ベビースイミングって何? 赤ちゃん、ママにどんな効果があるの?
目次
ベビースイミングとは? 大人の水泳とどう違うの?
親子がコミュニケーションを取りながら楽しむのがベビースイミング
育児をしているパパママならベビースイミングという言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。赤ちゃんが最初に通う習い事としてベビースイミングは大変な人気がありますし、プールのある施設であればベビースイミングのレッスンを行なっているところもたくさんあります。では、ベビースイミングは大人の水泳と何が違うのでしょう。泳ぎ方を教わったり、エクササイズをしたりだけではない、パパママと赤ちゃんへのたくさんのメリットがベビースイミングにはあります。
親子が一緒に、コミュニケーションを取りながら楽しむのがベビースイミングです。赤ちゃんがプールで遊ぶのをパパママが見守るのではなく、ベビースイミングに参加するパパママは赤ちゃんと一緒にスイミングを楽しみます。そのため、ベビースイミングは赤ちゃんだけではなく、パパママのエクササイズ効果もあります。
ベビースイミングはいつから始められるの? 何歳まで続けられるの?
ベビースイミングを楽しめるのは生後6ヶ月~3歳頃まで
スクールによって異なりますが、ベビースイミングは生後6ヶ月からレッスンに参加できるのが一般的です。早いところであれば、生後4ヶ月になり首が座ったら始められるところもあります。赤ちゃんの始められる時期も大切ですが、一緒に参加するママの体調も始めるうえで大切なポイントになります。育児の疲れや、産後の体調不良があるようなら回復を待ち、ゆとりをもって始めましょう。
「生後6ヶ月から赤ちゃんがプールで泳ぐの?」と驚く人もいるかもしれませんが、最初は水に慣れるところからスタートして、少しずつステップアップをしながら水遊びをパパママと一緒に楽しんでいきます。ベビースイミングはプールを楽しむためのレッスンが中心です。対象年齢が3歳頃までですから、本格的に泳ぎを学ぶようなことはありません。運動に自信がないパパママ、子供も不安がらずに参加できますよ。
ベビースイミングのクラスにいつまで参加できるのかも気になりますよね。スイミングスクールによって多少違いはありますが、ベビースイミングに子供が参加できるのは2歳半~3歳頃までというスクールが多いです。それ以降は小学校に上がるまでの幼児クラス、小学生~のジュニアクラスとステップアップしていきます。
ベビースイミングの効果
赤ちゃんはママのお腹の中にいた時は羊水の中で過ごしていたこともあり、生まれたばかりでも水への抵抗は少ないと言われています。赤ちゃんにとってストレスになることなく、スムーズに始められることも魅力の1つですね。赤ちゃんだけでなく、ベビースイミングはママにとってもメリットがいっぱいです。
ベビースイミングの赤ちゃんへの効果
水の中に入ると水圧がかかるので、陸上で体を動かした時の何倍もの運動量を得ることができます。適度な運動は赤ちゃんの成長に必要ですから、短時間の運動で十分な運動量が得られるベビースイミングは赤ちゃんに最適です。また、ブクブク、パッというような呼吸をすることは呼吸器を強くする効果もあります。パパママに抱っこされながら、水の中で過ごす時間は、赤ちゃんにとっては安心してリラックスできる時間ですから、気持ちよくて眠ってしまう赤ちゃんもいますよ。
ベビースイミングのママへの効果
妊娠・出産でママは体を動かす機会が激減し運動不足になりがちです。妊娠中に増えてしまった体重を戻したいと思っているママも多いのではないでしょうか。体を動かすことは、健康な体の維持のために大切なことですし、育児のストレスを解消することもできます。どこかに預けたりせずに、赤ちゃんと一緒に運動ができるのでベビースイミングなら安心して参加することができます。また、ベビースイミングの機会にママが集まることも大切なことです。同じ境遇のママたちと、情報を共有したりおしゃべりをすることで充実した育児生活を過ごすこともできます。
ベビースイミングのレッスン中に赤ちゃんのオムツ、水着はどうすればいい?
オムツが外れていない赤ちゃんは通常プールに入ることはできません。しかし、ベビースイミングの時間だけはOKという施設が多いです。高分子吸収ポリマーが入っている普段のオムツのまま水の中に入ってしまうと、大きく膨らんでしまうので、レッスン中は「水遊び用オムツ」を使うことになります。スクールによっては水着だけでOKというところもあります。
水遊び用オムツ
水遊び用オムツと言っても、普通のオムツのように吸い取ってくれるわけではありません。赤ちゃんの排泄物がプールに入るのを最小限に抑えるためのものです。最近ではオムツが外れていない子供には履かせるのが、プールに入る際のがマナーとなっています。トイレトレーニング中であれば、プールに入る前には必ずトイレに行きましょう。水遊び用オムツはオムツメーカーから販売されています。男の子用・女の子用でデザインが違っていたりしてとても可愛らしいです。
赤ちゃんの水着
ベビースイミングの際に赤ちゃんが着る水着は、スクールによっては指定の水着が決められているところが多いです。水遊び用オムツを履かせた上から水着を着せましょう。もし、水着の指定がない場合は着せやすく、脱がせやすいものがおすすめです。月齢が低い赤ちゃん用に、ボタン付きの水着も販売されています。また、水泳帽子の着用も必要ですので用意しましょう。
ベビースイミングではママはどんな水着を着たらいい?
ベビースイミングに行くとなると、まず気になるのが「ママはどんな水着を着るのか」ですよね。産後で体型が気になるのはどのママも同じです。でも、ベビースイミングに参加するママは全員産後なので、あまり気にする必要はありませんよ。ベビースイミングに参加する際の水着の決まりは特になく、水着を着て帽子をかぶればOKですが、参加するママたちに多いのは、フィットネス用の水着です。
特に人気なのはタンクトップと短パンを着たようなスタイルになるタンキニと言われる水着です。その他には、競泳用、ラッシュガード、ワンピースタイプの方も多いです。選ぶポイントは、脱ぎ着がしやすいものです。ベビースイミングに参加するときは赤ちゃんの水着の脱ぎ着だけでも大変なので、ママは手早く着替えられる水着をおすすめします。
ベビースイミングのレッスンではどんなことをするの?
スクールによってベビースイミングの内容はさまざまです。親子のコミュニケーションを重視しているレッスンであれば、ボールや滑り台で遊んだり音楽に合わせながらママが抱っこでウォーキングをするなどの内容が多くみられます。一般的に多いレッスンは水に慣れて水中で体を動かす練習をするようなレッスンです。水遊びと一緒に、顔をつける練習や、ブクブク、パッの練習なども行います。実際にレッスンを見学してみることをおすすめします。では、レッスンの一例をご紹介します。
ベビースイミングのレッスンの流れ:ステップ1
- 手遊びや音楽に合わせたダンスなどで準備体操
- シャワーを浴びる
- プールサイドに座ってバタ足
- 抱っこをしたまま水中をウォーキング
- ゆらゆらしたり、高い高いをしながら、赤ちゃんを水に慣れさせる
- 顔を洗うように手のひらに水を溜めて赤ちゃんの顔をつけてみる
月齢の低い赤ちゃんなら、水中に入るだけでも十分な運動になります。水中は浮力によって体重が大幅に軽くなるので、久しぶりに体を動かすママは体の負担も少なく安心です。
ベビースイミングのレッスンの流れ:ステップ2
- 顔を水につけてブクブク、パッの練習
- 水中にもぐる
- 水中で目を開く
- プールサイドに腰掛けてからの飛び込み
- プールサイドに立ってからの飛び込み
1歳を過ぎたらママの補助で水中に入ることができるようになってきます。ブクブク、パッの基本的な呼吸の練習は、まず口だけをつけて行うなど少しづつ慣れさせていきます。水中にもぐることに慣れてきたら、飛び込みこともできるようになってきます。
ベビースイミングのレッスンの流れ:ステップ3
- 水中に潜って壁をキック
- 水中でジャンプ・移動
- 浮き具を両腕につけて自分で移動する
この頃になると水に慣れて楽しく動けるようになります。中には浮き具をつけなくても、水中に潜ってバタ足で自由に動ける子も出てきます。このままスイミングスクールに通わせる場合でも、スムーズに始められます。
ベビースイミングのレッスンはどこで受けられるの?
ベビースイミングのレッスンを開催しているのはフィットネスの施設が多いですが、公共のプールでも行なっています。プールのある施設ならベビースイミングを行なっているところも多いので、近くの施設を調べて確認してください。選ぶ際には、施設の充実度や水質の管理なども気になるところです。レッスン内容や、月の回数なども調べてみましょう。毎週通うことになるので、無理なく通える場所を選ぶことも大切ですね。
まとめ
産後の習い事としてのベビースイミング。赤ちゃんにとってもママにとってもメリットはいっぱいです。最近では、週末のレッスンはパパと交代してレッスンに参加するという場合もあるようですよ。普段なかなか赤ちゃんとのコミュニケーションが取れていないと感じるパパは良い機会になりますし、その時間でママは体を休めたり自由な時間を作ることもできますね。毎週、ベビースイミングに通うことで生活のリズムも整ってきますし、ママの友達も作れます。赤ちゃんの社会性育てることもできます。赤ちゃんと一緒に楽しく体を動かしてみませんか。