお腹の赤ちゃんに優しく語りかけるようにゆっくり絵本を読んであげると、ママの優しい声で赤ちゃんは安らぎリラックスした状態になれるそうですよ。
読み聞かせはママにとっても効果的
胎教は赤ちゃんに対してだけ効果があるものだと思われがちですが、実は読み聞かせは赤ちゃんだけでなくママにとっても有効です。胎教を行うママのメリットは、「ママの精神状態も落ち着かせ、産後うつを発症するリスクを減らす」「生まれる前から赤ちゃんとコミュニケーションを取ることで赤ちゃんへの愛情が深まり、母親としての自覚が育っていく」などがあげられています。
胎教にいい絵本の読み聞かせはいつから始めればいい?
胎教として絵本の読み聞かせを始めるのは、だいたい25週以降頃がいいとされています。お腹の赤ちゃんは、20週(6ヶ月)頃からママの血液の流れる音や心臓の音が聞こえ始め、28週(8ヶ月)頃かお腹の外側の音や声も聞こえ始めるようになります。よって、だいたい25週以降頃から読み聞かせしてあげることで、ママの声が赤ちゃんにしっかりと届き胎教として効果的と言えるでしょう。25週以降を1つの目安に、ママの体調と相談しながら読み聞かせを始めてみるものいいですね。
胎教にいい絵本を選ぶ時のポイント
胎教にいい絵本を選ぶ時のポイントをご説明します。
ママが好きな内容、リラックスできる内容の絵本
読み聞かせする絵本は、何よりママ自身が楽しめる内容で、ホッとリラックスできるような内容のものを選ぶことが一番です。ママのリラックス状態がお腹の赤ちゃんの精神的安定にもつながり、何より胎教に有効と言われているためです。
文字数が多く読むのが困難な絵本、悲しい内容で落ち込んだりイライラしたりする絵本は避け、温かみのあるお話で「赤ちゃんを授かって良かった」「赤ちゃんに会えるのが待ち遠しい」と思えるような内容の絵本がおすすめです。
ママが書店で実際に手に取って面白そうな絵本を選ぶのがベストですが、難しい場合は「絵本ナビ」など絵本の試し読みができるサイトで中身をチェックしてみましょう。ママにとってお気に入りの一冊が見つかれば、愛着が湧いて何度でも赤ちゃんに読み聞かせしてあげたい気持ちになりますね。
読み聞かせのリズムが良く、挿絵がカラフルな絵本
お腹の赤ちゃんは、言葉の意味はわからなくてもママの声をしっかりと聞いているので、リズムやテンポがいい絵本を読み聞かせてあげるのがおすすめです。
ママが見た情報がお腹の赤ちゃんに影響を与えるという説もあるので、はっきりとしたカラフルな色使いで描かれた絵本を選ぶのがいいですよ。カラフルな色使いの絵本は赤ちゃんが識別しやすいため、赤ちゃんが生まれた後も引き続き活用できるのでおすすめです。
胎教にいい絵本を無料で読む方法は?
胎教用の絵本を無料で読む方法をご紹介します。
図書館で借りる
絵本を無料で読む王道は、図書館で借りることですよね。一度に複数冊借りられる図書館がほとんどなので、何冊か借りてみてお気に入りを探してみましょう。赤ちゃん・幼児専用コーナーが設けられている図書館も多いので、赤ちゃんが生まれてからも一緒に行ける図書館を見つけておくのもいいですよね。
動画サイトの朗読を聞く
動画サイトで絵本の朗読を聞いてみるのも1つの方法です。YouTubeで検索してみると、絵本の朗読動画がいくつも出てきます。妊娠中体調がすぐれず読み聞かせするのが難しいママでも、お腹の赤ちゃんにお話を聞かせてあげることができますよ。
アプリで絵本の読み聞かせをする
絵本の読み聞かせアプリもとても便利でおすすめです。絵本の読み聞かせアプリは、無料で楽しめるものもあるほか、有料アプリでもお試し期間中に無料で利用できるものもあります。中には英語での朗読が可能なアプリもあるので、赤ちゃんに英語の絵本を読んであげたいけど朗読にちょっと自信がない…という場合は活用してみてはいかがでしょうか。
ママにおすすめな胎教にいい絵本7選
妊娠中のママにぜひおすすめしたい、胎教用の絵本をご紹介します。妊娠中体が思うように動かずつらいときなども、ぜひこれらの絵本を読んでみてください。
ママにおすすめな胎教にいい絵本1:かみさまからのおくりもの
これから生まれてくる赤ちゃんひとりひとりに、神様はその子に合った「個性」という贈り物をくれるという絵本です。「かみさまからのおくりもの」には、「歌が好き」「よく食べる」「優しい」など、神様がプレゼントしてくもらった個性を持つ子供たちがたくさん出てきます。あらためて我が子の個性が愛しく思え、生まれた後赤ちゃんがどのように育っていくのか心から楽しみにできる内容です。
ママにおすすめな胎教にいい絵本2:ちいさなあなたへ
赤ちゃんが生まれて大きくなっていく過程を、親目線で描いた絵本です。読んでいるうちに、自分を育ててくれた母親にも自然と思いをはせ、喜びや感謝が湧いてくるかもしれません。お腹の赤ちゃんに向けた内容というよりはママ向けの内容で、親への感謝や赤ちゃんへの愛情が増し、誕生を心待ちにできる内容となっています。
ママにおすすめな胎教にいい絵本3:うたえほん
お腹の中の赤ちゃんに歌を歌ってあげたいママにおすすめの絵本です。かつての敬宮愛子様のお気に入りだったというこの絵本には、「ぞうさん」「いぬのおまわりさん」などおなじみの童謡が26曲載っています。童謡は赤ちゃんが生まれてからも歌ってあげられ、また、赤ちゃんが大きくなって一緒に歌えるようになるまで、長く活用できる1冊です。
ママにおすすめな胎教にいい絵本4:おへそのあな
お腹の赤ちゃんが、赤ちゃんの誕生を心待ちにしている家族や、外の様子をおへその穴を通して見ているという、赤ちゃん視点のとてもユニークな絵本です。赤ちゃんが生まれる日を心から楽しみにしている家族の思いが、しっかりとお腹の赤ちゃんに届くはずです。絵本のラスト、赤ちゃんが生まれる前の日にそっとつぶやく一言が…必見です!
ママにおすすめな胎教にいい絵本5:どんなにきみがすきだかあててごらん
登場する仲良し同士のチビウサギとデカウサギが、どんなに相手のことが好きかを比べ競い合う、微笑ましい絵本です。お互いありったけの表現で全身を使って相手の好きさを伝える姿に心が温かくなり、愛情を伝える大切さを感じるはずです。お腹の赤ちゃんの愛しさが一層増して、赤ちゃんにありったけの「大好き」を伝えたくなる1冊です。
ママにおすすめな胎教にいい絵本6:うまれてきてくれてありがとう
神様に「生まれていいよ」と言ってもらえた赤ちゃんが、ママを探して一生懸命に旅をする絵本です。ママに抱きしめてほしくて、「うまれてきてくれてありがとう」の言葉を言ってほしくて、ママを懸命に探す姿に思わず涙がこぼれてしまうママも多数です。あらためて赤ちゃんが自分の元へやってきてくれたことに感謝したくなる心温まる絵本です。
ママにおすすめな胎教にいい絵本7:あなたがだいすき
最初から最後まで、「あなたが大好き」というストレートな愛情表現あふれる絵本です。直接お腹の赤ちゃんに「大好き」を伝えるのがちょっぴり恥ずかしいママでも、この絵本を読み聞かせてあげることで自然と愛情を伝えることができますよ。赤ちゃんの名前が決まったら、絵本の中の「あなた」を赤ちゃんの名前に置きかえて呼びかけてあげるのもいいですね。
胎教&赤ちゃんが生まれた後の読み聞かせにもおすすめな絵本7選
妊娠中の胎教用としてだけでなく、生まれてからも赤ちゃんと一緒に楽しめるおすすめ絵本をご紹介します。
胎教&0歳の赤ちゃんにもおすすめな絵本1:じゃあじゃあびりびり
鮮やかな紙面に、「いぬ わんわんわんわん」「かみ びりびりびりびりびりびり」「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」など、物の名前と音が見開き1ページに1つずつ配置された絵本です。識別しやすいカラーで、鳴き声や擬音のリズムも良く、赤ちゃんが夢中になりますよ。単純な内容に感じられるのに不思議なほど赤ちゃんが惹きつけられる、不朽のベストセラー絵本です。
胎教&0歳の赤ちゃんにもおすすめな絵本2:だるまさんが
丸々とした赤いだるまさんが登場する、「だるまさんが転んだ」をモチーフにした絵本です。「だ・る・ま・さ・ん・が」…で次のページにうつると、だるまさんが伸びたり、転んだり、かわいらしく面白い姿を見せてくれます。赤ちゃんが徐々に言葉の意味がわかってくると、声を上げて笑ってくれるようになりますよ。シリーズの「だるまさんの」「だるまさんと」もおすすめです。
胎教&0歳の赤ちゃんにもおすすめな絵本3:もこもこもこ
正体のわからない何かが、地面から「もこ」と登場し、「もこもこ」「にょき」とページを追うごとに変化していく絵本です。「もこもこもこ」では、「もこ」や「にょき」などの擬音しか出てきませんが、どうなっていくのか赤ちゃんは興味津々です。単純なのに、飽きることなく、むしろ毎回読むたびに新しい発見があるような、不思議な魅力いっぱいの1冊です。
胎教&0歳の赤ちゃんにもおすすめな絵本4:はらぺこあおむし
ちっぽけなはらぺこのあおむしが、毎日いろいろなものを食べながら成長していき、さなぎになり、最後に美しいちょうちょに変身する絵本です。あおむしが食べる食べ物はどれも美味しそうに描かれ、最後のちょうちょの色彩も素晴らしいです。ちょっとした仕掛け絵本でもあり、なにげなく数や曜日の勉強にも役立つおすすめの1冊です。
胎教&0歳の赤ちゃんにもおすすめな絵本5:きゅっきゅっきゅっ
「おいしいスープ いただきまーす」とスープを飲み始めたものの、スープをこぼしてしまう動物たちに、赤ちゃんが「ふいてあげるね きゅっきゅっきゅっ」とお世話してあげる、微笑ましく優しさあふれる絵本です。食事の際の「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶も自然と覚えることができますよ。最後に赤ちゃん自身も大好きなママにお口をふいてもらうシーンにほっこりします。
胎教&0歳の赤ちゃんにもおすすめな絵本6:いないいないばあ
赤ちゃんが大好きな「いないいないばあ」をモチーフにした絵本です。「いないいないばあ」では、くまやネズミ、キツネと言った動物たちに続き、最後に人間の子供がいないいないばあをして終わります。なんとも味のある絵柄も魅力の1つで、次々に行われるいないいないばあに赤ちゃんは大喜びです。赤ちゃんも一緒に遊んで楽しめる1冊ですよ。
胎教&0歳の赤ちゃんにもおすすめな絵本7:くっついた
きんぎょやぞうなどの生き物がぴったりとくっつく動作を繰り返す、スキンシップの温かさや喜びを再確認できる絵本です。動物たちがくっついた後、おかあさん、おとうさんともくっついて、とても幸せな気持ちになります。1文1文にリズム感があり、赤ちゃんを飽きさせません。読み聞かせた後に、赤ちゃんと「くっついた」をしてみるのもいいですね。
もっと絵本を知りたい人は「この本読んで!」もおすすめ
「この本読んで!」は、読み聞かせに興味のある人たちに向けた絵本・読み聞かせの情報誌です。「この本読んで!」では、読み聞かせに適する絵本の紹介のほか、絵本作家さんのインタビュー、読み聞かせのコツやポイントなど、絵本や読み聞かせに関する情報が盛り込まれています。「赤ちゃんにたくさん読み聞かせしてあげたい」「読み聞かせにおすすめの絵本が知りたい」という場合は、「この本読んで!」を購読してみてはいかがでしょうか。
まとめ
胎教として赤ちゃんへ読み聞かせをしてあげることは、赤ちゃんにいい刺激を与え情緒を安定させる効果があります。胎教は英才教育に限ったものではなく、ママと赤ちゃんの大切なコミュニケーションの1つです。お腹の赤ちゃんはしっかりとママの声を聞き分けていますから、優しく語りかけ、読み聞かせてしてあげましょう。妊娠中体調がつらい時などには、ぜひご紹介した「胎教にいいママにおすすめの絵本」を開いてみてくださいね。きっとママの救いになってくれるはずですよ。